一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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お久しぶりですぅぅぅ………()
ネタはちらほら出るのに部分部分でしか出てこないせいで1話にできずに時間がたちすぎてしまいました……
しかもなんかいつもにも増して内容のクセが強い気がします()

まあ前書きはこの辺にして。
今回もごゆっくり、見ていってください!


第9話

 

―――シャーレの先生?

 

ええ。

知っているわ。

 

話せば頭が痛くなる。

 

そんな、無茶苦茶な先生よ。

 

キヴォトスの学生なら知っていると思うけれど、"先生"は大まかに3つにわけられるわ。

 

すごくいい人。

 

色々とヤバい人。

 

ただの無能。

 

この3つよ。

 

―――あの先生は……

 

 

「ユウカ、なんかクラフトチャンバーでグレネードとして銃剣を飛ばせるギミックのついたグレラン?銃剣?できたんだけど………」

 

「????????」

 

―――色々と意味がわからないしやばいがいい人だ。

 

「多分これ、ストックにグレラン合体させた人が作ったやつじゃないかな……ユウカ、これつける?」

 

「つけませんしつきません!私の銃の形式はMPX-Kですよ!?それどちらかと言えばAKシリーズのオプションですよね!?」

 

「だよねぇ……これどうしよ、刃物だから銃弾と違ってケガするし」

 

そう言いながら、僕はその一式を弄りながら考える。

 

「……ゲマトリア相手に使うか、アイツらなら万が一殺っても大丈夫でしょ」

 

「時々名前聞きますけど、そのゲマトリアってなんなんですか……?」

 

「ビナーとかペロロジラとかの情報を教えてきたりするまでは許せるけど生徒巻き込んで色々しようとするクズ集団」

 

「あー………」

 

そうユウカが察した表情で言い、それに苦笑いで返しつつ、僕は1日の仕事を再開する。

えーっと、後は何回か問題児をシバきに行って……

指揮中に倒されてもいいように自室以外でどこかリスポーンできるようにもしなきゃな……

 

………あ、そうだ。

 

「ユウカ、今日の仕事終わったらミレニアム行こうと思うんだけど、ちょっと一緒に来てくれない?」

 

「え?別に私は構いませんが……どうしたんです?」

 

そうユウカが、テキパキと書類を片していきながら聞いてくる。

よくながら作業しながら効率よく別の作業できるよなぁ……

 

「いや、そういや今日ヴェリタスのハレの誕生日だなと思って欲しいものがないか聞いたんだけどさ………ちょっと僕だけだとよくわからないもので……」

 

「ふーん………何頼まれたんですか?」

 

「ラズベリーパイ」

 

そう僕が言うと、数秒感の間、僕らは沈黙に包まれた。

キーボードを叩く音は聞こえてくるけど。

 

「………え?今なんて言いました?」

 

「え?ラズベリーパイだけど?」

 

「……"どっち"の?」

 

「これがわからない」

 

「………」

 

「……………」

 

再びの沈黙。

その間にも、お互いの仕事をする音だけが響いていた。

 

そしてッターン!と、エンターキーを叩く音が聞こえたと思ったら突然、

 

「いやどっちなのか聞いておいてくださいよ!ミレニアムの学生なら甘い方のラズベリーパイも食べれない方のラズベリーパイも欲しがる生徒が多いんですよ!?」

 

と、勢いよく、イスを倒しながら立ち上がって言われた。

 

「だよねぇ……」

 

「いやだよねぇじゃないですよ!誕生日プレゼントなんですよね!?」

 

そうユウカに怒られながら、とりあえずどうするべきかを考える。

恐らく、モモトークを送っても返信がある頃にはもうミレニアムについているかもしれない。

 

ならば……

 

「イズナ!」

 

「はいここに!」

 

そう天井裏から、イズナがモノホンの忍者ですらドン引きそうな忍者のイメージそのものの登場をしてくる。

それを見てユウカは少し引きながらも、かなり好奇心がそそられている様な表情を浮かべていた。

もしかしたら忍者のイメージ通りの活躍をしてくれるのではないかといった風に。

 

「イズナ、ラズベリーのパイ食べたい?」

 

「はい!主殿がくださる食べ物ならなんでも食べたいです!」

 

「OK!よし決まった!」

 

「いや何がですか!?」

 

