東人剣遊奇譚   作:ウヅキ

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第20話 先駆け抜討ちは戦の華

 

 

 翌朝。タナトスは再びヤトとビヨルンを引き連れてヒュロスの屋敷に赴いた。

 覆面男の足取りは覚束ない。正確には腹を庇うように歩いているので足の動きが悪い。顔も覆面で隠していない下半分に青あざが出来ていたり、腫れている箇所が目立つ。上の部分も露出している目が細くなっているのでそちらも血が溜まって腫れているのだ。

 部下の同志に相談せず勝手な行動をした報いだろうが、当人はこの程度で済んでいるなら安いものだと笑っている。豪胆というべきか軽率というべきか。

 それはさておき、三人は昨日と同じように謁見の間に通される。今度は待たされる事も無く、武器の携行も許された。

 部屋には窓からさんさんと朝日が差し込み、扉から奥のシノンまでの間に直立不動で二列に並んだ兵士達の掲げるヒュロス家の黒い旗が否応なしに荘厳さを作り上げていた。

 奥には家臣団が居並び、最奥の椅子にはヒュロス家当主シノンが昨日以上に煌びやかな衣装とマントを纏い座っていた。

 

「よく来たなタナトス。早速だが昨日の申し出の返答をするとしよう」

 

 シノンはタナトスだけを手招きして、すぐ近くまで呼び寄せてから膝を着かせた。

 さらに彼は立ち上がって側仕えから抜き身の剣を受け取り、剣先をタナトスの肩に置いた。

 これは叙勲の儀だ。王族のシノンが正式にタナトスを貴族として認め、家臣とした儀式だった。

 

「これよりタナトスとその配下は全て私とヒュロス家の臣下となる。よって私の許可無くこの者達に危害を加える事は赦さん。例え亜人であっても魔法が使えずともだ。よいな」

 

「「「ははっ!!全ては御当主の御心のままに!!」」」

 

 ヤトはシノンの発言の意図を読み取った。つまり自分に頭を下げる者には慈悲ある扱いをしてやるがそれ以外は知らん。≪タルタス自由同盟≫の掲げる理念の不当な差別の否定を無理なく擦り合わせた形か。

 無条件に全ての民を平等に扱うのは危険と反発が大きい。ならシノン自身にも利になるような条件を付けて自発的に相手に選ばせればいい。上手くいけば他所の土地の民も同調させられる。

 ≪タルタス自由同盟≫の構成員は組織の性質上、兵士か諜報員、あるいはそれを支える後方職に就く場合が多いので、数が増えれば増えただけシノンの兵が増える事になる。それは今後の戴冠レースに少なからず響いてくる。

 身の内にリスクを抱えるが魅力ある手段といえよう。それを分かって選べるのだからシノンという男は中々に強かな男だ。

 

「さて、このような仕儀となった。お前の言葉通り、手に入れた領地は全て私のものとなる」

 

「もちろんでございます。これより我らはシノン殿下の剣となって邪魔する者を全て切り伏せて御覧に入れましょう」

 

「うむ、期待しているぞ。では要望があるなら聞こう。広大な領地を貢物にするのだ、出来る限りの事はしてやる」

 

 主人の嫌味に周囲の家臣団の顔が僅かに引き攣る。今まで誰もタナトスほど価値のある貢物を用意出来なかったのだから嫌味を言われても仕方が無いが、それでも内心では面白くなかったので、八つ当たりかつ余計な事を言うなという意味を込めて新入りを睨みつけた。

 

「ではまず、昨日の戦で捕虜にしたラース家の獣人奴隷を全て私の指揮下に置いて頂きたい」

 

「良いだろう。どうせ私達よりお前達の方が亜人の扱いには慣れているだろうからな」

 

「全くですな、あのような―――ごほん。新入りは新入り同士気が合うでしょう」

 

