「ん〜〜〜〜ッ!久しぶりの羽丘だぁ〜♪」
羽丘駅に着いた俺達3人は、駐車場に
「大江さん。今日ははありがとう御座いました。それではまた、
「ああ、此方こそ。紗夜さんも
「またね紗夜!神楽と迎えに来てくれてアリガトウ♪」
互いにそう言葉を交わして、紗夜さんを見送った。
「リサ、俺達も行こっか」
「そ〜だネ♪……って神楽車の免許取ってたんだね!神楽の運転とても上手で、乗り心地とか良かったよ〜♪」
「そっか。それじゃあまた暫くドライブに付き合ってもらうな?」
「やった♪神楽と2人きりのドライブ、楽しみだな〜♪」
リサは俺との2人きりでのドライブを楽しみにしているが……行き先を俺はあえて言わなかった。決して意地悪だったり、焦らしてる訳でわない。これは俺なりにリサの
場合によっては……例の計画の実行タイミング諸々考え直さなきゃいけない。
(いや、その必要は無いかもな。どのような結果になろうと、俺は……否。俺達は
「神楽〜!早く早く〜♪」
リサに急かされ、俺は一旦考えるのをやめにした。
俺は決めたんだ。リサをーーーー俺の愛しの彼女の心を荒ませないって。その時は……俺が寄り添ってリサを導こうって。
そう心に決めて、俺はリサを乗せてとある場所へと車を走らせた。
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〜リサside〜
「ねえ神楽?一体……何処へ向かってるの?」
アタシは今、神楽の車の助手席に乗って2人きりでドライブを楽しんでいる。入院中の出来事とか、他愛もない会話に花を咲かせてただけだが、神楽と久しぶりにこうして一緒に会話できる事が何よりも楽しい一時だと、アタシは思った。
だけど……いつまで経っても車を走らせている神楽をみて、何処へ向かっているのか、アタシは疑問に思って聞いて見たのだ。
「リサ。こんな事唐突に言われて戸惑うだろうけど……これから向かう場所についても、心を強く持って、
「え?それって、どう言うーーーー」
「そろそろ着く。降りる準備をしてくれ」
「う、うん……?」
神楽の言ってる事も気になったが、アタシは「もうすぐ着く」と言われて、仕方なしに降りる準備をした。
一体……何処へ向かってるの?神楽ーーーー
「……こ、ここって……お墓……?」
「ああ。ひとまず……何も言わずに着いてきてくれ」
「うん……」
たどり着いたのは、街から少し外れたところにある霊園。所謂お墓だった。
その時のアタシは、まだ神楽がここに来てどうしたいかの意図が掴めないまま、神楽の後を黙ってついて行った。
霊園の中を暫く歩いて、神楽はとある墓石の前に立ち止まった。その墓石に書かれていた家の名前はーーーー
「南雲家……ーーーーッ!?」
ドクンーーーーッ!!
神楽が足を止めた墓石には、『南雲家ノ墓』と書かれていた。そして、その横にある遺族の名前を見た瞬間ーーーーアタシの心が大きく揺らいだ。
そこにはーーーー『南雲エミ』。そう刻まれていたのだった。
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神楽がしたかった事……それは、アタシが2年間自分の手で殺めてしまった人達の墓参りだった。
エミの墓参りを終えて次はサクラ先生、日菜、あこ、燐子と……神楽は何も言わずに、無言でそれぞれが眠る墓にお墓参りをした。
勿論ーーーーアタシも、神楽に習って黙ってお墓参りをした。
ドクンーーーーッ!、ドクンーーーーッ!、ドクンーーーーッ!、ドクンーーーーッ!、ドクンーーーーッ!
しかし……アタシの心は墓参りを重ねるに連れて大きく揺らぎ、アタシは頭の中であの時の記憶をーーーー
『エミがいけないんだよ……アタシの神楽に手出しするからこうなるの?』
『ハア……ハア……こ、これで……終わる……全て……』
『アハハッ♡……アタシの邪魔をするからこういう目に会うんだよ?日菜……』
『アタシは……どうすればいいの?ねぇ……誰か……教えてよ……お願い……だから……』
『燐子……本当に……あこと同じくらい……Roseliaのこと思ってたんだね……』
2年前のーーーーあの時の記憶が……アタシの頭の中に次々と投射されていくーーーー。
「ハァ……ッ、ハァ……ッ、ハァ……ッ、ハァ……ッ、ハァ……ッ、」
そしてその記憶が、心の揺らぎがアタシの
「行くぞリサ……次で、
「ハァ……ッ、ハァ……ッ、ハァ……ッ、ハァ……ッ、ハァ……ッ、」
神楽にそう言われて、アタシは何とか、痛みを堪えていつの間にかおぼつかない足に鞭打って、神楽の後に着いていった。
そして……。最後に神楽と訪れた墓石にはーーーー
『湊家ノ墓』と書かれていて、その横の遺族の名前にーーーー
『神楽は私の
『さよなら♪……友希那♪』
『リサ……貴女は決して悪くない。だから自分の追い込む様な真似は絶対にしない事。いい事?辛くなったら……何時でも戻って来なさい。Roseliaは……神楽は何時でも貴女の味方よ』
ーーーー『湊友希那』と、刻まれいた。
「ゆ……友希那……ッ!ウウッ、ヒッグ……アダジ……アダジィ……ッ!!」
とうとうアタシは、耐えられなくなって跪き、嗚咽を漏らしながら泣いてしまった。
そう。アタシは……確かに精神状態は
だけど……
だけど……出来なかった。
何度も何度も……試した。時には大袈裟に宗教関連の人に来てもらって、実際にその人に懺悔したりもした。
それでも……忘れる事なんてーーーー『逃避』する事なんて、出来なかった。
「アダジが……全部悪いんだ……ッ!!アタシが……アダジが……ッ!!」
「リサ……」
そうーーーー全部アタシが悪いんだ。
アタシが全部……全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部
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�����全�����全�����部�����部�����部ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーギュッッ!!!!
