青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?   作:ka-主

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今回は紗夜回です。
やっぱチャートは大切だなと思う毎日です。
それでは……どうぞ!
※今回、紗夜推しの方にとって、ショッキング、及び不快な描写が多く登場する恐れがあります。大丈夫でない方は閲覧をお控え下さい。


BAD24話 アンチテーゼ

〜紗夜side〜

 

私は今……自分の部屋にて、正座をし、精神統一をしています。理由はただ一つ……今井リサ(あの女)への復讐心、殺意を高める為。

 

今の私は、Roseliaのギターリストでも、日菜の姉でも、花咲川の風紀委員長でもない。それら全てのプライド、誇り諸共捨てて、大切な人達を奪った者に対しての負の感情を極限にまで高めた復讐者。所謂……反立する存在。

 

 

「もう……誰も信用出来ない。誰にも信用されようとも思わない。私の居場所は……もう無くなったも同然。そしてそうさせたのはーー」

 

 

私はスッと立ち上がり、机に立てておいたRoseliaの集合写真を取り出し、手に持ったカッターで、憎むべき人物の顔に向かってーー

 

 

「ーーハァッ!!」

 

 

その人物……今井リサの顔面、身体、その写真に写ってるその女の身体全てを……手に持っているカッターで、滅多刺しにしました。

 

 

「私は、氷川紗夜……自分の持っていた定義に反立し、今井リサ(あの女)に復讐する者……」

 

 

私はそう呟いて壁に立て掛けて置いたある物を手に取り、家を出ました。

 

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〜神楽side〜

 

「ハァッ……ハァッ……!!」

 

俺は今……羽丘の街を縦横無尽に走り回っていた。きっかけは、2つ。1つは朝起きた時にはリサが居なかったということ。そして2つ……机の上に、リサが書いた置き手紙の内容。

 

その置き手紙には、こう書いてあった……。

 

 

『昨晩は、アタシの事をたくさん愛してくれてありがとう。神楽と2人きりになるために……神楽にまとわりつく女を全員殺して来るね♪By:リサ』

 

 

「どうして……そうなるだよ……!」

 

文面道理なら、紗夜がターゲットになる……いや、紗夜だけじゃない。全員……という事は、俺……もしくはRoseliaに関わりを持った人間全て、リサのターゲットという事。急がないと……取り返しのつかないことになる。

 

もうこれ以上……お前の悲しむ姿なんて、見たくない。誰一人傷つけて欲しくない。

 

 

「リサ、お前を守る為に……残りの命に変えてでも、救ってやるからな……!」

 

 

俺はそう誓って、再度走り出した。

 

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〜リサside〜

 

「ハァッ……ハァッ……ハァッ……」

 

 

「アハハ♪も〜逃げられないよ♪」

 

 

「リサさん……辞めて……下さい……!」

 

私は……神楽にまとわりつく全ての()達を駆除する為に、私の知り合い初めとした娘達を探し、殺すことにした。紗夜が見つかれば……あるいは自分から来てくれれば良かったんだけど……目の前にいる赤髪の後輩、あこの姉である宇田川巴を偶然見つけたから、彼女を先に殺すことにしたんだ♪

 

そして、その巴を廃工場まで追い詰めた。

 

「辞めないよ〜?アタシと関わってる以上、アタシの愛しの神楽にいつ手を出すか分からないでしょ?だから〜……早めにそう言う虫は、始末しないと……ネ?」

 

 

「そんな……アタシはなんもしてないのに……恋愛経験ですな皆無なのに……と、とにかく……それ以上近づかないで下さい!!」

 

いつもは男気のある娘なんだけど……今のアタシを前にした巴は、普通の女の子がする様なウブな怯え方をしていた。

 

そしてアタシは、包丁を舐めて、こう言った。

 

 

「大丈夫だよ巴♪あこ(・・)を殺したときの様に、人思いで殺してあげる♪」

 

 

「!?……あこって……もしかして、リサさんが……!?」

 

 

巴はそれを聞いて、驚愕な表情をしていたが、全て理解したのか、また脅えだした。

 

 

「あこだけじゃないよ♪燐子や日菜、エミ……そして友希那を殺したのも全部アタシ♪日菜はちょっと違うけど……それもこれも全部、神楽にまとわりつくからイケナイノ……ダカラ、コロシタンダ♪」

 

 

そう言ってアタシは、1歩、また1歩と妖しく微笑みながら巴に近づいて行く。

 

 

「い、いや……!来ないで……下さい!!」

 

 

後ろに下がろうにも、後ろが壁な為、下がれてない事に気づいてるかどうかはさて置き、それでも尚……怯えながらそう訴える姿が……本当にそそるね〜♪

 

 

「巴には何も罪は無いけど……一足先にあの世へ行って貰うね♪」

 

「い、嫌……!止めて下さい……!!」

 

「バイバイ、巴♪」

 

 

そう言ってアタシは、包丁を振りかざし、巴目掛けて切りつけようとーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュッ……!!

