オールラウンダーは無気力です   作:ヤマアラシん

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どうも。
また運営パワー来ました()

結構修正入れたんでもう大丈夫かと思います

それではどうぞ。


episode 9 実質黒トリガーなんだよこちとら

おっと…。思ってたより早かったな。さて、今のところ、街の中心部に門が開きまくってる。…多分四方向に拡がってくなこりゃ。

 

「忍田さん~。」

 

「どうした天夜。」

 

「敵、四方向に別れます。多分炙り出し目的っす。対処しねぇと住民が危ないんで、2ヶ所は迅、天羽で対処させてください。…全チーム合同か、半分くらいに分けて残りの2ヶ所、お願いします。」

 

「了解、既に、迅と天羽に西と南を対処させてる。お前はどうする?」

 

「…まだなんとなくしか見えてねぇんすけど…。C級を本部に避難させつつ対処しようかなと。」

 

「C級を?」

 

「なんとなく狙われる可能性があるやつがいる。そんな感じがするんすよ。」

 

「分かった…。現場の総指揮は東と天夜に任せる。頼んだ!」

 

「了解~。ふー。さてと…。今、三門市にいる全隊員、聞こえるか?神島だ。こっからの動きは、俺と東さんで出すって感じなんだけど、基本部隊で動けてるなら部隊ごとの判断。個人ならその場にいるやつの判断で動いてもらって構わねぇ。ただ…、恐らく狙いはC級隊員だと思う。なんで、C級のフォローに回りつつ、基本は俺も西、南以外の所に行く。西、南は迅と天羽が行ってるから置いといてくれて構わない。」

 

「んじゃ、全員気合いれろ!死者0、目指すぞお前らぁぁ!!」

 

「了解!!」

 

…全隊員、一丸となり、了解…。

 

 

 

耳痛い。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「気合入ってるな、神島さん。負けてらんないぞ?オサム。」

 

「ああ…、行くぞ、空閑!」

 

街にいるトリオン兵はかなりの量だ。

 

しかし、大打撃を与えるものの程ではない。

 

ラッドによる偵察ついでのイレギュラー門を発生させたあれは、恐らく今回、襲撃してきたものの仕業と見ていいだろう。

…ならばなぜ、一気に投入しない?

 

レプリカは考える。

先ほどのテンヤの通信にもあったが、C級狙いだとすれば捕獲用トリオン兵だけで事足りる。

しかし、B級以上がいる以上、すぐに撃破される。

 

…まだ見えない。

 

 

分からない。テンヤも分かっていない?

 

 

…想像以上に厳しい戦いになるようだ…。

 

「ユーマ。」

 

「どうした?レプリカ。」

 

「テンヤの所に私の一部を同行させていいか?」

 

「おう、任せる。神島さんを手伝ってあげてくれ。」

 

「心得た。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「テンヤ。」

 

「おー、レプリカ先生。どした?」

 

「考えを共有したい。今感じていることはあるか?」

 

「了解。…敵がショボすぎる。数だけって感じだな。ただ…、分散狙いならそれは達成されてる。一応本部にタチウオ置いてるから本部に攻めてくるとしても大丈夫だと思うが…、1つ不安がある。」

 

「…私も思ってることかもしれん。」

 

「ああ、あのデッケェいるかが本部に突っ込んだらやべぇかもな。」

 

「!…予想通りだ。」

 

「げっ、マジか。たぬきち切れるぞ。」

 

イルガーは突如本部頭上に現れる。

その数4体。

 

…1体目が本部に特攻する。

 

ドオンッ!!

 

凄まじい轟音

 

激しい爆発音は鬼怒田が補強した壁を突破することはなかった

 

「全く…、壁補強しといて正解じゃわい…。しかし、あと1発が限度だぞ!忍田本部長!!」

 

「うろたえないで頂こう。イルガーの対処は終わった。」

 

「ナイスたぬきち。こっからはタチウオと俺の仕事だな。タチウオ!左斬れ!!」

 

「了解!」

 

「「旋空弧月」」

 

キィンッ!!