 発言した家臣が口元を隠して含み笑いをする。主の手前、亜人を貶める言葉を控える程度の気配りはあった。

 家臣の発言も個人的嫌悪感を除けば正しい。彼等のような貴族が獣人奴隷を兵士として扱ったところで効果的には使えない。なら働き甲斐のある場所に放り込んだ方がずっと効率的だ。

 これで≪タルタス自由同盟≫に二百名の獣人が新たに加わった。尤も彼等の半数は昨日の戦で怪我をしているし、もう半分も元から怪我人か栄養状態が芳しくないので療養が必要だった。それと今後タナトスには俸禄として定期的に人数分の食料がヒュロス家から支給されるが、武器などは自分達で調達せねばならなかった。

 

「他には?」

 

「意見具申ですが、可能な限り早くラース家を下して領地を併合しては如何でしょうか」

 

「ラースをか。お前達の働きで向こうの騎士は壊滅しているが、与力の領主達を呼び戻さねばのけ者にされたと後が煩いな」

 

「では今すぐに招集命令を伝える早馬を出しましょう。兵糧の用意もありますので三日待って攻め入るのがよろしいかと」

 

「よかろう。今すぐに伝令を送れ」

 

 秘書官の意見を取り入れて、すぐに伝令兵と馬の用意を、それと兵糧の用意を命じた。

 兵や騎士達はやる気満々という風体だったが、家臣の中にはラース家を滅ぼす事に躊躇いを見せる者がいた。その家臣はラース家に親族が少なからず居て、彼等の安否を心配したが、それだけで当主に異を唱える事は出来なかった。

 同じ一族でも敵味方に別れて仕えるケースは貴族ならそう珍しくはない。片方が没落しても一方が栄えればそれで家名と血と教えが残る。王侯貴族は何よりも未来永劫家が続くのを優先し、何よりも自分達が全て過去の者として滅び去るのを恐れた。

 シノンは家臣の一部が抱く不安を分かっていたので、準備している三日の間にラース側の貴族を調略するように命じた。所領安堵を約束すれば離反者も出てくるだろう。それでも降伏も中立を選ばず抵抗するのなら、一切の情をかけずに敵として死んでもらう。

 

「ふふふ、あの女の顔を見るのもこれで終わりと思うと何とも清々しい気分よ。皆の者、我が姉とはいえ遠慮はいらん。必要なら首を落としても構わんぞ」

 

 肉親とて必要ならば命を奪うのは珍しい事ではない。シノンと姉のミルラがどのような経緯で仲違いしているかなど知った事ではないし、仮に知っていても部屋にいる者達のやるべき事は変わらなかった。

 

 

 ――――二日後。明日のラース領侵攻のためにヒュロス家およびその与力貴族の軍が再度集結した。与力貴族や土豪の兵士は一度解散してからトンボ返りで戻って不満は大きかったが、ラースの街の略奪許可を得ていたので士気はそれなりに高かった。

 ≪タルタス自由同盟≫も王族の指揮下に入った事で士気がダダ下がりだったが、古参ほどタナトスには何か考えがあると信じて脱走を企てる兵士を押し留めていた。

 野営地のヤト達も明日の出陣に向けて準備に怠りは無いが、オットーはお構いなしに挑戦したので明日の戦に響かないよう怪我をしない程度にあしらっておいた。それでも最初に戦った時より格段に強くなっていて、ヤトもどんどん強くなる彼と手合わせするのは何気に楽しかったりする。

 そうして明日のために準備を万全に整えていたが、なぜかヤトの元に忙しいはずのタナトスが顔を出した。

 

「おや、指揮官さんがどうしました?」

 

「ちょっとお前に頼みごとがあってな。………ここでは話し辛いから歩きながら話そう」

 

