それでは……どうぞ!
〜リサside〜
……気づいたらアタシは自分の部屋にいた。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」
CIRCLEまで走ったせいか、かなり息が上がっていた。……そして
「う、うう…!ウグッ……エグッ」
どうして?どうしてアタシは泣いてるの?涙をながしてるの?
そしてとうとう涙腺が崩壊してアタシはその場で泣き崩れてしまった…
「どうして……どうしてなの?友希那ぁ…!友希那は…友希那は…友達として…幼馴染みとして……応援してくれるんじゃなかったの!?」
『神楽は私の
「アタシは……神楽の……神楽の彼女なに……どうして?どうしてなの?友希那ぁ……!」
「あの時の友希那の言葉は……嘘だったの?どうして応援してくれないの?どうして?どうしてアタシから神楽を奪ったの!?……」
返事が返ってくるハズない……そうわかっていたとしてもアタシはそう泣き叫ぶしかなかった……
そして私はカバンからカッターを取り出して刃を出し……
ザクッ!!
……自分の左腕を切りつけた。当然切り口から血が流れ出る。
(……痛い。……でもまだだ)
ザクッ!!ザクッ!!ザクッ!!ザクッ!!
何度も……何度も何度も……気が済むまでカッターで自分の左腕を切りつけた。切りつける度に切り口から血が流れ、止まらない。
そして……
グサッ!!
「ッ!!ああああああああああ!!」
痛みに耐えきれず…なのか、アタシの我慢の限界…なのか。もしかしたら両方かもしれない……とにかくアタシは耐えられず泣き叫んだ。……
「……友希那」
気が済んだのか、カッターで自分を傷付けるをやめていた。
「……アタシから……神楽を取らないで……取らないで…取らないで…お願いだから……」
そして私はその場でしばらく泣き続けたのだった……。
…………………………
………………
…………
〜神楽side〜
「「「「………………」」」」
リサが飛び出して行ってから俺達5人の間には沈黙が暫く続いた……。
「……湊さん」
それに耐えかねたのか紗夜さんが友希那に話しかけた。
「何かしら?」
「ッ!…………」
パァンッ!!
「紗夜さん!?」
「ひ、氷川さん!?」
「…………」
パァンッ!!
「紗夜さん!?お、落ち着いて下さい!!」
「そ、そうです……!ど、どうしたんですか……!?」
俺と友希那は紗夜に思い切り平手打ちされた……しかしその痛みよりも逆に清々しさが勝って何故か清々した気分だった。
「2人とも……自分達が何をしたのかわかってるんですか?」
「そうだな……
「ッ!?…どうしてそれを!平然と言えるんですか!?湊さんもそうです!!今井さんと大江さんを応援するんじゃなかったんですか!?」
……まあ確かに、
「ええ、確かに応援する……リサにもそう約束したわ。けど…その必要が無くなった……だから私はリサを裏切って神楽と付き合う事にした」
「!!……何故それを平然とっ!!」
「!!さ、紗夜さんやめて下さい!」
リサに対する平然とした態度に怒りが爆発したのだろう。紗夜がもう一度友希那に殴りかかろうとした。そしてそれをあこがそれを止めにかかった。そしてそれに続くように燐子も止めにはいった。
「氷川さん落ち着いて下さい!!きっと…神楽さんと湊さんにも訳があるはずです!出なければ…2人はこんな事しないはず…です!」
「なら尚更です!どうして話してくれないんですか!?私達はRoseliaです!仲間なら…話してくれたっていいじゃないですか!」
「……紗夜の言う通りだ」
「「「!!」」」
「神楽……」
「大江さん……どう言うつもりですか?」
「済まない……この
「……話してくれるんですね?」
少しづつだが、紗夜が落ち着きを取り戻し始めた。
「ああ……すべ話すよ。こうなった理由」
「……分かりました……宇田川さん、白金さん。私は大丈夫です。2人も…取り乱して申し訳ありません」
そう言うと燐子とあこが紗夜から離れた。その時一瞬身構えてしまった友希那を「もう大丈夫だ」と言い落ち着かせた。
「では話します。最初から言いますけど、これから言う事は全てが事実…ではなく俺と友希那の考察もあります。それを踏まえて聞いて下さい」
「「「はい…」」」
そう3人に言うと俺は話し始めた。
「まず…知っての通り俺とリサは3日前……俺が転校して来た日に付き合い始めた。リサが言うには俺が戻って来たら告白しようと考えてたそうだ。そうだな?友希那」
「ええ……リサは私と疎遠になる前…神楽が転校した後暫くした後に神楽の事が気になって話し始めたの」
そして友希那は一息置いて話を続けた。
「そしてRoseliaが出来た時から私とリサは昔見たく隣同士で話を弾ませていたわ。そしてその時だった。リサは神楽の話をして自分が神楽に告白するって言ったのは」
「そんなに前から……」
「そして転校した日……今井さんは…告白した…」
「その時からリサ姉神兄の事好きだったんですね……」
