突然部屋にガチャポンマシンが出現して、しかもめちゃくちゃ邪魔なんだが?   作:内藤悠月

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SR 至高の寝床

 寝床。それは人が眠るために誂える場所のことだ。

 ベッドを始めとして、その周囲に眠りを補助する道具や、寝起きにする作業を助ける家具などを配置してあるものをいう。

 人の睡眠は些細なことでその質を落とす。

 それを高めるために人は様々な方法を考え、実行するのだ。

 それらをひとまとめにしたものが寝床である。

 

 今回はその寝床が出てきた話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 熱心に祈りを捧げているエルフたちだが。

 機神のパワーで調べてみると、第7の枝(セブンスブランチ)に集落が3つ出来ていた。

 彼らはその3つの集落の代表として巡礼の訪れたというわけなのだ。

 

 で……なんで来たかというと。

 簡潔に言うと、生まれたので報告に来ました、というものだ。

 世界樹の葉っぱから木の実みたいに自然発生したらしい。

 うーん。

 

 確かに神が実在し、それを知覚できるのなら報告にも来るか。

 日本人も子供が生まれたら神社に参拝したりするしな。

 七五三とかはそもそもそういう行事だ。

 

 今はノーライフキングのリチャードさんに応対を任せている。

 この人、政治も出来るわ魔法研究は天才的だわ、人当たりもいいわで自分の過去を話すこと以外完璧の超人か? と思う。

 まあ年の功というやつだろう。

 そして、そんなリチャードさんはエルフ達からは偉大なる死の神として扱われている。

 まあ、はい。

 

 あとその話の中で兄が邪神扱いされてて笑った。

 運命と偶然の邪神ってなんだよ。

 

 はー、まあいいや。

 ガチャ回そ。

 

 SR・至高の寝床

 

 出現したのは巨大なベッドだった。

 ぱっと見てもダブルサイズのベッドのようであり、またベッドの頭の部分に大小様々な棚もついている。

 それにベッドの下には引き出しがついていて、服などをしまえるようになっている。

 

 べ、ベッドだ……。

 一目でそれが非常に高品質なベッドであることがわかる。

 かけられたシーツの表面のきめ細やかさ、滑らかさから。

 枕の柔らかさ、掛け布団の重さまで。

 どれ一つをとっても最高のものであると見ただけでわかる。

 

 なんなら光り輝いているようにすら見える。

 完全に錯覚なのだが、それが優れているものだと強引に理解させてくるほどのクオリティなので結果光っているように見えるのだ。

 

 というか……見るからに快適そうで……。

 からだが……すいよせられる……。

 

 

 

 

 

 

 

 はっ。

 気がついたら1時間半眠っていた。

 軽く昼寝をすると割とはっきりと夢を見る方なのだが、その夢すら見ないほど深く眠れてしまっていた。

 全身にあった疲れも見事なほど取れていて、しかも頭も冴えている。

 

 びっくりするほど寝具としての質が……質がいい……!

 なんだこれ、天国か?

 天国の雲の上で眠っていたのか?

 

 もはやそういう代物のようだとしか思えない。

 そこでこの景品の名を思い出す。

 至高の寝床。

 なるほど。

 

 久々にすごくいいものが出た……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 後日。兄が、これは空を飛んだりしないのか? とか抜かしていた。

 言いよる。

 

 というか機神の分析では普通のベッドを、なにか超技術か魔法技術か錬金術かで品質を限りなく最高に引き上げている代物だそうだ。

 概念的な品質を引き上げている……どういうことだ?

 すごいモノがいいのはわかるが。

 

 そして、ついでと言わんばかりに、モノの品質を引き上げる技術を見つけ出す機神の解析力ヤバい。

 出来ることがわかっていて、それが施されているものが手元にあれば分析出来るとかそういう理屈らしい。

 

 兄はそれで木刀の品質を引き上げて、木材を切断できるようにしていた。

 いや……なにやってんの!?

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