 

2つの斬撃が宙を舞う

 

イルガー2体はなす術なく、力尽きる

 

「…前、通常状態で斬っててすごいって言ったけど、自爆モードのイルガーを斬るか。滅茶苦茶固いのにすごいな。」

 

「天夜さんあの距離から斬れるんすねめっちゃ遠いっすよ。」

 

「今のトリガーならそりゃぶったぎれるわ。生駒旋空の倍だぞ倍。」

 

「あ、ずるいトリガー使ってんすか?」

 

「なりふり構ってられねーからな。」

 

神島天夜の使うトリガーは、自分で制作したもの。

 

攻撃力、機動力、防御力が通常のトリガーに比べ、格段に上がるが、緊急脱出機能が付いていない。

 

死天境地

 

彼はそう名付けた。

 

だれしもが思う

 

中二病かよ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

…なぜイルガーを4体しか投入しない…?

 

考えられることは…、

基地破壊が目的ではない

投入できるコストがなかった

 

…他のトリオン兵にコストを振っている?

 

だが、街にいるトリオン兵で、イルガーのコストを超えるトリオン兵はいない。

 

…だとすれば…。

 

「テンヤ。」

 

「どした?レプリカ先生。」

 

「…警戒しろ。ここからだ。」

 

「了解、ちょうど同じこと思ってた。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

東隊隊員、奥寺と小荒井はモールモッドを撃破した

 

「ふー…。とりあえずここはこんだけ?」

 

「みたいだな…。次のポイントに急ぐぞ。」

 

バキッ

 

「…?」

 

…モールモッドの腹部をこじ開け、人間サイズのトリオン兵が現れる。

 

「なんだコイツ。」

 

「わかんねーけど、やっといた方がいいだろ。」

 

「そうだな…よっと!」

 

ヒュンッ!

 

「えっ?」

 

ドゴッ!!

 

奥寺がトリオン兵に吹っ飛ばされた。

 

「奥寺!応答しろ!」

 

「だ、大丈夫です…!」

 

「こ、コイツ!!」

 

「待て!小荒井!」

 

小荒井が斬りかかるが、当然のようにその太刀を受け止める。

 

捕らえた。

 

そんな声が聞こえるかの状況。

 

トリオン兵の腹部が開き、中から触角のようなものが露になる。

 

「!!」

 

東が小荒井の頭部を撃ち抜き緊急脱出させた。

 

…恐らくあのまま捕まっては不味いな。

 

そう思った故の判断。

 

「こちら東!北方面に新型のトリオン兵が出現!隊員を捕らえようとする行動が見られる!相当強い!」ドンッ!

 

ガキンッ!

 

「…!アイビスを弾いたか…。」

 

「頭部の装甲はとても固い!アイビスを弾く強度!警戒されたし!!」

 

「…新型…!?了解、牽制しつつ脱出を試みてくれ!」

 

「シノダホンブチョウ。恐らくそのトリオン兵はラービット。バムスターと違い、トリガー使いを捕獲するためのトリオン兵だ。A級隊員でも、単独で挑めば喰われるぞ。」

 

「…了解。必ずB級もA級も複数で対処してくれ!」

 

「忍田さん…。俺が行くわ。俺なら多分斬れる。」

 

「天夜…?」

 

「C級が避難誘導してる場所をいくつかのB級部隊に知らせてくれ!残りのB級に駆除任せる!A級複数人と、俺で新型は対処する!」

 

「了解だ!任せる!!」

 

この判断…間違ってねぇよな?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ほう…。中々迅速に対応しているな。」

 

「やはり、彼でしょうか。」

 

「なんで残りのイルガー突っ込ませねぇんだ!?敵の基地落とせたっぽいぜ!?」

 

