突然部屋にガチャポンマシンが出現して、しかもめちゃくちゃ邪魔なんだが? 作:内藤悠月
宇宙エレベーター。そのメインとなるステーションは地球上でいえば、36000キロメートル上空の静止衛星軌道に位置する。
このステーションが人類が宇宙に飛び立つための中継点であり、ここを起点に宇宙の開発を行えるようになる。
しかもロケットの打ち上げでは成し遂げられないほど低コストで、だ。
つまりこれを押さえた国家が、宇宙開発の覇権を握ることになる。
今回は、頑張ってステーションまで行く話だ。
基部……新惑星側地上ターミナルを制圧した
というのも、ステーションまでめちゃくちゃ遠いのだ。
車で直進出来るように作ってあるとはいえ、その距離36000キロメートル。
地球を半周するより遠い。
とりあえず前進させているが、あまりにも長い距離と、完全に閉鎖されている状況によって、延々先の見えないトンネルを走り続けているような気分にもなる。
300キロごとに塔の節として作られたのか急に広くなる部分が存在しているが、何のためにあるのかわからない。
多分建造の際にできた接続部のようなもののような気はする。
突如として出現したものに建造の都合が存在するのかというのは不明だが。
そうやって1600キロメートルほど前進していたときだった。
機神が捉えていた
慌てて
その地点はちょうど節目となる側面が見られる。
だが、それが他の節目と比べても広く、別の技術でできているように見えるのだ。
膨らみの中程になにか、輪のような部品が見えている。
兄はなにかに気がついたように、その輪を堺に、2体の
手を伸ばせば握り合えるような距離で並べているにも関わらず。
機神のマップには、1600キロメートルと16000キロメートルに分かれて
……。
む、無限連結式……。
そこの輪の部品を境に、空間が歪められて接続されている。
1600キロメートルと16000キロメートルというやたら中途半端な距離でだ。
ん、ん?
これもしかして、36000キロメートルまで行っても、ステーション無い可能性があるな。
なにせ無限連結式だ。
空間を跳躍してしまうあの輪のパーツが無限に重ねられて、それによって地球と新惑星を直結している可能性だって当然ある。
だとすれば地球側まで行くのはやはり危険……か?
わからん……どうすれば正解か、わからん……。
あった。静止衛星軌道ステーションはあった。
あのあと、19000キロメートルから3万3000キロメートルへ同じように跳躍し、合計で7600キロメートルの直進で到着できた。
大体日本列島の2倍の距離である。
モスクワ鉄道よりも短い。
で、ステーションだが、かなり広い。
車で移動する必要がある程度には大きい宇宙用コロニーといった感じの場所が広がっていて、重力が逆向きに生じている。
天井に当たる部分がガラスに近い素材でできているのか透明で、星の地表を見渡すことが出来るようになっているのだ。
それに円盤状の形状をしていて、それは同じように天井を見ればその形が見て取れる。
で……すでに打ち上げてある
円盤コロニーの内側から見ると、どう見ても円盤コロニーが4つ、接続されているようにしか見えないのだ。
と、いうことは。
輪っか状のパーツで接続されていて向こう側に見える円盤コロニーは、他の星にある無限連結式転移ゲートの円盤コロニー、だということか。
……4つ。
新惑星と地球のものを省いて考えても、あと2つ。
よその惑星に無限連結式転移ゲートが存在するってこと、か?
やめてくれよ……。
新惑星と地球の無限連結式転移ゲートだけでも手一杯だっていうのに、そんな、別惑星の存在を示唆するのはマジでやめてくれよ……。