 

 

「ッ!?」

 

 

カラッ……カララララ……

 

 

ーー何かに強く弾かれて、アタシの持っていた包丁は床に落ちた。そしてすぐ近くには……あれって、矢?

 

 

「宇田川さん、逃げてください!!!!」

 

 

「あ……!?」

 

 

声のした方……正確には矢が飛んできた方を振り向くと、いつの間に居たのか、右壁際に紗夜が次の矢を構えて立っていた。

そして、アタシが目を離した隙に……巴は逃げてきた道を一目散に逃げていった。

 

 

「あ〜あ……逃げられちゃったか〜……でも、いいや♪紗夜が自ら来てくれたおかげで探す手間が省けtーー」

 

「気安く私の名前を呼ばないで」

 

 

「キャッ!?」

 

 

紗夜はアタシの言葉を遮るかの様に、アタシ目掛けて矢を放った。そして紗夜の目は……まるで憎き相手を殺すかの目付きをしていた。

 

 

「貴女は私の大切にしていたもの、誇りに思っていたもの、愛していたもの全てを私から奪い去って行きました!!なので今から貴女を清をもって粛し……()をもって殺します!!」

 

 

そう言い捨てた紗夜は、再度アタシに向かって矢を放った。1発目は横へ転がり難なく躱したが、2発目が直ぐに放たれていた事に対して気づくのが遅く、咄嗟に左腕で庇った。

 

 

「アウッ……!!」

 

 

「痛いですか?でもこんなものじゃないわ!貴女には私達が苦しんだ分まで……いえ、それ以上に苦しんで地獄へ突き落としてあげる!!」

 

 

(このままじゃ……早く反撃しないと……!)

 

「させません!!」

 

 

ドス……ッ!!

 

 

「アア……ッ!!」

 

 

反撃しないと、本気で殺されるーー今まで感じたことの無かった恐怖心を感じたアタシは、左腕の矢を無理矢理引き抜いて、包丁が転がっている方へーー

 

ーー走ろうとした刹那、アタシの脇腹に飛んできた矢が深く刺さり、アタシは苦痛に耐えきれず転んでしまった。

 

 

「言ったはずです。貴女には、私達が苦しんだ分まで苦しんで貰うと!1発1発……しっかりと苦しんで下さい!!」

 

 

そう言って紗夜は矢筒から1本取り出し、狙いを定め、矢を放った。

 

 

ドス……ッ!!

 

 

「アグッ!!」

 

 

「これは貴女の友人、南雲さんの分!!」

 

 

ドス……ッ!!

 

 

「アウッ!!」

 

 

「これは宇田川さんの分!!」

 

 

アタシが今まで殺した人の名前を言いながら矢を放つ紗夜。矢を抜こうにも、そうやって次々と矢を放ってくるお陰で、それをモロに喰らいその痛みが矢を抜くという動きを鈍らせていた。

因みに、先の2発の矢は不幸にも両太腿に深々と刺さっている。

 

 

「そしてこれは……湊さんの分!!」

 

 

ドス……ッ!!

 

 

「あぁぁぁ……ッ!!」

 

 

左二の腕に刺さった矢……友希那の分と言って放った矢は、何故かは知らないが、先の2発よりも痛みを感じた。

 

 

「フッ!先程の2発よりも良い悲鳴をあげるじゃない!やはり貴女にとって湊さんはよほdーー」

 

 

「うっさい!!」

 

 

どぉしてアタシは動揺してるの?友希那との縁は……彼女との関係はあの日で終わりにしたのにーー

いや、今はそれはどうでもいい。アタシは無理矢理に今刺さってる矢を全部抜いて、それをまとめて持って紗夜に迫った。

 

 

「そしてこれが……私が愛した白金さんの分!!」

 

ドス……!!

 

 

「アグウ……ッ!!」

 

 

しかし、身体中に刺さった矢の傷口が思いの他痛みまともに走れないアタシは、紗夜の放った矢を躱すことすら出来ず、今度は内蔵に刺さり、仰向けに倒れた。

 

 

「痛い……こんな所で……倒れる訳には……いかないのに……グフッ!」

 

 

こんな所で、死にたくない……神楽の為にも……紗夜を殺さなきゃ行けないのに……身体が全く動かないし、仕舞いには内蔵に刺さった事で口から血まで出てきた。

 

 

「殺さなきゃ……紗夜を……神楽の……為に……グフッ!ガハッ……」

 

 

何とかして立ち上がれたけど……その姿勢を維持するのに精一杯……そして目の前の紗夜は最後の1本(・・・・・)を構えていた。

 

 

「今井リサ……最後にこの1発を、貴女の心臓に穿って終わりにします」

 

 

(死にたくない……だからお願い、アタシの身体。一瞬だけでいいから……動く為の力を……)

 

 

「これで最後です。そしてこれは……私の最愛の妹、日菜の分よ!!」

 

 

躱せば紗夜を殺せる、射抜かれれば死ぬ……迷うことの無い二者択一。

 

これを交わしてーー紗夜、貴女を殺す!!

