青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?   作:ka-主

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TRUEEND最終話です。神楽達有志バンドのライブ、そしてーーーー『その後』をご覧下さい。
アンケートはこの話を投稿したと同時に締め切ります。


BAD【TRUEEND最終話】新たに花咲く5本の薔薇

〜神楽side〜

 

 

♪〜♪〜♪〜♪〜ーーーー……

 

 

「神楽、もう少しだけサビの部分周りの音に気を使って貰ってもイイかな?表現の仕方は何も言うこと無いくらいいいんだけど……それに意識しすぎて周りをちょっと意識してないふうに聞こえたかな?」

 

「了解」

 

「紗夜は逆にサビの部分とか紗夜のギターがメインになる所はもっと主張出来てもいいと思うな?」

 

「分かりました」

 

「巴は全体的に張り切りすぎかも……サビの部分で張り切ってくれる分にはいいけど、巴以外でメインになるパートに対してリズム隊としての意識をもう少しだけ意識して?」

 

「了解です!」

 

「つぐみは全体的にリズム隊の意識が強くていいんだけど、それ故に控えめな所がちょくちょくあったから、今の感じに、控えめな部分を無くせば大丈夫だよ」

 

「分かりました!」

 

 

リサを有志バンドに迎え入れて数日が経ち、今度のライブで演奏するKeepHeartも、俺の予想を遥かに超える位の仕上がりになった。

それもこれも、リサがスコアマスターを担当してくれたからこそだと俺は思っていた。

そして、ライブ前日の土曜日。俺達はCIRCLEのスタジオでライブに向けた仕上げをおこなっていた。

 

 

「それにしても……リサにスコアマスターを任せて、正解だったよ」

 

「ちょっ……イキナリ何言い出すの神楽!?」

 

 

「少し休憩しよ」とリサがいって、各々水を飲んだり、会話を花咲かせてたりしてる中……俺はリサの隣にきて、そう話しかけた。

 

 

「思った事をそのまま言っただけだよ。それほどこの曲はリサにとって、とても大切な曲になってくれたんだなって」

 

「それは……神楽もでしょ?」

 

「……そうかも、しれない」

 

 

俺はそう答えて幼い頃を思い出した。この曲を完成させたのはたしかに俺たちだ。しかしーーーーこの曲を作り俺たちをここまで導いてくれたのは、他の誰でもない、友希那なのだ。

その事を忘れちゃいけない。そう心に決めた俺は、立ち上がった。

 

 

「リサ。明日のライブーーーー絶対に成功させよう。そしてーーーー」

 

「ーーーーウン。絶対に成功させよう!ってことで練習再開ね♪」

 

 

リサの言っていた言葉に対して、待ってましたと言わんばかりに、他の3人も休憩を終わらせ戻ってきた。

 

 

「皆!ラストスパート、頑張って行こ!」

 

「ああ!」

 

 

『ハイ!!!』

 

 

各々再び楽器を取り出し、練習を再開した。先程指摘された場所を攫いながら、かつ自分の苦手意識のある所を克服させた。

そしてーーーー

 

 

「完成…した…の?」

 

「そう…だな…」

 

「じ、実感が…」

 

「湧かないです…」

 

「アタシも…」

 

 

今日で最後の合わせが終わった瞬間ーーーー不思議な感覚だった。KeepHeartを何とか仕上げる事が出来た俺たちーーーーなのだが完成したと言う自覚が湧かなかった。

 

 

「ン〜〜〜〜〜ーーーーッ!!!!!」

 

「うぉ!?」

 

「い、今井さん!?」

 

「完成…したんだよ!アタシ達の曲!!友希那が…遺してくれたKeepHeart(想い)が!!」

 

 

リサはそう言って、俺と紗夜さんを抱き閉めた。それもーーーー力強く、涙流しながら。

 

 

「皆のーーーーお掛けだよ!皆のお掛けで、アタシ達の曲が、ーーーー友希那の作った曲が…アタシ達に託した曲が、ようやく完成したんだよ!ホントに…ホントに、ありがとう!!」

 

 

リサがこんなに涙を…嬉し涙を流したのは、俺の知る限り初めてだ。それほど、友希那の作った曲を……友希那が遺してくれた懐かしき曲を完成させたのが、嬉しかったのだろう。

 

 

『…………』

 

(!?……ど、どうしてーーーー)

 

 

直後ーーーー俺の目の前に、友希那(・・・)が現れた。恐らく、ずっと、この時(・・・)をーーーーこの曲に命を吹き込んでくれるのをリサの傍でずっと待って居たのだろう。

 

 

『友希那…(湊さん・友希那)ーーーー!!??』

 

