機動戦士ガンダムSEED 裏切りのコーディネーター 作:TNKエース
アストレイキャラを出します。
戦後のクラウド
CE71年11月7日
戦争が終わって半年以上が経過した。
俺は再編(殆ど新造)された第八艦隊を率い、日々軍務を熟している。
最初はブルーコスモスの俺に旧ハルバートン提督傘下の兵達が従ってくれるかが心配だったが(尚、勤務態度が悪ければ別の部署に異動させる予定)ハルバートン派の士官以上の人間は低軌道開戦にて殆ど戦死していた為、問題はなかった。
それから数ヶ月はアークエンジェルを旗艦とした艦隊の訓練。
MS部隊の育成に新型機(三馬鹿の機体)の実戦データ収集等、ろくに休日を取る事も出来なかった。
まあ、地上は地上で忙しいのだが、
そんな中、今俺は
「あー、あー、ジャンク屋。ロウ=ギュールに告げる。
私は地球連合軍第八艦隊提督。クラウド=ハンターだ。
直ちに武装解除して、超大型実体剣を明け渡しなさい」
SEED外伝のアストレイシリーズの主人公。ロウ=ギュールが持つレアメタルΩ製の超大型実体剣150ガーベラの接収である。
「何で、150ガーベラを渡さなくちゃ何ねぇんだよ!」
画面にロウ=ギュールが噛み付かんばかりに叫ぶ。
「君達ジャンク屋ギルドの所有するビーム兵器等の兵器は自衛目的と認められるが……流石に、150ガーベラとやらは認められない」
半分事実で半分建前な説明をするが、
「150ガーベラは作業用だ!」
俺は目頭を軽く揉む。
「それは無理があるだろうに……」
「提督。彼は頭に血が上っています。
ここは強行突入で拘束してから接収しましょう」
副官が強行策を言うが、
「では、ロウ=ギュール。
君は危険物不法所持で捕まるか……それとも150ガーベラを放棄して今まで通りにジャンク屋を続けるか。
どちらかを選びたまえ」
道を選ぶぐらいはさせてやる。
「ふ…もが!「少々お待ちを!」
若い男の声が流れ、一度モニターが消える。
向こうも一枚岩ではないようだ。
「各艦、MSの発進準備とイーゲルシュテルンとアンチビーム爆雷用意。向こうが逃走及び敵対行動に移った時のみに攻撃を許可する」
俺の指示に部下達はすぐに行動に移る。
因みに、現状第八艦隊旗艦アークエンジェルの役職は艦長とヘリオポリス組以外は原作メンバー。
新型機の技術顧問としてマリュー=ラミアスの元第八艦隊メンバーだ。
さて、どうなるだろうか?
その頃、
ジャンク屋ギルド所属のロウ=ギュールは仲間のリーアムと樹里に取り押さえられていた。
「何するんだよ!」
「落ち着いてください!我々の戦力では第八艦隊には勝てません!」
「それに振れもしない150ガーベラ有っても無用の長物だよ!
さっさと連合に渡しちゃおうよ!」
二人の言葉にロウは眉を顰める。
本来の歴史通りにレアメタルΩを手に入れ、150ガーベラを作り出したまでは良かった。
しかし、150ガーベラを使う為のアイディアとなったミーティアは作られる前にザフトが崩壊した為MS用外骨格とも言えるパワーローダーは作られず、ジャン=キャリーも今現在はプラントの復興作業をしているためにパワードレッドが作られる訳も無く、無用の長物と化していた。
『現状、連合の言動に不当な処は無い。
150ガーベラを渡すべきだ』
仲間達からの説得もあり、ロウは頭を引っ掻き、
「……分かったよ」
小さく呟いた。
少しだけ彼のその後を説明しよう。
原作よりも早く戦争が終わり、優秀な技術者である。ユン=セファンも居らず、ジャンク屋ギルドは原作よりもその権力が遥かに無かった。
更にはユニウスセブンの作業(アストレイRで有った)で事故が発生し、プラントに損傷を与えてしまった。
これには残っていたプラント市民や理事国も怒り、ジャンク屋ギルドは責任を取らされ解体。
ジャンク屋ギルド所属ではなくなった。ロウ=ギュールは愛機レッドフレームを手放す事となった。
無論、火星に行く。と言うこともなく、リーアムが作り出したリサイクル会社でワークスジンに乗りながら、細々と………ではなく、何時迄も腐ってられるか!と言わんばかりに、ビームサイン等の逸品を作り出し、その特許でレッドフレームを買い戻し、リ・ホームを買い取り、大型ロケットエンジンを買い、火星へと向かった。
その後Δアストレイ(バッテリー駆動)やターンΔを作り、技術者として名を残した。
ジェス=リブル
後の外伝、ガンダムSEEDDestinyASTRAYの主人公ジェス=リブルはスポンサーであるサーマティアスに助手として、プレア=レヴェリーとセトナウィンスタースを紹介されていた。
そこで新規気鋭の第八艦隊に取材(アポは取った)する事となった。
「初めまして、ジェス=リブル殿。私は第八艦隊提督のクラウド=ハンターだ。
今回の取材はよろしく頼む」
「はっ、はい!よろしくお願いします!」
まさか、最初からトップが出てくるとは思わなかったジェスは少しドモリながらクラウドと握手をする。
「それでは、今回乗艦するアークエンジェルと艦載機を紹介しよう」
「アークエンジェル……ヘリオポリスで製造され、当時エース部隊だったクルーゼ隊に奪われた四機のGに囲まれて生き残った不沈艦……」
「ええ、残りのGはザフトに奪われたままですが、残ったストライクは当艦の艦載機になっています。
それに新型のGも有ります」
クラウドの言葉にジェスは、
「新型ですか?戦争も終わったと言うのに?」
「ええ、ですがザフト残党も残っていますからね……
それに新型機は技術試験機でもありますから」
「技術試験機?」
「ええ、詳しい事は軍機ですので喋れませんが」
「写真は大丈夫ですよね?」
「ええ、写真で分かる機能では無いので」
クラウドはアークエンジェルの格納庫を案内する。
ストライクのや新型機の写真や戦闘訓練の風景をワークスジン(OSはナチュラル用)で撮影していく。
取材のトークの部分で好きな人は?と聞かれた時には少し吹いたが、筒がなく終わった。
その後、ジェスは戦場カメラマンとして、原作ほどでは無いが有名となった。
尚,愛機はワークスジンのままである。
オーブにて、
タンッ!タンっ!
ドサッ!
オーブ首相の邸宅にて代表ホムラ・アラ=アスハが殺された。
犯人の名は、
ロンド・ギナ=サハク