そうユウカにツッコミを入れられつつ、僕はユウカに作戦を説明する。

いや作戦と言っても、両方買って行くだけなのだが。

ラズベリーパイは僕も食べたい。

疲れて頭動かないから甘いもの食べたい。

 

そう決まれば、ユウカに案内してもらってラズベリーパイ(食)と、ラズベリーパイ(PC)を買っていこう。

ついでにラズベリーパイ(食)は僕らの分と忍術研究部の分と。

 

そう思い、やることを終えた僕らは電車に乗ってミレニアムサイエンススクールの自治区へとやって来た。

そしてラズベリーパイ(食)をケーキ屋で買い、ラズベリーパイ(PC)をガジェットなどを取り扱っている所で購入すると、イズナに忍術研究部の分のラズベリーパイを渡して別れ、ユウカはセミナーに呼ばれたと言って別れることになったのでラズベリーパイを手渡してから、僕1人でヴェリタスへとやってきた。

 

ヴェリタスに到着すると、いつも通りPCやモニターが沢山ある中で、モニターを必死にみながらカタカタとタイピングしている、ハレの姿があった。

 

「ハレ、今大丈夫?」

 

「うん?……ああ、先生。どうかした?」

 

そう何日も寝ていないのであろうやつれた顔でハレがこちらを振り向きながら言い、僕はその顔を見て苦笑いしつつ、

 

「はい、糖分のおすそ分け、今日誕生日だからね」

 

そう言い、僕はラズベリーパイ(食)の方を先に手渡す。

ハレはそれを受け取ると、少し顔に血色が戻り、

 

「ありがとう、先生。ところで中身は……?」

 

「ラズベリーのパイ」

 

「あー……今朝私が言ったのはラズベリーパイはこっちじゃないんだけど……でも、誕生日を祝ってくれてありがとう、先生」

 

そうハレは嬉しそうに笑い、1度PCをスリープに入れると、

 

「食べても良いかな?」

 

と、微笑みながら言ってきた。

 

「もちろん。ハレの誕生日プレゼントだからね……あ、それとはいコレ、多分違うだろうなと思って買っておいたんだ」

 

そう僕は言いながらラズベリーパイ(PC)を取りだし、ハレに手渡した。

 

「……ちゃんと買っておいてくれてたんだ。ありがとう、先生」

 

そう嬉しそうに笑うと、ハレはラズベリーのパイを1口食べ、酸っぱそうな顔をした。

僕はそれを見て笑みを返し、僕も自分の分を食べようと取り出す。

しかしその瞬間、僕のスマホから、電話の着信音が鳴り響いた。

僕はそれを受け、相手と会話を交わす。

そして電話を切ると、時計をチラリと見た。

 

「……先生、何かあったの?」

 

「ああ……ちょっとね、ユウカからヘルメット団が暴れてるから助けてくれ…って」

 

「そっか……先生、私の事はいいから行ってあげて」

 

そうハレは言い、笑顔を見せてくれた。

恐らく、誕生日プレゼントを渡してすぐにどこかへ行ってしまう事に罪悪感を感じていたのを悟られたのだろう。

 

「…うん、ありがとう。じゃあまた今度!」

 

そう僕は言い、ヴェリタスを出て再度スマホを取り出してユウカに電話をかける。

 

「ユウカ、敵の規模は?」

 

『約30人、それにどこから手に入れたのかはわかりませんが装甲車も2両います』

 

「了解、30分……いや、10分時間を稼いで、その間に叩けるように準備を整えるから」

 

『了解しました!』

 

そう返事を聞き、僕は電話を切った。

さて、と。

やりたくないけどアレをやるしかないか。

 

そう思った僕はホルスターから拳銃を引き抜き、頭へと銃口を向けて引き金を引いた。

そして意識と身体がその場から全て消えると、僕の意識はキヴォトスを俯瞰で見下ろす視点になった。

そして乗りたいのを決めて数秒待つと、僕の全てが元に戻り、シャーレの保有している土地への滑走路へと、A-10と共に降り立つ。

 

さあ、ロックンロールだ。

 

そう僕はスロットルを上げると、キヴォトスの空へと羽ばたいた。

 




やりたい事をやりすぎて詰め込みすぎた感がありましたがいかがだったでしょうか?()
もしかしたらこんな感じの方がいいとかこんな感じでもいいとかがあればコメントなどでお教えください。
一応アンケート機能でも置いておきます。

ではまた次回、お会いしましょう!

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