 そう言ってタナトスはヤトを連れ出す。

 二人は慌ただしく行き交う兵士とすれ違いながら野営地の中を歩く。兵士はタナトスの顔を見ては声をかけたり注目するが、後を追ったりせずすれ違うだけだ。

 何か内緒の話をしたい時は密室より、こうして一ヵ所に留まらずに常に動き回っていたほうが盗み聞きされずに済む。

 

「実はな、今すぐ俺と一緒にラース家の屋敷まで行ってほしい。理由は聞くな、話す気が無いからな」

 

「明日で不都合な理由があると?理由は聞きませんが、そこで何をするかは話してもらえますか?」

 

「――――俺がラース家の当主夫妻を殺したい。他の奴に譲る気は無い」

 

「僕はその護衛ですか?」

 

「そんなところだ。俺の知る限りお前が最強で隠行にも長けている。これ以上の人材は居ない」

 

 ヤトはタナトスの瞳を真っすぐ見る。瞳には単なる思いつきや抜け駆けて手柄を求める功名心も宿っていない。あるのは確かな殺意と憎悪。短い付き合いだが、この男からこれほど強い感情を感じ取ったのは今回が初めてだ。

 どんな理由でそのような感情を宿したのか興味も無ければ関心も無いが、雇われた以上は特別断る理由も出てこない。強いて言えば面倒くさいと思ったが、一度ぐらいは雇い主の我儘を聞いてやってもいいと思って了承した。

 二人はすぐさま当座の食料を持って、厩に行って体力のある頑丈な馬を二頭選んでラース領に旅立った。

 なおタナトスは野営地を出て行く時に自分の代役を置いていた。いつも覆面をしていたので背格好が似た男なら意外と騙せた。

 もし明日の出陣までに帰ってこられなくても、どうせ身分不詳の新入りにこれ以上手柄を奪われたくない貴族達によって後方に押し込められるので戦の指揮など不要だろうから、置物でも置いておけば十分だ。

 それとクシナには出て行く前に挨拶だけはしておいた。当然置いて行かれるのだから不機嫌になったが、少しの間だけと宥めすかして何とか納得してもらった。ヤトは嫁のために何か土産の一つも持って帰らないと拙いと思い、道中は考え事で忙しかった。

 

 

      □□□□□□□□□□

 

 

 野営地を抜け出したヤトとタナトス。二人は駿馬に乗って駆け続けて午後にはラース領に入った。

 そこから短い休息を入れて再度走り出し、夕刻にはラース家の住まう街が見えた。

 流石に体力のある良馬でもここまで酷使しては疲労困憊で、しばらく休ませないと使い物にならない。最悪街で代わりの馬を調達せねば帰りの足が無くなる―――のは実はタナトスだけで、ヤトなら竜由来の身体能力で馬以上に速く長く走って帰れるのは内緒だ。

 二人は近くの森で馬を休ませつつ日が落ちるのを待った。侵入するならもう少し暗くなってから出ないと兵士に見つかる。

 待っている間、街の様子を観察していたヤトは幾つかの事実に気付く。

 既に日が落ちかけて夕闇が迫ろうとしている時にも関わらず、裏門が開け放たれたまま外に出て行く者があまりにも多い。それも身なりが裕福な者や、ありったけ荷を積んだ馬車に乗る者が何人もいた。中には兵士の姿もちらほらと混じっている。あれは戦禍を恐れて逃げ出す者の群れだ。

 先日のヒュロスとの戦の顛末はラースの領民にも知れ渡っている。毎年の恒例行事としか思われていなかったところに異物が混じって笑い事で済まない損害が出た。弱っている相手を前に何もしない筈が無く、すぐにでも街に攻め入ると考える住民が居ても不思議ではない。ましてヒュロス側が寝返りの調略をしているのだから耳の良い者には情報は駄々洩れだろう。

 下手をすればタナトスの目的の当主夫妻でさえ、とっくに逃げ出している事も十分に考えられた。ヤトがその可能性を指摘するが、タナトスは首を横に振って否定した。

 

