青薔薇のベーシストはヤンデレなのか?   作:ka-主

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アンケートありがとうございます!今までの中で多い投票吸うで感動しました!今後の進行についてまたアンケート出来ればと思います!
それでは……どうぞ!


4話 嫉妬そして……

……ライブの練習時間となり、俺はもう一度身支度を整え家をでる。

 

(即席で作ったけど……リサ達…喜んでくれるかな?)

 

俺はそう思いながらショルダーバッグの中に即席で作ったある物と麦茶の入った水筒……その他色々を入れ家を出た。

 

「神楽〜!」

 

家を出るとリサが手を振って俺の名前を呼んでくれた。隣には友希那もいる。

 

「お待たせリサ、友希那。2人も今出たとこ?」

「ええ、そうよ」

「うん!……ってあれ?神楽、そのショルダーバッグどうしたの?」

「ん?お楽しみだよ?」

「え〜!気になるじゃんか〜!」

「まあ楽しみにしててよ。……他の3人(・・)も喜んでくれればいいんだけど……」

 

「他の……3人(・・)?」

 

「うん、だって俺以外の3人は初めまして……だろ?リサ達が喜んでくれるとは思うけど……他の3人(・・)はわかんないだろ?」

 

「!……そ、そうだよね!神楽は他の3人とは初めまして…だもんね!アハハハハ……」

 

俺がそう言うとリサはバツ悪そうに笑っていた。

 

(俺の……何かへんなことしたか?)

 

「どんなものかは知らないけど……楽しみにしてるわ神楽」

「おう!絶対喜ぶと思うから楽しみにしてろよ!」

 

「…………」

 

(リサ……もしかして……さっきのことで恥ずかしがってるのか?)

 

……俺は2人と落ち合う前…リサに告白された。正直……嬉しかった。リサが10年も前から俺の事想っていてくれた事が。

 

(だから普通はその後は胸張って俺の彼女だって主張してけばいいと思うんだけど……女の子って難しな)

 

俺はそう思いながら3人と練習場所へと向かった……

 

…………………………

………………

…………

 

着いた場所は『CIRCLE』と呼ばれるライブハウスだ。隣はカフェテラスとなっていて、途中立ち寄って一服するのも悪くない。

 

「へぇ〜…ここがCIRCLEか……」

「神楽はCIRCLE初めて?」

「うん、ネット出よく見かけるよ。ガールズバンドを初めとした色んなバンドが集まる場所……まさに聖地ってわけだ」

「聖地……あながち間違いでは無いかもね」

友希那(・・・)もそう思うでしょ?」

 

友希那(・・・)……も?」

 

「リサ?どうしたの?」

「リサ…?もうすぐすれば練習が始まるわ。そろそろ気持ちを切り替えて頂戴?」

「あっ!ゴメンゴメン……アハハ〜…」

 

(ほんとにリサ……どうしたんだ?)

 

さっきもいきなり黙り混んで……俺は少しリサが心配になってきた。

 

「あっ!友希那さんとリサ姉!お疲れ様ー!」

「お、お疲れ様……です」

「お疲れ様です2人共。そちらの方は?」

 

俺がリサの心配事をしていると……例の3人がCIRCLEに現れた。

 

「紹介するね!彼は大江神楽。長野県小茂呂高等学校から羽丘に転校してきたの!」

「大江神楽だ。宜しく、3人とも」

「よ、宜しく……お願い…します……。え、えと……白金燐子です」

「宇田川あこだよ!宜しくね!神兄(かぐにい)!」

 

(神兄?)

 

「氷川紗夜です。宜しくお願い致します。大江君」

「神楽でいいよ紗夜。燐子もあこも宜しくな」

 

「「「はい!!(はい…!)」」」

 

…………………………

………………

 

互いに自己紹介をした後……俺達6人は練習をするべく、楽器の準備、機材のセッティングをした。

 

改めてパートを紹介すると……友希那がボーカル、リサがベース、紗夜がギター、あこがドラム、燐子がキーボードだ。

 

「ねえ神楽?これから一曲合わせようと思ってるのだけれど…貴方にその後感想を述べて貰うけどいいかしら?」

「俺なんかがいいのか?」

「貴方…だからこそよ?神楽の才能を見込んで頼んでるの……」

 

どうやら友希那は俺の音楽の才能を相当評価してるらしい。

 

(まあ俺も1度友希那とリサ達が奏でる音楽……それがいかなるものか……聞いてみたかった)

