それでは……どうぞ!
〜紗夜side〜
「……もう朝ね……」
昨晩は余り眠れなかった。理由……としては昨日のライブ……。
(湊さんは……あのライブで私達に感謝を伝えようとしていたのはわかった……。けれど、何故……)
湊さんの意志がよく分からなかった。感謝を伝えようとしたのは分かったが、その動機が分からない……。日頃の感謝の気持ちを伝えるにせよ、タイミングが曖昧すぎる……私はそう思った。
「なにか……他に私達に伝えたい事があったのかしら?」
考えれば考える程……分からなかった。他の皆も同じ事を考えていると……
「お姉ちゃん!!大変だよ!!」
「!!日菜!?ロックしてって何時もいってーー」
「今すぐ今朝のニュースみて!!大変なの!!」
「ニュース?」
私はスマホのニュース画面を開いた。
「!!??」
(う、嘘……!?そんな!?)
私は直ぐに私服に着替えて羽丘中央病院へ向かった。
そのニュースには……こう報道されていた。
『昨晩、羽丘住宅街の公園にて男女2人が何者かによって刃物で刺され羽丘中央病院へ緊急搬送された。被害者の内、女性の方はRoseliaのボーカリスト湊友希那、男性は大江神楽いづれも羽丘学園の3年生。大江神楽は病院で一命を取り留めたが、湊友希那は搬送時に死亡が確認された……』
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〜燐子side〜
「……ん……もう朝?」
昨晩は余り寝付けなかった。昨日のライブで湊さんがとった行動が頭に離れずに……。
(湊さん……どうして私達に感謝の気持ちを伝えたの……?動機が……分からない……)
昨日のライブ……お客さんに……というより湊さんは私達に伝えたい事があった様に思えた。まだ……私達は頂点に立てていない……日頃の感謝にしても……1曲1曲感謝を述べるだろうか?……
(ダメだ……いくら考えても動機が分からない……)
「朝ごはん……だべなきゃ……」
少しの気分転換にと、私らリビングに行って朝食をとることにした。
……普通に今まで通り朝食をとっていたつもりだったが、今日は何故かニュースを見なければ行けない……そんな衝動に狩られ私はテレビを付けた。
『続いてのニュースです。昨晩、羽丘住宅街の公園にて羽丘の生徒男女2人が何者かによって刃物で刺され、羽丘中央病院へ緊急搬送されました。男性の名前は大江神楽、女性の方は湊友希那さんいずれも高校三年生。大江神楽さんは今朝病院で一命を取り留めましたが、湊友希那さんは搬送中に死亡が確認されました。湊友希那さんは有名バンドRoseliaのボーカリストで……』
「!!??」
(う、嘘……湊さんが……死んだ……!?)
私は朝食を後にし、急いで病院へ向かった。
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〜あこside〜
「おはよ〜……」
「おはようあこ……ってどうしたんだよ?朝だってのに元気ないな?」
「うん……昨日のライブが頭から離れなくて……余り眠れなかったの……」
ライブがあった次の日はRoseliaの皆とカッコイイライブが出来たのが嬉しくて眠れない……ってのはよくある事だったけど……昨日のライブは違かった。
「昨日のライブ……私もAfterglowの皆と見に行ったけど……何時もとは違う感じだったな」
「お姉ちゃんもそう思った?」
「ああ……なんて言うか、湊先輩の歌声……誰かになにか伝えてる様な風にえて……何時もより心に残ったっていうか……」
「そう!あこもそんな感じ……友希那さんがあこ達に感謝の気持ちを伝えてたってのは分かったんだけど……」
「動機が分からない……て感じか?」
「うん……」
(友希那さん……あこ達に何を伝えたかったんだろ?)
