それでは……どうぞ!
「……これで、
そう言って俺、大江神楽はベッドから降りて辺りを見渡した。何となく……だが、今此処にリサは居ない。恐らくは……紗夜を探してるのだろう。
4回目……と言うのは不死の加護の発動回数。不死の加護の発動回数も含めて俺はあと
「行動するなら……今しかない……よな?」
そう呟いて、俺は身支度を整えて、桜先生宅を出た。
「雨……」
外は生憎の雨……例えリサでも、紗夜はともかく、俺を探すのは骨が折れるだろう。
しかし……
「何処で……間違えたんだ……?どぉして……」
自分を呪うように、俺は心の中の自分に自問自答した。
何がいけなかったのか……
何が間違えていたのか……
分からない……リサは俺を愛してしまったからっと言っていたが……ほんとにそうなのか……
「俺は唯……リサと付き合って……Roseliaの皆と変わらない日常を過ごせれば……それで良かった……なのに……」
リサは変わってしまった……きっと、俺が彼女達と出会わくても……変わっていたのかもしれない。
「もうこれ以上……誰も傷ついて欲しくないのに……どうすればいい?どうしたら……」
俺はそうつぶやきながら……降り注ぐ雨に打たれつつーー唯宛もなく歩きだした。
そして……自分がどうすればいいか分かったのは……自分の家にたどり着いて、しばらくした後だった……。
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いつぶり……て程では無いが、久しぶりに家に帰ってきた。あれから……戸締りは厳重にしていた為、誰かが入ってきた形成は見当たらなかった。
シャワーを浴び、出てきた俺はコーヒーを入れて、一息着いていた……
そして……懐かしい思い出に、いつの間にか浸っていた。
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〜回想〜
「ねぇねぇ!」
「……ぼく?」
「そう!ねぇ!いっしょにあそぼうよ!……あ、アタシ、今井リサっていうの!キミは?」
「大江……神楽」
「そっか!ねぇ!あっちでアタシのともだちといっしょにあそぼうよ!ひとりであそぶよりもずっとずっと……たのしいよ!!」
リサと初めて会ったのは……あの公園。俺は昔から1人で遊ぶのが好きだった。別に……友達何かいなくても、やって行ける……あの時まではそう思っていたからだ。
「あ、あなたは……神楽……くん?」
「えっと……友希那ちゃん……だっけ?」
実を言うと……友希那とはリサと初めて会うよりも先に……出会っていた。
「あれ?友希那は神楽くんのことしってたの?」
「えっと……まえに……ここでネコちゃんがしんでてないてた私を……神楽くんがなぐさめてくれたの」
「そうだったんだね!ねぇねぇ!なにしてあそぼっか?」
「う〜ん……すなのおやまつくろうよ」
「いいね!つくろつくろ!」
ただ無邪気に遊んでいたそれだけなのに……2人と遊んでいるうちに……それが楽しくなって、生憎だが2人にだけ打ち解けれるようになった。
「たのしかったね〜!2人はどおだった?」
「私はたのしかったわよ。ネコちゃんのおやま……じょうずにできたから!」
「がんばったよね、3人で」
「うん!ねぇねぇ!神楽くんさ、アタシたちとおともだちにならない?そうすれば、ずっとずっと……ずーっと!3人でなかよくあそべるよ!」
「私も……神楽くんとおともだちになりたいわ!」
「2人がそういうなら……いいよ!これからもよろしくね!」
『アハハハハ♪』
〜回想END〜
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あの頃は……ほんとにたのしかった……3人で笑いあって、ふざけ合って……偶に喧嘩もしたけど……それら含めて、他愛もない楽しい時間だった。
そしてもう一度……今度は小学校の頃に起きた出来事を思い返してみた。
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〜回想〜
「ウグッ……ヒグッ……エグッ……!」
「リサ、どぉして泣いてるの?」
「隣りのクラスの子達に……虐められたそうよ……」
あれは小学校……3年……だったかな?放課後、リサが廊下で蹲って泣いてる姿を見た俺はそれを聞いて……心の中が抉られるように悲しくなった。
「リサ……ごめん……気づいて上げれなくて……大丈夫?」
「かぐ……らぁああああああああぁぁぁーー……ッ!!アダジ……なんもじでないのに……なんもじでないのに……ヒグッ……うわあああああああああん!!」
「リサ……辛かったよね……本当に……気づけなくて……ごめんね……!だから……ほら」
「え?……ハンカチ……?」
「リサに涙何か……似合わないよ。これで涙拭いてさ、少なくとも俺と友希那といる時は笑顔で居てよ。もう……リサの涙何か……見たくないからさ」
「そうね、リサは笑顔がとっても良く似合うわよ」