「爆撃は陽動と炙り出しだ。…だが、雛鳥達が出てこない。強そうなやつが1人とヤツか。」

 

「…恐らく、街のほうにいるのでは?このまま我々が出てもいいのですが…。」

 

「まだ明確な場所が掴めていない…。それに、金の雛鳥がいるかも断定出来ない。」

 

 

「…さぁ、確実に、効率良くいくとしよう。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

…やべぇな。雑魚ばっかだけどC級にとっちゃ充分脅威…。千佳は大丈夫か?まぁいざとなったら頑張れるはずだ…。

アイツのトリオン量は滅茶苦茶やべぇから…な…。

 

 

 

しまったぁ!!

 

くっそがぁ!!何で気づかなかった!!

 

千佳の所に急がねぇと!!

 

狙いは…、アホみてぇなトリオン持ってるやつだ!

 

 

 

 

 

千佳の前には、既に新型が立ち塞がっていた。

 

何とか抵抗しようとアイビスを持ち出したのは友達の夏目出穂。

 

しかし、その弾は弾かれ、出穂は捕まった。

 

どうしよう…。私に…、助けれるの?

 

「守ってやるんだ。自分も、友達も。」

 

…そうだ。

 

 

友達は、私が守る!

 

 

ズドォンッ!!!

 

 

驚異的なトリオンを持つ千佳が放った砲撃。

 

新型の頭部を容易に打ち砕いた。

 

「チカ子~!!すげぇよ~!!」

 

 

 

「計測器エラー…!金の雛鳥です。」

 

「総員、出撃。ラービットと連携し、金の雛鳥を捕らえろ。ヴィザ爺。ヒュース。2人は…。」

 

「ほっほっ。ええ、遊ばせて貰いましょう。行きますよ、ヒュース君。」

 

「了解です。」

 

 

 

ゴゴゴゴゴッ…

 

 

 

「!!…やっぱりあんたか。ヴィザ。」

 

「お久しぶりですねぇ。テンヤ君。また、遊んで貰いましょうかね。」

 

「…せっかくの誘いだが、老いぼれに構ってる暇はねぇんだよ。」

 

「貴様…。誰に向かって口を利いている。」

 

「いいのですよ。ヒュース君。彼とは付き合いがある。」

 

「…そっちの若いのは、どうした?ヘルパーさんか?強そうに見えんが…。」

 

「減らず口を叩けるのは今のうちだ。ヴィザ爺様。先に自分が…。」

 

 

キィンッ!!

 

言葉が羅列するこの状況

 

文字通り切り裂いたのは、一筋の太刀。

 

それは、ヒュースの右足を刈り取っていた。

 

 

「なっ…!」

 

「うっせぇな…。ピーチクパーチク。喋らねぇと死ぬんかテメェは。おいじじい。急いでんだよ。退け。」

 

「ほう…!中々の気迫を持つようになった…。あの頃とは、違うようだ。」

 

「…ああ、ちげぇよ。あの頃の俺はくそだった。でも今は、仲間を頼れる!俺は、前に進んでんだよ!!」

 

「しかし…、結局死ぬのですから、同じことでしょう?ヒュース君、下がりなさい。貴方は金の雛鳥を。」

 

「…了解…!蝶の盾(ランビリス)

 

「…さて、見せて貰いましょう。5年前とは何が違うかを。」

 

「さっさとテメェぶっ飛ばして、千佳を逃がす。それができたら俺の勝ちだ。」

 

「…全力を尽くしましょう。星の杖(オルガノン)

 

「(見とけよ、香織、大翔、千奈。仇とってやらぁ…。)」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「千佳!無事か!?」

 

「うん。神島さんが逃げろって…。」

 

「逃げろ…?狙いは千佳…?何でだ…。」

 

「恐らく、膨大なトリオン量を持つチカを狙っているのだろう。」

 

「レプリカ!空閑は…?」

 

「私の本体が一緒だ。」

 