「逃げなくても和睦をすれば事足りるとあの夫婦は思っている。特に妻のミルラは王族だ、己を殺すより生かした方が利用価値があると信じて疑わない」

 

 だから逃げないのだとタナトスは確信めいた結論を下した。その考えは一理あると思ったが、あくまで可能性が高いだけで敵であるシノンの都合を考慮していない。

 ヤトは何がタナトスを確信に導いたのか知らないし興味も無い。指摘するつもりはなく、よしんば読みが外れて夫妻が逃げていても困るのはタナトス自身だ。自分はただの用心棒として剣を振るうだけでよい。

 十分に休息を得た二人は闇に紛れて開け放たれたままの裏門の近くで身を潜めた。相変わらず街を出ていく人間が多いので中に入ろうとすれば非常に目立つ。

 なのでヤトは周囲の外壁を観察して見張りが居ないのを確かめてから、凹凸に指と足を引っかけて器用に壁をよじ登って外壁の上まで行く。そして上からロープを垂らしてタナトスを引っ張り上げた。

 

「器用なものだな」

 

「剣を扱うだけが剣士の能ではないという事です」

 

 淡々と返すヤトにタナトスは苦笑するしかなかった。

 首尾よく街に入り、二人は最も大きな屋敷を目指して人気のない道を注意して歩く。そうして誰にもすれ違う事無く屋敷の裏手が見えてきた。

 

「それでこれからどうするんです?」

 

「厩に行こう。あそこには組織の者が働いているし、貴族が外に行くには馬を使う」

 

 確かに非常時に徒歩で逃げるような貴族は居ない。無計画かと思えば意外と冷静に物事を見ている。

 人目を避けて厩に近づき、働いているミニマム族の使用人の一人に目を付けたタナトスは手頃な石を足元に投げて注意をこちらに向けた。

 男はタナトスに気付いて周囲に便所に行くと言って抜け出した。

 物陰に隠れてタナトスは跪いて藁が付くのを気にせずビブールと抱き合った。

 

「久しぶりだな同志ビブール。今も息災か」

 

「しばらくぶりだなタナトス。あんたがわざわざここまで顔を出すとは何かあったのか?」

 

「まあな。屋敷の当主一家はまだいるか?」

 

「ああ居るよ。騎士は壊滅、与力貴族や家臣の半分が居なくなったのに暢気なものさ。どうも領地の一部を譲渡してヒュロスと手打ちにするつもりらしいぜ」

 

 ビブールの嘲りに二人も同意した。味方の半分が切り崩された上に軍事力の一角に担う騎士の多くを失ったにも拘らず、まだ交渉で何とかなると思っているらしい。一部どころか下手をすれば家を潰されて領地を全て奪い取られるというのを分かっていない。

 だが今回はその愚かさがタナトスに味方した。おかげで彼は望みを果たせる。

 ビーブルから夫妻の寝室がここから反対側にある屋敷の北二階にあるのを聞いて陽動を頼んだ。彼は嬉しそうに厩を燃やすと言った。

 

「いい加減奴隷扱いはうんざりさ。馬は好きだが臭くてかなわねえし、ここらでおさらばするよ」

 

「分かった。南の森に馬を隠してあるから後で落ち合おう」

 

 タナトスはミニマム族の小さな、それでいてボロボロになった手を強く握って、しばしの別れを惜しんだ。

 ほどなく厩から火が出て、馬が悲鳴を上げながら逃げ出すのを尻目に二人は北に移動した。

 屋敷の中は騒々しく、あちこちで使用人が駆けずり回って消火活動に加わろうとしているのが外からでも分かる。

 その隙に二人は目的の部屋の真下に移動した。

 

「あっ、顔を見られると困るからこれを着けてくれ」

 

 タナトスは自分が身に着けている覆面と同じものを見せた。ヤトは微妙に嫌そうにしながら仕方なくお揃いの覆面を被った。

 準備を整えたヤトは一足飛びに壁を登って、軽業師のようにくるりと回って足からガラス窓を蹴破って寝室に入った。

 

