それでは……どうぞ!
「皆……揃ったわね?」
とある日常の昼下がり、CIRCLEのカフェテラスの一角に5人のガールズバンド『Roselia』の姿があった。今日は特別ライブの練習という訳でもなく、かといって反省会でもない。今日はとある
「今回集まった理由は皆察してると思うけど、神楽のことについてよ」
「ココ最近……と言うより、『あの日』を栄に姿を見なくなってしまったわね……」
「家の方には……いないんですか……?」
「友希那さん。学校にも……きてないんですよね?」
「ええ、学校に来てなければ家も愚か……神楽の行きそうな場所にすら、彼の姿影1つ見かけなかったわ」
学校に来てなければ、家に篭っている……と思いきや家にも居ない。そして神楽の行きそうな場所にすら何処にも居ないといった始末。
そして……
「アタシの……せいだ……」
「リサ……」
ここに来てからずっとくらい表情で、口を閉ざしていた彼女……今井リサが漸く口を開いたかと思うと、彼女から発せられたのは自分を責める言葉だった。
「アタシが……友希那達皆を傷つけなければ……神楽をアタシだけのものにしようって思わなければ……」
「……リサ、やめて」
「アタシが……神楽とあんな約束したから……神楽とつきあっちゃったから……!アタシが!アタシが……神楽とであって無ければーー!!」
「リサ!!」
「ーーっ!」
過剰なまでに自分を責めるリサに友希那は叱咤した。
「リサ、今此処で……自分を責めるのは良くないわ。仮に私がリサだったら……私も同じ事をしていたかもしれない。それは……此処にいる全員に言えること。だから貴女が気に病むことじゃないわ」
「でも……アタシ……アタシ……ッ!」
しかし友希那がそう励ましても、リサは自分を責めることを辞めなかった。それ程……自分がして来た罪に責任を重く感じているのだろう。
「今井さん……1度歩みだした道は、引き返すことは出来ません。しかし……」
「別の道を選んで……やり直すことは……出来るはずです……」
「そーだよリサ姉!リサ姉は1人じゃないから、あこ達でどうしたらいいか、一緒に考えようよ!」
「皆……ありがとう……!」
リサの両手を優しく握りながらそう言ってくれた4人に対して、リサは感謝の気持ちを述べーー
「行こ……神楽を探しに」
彼女達Roseliaは立ち上がり、神楽を探し始めたのだった……。
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〜神楽side〜
「ふぅ……久しぶりの遠出はやっぱ応えるな……」
俺……大江神楽は
「彼処に居れば……きっと皆揃って俺のやろうとしてることを止めに来る…………俺さえ……ーーーーーば……」
そう言って、俺はスマホのとあるネットを見て……そこから拾った所在地をナビで検索した。そこは、ここから徒歩でも10時間以上はかかるとの事だ。
「今頃……俺の事をやっけになって探してるんだろうな……」
そう呟きながら歩き始めた俺は、脳内に5人の人物のイメージが浮かび上がった。
彼女達には共通点がある。それはバンドをしてると言うこと。もう1つは俺と関わりがあるという事。
そして……
「リサ……」
そのうちの一人は、俺の最愛の彼女にして……俺によって不幸な人生を歩んでしまった人物。彼女だけじゃない……他の4人も、俺と出会って関わったが故に……歩むはずが無かった不幸な人生を歩んでしまった。
「もうこれ以上……誰かを傷付けさせない為にも……」
(これは……俺がしてきたことに対してのケジメ……)
そう思い、 呟いた俺は駅の近くに止まっていた空席のタクシーを捕まえて、目的の場所を告げ長野駅を離れた。
因みに、さっきまで見ていたサイト……そのタイトルはーー
ーー『日本自殺名所』と書かれていた。
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〜リサside〜
「ああああああああああぁぁぁ〜〜〜〜〜……ッ!!??」
「わわっ!?ど、どぉしたのあこ!?」
「か、かか……神兄だあああああああああぁぁぁーーーー……ッ!!??」
「!!??……ど、何処なのそこ!?神楽は今……何処にいるの!?」
アタシ達はこれから、神楽を探そうと思い、どうやって探すか話し合っていた所、あこがSNSで神楽を見つけたらしく……あこはとあるSNSに上げられていた1つの動画をアタシ達に見せた。
「これは……有名な流浪のギターミュージシャン、ーーの動画?」
「ドラゴンとギター、そして発明が好きで……色んな所をバイクで走り回って路上ライブをしてる事で有名な?」
友希那が言うように、それは1人の有名なギターミュージシャン、ーーの動画だった。
「はい、でも……見て欲しいのは……此処です!!」
そう言うとあこは、動画のとある所で一時停止をし、ある場所を指さした。その先には……
「か、神楽!!??」
「ここは……『千曲駅』……どうやら大江さんは今、長野県千曲市に居るそうですね」
長野県……でもなんたって神楽はそこに……?……!?
「ま……まさか……!?」
「い、今井さん!?……どうしたんです!?」
もし、仮にアタシが神楽なら……と考えたアタシは、顔を青ざめさせながらスマホでとあるサイトを検索した。それは『日本自殺名所』と呼ばれるサイト……そのページを下へ下へとスクロールしーー
「見つけた……」
そう呟いて止めた画面には、『長寿捨ての高台』と呼ばれる長野県千曲市にある自殺名所の記事。もしも……もしも、神楽がこのサイトを目にしていて、長野へ向かったとするならーー
「神楽……!!」
「リサ!?何処へいくの!?」
「神楽が……早く神楽の元へ行かないと……
神楽が……神楽が死んじゃう!!!!」
『!!??』
アタシはそう叫んで……羽丘駅へと全速力で走った。
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〜神楽side〜
「〜♪〜♪〜♪……」
パチパチパチパチパチパチ……!!
「まさか……ーー前にこんなにも素晴らしい演奏を聞けるなんてな……」
千曲駅に着いた俺は、外へでるやいなや、入口前で誰かがギターの路上ライブをしているのを見て、思わず見入ってしまった。
(確かあの人……日本各地をバイクで走り回って路上ライブをしてる有名なギターミュージシャンだったよな……?)
路上ライブが終わった後……俺は拍手をしながらそう心の中で呟いていた。
名前は確か……っと思い出そうとしていた刹那、彼と目があった。
「アハッ♪そんな近くで見てるって事は……余程俺のファン……なのかな?」
「い、いえ……丁度……素敵な音色が聞こえて……見入ってた限りです。……えっと、名前の方は……?」
「俺?俺の名前は竜騎。辰巳竜騎だよ!君は?」
「大江……神楽です」
互いに自己紹介をし追えると、彼……竜騎さんは駅のハズレにある喫茶店を指さしてこう言った。
「神楽君。せっかくこうしてあったのも何かの縁だ。彼処で……少し話さないか?」
「は、はぁ……」
そんな事から……俺は竜騎さんと喫茶店で話をする事になったのだった……。
〜to be continuous〜
執筆し始めてから1ヶ月以上も空いてしまった……後編へ続きます!
感想、高評価等宜しくお願い致します!
BADルート完結後のNルートに着いて※特殊設定は無しです尚、メンバーはRoseliaを指します。
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ヤンデレ具合を抑えた日常編
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メンバーによる非日常編
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+メンヘラ化
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メンバー+メンヘラ化
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全部やれ