ALO(エーペックス・レジェンズ・オンライン) 作:hareth
「やっぱボルトヘムロックがさいつよだわ」
「たわけ。センチネル最強ォ!」
「何言ってるのよ。クレーバーが一番よ」
「「ケアパケ武器はノーカンだろ」」
とある昼下がり。ガンゲイルオンライン(以下GGO)にログインしている3人が、喫茶店にて談笑していた。上からハレス、スパロー、シノンだ。
「そんなこと言ったらピッキが一番強いわ」
「いやクレーバーでしょ」
「クレーバーよ」
「変態スナイパー共は黙れ」
普段の役割としてはハレスが近中距離でかき乱し、スパローがカタパルトタートル……もといジャンプパッドで俺☆射出しながら仕留め、シノンが逃げ惑う敵チームへの追い打ちという感じになっている。控えめに言って全員変態である。
「シノンに至ってはなんで砂2本持ちとかしてんだよ。ウィングマン持てよ」
「生憎リボルバーは扱えないのよね」
「いや、そこに関しては俺も同感」
「スパローも大概だけどな……」
現在GGOでは、「APEX LEGENDS」というゲームとのコラボイベントが開催されている。特設マップにて装備を集め、最後の1部隊になることを目標にフィールドを駆け回るという典型的なバトルロイヤルゲームである。武器は独自の物が使われており、アサルトライフル、サブマシンガンなど合計25種類ある。どの武器でもそれなりに戦えるが、やはり武器の強さは存在している。
このイベントの目玉はなんといっても特殊能力が使えることだろう。敵の位置をスキャンできる能力、ワイヤーを飛ばして立体的な移動ができる能力、一時的に無敵状態になる能力など、様々な能力を駆使しなければいけない。この3人は最近よく固まってイベントを楽しんでいた。
「次のマップは……さっきまでキンキャニだったからオリンパスか」
「はぁ?オリンパス!?スナイパーと爆撃有利のクソマップじゃねーか!おとなしくエッジにしとけよ!」
「運営に文句いうなハレス。それに順番決まってただろうが」
「どこがクソマップですって?スナイパー有利の神マップじゃない」
「お前ら張り合うな疲れる」
「キンキャニは?」
「漁夫許さない」
「即落ち2コマかよ」
漁夫ペックスとも言われることも多々ある。どころか永遠に終わらない漁夫とも言われることがある。某ニーチェである。
そんなこんなで談笑を終わらせ、戦場に向かうことにした3人。マッチングロビーで能力の選択を行う。
「いつものでいいか?」
「肩慣らしだしいいんじゃないか?」
「なら私レイスで」
レイス。能力は短時間無敵化と一定時間ポータルと呼ばれる空間転移装置を使うことができる。他には敵に見られると警告されるというものがある。デメリットとしては被ダメが大きくなってしまうことだ。
「それじゃスパローがオクタンで俺がパスファインダーだな」
オクタン。自身の体力を減らし高速移動ができる。更にジャンプパットを使うことで横方向の移動に優れる。デメリットとしてはその機動性故、意図せず味方から離れてしまうことだ。
パスファインダー。ワイヤーを飛ばし3次元機動力に長ける。長距離移動する場合にもジップラインを伸ばして移動できる。デメリットは被ダメが大きくなること。
機動力に優れるパーティーであるが、反面誰か一人でも倒されると崩壊してしまうというピーキーなパーティーになっている。扱いこなせるのは戦況を読み取れて、要所要所で適切な動きができる者だけだ。
「とりあえず一戦終わったら[#スパローを許すな]でツイートな」
「いいわね、やりましょ」
「オイコラ」
飛空艇から降下していく3人の戦い様や如何に。