「ひっ!」

 

 部屋には数名の女中のほかに寝間着姿の四十歳前後の中年の男女がいる。ヤトは手近にある壺や調度品を投げて女中達にぶつけて気絶させる。

 そして素早くロープを窓のそばの柱に巻き付けて固定した。

 

「貴様!ここがポント=ラースの屋敷と知っての狼藉か!!」

 

 短剣を握り太った中年男が威嚇するが、ヤトは素知らぬ顔で部屋の扉の前に大きな彫像を置いて出入り口を塞いだ。

 無視されたのに腹を立てたポントは魔法の雷を放つが、寸前に回避行動に移っていたヤトを捉えられずに、逆に首筋に脇差の刃を当てられて情けない声を出す。身動きが取れない夫に妻らしき女はただただオロオロするばかり。

 その間にタナトスが遅い到着だ。彼は二人を見て口元を吊り上げる。

 

「で、どうするんです?」

 

「あーこうするよ」

 

 タナトスは懐から白色と黒色で塗り分けられた一本の棒を取り出してポントの頭に当てる。

 

「それ―――」

 

 ヤトが答えを呟く前に棒から生まれた揺らめく炎刃が頭を貫き、ラースの領主は力を失って床に伏した。

 黒白の棒はロスタやオットーが使っていたのより倍は長いが紛れもなくフォトンエッジだった。

 

「随分雑に殺しますね」

 

「こっちは口封じのオマケだからな。本命はあっち」

 

 タナトスは炎刃の切っ先を黒髪のミルラ夫人に向けた。彼女はまだ美しさを保った相貌を恐怖で歪めて顔の無い暗殺者から後ずさる。

 

「………こうして逢うのは何年振りかねえ。尤もあんたは俺の事なんて思い出したくも無いだろうが」

 

「な、なにを……?」

 

 タナトスは左手で黒い覆面を乱暴に脱ぎ捨てて、ミルラに素顔を曝け出した。

 ヤトには後姿しか見えないが、彼の素顔を真正面から見たミルラは小刻みに震えて尻もちをつく。

 

「あ、貴方はまさか―――」

 

「あんたに全ての責任があるわけじゃないが、俺が決めた事なんでな。――――死んでくれ」

 

 言うなりタナトスは一気に駆けて、炎刃で彼女の心臓を貫いた。

 

「や………め………」

 

「俺も後で行くから待っててくれや」

 

 彼はどこまでも穏やかにミルラの耳元で囁き、一つの命が終わるのを見届けた。

 涙で濡れた女の瞼を指で閉じたタナトスはしばらく無言だったが、扉を乱暴に叩く音に我に返って覆面を付け直して、逃げ支度を始めた。

 

「急ぐぞ!」

 

 タナトスは一言言って先に窓から逃げた。ヤトもそれに続くつもりだったが、クシナへの土産をまだ手に入れていないのに気付いて部屋を見渡して、テーブルにあったドライフルーツ入りのクッキーが盛られた皿に目を付ける。

 屋敷の使用人が斧で扉をぶち破るのと同時に、ヤトは皿を掴んで窓から飛び降りた。

 二人は屋敷から逃げようと入り組んだ裏路地に入った。

 

「お前こんな時になに持ってるんだ?」

 

 走りながらヤトが手に持ってる皿に気付いて、タナトスがクッキーを一つ摘まむ。

 

「一つぐらいなら良いですがこれ以上はお土産だからダメですよ」

 

「ははははは、こんな時に土産の菓子かよ!」

 

 タナトスは今しがた領主の暗殺をしたというのに土産の心配をするヤトがおかしくて自然と吹き出してしまった。

 そして二人はまんまと街の外に逃げおおせて、先に待っていたビブールと共にラース領を出て行った。

 

 


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