「ーーーーーーーーえ??」
アタシ……今、何をされてるの?神楽?何でそんなーーーー
涙をながしているの?
「辛いよな?とても……苦しかったよな……?でも、それが現実なんだよ……
朦朧としていた意識が、少しずつ元通りになった。
今アタシはーーーー神楽に力いっぱい抱きしめられて……詫びられている。神楽は悪くないのにーーーー神楽は必死にアタシに謝っている。
ーーーー何で?
「何でそんなに謝るの!?悪いのはアタシなのに!!アタシが全部やった事なのに!!!!神楽や紗夜達は何も悪くないのに!!アタシが皆の人生をめちゃくちゃにしたのに!?アタシが……ッ!アタシがーーーー友希那達を殺したのにッッッッ!!!!」
「何で……何で……ッ、精神状態良くなったって現実逃避の為の嘘までついたアタシに……どぉしてそんな事が出来るの……ッ?神楽は何の罪を犯してないのに……そんなこと……言わないでよ……」
神楽に抱きつかれながら、アタシはめいいっぱい泣き叫んで、泣き喚いた。
全部アタシがやった事なのに……神楽達は何もしてないのに……どぉしてなの……?
罪を償うべきはーーーー裁かれるべきはアタシ、なのに……
『ーーーーーーーーーーーRoseliaは……神楽は何時でも貴女の味方よ』
友……希那……??
刹那ーーーーアタシの脳内に、友希那が残した遺書の文章がよぎった。否、恰もすぐ側で友希那がそう囁いたかのような感覚だった。何で今……こんなアタシに、友希那がそう囁いたのかわからなかった。
「お前はもう……ひとりじゃないんだ。辛いことがあったら……何時だって相談に乗ってやる。目を背けたい事があったらーーーー
「神……楽……ーーーーアタシ、戻ってきて良いの?大切な人を傷つけて、人生めちゃくちゃにした皆の元に……
神楽にそう言われて……アタシの口からは、無意識にそんな言葉が出てきていた。
「ああ……だから一緒に、皆でこの『現実』と向き合お?」
「うん……うん……ッ!」
頷きながらーーーー今度は、アタシが神楽を抱き締め返した。
「ありがとう、神楽……アタシの心を
「うん。……それじゃあ、友希那に挨拶して……帰ろ?
俺達のーーーー日常に」
「そうだね」
そう答えたアタシは、神楽と立ち上がって、改めて友希那のお墓の前に立ち……静かに目を閉じ、手を合わせお辞儀した。
『友希那……皆……ほんとにごめんなさい。そして、アタシを励ましてくれてありがとう友希那。これからは、神楽と紗夜と一緒に、皆の分までしっかり生きていくからね……』
「『約束』……だよ」
アタシは最後に、そう呟いて……神楽と手を繋ぎ、友希那達が眠るお墓を後にした。
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〜神楽side〜
あれから暫くして、俺はリサを家に送り、自宅でひと段落した。本当なら、例の計画を実行する為にお墓参りの後リサをとある場所へ連れていこうと考えたが……漸くリサの精神状態が
その代わりーーーー
『ーーーーもしもし、紗夜さん?例の計画なんだけど……うん、リサならもう大丈夫だ。ただ、病み上がりでもあるから明日ーーーー計画を実行するから、2人を……』
『ーーーーCIRCLEに集めて置いてくれ』
そう言って俺は、紗夜さんとの通話を終了した。
如何でしたか……?次回含め残り2話程で完結予定です。
感想、高評価等お待ちしております。
BADルート完結後のNルートに着いて※特殊設定は無しです尚、メンバーはRoseliaを指します。
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ヤンデレ具合を抑えた日常編
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メンバーによる非日常編
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+メンヘラ化
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メンバー+メンヘラ化
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全部やれ