「2人とも……ヒグッ……ありがとう……♪」
そうだ……あの時、友希那にしたようにリサにもハンカチ上げて、慰めたんだ……でも、あと1つ、何かした様な気がするんだけどーー
「リサ、キミの為なら、俺は自分の命捨ててでも守ってあげるからね!!」
「!!……か、神楽……ありがとう!!約束……だよ!!」
「ふふッ……リサの為に、がんばってね、神楽」
〜回想END〜
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「ーーッ!?」
思い出した……いや、
俺はそう心の中で呟いて、コーヒーを飲み干して、立ち上がった。
「そう言う事か……」
全ての始まり……それは俺達3人が出会ってから……では無く、あの時ーーあの場所で、俺は先程4回目の不死の加護を発動する直前に呟いた言葉を、リサに言っていた。
それがもし……リサを救う手がかり……否、手段として使えるのなら……
俺はスマホを取り出し、変わってしまった彼女を呼び出した。
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ピーンポーン……♪
呼び出して、余り時間を欠けずに、リサは家に来た。
「神楽……会いたかったよ♡」
「ああ、俺も……会いたかった……シャワーでも浴びてきなよ。コーヒー入れて待ってるからさ」
「うん♪そうするね♡」
そう言ってリサは、何も疑いもなくシャワーを浴びに行った。いや……なんも手の込んだことは考えてないからな?
「しかし……念には念だ」
今は唯、リサと一緒に過ごしたい。それ故に他のメンツ……第三者らの介入はお断りだ。
そう思った俺は、玄関の鍵を全て閉め、家のあらゆる鍵を全て閉め、カーテンも締め直し……それからコーヒーを入れた。
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「お待たせ〜♪も〜!リビングで待ってるかと思って探したんだよ〜!」
「ごめんって、……ほら、コーヒー出来てるから、適当に座って飲みなよ」
相変わらず瞳は濁っているが……陽だまりのように、相変わらずリサは可愛かった。
「ちょっと神楽〜?じーっと見られてると、飲みずらいんだけど〜?」
「いやな……いつ見てもリサって可愛いな〜って。当たり前の事だけど……そう思わずには居られなくてさ」
「もう!褒めても何も出ないんだからね!」
本当……コーヒー飲んでる姿も様になるし、何をしてもリサは可愛い。例え、どんな姿になったとしても……だ。
「ふぅ〜、ご馳走様♡」
「お粗末様。……と、リサ?少し……いいか?」
そう言った俺は立ち上がって、リサの隣に腰を下ろした。
そして……リサの顔をマジマジと見つめた。
「か、神楽……!?恥ずかしいよ……///」
「リサ……」
「か、神楽ーーきゃッ!?」
俺はそのままリサを抱き抱え、自分のベッドに投げ出して……キスをした。
「んちゅ……ちゅぱちゅぱ……♡レロレロ……ジュルジュル……♡」
「んむ♡……ジュルジュル♡レロレロ♡……はァ♡ちゅぱちゅぱ♡……ぷはぁ!♡か、神楽!?どうしちゃったの!?///」
リサの言う通り……なのだろう。それもそうだ。こんな可愛い彼女……そうせずには居られない。今まで平然を装っていたが……我慢の限界だった。
「リサ……俺はお前の事が好きだ。これからも……ずっと、お前の傍にいたい。例え……俺の命が
「神楽……ッ!」
「だから……今日はお前と……愛分かち合いたいんだ」
そう言って俺は部屋の灯りを除夜灯にして、
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〜リサside〜
嬉しかった……神楽が、あそこまでアタシの事を愛してくれたのは、初めてだ。アタシはベッドから降りて、下着やら服やらを着て……ある疑問が浮かんだ。
でも……なんだろう?初めてなのに……なんだか違和感を感じる……。
何時から……?
何処で……?
「…………あ」
そしてそれは……アタシが思っていたよりも早く、答えが出た。
「ふふっ♡……本当、良い彼氏を持ったね♪アタシ♪」
ならアタシは……神楽の想いにめいいっぱい答えないと……イケナイヨネ?
神楽がアタシを守ってくれるなら……アタシは……
「アタシは……神楽を守る為に……まとわりつく全ての
服を着替えたアタシは、神楽にーーーのキスをして、部屋を出たのだった……。
〜END〜
前回、紗夜回と言ってしまい申し訳ございません!ただし、次回は本当に紗夜回です。
短めでしたが、今回はここまでです。
感想、高評価等お待ちしております!
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TRUEEND
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BADEND