転校初日の昼休み。俺達3人は屋上でお弁当を食べていた。(ちなみに俺は初日なだけあってお弁当は持って来ず、購買のパンで今日はしのごうと思った。)
「そういえば神楽さー、向こうでは何やってたの?」
「……確か、小茂呂高校って数少ない音楽校よね?」
「そうだよ?ギターボーカリスト目指しててさ」
「!!……もしかして……幼稚園の頃言ってた夢?」
「覚えてたんだリサ……そう。今も昔も……あの時俺達3人で見た友希那のお父さん達のバンド…そのギターリストに憧れてさ」
「……私もそれは覚えてるわ……懐かしいわね。あの日3人でバンド組もうって言ってたかしら?」
お昼ご飯をたべながら俺達3人はそんな会話を花咲かせていた。俺はあの時……友希那のお父さん達のライブ映像を見て…そのギターリストに俺は心を強く打たれた。
「バンドって言えば……友希那達……バンドやってたんだね?」
「実はそーなんだ!アタシと友希那……他の娘3人でやってるの」
「Roselia……それが私達のバンド名よ」
2人がバンドを始めた事は高2の頃しった。確か……FWF『フューチャー・ワールド・フェス』…に向けて今も妥協なしの演奏をしてるんだっけ?
「改めて昔振り返ると……俺達変わったよな」
「そうだね」
「ええ……」
でも……悪い変わり方はしなかった……俺は少なくともそう思う。
「そう言えばお父さん達は元気にしてるの?」
「あー……両親は仕事の都合上アメリカに渡米したよ」
「アメリカ?」
「そうそう。親父は考古学の教授、母さんはその助手……そんな中2人とも俺の夢気にかけて
「そうだったのね……」
「アタシ…神楽のお母さんが作るバタースコッチパイ好きだったな〜」
そんな中、リサが俺のお母さんが作るバタースコッチパイの話をした。
「アハハ!お母さん程じゃないけど……もし良ければ食べにおいでよ」
「神楽……料理できるの?」
「アタシ初耳!!」
「よく手伝いとかしたし、1人の時が多かったから……」
高校の時からかな?1人の時が多くなった時に母さんにレシピとか教えて貰って自分で作るようになった。お弁当も自分で作れるかな?
「ねぇねぇ神楽!実はアタシのお弁当……自分で作ったんだ!」
「そーなの?リサも料理できるんだ!」
「ええ、得にリサの作るクッキーは絶品よバンド練習でよくいただくの」
「……でさ、神楽にアタシのお弁当…どれか1つ食べさせて上げる!」
リサも料理できたんだ……そういえば昔お母さんのお手伝いでクッキー焼いたってはしゃいでたっけ?
(あの時から感ずいてたけど……リサって女子力高いよな〜)
そう思っているとリサが自分のお弁当を持って俺にどれを食べたいか見せてくれた。
「アタシの自信作はね〜…この卵焼きと鯖の味噌煮!」
「鯖の味噌煮だって!?」
「神楽……昔から鯖の味噌煮好きだったわよね」
「おっ?じゃあ鯖の味噌煮……食べてくれる?」
「是非!……ってそういや俺弁当持ってきてないから箸ないや……」
「「あっ……」」
んー手で食べるなんて罰当たりな事したくないしな〜……どうしよ?
「な、ならさ……アタシが食べさせて上げる!」
「え!?そ、それってつまり……」
「俗にいう……『あ〜ん』ね」
(そうですよねぇー!!)
「神楽……あ〜ん」
「あ、あ〜……んむっ……!?」
「どう?神楽……美味しい?」
「……美味しい!美味しいよリサ!」
「ふふっ……よかったわねリサ」
「うん!喜んでくれて嬉しいよー♪」
(美味しかった!……けどそれ以上にめちゃドキドキしたばい!神様ありがとう!!)
俺はそう思いながら密かにガッツポーズを決め、神様に感謝したのだった。
キーンコーンカーンコーン♪……
お昼を食べら色々と会話に花咲かせていると学校のチャィムが鳴った。
「あっ!そういえば今日は新学期初日だから午前中で終わるんだ!」
「確かそうだったわね」
「ねえ友希那?今日何時から練習だっけ?」
「確か……16時から18時までの2時間よ」
どうやら今日は午前中で終わるらしい……となると暇だな
「ねぇ神楽。もし良かったらアタシ達の練習見にこない?」
「え?」
「そうね……小茂呂校生としての貴方の意見とか聞いて見たいわ」
「2人がそう言うなら……喜んで」
俺の午後からの予定がそれなりに決まった。……確かに、正直楽しみかな?