「オサム。そっちはどうだ?神島さんの方は応答無いんだけど…。」

 

「すごく強そうな人2人が神島さんと戦うから逃げろって…。」

 

「…なら、俺がそっちに行こう。非常時だし黒トリガーも使う。出し惜しみしてらんないしね。」

 

「…相手の老人は黒トリガー。アフトクラトルで国宝として扱われている星の杖の所持者だ。カミジマとは因縁があるようだ。」

 

「もう1人は…、今は見えない。」

 

「いや、レプリカ。こっちに来てる。」

 

「!!」

 

スタッ…。

 

「…排除する。」

 

「させないよ、エスクード」

 

ドゴンッ!!

 

「!迅さん!」

 

「メガネ君は千佳ちゃんの護衛してあげて。遊真は天夜さんの方に行ってくれ。」

 

「りょ、了解!」

 

「黒トリガー使わないと多分勝てないよ?大丈夫かな?」

 

「って言ってますよ、城戸さん。」

 

「…分かった。非常時故、許可する。ただし、神島と合流を優先し、判断を扇いでからだ。」

 

「…分かった。行くぞ、レプリカ。」

 

「心得た。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

星の杖

 

アフトクラトルの国宝

 

黒トリガー

 

現在、ヴィザ爺が継承

 

しかし…、

 

「やはり惜しい。この様な人材を潰してしまわねばならんことが…。」

 

「光栄だけどよ…。もうちょっと手を抜いてくれてもいんじゃねーの?」

 

「いえいえ、気を抜けば、すぐに飛ぶ斬撃が来る。これでも手一杯なのですよ?」

 

現在、ヴィザの中心を囲うように、ブレードが回るサークルが、かなりの範囲を埋めている。

 

天夜は距離を取りつつ、合成弾メインで牽制を取る。

 

くっそ…相変わらず間合いを気遣うのが死ぬほど辛ぇ。

 

あのジジイ…。前より動きは速ぇぞ。バカなんかアイツ。

 

「相変わらず多彩で鋭い。ですが…、いささか引き気味。…時間稼ぎですな。」

 

全部バレてるし…。マジだりぃ。

 

手の内は全部バレてんな…。加勢も来る気はしねぇ…。

 

このまま撤退まで持ち込む?

 

駄目だ、耐えれる気がしねぇ。

 

…どーすっか…。っ!おっとー?それは助かるなー。

 

立ち止まる

 

ヴィザも同様に少し距離を離し止まる

 

「降参ですか?それはそれで助かるのですがね…。」

 

「まぁな。そうしたいのは山々だよ。」

 

「ほう…?」

 

「ほんとによー。てめーらが攻めてくる前からドタバタして…。身内でも争って…、新しい奴らの為に頑張ってるけどよ…。いい加減疲れた…。」

 

「…そうですか。最後の提案です。我々のもとに来ませんかな?貴方なら…、この星の杖を継ぐにふさわしい。私がある程度の指導をすれば、すぐにでも私を追い抜き、歴代最強の使い手となれるでしょう。どうです?貴方に敬意を表して、これが最後です。」

 

「でもよ…。」

 

 

 

諦めてねーヤツが1人でもいるなら

 

 

俺は

 

 

その2人目になる

 

 

強印・七重(ブースト・セプタ)

 

 

 

ズドォンッ!!

 

「っ!?」

 

「遅かった?」

 

「いいや、ベストタイミングよ、遊真」

 

「…この威力。黒トリガーですか。」

 

「アホ。黒トリガーは2人だ。」

 

「…?」

 

「実質黒トリガーなんだよ、こちとら。行くぜ、遊真。」

 

 

 

「俺も全力で行く。ガイスト・オン」

 

 

 

 

 

 

トリオン全放出まで残り216秒

 

 

 

 

To be contened

 

 




以上です。

ちょっと間が空くと思いますがご了承ください。

それではまた次回
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