「そうなるわ」
転校した後の日の事は友希那に告白されてから聞いた。俺はその時そこまでリサが自分の事を好いていた事により素直に嬉しかった……。
「そしてリサと付き合うことになって1日が過ぎた……その日からだろうな。リサが変わったのは……いや、付き合うことなった日からだろうけど」
「今井さんが変わった……?」
「心当たりあるんじゃないか?俺がRoseliaのマネージャーになった練習の日からリサが俺に甘える様になった」
「そう言えばそうです!」
「はい……でも、今井さんの甘え方……なんと言うか…独占的なものが強かった……気がします」
「……!確かに…今振り返って見れば……」
俺はこの時、あえてあの事件に着いては語らなかった。そうすれば皆がリサに対する態度等が一変すると考えたためだ。
「そして俺はリサの甘えが自分に対する愛し方なのだとそう勝手に解釈していたが、同時にその愛が強くなり過ぎて誰か傷つけてしまうのでは無いのか……って心配もした……が遅かった」
「お、遅かった……?」
「何かあったんですか?」
「皆はうちの学校のクラスメイトの南雲エミが今日何者かに殺された…事は知ってるかしら?」
そして友希那は今日先生から教えられたエミが何者かに殺された件を話し始めた。
「あ、あこもそれ聞きました!」
「わ、私も……」
「今日のHRで聞きましたね……でもそれが今井さんと何か関係が?」
どうやら花咲にもこの件は知れ渡ってるみたいだ。
「彼女はリサと古い仲だったの」
「ああ、いわゆるギャル友ってやつだなそして事件の日……俺は彼女に告白されたんだ」
「「「!!」」」
告白された話をした瞬間、3人の顔は一気に青ざめた。
「ま、まさか……」
「神兄……嘘だよね?」
「大江さん……もしかして……」
「…………」
どうやら3人とも同じ事を考えてたらしい。なら……
(今更だが隠す必要はないな)
「俺と友希那は……彼女を殺めたのはリサだと踏んでる」
「「「!!!」」」
「そ、そんな!今井さんがそんな事……!」
「リサ姉がそんな事するなんて……嘘だよね?神兄!?」
「何かの…間違え……では……?」
「ああ、俺もそう信じたかった……だけど……」
俺はそう言った後、友希那の方を向いた。そして友希那は微かに頷いた。
「リサが殺ったのを私達は目撃してない……」
「!?だったらなぜ!」
「私がリサがやったと言う確信を持ったのは2つの出来事……」
一息置いて話を続けた。
「一つはリサとの電話……最初はただの雑談だった……けど神楽の話をし始めたらリサの様子が一変したの」
「それって……つまり?」
「最初は神楽を褒めるだけだった……けどそれがだんだん一線を超えた話になって……仕舞いには……」
そこで友希那が身体を震えさせた……あの電話の内容を思い出したのか、顔も微かに青ざめていた。
「『神楽に手を出したら友希那でも許さない』……そう言ったの……身も毛もよだつってこういう事を言うんだって改めて思いしったわ……」
とうとう耐えきれず友希那はしゃがみこんでしまった。
「友希那さん!?」
「だ、大丈夫……ですか!?」
「湊さんもう十分です。ごめんなさい、思い出したくもない事を思い出させてしまい……」
「大丈夫……ごめんなさい、取り乱してしまったわ」
「しかし……これだけだなら確信は持てるとおもうのですが……」
確かに、それだけならリサが殺ったと言う確信が持てる……しかしこれは友希那が体験した事だ。
「さっきのはあくまで友希那が体験した出来事だ」
「2つ目はエミが死んだと知った時ね」
「ああ、あの時エミの友達……恐らくリサと同じギャル友の生徒らが泣
いていた……そしてリサも」
「仮に今井さんがやってないなら……それは当然なことでは……?」
確かに燐子の言う通りだ。もし仮にリサがやって無ければ友希那や俺と同じくらい大切な友人を殺されたんだ。悲しむのは間違いないはず……
「けどそれは……感情を抑えた演技に見えたんだ……」
「「「!!??」」」
「そ、それはどう言うことですか?」
「分からない……けど俺は隣にいたからだろうな……リサからは心の底からエミが死んだ事に対して悲しんでなかったように見えた……あと」
「あ、あと……?」
「小声だけど確かに聞き取れた……『神楽に手をだすからこうなったんだ』…ってな」
「!!そ、そんな……リサ姉が!」
3人は驚きを隠せずにいた……しかし俺は確かにあの時聞いてしまった。リサが悲しみ間際に口にした言葉を。
「……俺はこのままだとリサが俺の知るリサじゃ無くなってしまう……他の…知人や友人……Roseliaの皆…友希那までもが傷ついてしまう」
「もう手遅れかもしれない……だけど私は何があろうとリサを救いたい……その思いで私は神楽と
「そうだったん…ですね……」
「これが友希那と付き合うことになった全ての理由だ」
そう言い終え俺は3人を見る。未だに驚きを隠せず青ざめた表情は変わらないままだが……。