そう考えているとテレビでニュース番組が始まった。
『昨晩、羽丘住宅街の公園にて羽丘の生徒男女2人が何者かによって刃物で刺され、羽丘中央病院へ緊急搬送されました。男性の名前は大江神楽、女性の方は湊友希那さんいずれも高校三年生。大江神楽さんは今朝病院で一命を取り留めましたが、湊友希那さんは搬送中に死亡が確認されました。湊友希那さんは有名バンドRoseliaのボーカリストで……』
「「!!??」」
ニュース冒頭で私とお姉ちゃんは信じられないニュースを見た。
「おい……嘘だろ……」
「友希那さんが……死んだ?」
「!?お、おいあこ!!」
「ごめんお姉ちゃん!あこ病院に行ってくる!!」
私は急いで身支度を整え羽丘中央病院へ向かった。
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※ここからは一般視点になります。
「大江さん!!」
「神楽さん!!」
「神兄!!」
「皆……」
原田さんから貰った友希那の遺品を眺めていた神楽の元に、紗夜、燐子、あこの3人が来た。
「ここに来た……という事は皆……ニュースを見たんだな」
「はい……」
「そうです……」
「うん……エグッウウ……ゆぎな……ざん……」
「あこちゃん……」
3人の顔は……とても悲しいだけで住むようなものでは無いくらい悲壮感溢れていた。あこに関しては既に泣きつつある。
「皆……本当にごめん……!!俺が……リサを止めれていれば!!
リサの事をちゃんと愛してやれれば……!!」
「友希那の気持ちを……もっと早く察して入れれば……!!
本当に……ごめん皆……!!友希那を殺したのは……俺みたいなもんだ……」
「大江さん……これ以上自分を責めないで下さい……この結末は……きっとあの2人以外には止められ無かった……」
「!!」
「ひ、氷川さん!?」
「紗夜さん!?」
「おい……今なんていった?」
いつの間にか神楽は紗夜の胸倉を掴んでいた。
「止められなかった?じゃあ俺は……友希那が死ぬ姿を指くわえて観てた方がマシだった……そう言いたいのか?」
「……っ!」
「神楽さん!止めてください!!」
「そ、そうだよ神兄!そんな事したって友希那さん喜ばないよ!!」
「!!ゆ……友希那……っ!」
あこの一言で我を取り戻した神楽は紗夜を離した……そして
「……ごめん皆……取り乱した……」
「わ、私こそ……言わなくてもいい事を……」
「いいんだ……事実なんだし……」
「あ、あの……神楽さん……それは……?」
燐子が俺が枕元に置いておいた茶封筒の存在に気づいた。
「さっき……関東警察の原田さんって人から貰った友希那の遺品……だそうだ」
「中に……何が入ってたの?神兄?」
「……手紙とDVDディスク、あとある曲のスコア原譜だ」
「曲……ですか?」
「それは一体……」
「曲に関しては俺達には知らされてない……友希那だけが知ってる新曲だ。ちなみに俺はまだ何も見てない。紗夜達と見ようと思って連絡しようとしたんだが……」
「連絡する前に来た……という事ですね」
その問いに俺は頷き話を続けた。
「そして手紙から見るようにと便箋に書いてあった。……読む前に……準備……出来てるか?」
「もちろんです!」
「その為に……私達は来ました……から!」
「何時でもいいですよ。大江さん」
「それでは……読みます……」
俺は友希那が残した遺品の1つ……俺達
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『初めに言うけど、この手紙を読んでるという事は私はもうこの世には居ない……そういう事になるわ。どうか……この手紙はRoseliaの皆か私を愛してくれた彼……あとお父さんの手に渡って欲しい。別に……ヒーローに憧れた訳じゃない。私は2人しか居ない幼馴染みの苦しんでる姿をこれ以上見たくなかった。Roseliaの皆が私見たいな目にあって欲しくなかったから……。仇を取ろうなんて思わないで。そんなことをしても誰も報われない。幸せな日常は戻らない。燐子……貴女ならもっと変われるわ。いつか貴女のピアノのコンクールで演奏を見た時私は確信した。そしてそれはこれこらのRoseliaに必要だから。あこ……時折貴女と会話をしていると頭が痛くなるの……もちろん冗談よ。けど貴女のその無邪気な性格なら……きっと皆の力になれる。弱音を吐かないで……強く生きて。紗夜……思えばRoseliaを結成するとき……最初に貴女と出会った事が全ての始まりね。貴女が居ればRoseliaは生き続けるわ……ただし……決して1人で抱え込まないで頂戴。皆もそうだけれども……1番心配するのはきっと日菜だろうから。いざと言う時は誰でもいいから頼るのよ。そしてリサ……貴女は決して悪くない。だから自分を追い込む様なマネは絶対にしないこと。いい事?辛くなったら……何時でも戻って来なさい。Roseliaは……神楽は何時でも貴女の味方よ。最後に神楽……もし……もしもこれを読んでるのが貴方なら……つたえる事はひとつよ。リサを……私の中で貴方と2人しか居ない大切な幼馴染みを……これからも愛し続けなさい。それ以外の事は……絶対にしてはダメよ。それ以外の貴方の行為は絶対報われないから。そして不本意だけどお父さん……これを呼んだらあとは神楽に任せて頂戴。彼なら……きっと彼女を救ってくれるから……。