 

「いいよ。けどその前に……リサ!」

「どーしたの神楽?」

 

リサは俺に呼ばれるなり、直ぐにベースをベーススタンドに置いて俺の元へ顔を赤くさせながら寄ってきた。

 

「ちょっといいか?」

 

「「??」」

 

…………………………

………………

 

俺はリサを連れてスタジオに繋がる廊下の途中まで来て歩みを止めた。

 

「どうしたの神楽?何かあったの?」

「……リサ…少しだけ……じっとしていてくれ」

「え?それって、どういう……っ!?」

 

リサが言い終わる前に俺はリサを力強く抱き締めた。

 

「ちょっ!?神楽!?」

「…………」

 

(あー…やばい、いい匂いしすぎて目的果たせずにやこっちがパンクしそう)

 

そうなる前に俺はリサに伝えたいことを伝えた。

 

「リサ」

「な、何!?それよりどうしたの神楽!?」

「……とりあえず落ち着け」

「!……うん」

 

俺に抱き締められて少しパニックに陥ってたリサをおちつかせる。

 

「リサ……後悔してるのか?」

「え!?」

「……俺に告白してから……全然落ち着けれてないと思ってな…もしかして……俺に告白したことに対して後悔してるんじゃないかって……」

 

「そ、…そんな事無い!」

 

今も抱かれてるままだが……リサは俺の質問に対してそう答えた。

 

「私……神楽にもっと自分のこと見て欲しくて……でも、その為にどうしたらいいか分かんなくて!気がついたら神楽が皆と仲良くする所見てたら何かぐちゃぐちゃになって……私、私……」

 

遂にリサは俺の胸に顔を押し当て、泣き始めた。

 

「リサ……」

 

知らない内に酷いことをした……何て物じゃない。彼氏として当たり前の事をしてやれなかった自分を殴り飛ばしたかった。

 

「神楽……心配かけてゴメンなさい…でも、私の事をもっと見て……私の事を1番に思って欲しいの!」

「……済まなかった。お前の気持ち……気づけなくて…分かってやれなくて……」

 

だからリサに対してもう幼馴染みではなく、『彼女』として接していこうと誓った。

 

「また……約束になるけど……これからはお前の彼氏として全力を尽くせるように頑張るよ」

「約束……だよ?」

「ああ、だからリサ……これからは俺の彼女として胸張って皆にアピールしてくれよ。そうすれば……お前の彼氏としての実感?ってつかな?それが湧いてくる」

「うん……分かった!約束ね!神楽とアタシの2人だけの約束!破ったら針千本飲んでもらうから!」

「ハハ!望むところだ!」

 

凄い懐かしい約束の仕方を交わし、俺はようやくリサから離れた。

 

「ん〜!見てて神楽!アタシ達のステージを!」

「ああ!見せてくれよリサ!Roseliaのステージを!」

 

そう言葉を交わし俺とリサは手を繋ぎながらスタジオに戻った。

 

…………………………

………………

 

「おっ待たせ〜♪」

「済まない友希那、時間をとらせた」

「大丈夫よ……それより2人とも……」

 

「「どうした?(どうしたの?)」」

 

友希那が訝しむ理由を代わりにこの3人が答えてくれた。

 

「あ、あの……大江さんと今井さん……」

「2人とも……も、もしかして……」

「付き合ってるの!?」

 

「「そうだよ??」」

 

「「「えぇぇ〜〜〜!!!?」」」

 

そのやり取りを見ていた友希那は吹き出して笑っていた。

 

「あれ?友希那驚かないの?」

「ええ…だって2人が付き合うことなんて幼馴染みの私からしたら想像何て容易いものよ?私はただ練習を厳かにしないか少し心配だっただけよ」

 

それを聞いて今度は俺が笑った。隣ではリサがまた顔を赤くしている。

 

「ハハハ!友希那に1本とられたや!でも大丈夫だ!厳かになる様な事はしない……約束するよ」

「ありがとう……そう言って貰えると嬉しいわ」

「うぅ〜……///」

 

なんやかんやでRoseliaの練習がはじまった。予定通り最初に曲を一曲合わせた。

 

「いくわよ……BLACK SHOUT!」

 

〜♪〜♪〜♪

 

「!?」

 

曲が始まってから俺は一瞬にして友希那たちRoseliaの世界に飲み込まれた。

 

「予想以上……だな…これは……」

 

「〜勝ち取れ今直ぐに!」

「「「「「SHOUT!」」」」」

 