 

「か、神楽…!?」

 

「な、何故友希那さんの名前を…!?」

 

「ふ、2人だってーーーーもしかして、2人も見えた(・・・)のか??」

 

 

偶然にしては余りにも出来すぎる様なーーーーリサも紗夜さんも、どうやら友希那を目の前で見たと言ったのだ。

 

この瞬間、俺はあの時消えたであろう友希那の魂が、今までこうして俺たちを見守ってくれたんだと悟った。出なくちゃ、俺達3人の前に現れたりしない。

 

 

「神楽、紗夜、皆……今までホントにお疲れ様。明日のライブーーーー最高のライブにしよ!!」

 

「ハイ!」

 

「頑張りましょう!」

 

「えぇ、そうですね!」

 

「ああ!」

 

 

リサの呼びかけに対して、巴、つぐみ、紗夜、俺が力強く返事をした。

 

そして、俺達の目の前にいた友希那が、優しく微笑みーーーー

 

 

『神楽、リサ、紗夜ーーーー3人ともよく頑張ってくれたわね。私の曲を完成させてくれて、ありがとう……』

 

 

そう言って、友希那はスゥ……っと、俺達の目の前から消えていったのだった。

 

 

「なぁ皆……そう言えば、このバンドの名前まだ決めてなかったよな…?その名前を今、思いついたんだけどーーーーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーー『RoseV's』と言うのは、どうだろう?」

 

 

俺の提案したバンド名に、4人は異論なく、満場一致で賛成してくれた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

そして、ライブ当日ーーーー。

 

「いよいよだな……」

 

「そうだね……」

 

「2人とも、緊張してるんですか?」

 

「そういう紗夜さんだってーーーー」

 

「アハハ…皆も緊張してるんですね……」

 

 

ライブには俺達以外にも、何組か出場する。5人の要望で、出番は大トリ。ライブは滞り無く進行していき、どのバンドも良い演奏をしてステージを降りていった。

因みに、5人のライブ衣装だが、つぐみ発案でリサ達4人はゴスペルとロックバンドを掛け合わせたーーーー所謂魔族っポイ見た目のカッコ可愛いデザイン。俺は、黒のジャケット、ジーンズ。所々に黒のチェーン、オレンジ色の薔薇の装飾とこれも魔族っポイ見た目のデザインとなっている。

 

 

「皆。俺達が今日演奏する曲ーーーーKeepHeartが産声を上げる瞬間は近い。そして、その産声を上げさせるのは、他の誰でもない俺達、『RoseV's』だ。今日で解散してしまうのが、名残惜しい位充実したバンドの練習の数々を胸にーーーー」

 

 

「ーーーー今日限りだが……RoseV'sに全てを懸ける覚悟を持って、オーディエンスを盛り上げよう!!」

 

 

『ハイ!!!!』

 

 

こうして、各々内秘めた想いを胸にーーーーステージへ上がったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「RoseV'sです。聞いて下さいーーーー『KeepHeart』」

 

 

《※ここから最後まで、KeepHeartを脳内再生しながら閲覧下さいませ》

 

 

演奏している最中、今日までの過去の記憶が…俺の頭の中で恰もフィルムの様に巻き戻され、フラッシュバックされていく。

全てはーーーーリサがあの公園で全てを伝えたのが始まりだった。初めはなんて事ない、俺のよく知る今井リサだと思っていた。しかしーーーーあの時、まさかのリサに首を絞め殺された時に、リサは変わってしまった。

当時、リサの病んでしまった心を変える。その為の犠牲は個人的に出さないでリサを救おう……そう意気込んでいた。

だけど、現実はそう簡単に出来てはおらず、罪の無い人が死んだ。その事態をしって、本格的に動こうと思って居たのは俺だけで無く、友希那もーーーーその1人だった。友希那もまた、俺と同じ幼馴染みのリサを助ける為に……最前を尽くしたが、リサの心の病みは思っていた以上に深く、遂には友希那までもが……この世を去ってしまった。

 

その後ーーーーリサの暴走は泊まることはなく、遂には友希那以外のバンドメンバー、あこ、燐子までもが…

紗夜さんに至っては、妹の日菜を殺された事により、怒り心頭し精神が戻れないくらいまで壊れてしまった。

 

そして、廃工場にてリサと紗夜さんが対峙しーーーーそれを止めようと俺は友希那から受け継いだ遺言と想いを伝えるべく、自分の中にある最後の魂と引き換えに…何とか、リサの暴走を、紗夜さんの怒りを沈め止めることが出来た。

 

 

(あれから2年が経って、その間にも色々とあったけど、俺達は何とか元に戻ることができた)