P.S.:最後のメッセージはDVDにあるから見て頂戴……友希那より』
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「「「「…………………………」」」」
「……DVDみるよ」
「はい……」
「お願い……します……」
「うん……」
しばらくの沈黙の後……互いに短い返事を交わしDVDを見た。
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『……ちゃんと録画されてるわよね……?されてるわね。誤ってこれを先に見た場合もあるからもう一度言うけど……これを見てると言うことは私は死んでるわ。最後のメッセージ……だけれど……私なりに考えた結論として……歌で残す事にしたわ。封筒に入ってるスコアがそれよ。これを歌う前に……皆……こんな私に今までついてきてくれてありがとう。ぶつかり合って散り散りになった時……私を受け入れてくれて……ありがとう。最後に……Roseliaに全てを掛けてくれて……ありがと』
……ここで録画がとぎれ、次の映像が映し出された。
『それでは……聞いて下さい……
『Keep Heart』』
〜♪〜♪〜♪〜♪
『過去から未来から♪ 突然現れる♪
言い知れない不安に♪試される事は日常で♪』
〜♪〜♪〜♪〜♪
『嗚呼、♪呑まれずに♪染まれずに♪
崩れないものは絶対♪
離しはしないわ♪』
〜♪〜♪〜♪〜♪
『耳をすませ深呼吸♪五感の全てが告ぐ♪
大切なものは今♪
一途な言葉で綴ってゆく私の思い♪』
〜♪〜♪〜♪〜♪
『守られるよりもずっと♪
守り続けていたいから♪
勇気は自ずと生まれてくるの♪迷わず翳せ♪
降り掛かる困難を払え♪
最上へと晴れてゆく♪』
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友希那が作った新曲のアカペラは神楽達4人の心に深く響いた。
「……っ」
「ああああああああああ……!!ゆぎなざん!!ゆぎなざん……!!」
「湊さん……!!私……私……!!」
「湊さん……貴女の思い……っ、伝わりましたよ……!」
この時4人は気づいたのだろう。友希那が昨日のライブでどうして感謝の気持ちを伝えていたのか……全てはこれを伝えたかったから……この新曲の歌詞見たく強く生きて欲しいと……そして……
「俺は……退院後……リサを探す」
「「「!!!???」」」
「な、何を言ってるんですか!?」
「き、危険……過ぎます……!」
「神兄危ないよ……!」
神楽の一言に驚きを隠せずにいる3人。むしろ危険だと止めようとしている。
「勘違いするな……俺はリサを愛する為に……宛のある所に行くだけだ」
「だったらあこ達も!」
「いや……3人は……CIRCLEであの曲を練習していてくれ」
「どうして……ですか?」
「あの曲を……リサに……今までRoseliaを支えてくれた皆に聞かせるんだそれが唯一俺達に課せられた事だ」
「……分かりました」
「「氷川さん!?(紗夜さん!?)」」
以外にも紗夜が従ってくれた。
「ですが、大江さん。必ず……生きて帰ってきて下さい。そして……今井さんを救って戻って来てくれる事を約束してください」
「持ちのローンで任せろ必ず……救ってみせる」
こうして4人のすべき事が決まり、各々行動するのであった。
〜END〜
次回リサメインです。……BADルート要素が次回含まれるかも?
……お楽しみに!
高評価、感想等お待ちしております!
ルートストーリー(ルートEND)を作りたいけど……
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全然OK!
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ダメデス
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お任せします!