……曲が終わって……俺の腕の震えはしばらく止まることはなかった。

 

…………………………

 

「いや〜凄いな……やっぱ直で聞くと迫力が違うな〜」

「ありがとう神楽……それで…どうだった?」

「うん、パート一人一人、しっかり周りを聞けてるし、聞けてるゆえサポートケアも抜かりない。流石だよ……ただ」

 

俺は少し言葉を置いて

 

「もっとこの曲の世界感を理解して演奏できる……俺はそう思ったな」

 

以上だよ?……という表情で友希那に向き直る。

 

「……ありがとう、期待以上だわ。貴方ならマネージャーになっていいサポートが出来そうね」

「アハハありがとうな……って今なんてった?」

 

友希那の言った言葉にリサは目を輝かせていた。

 

「神楽……貴方にはRoseliaのマネージャーになってもらうわ」

「………悪くない…な。よし!その話乗った!」

 

そして俺は今日からRoseliaのマネージャーとなった。

 

…………………………

 

「「わぁ〜!!」」

 

俺の差し入れをみてリサとあこはまるで子供の様に目を輝かせていた。

 

「こ、これは……」

「蜂蜜の塩レモン漬け…ですか?」

「ああ、練習終わりにでもって閃いて即席で作ったんだ」

「水筒に入ってるのは……麦茶ね?リサのクッキーと張り合えるんじゃないかしら?」

「おいおい…そんなつもりは無いって」

「でもリサ姉のクッキーも美味しいんだよ!」

「はい。今井さんのクッキーには練習の意欲を高めてくれる効果があるんですよ?」

 

リサのクッキーそんなに人気なんだ。流石女子力高いだけあるな〜

 

「そうなの?なら今度リサのクッキーご馳走になろっかな?」

「本当に!?」

「ああ、皆がそういうんだ。美味しいに決まってるよ」

「そ、そんなに褒めても何も出ないぞ〜?///」

 

俺がそう言うとリサは照れながらそう言った。

 

(可愛いな…リサ)

 

「そろそろ帰りましょうか」

「そうね。皆、今日練習で指摘された所を各自復習しておくのよ」

「「「「了解ー!(了解です)(了解です!)(はい…)」」」」

「神楽」

「ん?」

「次からは宜しくね」

「ああ、了解した」

 

次の練習からは俺もRoseliaの一員として練習に参加する。

 

(よーし!気張ってくぞ!)

 

心の中でそう、誓いをたてたのだった……

 

…………………………

………………

…………

 

〜リサside〜

 

「それじゃあ2人とも、また明日!」

「ええ、また明日」

「また明日な2人とも」

 

そう言って私達はそれぞれの家へ入っていった……

 

「ただいま〜」

 

アタシはそう言って上がり、自分の部屋へはいっていった。

 

「…………」

 

私は部屋に入るなり、カーテンを閉め、ベースやれ荷物やらを決めた場所に置き、ベッドに仰向けになる。

 

「…………ふっ…ふふふ…ふふふふふっ」

「アッハハハハハハハハハ!!」

 

私は部屋中に響きわたるのお構い無しに高笑いを上げた。そして自分の腕…胸など、あの時(・・・)神楽に触れた所を全てさすりながら悶えた。

 

「ああぁ…神楽に抱きしめられた♡神楽に触られた♡嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい♡身体全てで神楽を感じられたよぉ♡」

 

そして遂には服や身体中の匂いをかいだ。

 

「ん〜…私の匂いが強いけどぉ♡微かに神楽の匂いがする♡

当分洗濯したくないなぁ…♡」

 

今日からグッとタイミングで両親はしばらく新婚旅行でいない。何てタイミングだろう……♡

 

「あぁ…神楽♡私だけの神楽♡神楽神楽神楽神楽神楽神楽神楽神楽神楽神楽ぁ♡神楽は私だけの物♡誰にも渡さない♡だってぇ……」

 

一呼吸置いて……

 

「私は神楽の……彼女だもん♡」

 

私の心は……神楽のお陰(せい)で……崩壊寸前だった……

 

 

 

 

〜END〜

 

 

 

 




……ラスト…いよいよリサが変わり始めました。どんな結末が待っているのか……お楽しみに!

また新たにアンケート作りますので宜しくお願い致します!高評価、感想等宜しくお願いします!

それではまた次回お会いしましょう!

ルートストーリー(ルートEND)を作りたいけど……

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