 

 

そう、そしてーーーー友希那が遺してくれたこの曲を完成させ、ようやく俺達のあの狂ったような日常に終止符が打たれようとしてる。

 

 

もう少しーーーー間もなくーーーーそしてーーーー……

 

 

♪〜♪〜♪〜♪〜ーーーー……。

 

 

「ーーーーありがとうございました」

 

 

『わあああああああああああああああーーーー……ッ!!』

 

 

周りの観客達の歓声が轟き、今この瞬間ーーーー長きに渡る俺達の異常なまでに狂った日常が、ようやく、終わりを告げたのだった……。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

ライブは無事、成功した。観客の全員が俺達のライブに魅了され「またライブをしてくれ」なんて言葉が飛び交ったりした。CIRCLEの責任者でもある月島まりなさんも「今日限りにしてしまうのが勿体ない」といって、活動を促す言葉をいってくれた。

残念ながら、RoseV'sが、今後活動することは無い。もといこのバンドはこの曲を完成させる為に、リサを迎え入れる為に結成したバンド。そういう事で巴とつぐみをこのバンドに迎え入れたのだ。よって、このライブが終われば2人はこのバンドを抜け、自分達のバンドに戻る事になる。当の二人はそうなるのが名残惜しいと、もっと活動したかったと言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、あれから時が経ちーーーー

 

 

『F.W.F』会場にてーーーー

 

 

数多くの有名バンドが集う音楽の祭典、F.W.F。そこの舞台袖に、そのバンドはいた。

 

 

「いよいよ、だな」

 

「うん。アタシ達…遂にここまで来たんだね…!」

 

「ここまで来るまで、沢山の経験を積んできました。とても、長かったですね」

 

 

あのライブが終わった後ーーーーリサは俺と紗夜さんに、こんなことを提案してきた。

 

 

『もっと、2人とライブしたい。アタシ達の音楽を、友希那が遺してくれたこの曲を、F.W.Fへ連れて行きたい』

 

 

その時のリサの目は本気…というより、以前よりも活気溢れた瞳をしていて、その瞳を見て、俺達はリサの提案にのった。そしてーーーー

 

 

「神楽さん!私、早くお客さんに、私達5人の最高のライブを見せて上げたいです!」

 

「そうだね…私も、早くライブ…したいです。この5人で築き上げたものを…お客さんに、見せたい…です!」

 

 

偶然ーーーー俺達3人でセッションをしていたある日、あこと燐子によく似た人物が2人、ドラム担当のあゆ、キーボード担当の梨香子がスタジオに押しかけてきたのはびっくりしたが……『私達を、バンドに入れてください!!』そう、言われた時ーーーーなんの迷いもなく2つ返事で迎え入れた。ほんとに、あこと燐子によく似ていて、技術面も遜色ない程だった。

 

 

「ーーーーの皆さん!お願いします!」

 

 

スタッフさんと言葉を聞いて、俺達は最後に、円陣を組んだ。

 

 

「いくぞ『NeoRoseV's』ーーーー頂点のその先へ、羽ばたきに!」

 

 

『ハイ!!!!』

 

 

 

 

〜青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?BAD【TRUE】END〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがきに入る前にーーーー7月いっぱいで完結させると言ったのに最終日寝落ちしてしまい間に合いませんでした。ほんとに申し訳ありませんでした。寝落ちしてなければ…完成間近だったんですよ。ほんとです嘘じゃないです。証拠写真上げたいくらいです。トホホ…(´TωT`)
ーーーーコホン、気を取り直して、青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?BADルート【TRUEEND】及び全BADルート完結になります。いやまさかアンケート1つでこんな血生臭くなるなんて思いませんでした…それでも、ここまで頑張って来れたのは、ここまで読んで下さった読者さん達のお陰です。実の所は、これを上げるきっかけが、自分のとある作品のヤンデレストーリーを上げようと思い、その為の予行演習になる作品を執筆しようと思ったのがきっかけです。その為、7話程度で完結予定だったのが…いざ投稿してUA数覗いて見たら…増えるは増えるで、なんだか7話程で完結していいのか迷ってしまい…今にいたります。
さて、次回からはN【ノーマル】ルートとなります。さて…気になるアンケート結果はーーーー
最後になりましたが、BADルートを最後まで呼んで下さり、本当にありがとうございました。
感想、高評価等よろしくお願いします。

BADルート完結後のNルートに着いて※特殊設定は無しです尚、メンバーはRoseliaを指します。

  • ヤンデレ具合を抑えた日常編
  • メンバーによる非日常編
  • +メンヘラ化
  • メンバー+メンヘラ化
  • 全部やれ
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