青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?   作:ka-主

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時系列的には神楽と紗夜は殆どおなじです。というわけで今回は神楽回です。紗夜回は次回投稿します。
それでは……どうぞ!


BAD23話 君の為なら

「……これで、4回目(・・・)か……」

 

そう言って俺、大江神楽はベッドから降りて辺りを見渡した。何となく……だが、今此処にリサは居ない。恐らくは……紗夜を探してるのだろう。

 

4回目……と言うのは不死の加護の発動回数。不死の加護の発動回数も含めて俺はあと2回(・・)……死ぬ事が(・・・・)できる。

 

「行動するなら……今しかない……よな?」

 

そう呟いて、俺は身支度を整えて、桜先生宅を出た。

 

「雨……」

 

外は生憎の雨……例えリサでも、紗夜はともかく、俺を探すのは骨が折れるだろう。

 

しかし……

 

「何処で……間違えたんだ……?どぉして……」

 

自分を呪うように、俺は心の中の自分に自問自答した。

 

何がいけなかったのか……

 

何が間違えていたのか……

 

分からない……リサは俺を愛してしまったからっと言っていたが……ほんとにそうなのか……

 

「俺は唯……リサと付き合って……Roseliaの皆と変わらない日常を過ごせれば……それで良かった……なのに……」

 

リサは変わってしまった……きっと、俺が彼女達と出会わくても……変わっていたのかもしれない。

 

「もうこれ以上……誰も傷ついて欲しくないのに……どうすればいい?どうしたら……」

 

俺はそうつぶやきながら……降り注ぐ雨に打たれつつーー唯宛もなく歩きだした。

 

そして……自分がどうすればいいか分かったのは……自分の家にたどり着いて、しばらくした後だった……。

 

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いつぶり……て程では無いが、久しぶりに家に帰ってきた。あれから……戸締りは厳重にしていた為、誰かが入ってきた形成は見当たらなかった。

 

 

シャワーを浴び、出てきた俺はコーヒーを入れて、一息着いていた……

 

 

そして……懐かしい思い出に、いつの間にか浸っていた。

 

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〜回想〜

 

「ねぇねぇ!」

「……ぼく?」

 

「そう!ねぇ!いっしょにあそぼうよ!……あ、アタシ、今井リサっていうの!キミは?」

「大江……神楽」

「そっか!ねぇ!あっちでアタシのともだちといっしょにあそぼうよ!ひとりであそぶよりもずっとずっと……たのしいよ!!」

 

リサと初めて会ったのは……あの公園。俺は昔から1人で遊ぶのが好きだった。別に……友達何かいなくても、やって行ける……あの時まではそう思っていたからだ。

 

「あ、あなたは……神楽……くん?」

「えっと……友希那ちゃん……だっけ?」

 

実を言うと……友希那とはリサと初めて会うよりも先に……出会っていた。

 

 

「あれ?友希那は神楽くんのことしってたの?」

「えっと……まえに……ここでネコちゃんがしんでてないてた私を……神楽くんがなぐさめてくれたの」

 

「そうだったんだね!ねぇねぇ!なにしてあそぼっか?」

「う〜ん……すなのおやまつくろうよ」

 

「いいね!つくろつくろ!」

 

 

ただ無邪気に遊んでいたそれだけなのに……2人と遊んでいるうちに……それが楽しくなって、生憎だが2人にだけ打ち解けれるようになった。

 

 

「たのしかったね〜!2人はどおだった?」

「私はたのしかったわよ。ネコちゃんのおやま……じょうずにできたから!」

「がんばったよね、3人で」

 

「うん!ねぇねぇ!神楽くんさ、アタシたちとおともだちにならない?そうすれば、ずっとずっと……ずーっと!3人でなかよくあそべるよ!」

「私も……神楽くんとおともだちになりたいわ!」

「2人がそういうなら……いいよ!これからもよろしくね!」

 

『アハハハハ♪』

 

 

 

 

〜回想END〜

 

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あの頃は……ほんとにたのしかった……3人で笑いあって、ふざけ合って……偶に喧嘩もしたけど……それら含めて、他愛もない楽しい時間だった。

 

そしてもう一度……今度は小学校の頃に起きた出来事を思い返してみた。

 

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〜回想〜

 

「ウグッ……ヒグッ……エグッ……!」

 

「リサ、どぉして泣いてるの?」

「隣りのクラスの子達に……虐められたそうよ……」

 

あれは小学校……3年……だったかな?放課後、リサが廊下で蹲って泣いてる姿を見た俺はそれを聞いて……心の中が抉られるように悲しくなった。

 

「リサ……ごめん……気づいて上げれなくて……大丈夫?」

「かぐ……らぁああああああああぁぁぁーー……ッ!!アダジ……なんもじでないのに……なんもじでないのに……ヒグッ……うわあああああああああん!!」

 

「リサ……辛かったよね……本当に……気づけなくて……ごめんね……!だから……ほら」

「え?……ハンカチ……?」

 

「リサに涙何か……似合わないよ。これで涙拭いてさ、少なくとも俺と友希那といる時は笑顔で居てよ。もう……リサの涙何か……見たくないからさ」

「そうね、リサは笑顔がとっても良く似合うわよ」

 