(2人とも……どんな演奏するんだろ?)
俺は2人の……Roseliaの演奏がどのようなものか早く聞きたい……そう思わずには居られなかった。
…………………………
………………
…………
「いや〜こうして3人で帰り道歩くのって久しぶりだよな〜」
「そうだね!よく公園で遊んだ時とかアタシ達3人で一緒に帰ってたよね!」
「そうね……そういえば神楽…もしかして家……近所?」
俺達3人で昔見たく帰っていると、友希那がそんな事を聞いてきた。
「どうしてそう思った?」
実際……多分そうだが俺の家はリサ達と近所だ。しかしそう聞かずには居られなかった。
「こないだ……お父さんがお萩を貰ったって……誰からって聞いたら同じ歳の男の子だって……って何だか嬉しそうに話してくれたから」
「あ〜…そう言うことか。うん、そうだよ。確かリサん家の向いだよ」
「そーなの!?……ってそうかもね。実はアタシのお母さんもお萩貰ったって言ってたや」
いや〜2人の両親……得に友希那のお父さんとは結構話盛り上がったな〜。リサのお母さんとはお茶飲みながら世間話とかしたっけ?
「……っと、そうこうしてる内に着いたな」
「そうだね!……ってホントに向いだね」
「これで毎日一緒に登下校できたりするわね」
「そうだね〜!それじゃぁ神楽、時間になったら来るからね!」
「うん、よろしくなリサ」
そう言って3人は互いの家へ入って言った。
ピロリン♪
「ん?リサからだ」
ちなみにリサと友希那とは昼休みの時に連絡を交換済みだ。
『急で悪いんだけど……昔遊んだ公園に来て』
『了解。着替えたらすぐ行く』
トーク画面にはそう送られていた。そして俺はすぐ向かう旨を伝えた。
…………………………
………………
「お待たせ、リサ」
「神楽……速かったね」
「まあ着替えたらすぐ向かうって言ったしな……それに…」
俺はそう言葉をと切らせ、周りを見渡す。
「3人で遊んだ思い出の公園の場所……忘れるわけないだろ?」
「!……そうだよね。忘れるわけないもんね!」
「……それでリサ?話って?」
「…………」
リサは中々口を開かなかった。
「……ねえ、神楽?」
「なに?」
「『あの時の約束』……神楽は覚えてる?」
「!……ああ、覚えてる」
そう言うとリサは自分の後髪に手を伸ばし、ゴムを外した。
……そしてその手には……
「!!……その髪ゴム……そうか、つけてくれてたんだ」
あの時渡した赤いリボンが着いた髪ゴムが……リサのその手には握られていた。
「うん……途中ゴムが切れたりして新しいのに変えたけどね」
「そうだったんだ……」
「ねえ神楽……アタシね、ずっと会いたかった……」
「うん……」
「ずっと……ずっとずっと……神楽の事忘れ無かった。会いたかった!そして……会えた!!」
「ああ、……嬉しかったよ正直言って…2人にまたあえて」
リサは髪ゴムを握りながら……自分の感情を爆発させていた。……余程会いたかったんだな。
そしてリサは2、3回深呼吸して……
「神楽……アタシ…アタシね、ずっと前から神楽の事好きだった!神楽に会えたら付き合おうって思ってた!神楽にこの髪ゴムを貰って励ましてくれた時から……好きだった!」
「!!……リサ……」
「だから……神楽!」
リサは更に2、3会話深呼吸して……
「アタシと……付き合ってください」
「……こんな俺で良ければ……喜んで!」
こうして俺は転校初日……久しぶりにあった幼馴染みに告白され、恋人となった……。
……そしてこの日から……この時から……リサの様子がおかしくなって行くのだった……。
〜END〜
感想、高評価等お待ちしております!
アンケートは次回話編集する時に締め切らせて貰います!
リサのヤンデレ進行度について
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ジワジワヤンデレ化して欲しい
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思いっきり重症レベルまで!
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重症なんてレベルじゃないくらい