 

そう決めたアタシは、足に残った力を込め躱す体勢に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…………え!!??』

 

 

ーーだけど、アタシは動かなかった。動けなかった(・・・・・・)訳では無い。紗夜の手元には矢はない。だけど当たってない……そして何よりアタシと紗夜の目前にはーー

 

 

「嘘……そ、そんな……!」

 

 

「か、神楽ーー……ッ!!」

 

 

アタシの目の前には、神楽が立っていた。

そして……神楽の心臓辺りにはーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー紗夜の放った最後の矢が貫通していた……。

 

 

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〜神楽side〜

 

……時は少々遡りーー

 

 

「ここに……リサと紗夜が……」

 

 

探し回ってかれこれ数時間が経ち、赤髪ロングの女子が顔を真っ青にして走っていくのを見かけ、俺は声をかけた。その人はあこの姉で、今し方リサに襲われかけて、紗夜に助けられたと言っていた。

居場所を彼女に聞き出した俺は全速力で2人のいる場所へ向かい、今にいたる。

 

 

「待ってろよリサ。今お前を助けにーー」

 

 

『神楽』

 

 

「!!??」

 

 

手遅れになっても構わない。何がなんでも、リサを助けるべく俺は廃工場へ入ろうとした瞬間……聞き覚えのある人物の声が聞こえ、俺は振り返った。

 

 

「ゆ、友希那……!?」

 

 

今はこの世にいるはずが無い……彼女が……友希那がどぉして……

 

 

『神楽、リサと紗夜を助けて頂戴』

 

 

「ッ!?……いや、それよりも友希那……お前、死んだはずじゃ……」

 

 

『えぇ……あの日、私はリサに殺されたわ。だけど何故か魂だけどなって今もこうしてさまよっているの。どうしてかは……分からないけどね』

 

 

似てる……あの日見た夢……あこがリサに殺されて、燐子があこの元に駆けつけた時と。恐らく原因は……

 

 

「多分……友希那が残してくれた遺言。あれを俺達は守らなかった。全員……どうにかしようと必死にもがいて……知らないうちにお前との約束を違えてしまったんだな」

 

 

「本当に申し訳ない……」そう付け加えて俺は友希那の魂に頭を下げた。

 

 

『いいの……こうなる事は……リサに殺されたあの日から薄々感ずいてたから。だからこそ、神楽?私のお願いを聞いて』

 

 

「お願い……?って友希那、段々薄く……!?」

 

 

友希那の魂がそう言い終えると同時に、それが輝いて段々透けていった。

 

 

『時間が無いから……1度しか言わないわよ?これは貴方があと1回死ぬ事が出来る(・・・・・・・・・・・)のを前提に話すわ』

 

 

「!!……もしかして、ずっと……俺の事を……?」

 

 

今の友希那ならそれは可能……だと思ったが、友希那はその問に応じず、話を続けた。

 

 

『2人に……今から私が言う事を伝えて。そしてなんとしてでも2人を死なせない事。それが出来なかったらーー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『リサか紗夜……どちらかを殺しなさい』

 

 

「な……!?正気か友希那!?そんな事をしたらーー」

 

 

『分かってる。だから賭けなの。出来ればもうこれ以上……誰かが死ぬ姿を見たくない。だから、貴方がそれを終わらせに行くの』

 

 

俺に……出来るのか?自分の命投げ出して、2人を救う事が。そして、友希那の言葉をそのまま受け止めるとなると……

 

 

「ーー場合によっては、全員死ぬ事になる。それでも友希那は……あの2人を止めろって言うのか?」

 

 

『言ったでしょ?これは賭けだって……だからお願い神楽。2人を……』

 

 

友希那の魂がそう言い終える前にさっきよりも友希那の魂が光り輝いた。

 

 

「ッ……わかった。2人をなんとしてでも、助けてみせる」

 

 

『そう言ってくれると思ったわ。最後に、あの2人に伝えて欲しい事だけどーー』

 

 

友希那が言い終えるのと同時に、俺は静かに頷いた。

「了解した」……の意味を込めて。

 

 

『ありがとう神楽……最後に……貴方と……会え……て……嬉し……かっ……ーー』

 

 

そして友希那の魂は……俺に礼を述べる前に、光の中へ消えていった……。

 

 

「2人を助ける……それが出来なかったら……俺とあの2人は死ぬーー」

 

 

自分で言った言葉だが、俺はそれを否定する事にした。その時は……覚悟を決める他ないのだがーー。

 

 

「迷うことなんて……何一つない。俺はやる、誓ったんだ。俺の命……尽きてでも、守って見せると」

 

 

リサに約束した事をケツイに変えーー

 

 

俺は廃工場の中へ入っていった。

 

 

 

〜END〜




BADストーリーもそろそろクライマックスです。分岐ENDを考えています。TRUEEND、BADEND。この2つに絞りますので、アンケートお願いします。
それではまた次回、お会いしましょう!
感想、高評価等よろしくお願いします!

分岐END…どちらを先に読みたいですか?

  • TRUEEND
  • BADEND
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