機動戦士ガンダムSEED 裏切りのコーディネーター   作:TNKエース

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今回は前編後半に分かれます。


アメノミハシラを討て!(前編)

アメノミハシラを討て!(前編)

 

CE72年1月18日 オーブ・オノゴロ島・モルゲンレーテ社地下工場

 

そこには改装途中のMSが三機並んでいた。

 

そこではナチュラルとコーディネーターもなく作業をしている。

 

彼等の内片割れは元ザフトのMS開発者達だ。

バレンタインクーデターの日、運良く生き延びた彼は開発中の機体のデータをコピーしプラントを去った。

 

そして、もう片割れは元ジャンク屋ギルドの人間だった。

ジャンク屋を営んでいた彼等の大半は、ユニウスセブンをプラントにぶつけた事でギルドが解体されるのを納得していた。

が、職を奪われたと思う人間は少なからずいた。

彼等は後見人とも言える男に言われ、オーブにやって来たのだ。

 

「ほう、これが我の新しき機体か……」

 

ギナは新しくなった愛機を見る。

 

ゴールドフレームをベースにアズラエル財団と連合各国が共同開発したニュートロンジャマーキャンセラーを組み込んだ核エンジンを搭載し、

胸部には後期型のGと同じTP装甲。

武装はシンプルに強化されたビームライフルとビームサーベル。後はイーゲルシュテルンのみ、

その代わりにバックパックには高機動パックを装備しており機動力に関しては本来の歴史にあるフリーダムやジャスティスをも超える。

 

残りの二機も見る。

 

M1をベースにザフトで設計されていたMSフリーダムとジャスティスのデータを流用したが、

武装の殆どが試作品だった為、再現し実用できたのはレールガンやファトゥムぐらいだったので、後は連合の兵器データから作られたアグニの小型劣化版やビームブーメランを使っている。

一応の形にはなったが……原作のフリーダムやジャスティスに比べるとかなり弱くなっている。

 

「量産は可能か?」

 

「NJCの量産の為のレアメタル入手が困難な為現時点では……」

 

技術者は材料が無い為作れないと言う。

 

「……仕方あるまい。核エンジンをパワーエクステンダーに変え武装を変更にした機体を作れ」

 

「ははっ!」

 

技術者はギナに頭を下げる。

 

 

 

 

 

 

CE72年3月19日

 

クラウドは遂に来たか……と思った。

 

遂に決まったオーブ開放戦線。その一歩となるアメノミハシラとヘリオポリスの奪還作戦(名目上、最悪破壊でも可)が決まった。

 

今回の為にユーラシア連邦からもエース級の人材が派遣される。

 

「自分はバルザム=アーレンド中尉です。

今回の作戦ではユーラシアが独自開発したハイペリオンにて戦わせていただきます!」

 

「ユーラシア連邦所属のモーガン=シュバリエ大尉です」

 

この二人は本編には出てこなかったが外伝で出てきた二人だ。

 

バルサムはXアストレイに出てくる噛ませ犬だ。

カナード=パルスと同等の機体に乗りながら、特にダメージも与えられずに直ぐ死んだ男だ。

コイツには盾役をやってもらおう。

 

対するはモーガン=シュバリエ大尉だ。

此方はガチのエースパイロットだ。

今回は先行量産機のガンバレルウィンダムに乗って戦う。

 

俺は帽子を被り直し、

 

「それでは諸君、我々は連合加盟国であるオーブに巣食うテロリスト達を排除しアメノミハシラ……及び復興中のヘリオポリスを奪還する事となった。

諸君等の健闘を祈る」

 

俺はマリュー=ラミアスの座っていた艦長席に座り、旗艦としての機能を追加したが、やはりアークエンジェルは旗艦として使うのは不似合いだ。

原作の様に単艦で扱うのが一番である。

 

実物を見た訳では無いが旗艦としての機能はミネルバが勝っているだろう。

 

少しの合間から全艦が発進準備を整える。

 

「全艦!出撃!!」

 

俺の号令と共に全ての艦が出立した。

 

 

 

 

 

その頃アメノミハシラでは、

 

ロンド・ミナ=サハクはアメノミハシラで製造した機体を見ていた。

 

「ほぉ、これが……M1FアストレイとM1Jアストレイか……」

 

ザフトのフリーダムとジャスティスの武装をM1アストレイに積み込んだ試作機をデチューンしてパワーエクステンダーにして

M1Fはフリーダムのウイングスラスターのみにして、腰のレールガンを片方をビームキャノンに交換し火力と機動力を向上。

ビームキャノンも小型化に成功し、威力三割減にバッテリー消費は五割減だ。

 

M1Jはジャスティスのファトゥム-00を簡略化して量産性を高め、アストレイの根幹である機動力を高めた機体だ。

 

どちらもそれなりのコストながら高性能で、しかも既存のM1から改修すればコストも下がる。

 

更にFとJを更に突き詰めれば……とミナは考える。

 

だが、しかし全ては第八艦隊を討ってからだ。

今は既存のM1の改修作業を急がせる様に指示を出した。

 

 

 

 

 

格納庫の奥にあるオーブ製の物では無い二機が静かに佇んでいた。

 

 

 

 

 

 

一方その頃、デトロイトにあるアズラエル別邸では、館の主人であるムルタ=アズラエルが私服姿で、以前から逗留している客人とお茶を飲んでいた。

 

「………そろそろ」

 

「?」

 

「オーブ奪還作戦が始まりますね」

 

客人である金髪の少女は遠くにあるオーブを見る。

 

「ええ、その為にアメノミハシラにも第八艦隊を送りました。

彼等なら見事にアメノミハシラを奪還してくれますよ」

 

アズラエルは空を見上げる。

親友の勝利を信じて、

 

 




次回スパロボ にも登場したお二人が出てきます。
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