「2人とも……ヒグッ……ありがとう……♪」

 

そうだ……あの時、友希那にしたようにリサにもハンカチ上げて、慰めたんだ……でも、あと1つ、何かした様な気がするんだけどーー

 

 

「リサ、キミの為なら、俺は自分の命捨ててでも守ってあげるからね!!」

「!!……か、神楽……ありがとう!!約束……だよ!!」

「ふふッ……リサの為に、がんばってね、神楽」

 

 

 

 

〜回想END〜

 

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「ーーッ!?」

 

思い出した……いや、分かった(・・・・)

 

俺はそう心の中で呟いて、コーヒーを飲み干して、立ち上がった。

 

「そう言う事か……」

 

全ての始まり……それは俺達3人が出会ってから……では無く、あの時ーーあの場所で、俺は先程4回目の不死の加護を発動する直前に呟いた言葉を、リサに言っていた。

 

それがもし……リサを救う手がかり……否、手段として使えるのなら……

 

俺はスマホを取り出し、変わってしまった彼女を呼び出した。

 

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ピーンポーン……♪

 

呼び出して、余り時間を欠けずに、リサは家に来た。

 

 

「神楽……会いたかったよ♡」

 

「ああ、俺も……会いたかった……シャワーでも浴びてきなよ。コーヒー入れて待ってるからさ」

 

「うん♪そうするね♡」

 

 

そう言ってリサは、何も疑いもなくシャワーを浴びに行った。いや……なんも手の込んだことは考えてないからな?

 

「しかし……念には念だ」

 

今は唯、リサと一緒に過ごしたい。それ故に他のメンツ……第三者らの介入はお断りだ。

そう思った俺は、玄関の鍵を全て閉め、家のあらゆる鍵を全て閉め、カーテンも締め直し……それからコーヒーを入れた。

 

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「お待たせ〜♪も〜!リビングで待ってるかと思って探したんだよ〜!」

 

「ごめんって、……ほら、コーヒー出来てるから、適当に座って飲みなよ」

 

相変わらず瞳は濁っているが……陽だまりのように、相変わらずリサは可愛かった。

 

 

「ちょっと神楽〜?じーっと見られてると、飲みずらいんだけど〜?」

 

「いやな……いつ見てもリサって可愛いな〜って。当たり前の事だけど……そう思わずには居られなくてさ」

 

「もう!褒めても何も出ないんだからね!」

 

本当……コーヒー飲んでる姿も様になるし、何をしてもリサは可愛い。例え、どんな姿になったとしても……だ。

 

 

「ふぅ〜、ご馳走様♡」

 

「お粗末様。……と、リサ?少し……いいか?」

 

 

そう言った俺は立ち上がって、リサの隣に腰を下ろした。

そして……リサの顔をマジマジと見つめた。

 

 

「か、神楽……!?恥ずかしいよ……///」

 

「リサ……」

 

「か、神楽ーーきゃッ!?」

 

俺はそのままリサを抱き抱え、自分のベッドに投げ出して……キスをした。

 

 

「んちゅ……ちゅぱちゅぱ……♡レロレロ……ジュルジュル……♡」

 

「んむ♡……ジュルジュル♡レロレロ♡……はァ♡ちゅぱちゅぱ♡……ぷはぁ!♡か、神楽!?どうしちゃったの!?///」

 

 

リサの言う通り……なのだろう。それもそうだ。こんな可愛い彼女……そうせずには居られない。今まで平然を装っていたが……我慢の限界だった。

 

 

「リサ……俺はお前の事が好きだ。これからも……ずっと、お前の傍にいたい。例え……俺の命が全て(・・)尽きようとも……」

 

「神楽……ッ!」

 

「だから……今日はお前と……愛分かち合いたいんだ」

 

 

そう言って俺は部屋の灯りを除夜灯にして、1夜限り(・・・・)彼女(リサ)との時間を過ごしたのだった……。

 

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〜リサside〜

 

嬉しかった……神楽が、あそこまでアタシの事を愛してくれたのは、初めてだ。アタシはベッドから降りて、下着やら服やらを着て……ある疑問が浮かんだ。

でも……なんだろう?初めてなのに……なんだか違和感を感じる……。

 

何時から……?

 

何処で……?

 

 

「…………あ」

 

 

そしてそれは……アタシが思っていたよりも早く、答えが出た。

 

 

「ふふっ♡……本当、良い彼氏を持ったね♪アタシ♪」

 

 

ならアタシは……神楽の想いにめいいっぱい答えないと……イケナイヨネ?

 

神楽がアタシを守ってくれるなら……アタシは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アタシは……神楽を守る為に……まとわりつく全ての(害虫)を始末しないとね♪」

 

 

服を着替えたアタシは、神楽にーーーのキスをして、部屋を出たのだった……。

 

 

 

 

〜END〜

 




前回、紗夜回と言ってしまい申し訳ございません!ただし、次回は本当に紗夜回です。
短めでしたが、今回はここまでです。
感想、高評価等お待ちしております!

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