「にわかに信じ難い……ですが、2人を信じましょう」
紗夜がそう言うと俺と友希那の方を向き頭を下げた。
「先程は……あなた達を叩いてしまって…ごめんなさい」
「顔を上げてくれ。もとい俺と友希那が隠してたのが行けないんだから」
「そうね。私達の方こそ……ごめんなさい」
「それで…私達に何か出来ることはないでしょうか?」
互いにさっきの事を謝った後、紗夜が俺達にそう尋ねてきた。
「わ、私も……2人の力になりたい…です」
「あ、あこも!リサ姉を助けたいです!」
それに続いて燐子とあこが尋ねてきた。
「紗夜…燐子…あこまで……」
「3人には……今まで通りリサと接して欲しい。無理に接すると何がおこるか分からない……ただし」
俺はそこで一息置いて
「リサが暴走しそうになったら……手がつけられなくなった時は…その時はよろしく頼む」
「はい!」
「分かりました……!」
「任されました!」
そう言うと3人は力強く頷いてくれた。そこで友希那が、ある事を思いついたのか、俺達に話しかけた。
「皆…今回のライブで話しておきたい事があるの」
「友希那?」
「実は……」
この時俺と紗夜、あこと燐子の4人には友希那の提案に潜む
…………………………
………………
…………
〜友希那side〜
その日の夜……私は何時もの様にある曲の作詞をしていた。しかしこの曲は次のライブでは演奏しない。……そう決めていた。
「……出来た!」
何回か考え直し納得が行くまで書いては消してを繰り返し、ようやく完成した。
「あとは……」
完成して間もなく、友希那はとある人物に電話をかけた……
(……お願い、繋がって……)
『……もしもし?どうしたの?友希那』
「リサ……今…話せるかしら?」
『……正直、誰とも話したくない……明日にしてくれる?』
かけた相手はリサだ。今日のことを引きずってるのだろう……話を拒否しようとしていた。
「ごめんなさい。次のライブの事で……どうしても貴女と話したかったから……」
『……分かった。今、窓開けるね』
そう言った直接、リサの家の方から窓が開く音がした。それに続く様に私も窓を開ける。
「リサ……」
彼女を見るなり私は絶句しそうになった。目の前の彼女はものすごくやつれていて、目尻が赤かった。
『友希那、話って何?』
「ええ、……その前にリサ、その…さっきはごめんなさい貴女に酷い事を言ってしまったわ……」
『大丈夫だよ……ってあまり正直にいえないけど…もういいよ。友希那はアタシの為に神楽と付き合おうとした……そうだよね?』
「!……それ、神楽から聞いたのかしら?」
『……うん、さっきまで神楽と話しててね…言ってくれたの。アタシの為に友希那と付き合ったって。アタシをちゃんと愛したいからって』
「……そう…だったのね」
それを聞いて…なんだか複雑な気持ちになった。協力関係として恋人同士となったのに……何なのだろう?この感じ……
「リサ……次のライブで…貴女を救いたい。私は…今にも壊れてしまいそうな貴女をこれ以上見てられない……だけど…幼馴染みとして放って置く訳にはいかない」
『友希那……アタシ……待ってるから。友希那がアタシを救ってくれるのを……待ってる』
やつれた状態でも……リサは私に向かって微笑んでくれた…しかしその微笑みはどことなく今は悲しげに見えた。
『アタシ、そろそろ寝るね?明日にはちゃんと接せれると思うから』
「そう……なら今は神楽は私のものでいいわよね?」
『っ!……うん、神楽をよろしくね?でもどこに行っても神楽の彼女はアタシだけなんだからね?』
『もう……容赦しないから』
「?何か言ったかしら?」
『うんん!大丈夫!それじゃあまた明日ね!』
「ええ、おやすみ……リサ」
そう言って私は窓を閉め、カーテンを閉めた。
(リサ……貴女は必ず……私が救って見せる)
電話を切った私はそう強く誓ったのだった……。
…………………………
〜リサside〜
『おやすみ……リサ』
友希那からの通話が終わりアタシも窓とカーテンを閉めた。
そして私は通話中ずっと隠してた左腕を見た。……今の左腕には手首から肩の少ししたまでにかけて包帯を巻いていた。
そして……机にある写真立てをてにとってそっと抱きしめた……
「もう……手遅れなんだよ…友希那。私はもう……壊れちゃってる。だから……」
「次のライブで……お別れだね」
〜END〜
次回ライブ前日、前夜回……友希那は果たしてリサを救えるのか……?
お楽しみに!
高評価、感想等お待ちしております!
ルートストーリー(ルートEND)を作りたいけど……
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全然OK!
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ダメデス
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お任せします!