気づいたらすごい多くの人に見ていただいて、お気に入りにもしてもらって…すごい嬉しい。
感謝感激パッパラパーです
あと、前回の終わりに主人公が、ガイスト起動したんですけど、緊急脱出機能付いてないので「緊急脱出まで216秒」ってのを、「トリオン全放出」に修正しました。混乱させてすいません。
それではどうぞー。
天夜がガイストを起動する少し前
北方面に、ランバネイン
東方面に、エネドラが現れる
北方面
「んん…?ここは兵隊が少ないな…。だが、まぁいい。」
「…人型!遂に現れやがったな!」ドンドンッ!
茶野隊面々は、遭遇した近界民に銃撃を浴びせる。
「待て!迂闊に攻撃を…!」
「さて…、どの程度か見させて貰おう!」
ランバネインは自身の背中辺りから無数の小さな砲身の様な物を出す。そこから細長い…、ボーダーが使う変化弾に似たビームを発射させた。
キュパッ!!
夥しい数を前に、茶野隊の2人はシールドを展開する。
しかしそのシールドは容易に破られ2人を緊急脱出に陥らせた。
くっ…!
今この付近にいる面子で対応するしかないか…?
荒船隊
来馬
別役
…決して弱くはない…。
だが、決定的な攻撃力を持つアタッカーがいない…。
それこそ、天夜がこちらにいれば対応は出来るが…、どうする?
まだ手の内全てを見れていない。
相手のトリガーは…、シューターよりだ。
今のところ分かっているのは背中からの高出力ビーム。
ガトリング…もしくは固定砲台。
どちらかを使ってくるなら対策出来るが…、数を減らしたくない。
さて…、まずは通達だ。
「荒船隊、来馬、太一。今から指示を出す。準備はいいか?」
「了解。」
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東方面
「あー?ここには何もいねぇのか?どうなってんだ!ハイレイン!!」
エネドラが現れ、既に5分が経過した。
しかし、ハイレインはこの遠征中、エネドラを処理する考えがあった。結果的に、浮いた駒として放置されている状態。
エネドラの性格上、苛立ちを隠せないままにいた。
「ちっ…!反応がねぇ…!なら、好き勝手やらせて貰うぜぇ…!」
エネドラは動きだす。
その瞬間、3つの刃がエネドラの内部を通過する。
キィンッ!
「トリオン供給機関破壊。」
「がっ…!?」
「不意討ちで悪いな。だが、先を急いでいるのでな。」
風間蒼也は敵を見下ろす。
歌川亮は敵を見据える。
菊地原士郎は気だるそうに溜め息を吐いた。
油断は決して無かったとは言えない。
人型近界民。
遠征でも何度が討ち取った。
しかし、強者が多いという記憶はあった。
故に、風間隊のコンセプトでもある、ステルス。
それを使った攻撃には、一切の油断は無く、エネドラの供給機関を破壊した。
しかし、菊地原は感じた。感じてしまった。
「こんなもん?」
だからこそ、エネドラが、黒トリガーの性能上、供給機関のダミーを作れること。エネドラが攻撃を仕掛ける余裕があったこと。
この二つの事実に対して、
「甘ぇんだよ。猿が。」
「!!」
反応が追い付かなかった。
「液状化のブレード…!」
ドンッ!
「さぁ~て。猿が一匹飛んでったな。あれはお前らの本部に行くのか?」
「…教えるとでも?」
「ばぁ~か。イルガーでテメェらの巣は把握してんだよ。俺はテメェら捻って雑魚共いたぶり殺せりゃあそれでいいんだよ。」
「(歌川。菊地原と耳のリンクをした後、カメレオンを起動しろ。三上、頼む。)」
「(了解。…リンク完了。いつでも行けます。)」
「(了解。カメレオン…、起動します。)」
静かな熱をも彼は殺す。
ただ、任務を遂行するために
2人は黒トリガーに立ち向かう
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中心部
天夜はガイストを起動
現在、射手強化状態
普段の三倍以上の威力、速さ、物量のハウンドは、ヴィザに対し、かなり有効であった。
ドドドドッ
「先程よりも、圧倒的な強さ…。しかし、トリオンのバランスが悪いですね。わざとバランスを崩している…と見て良いでしょうな。」
しかしヴィザは瞬時に攻撃の質が上がった理由を考察、理解、対応まで持っていく。
遊真の初撃で付与した鉛弾も削ぎ落とされ、ブレードは十分な脅威を放つ代物に戻っている。
「ヤバイな、神島さん。このままだとジリ貧だ。」
「ああ。…あのじじい。地味に間合いを詰め気味で、遊真の攻撃範囲外から適度に牽制いれてやがる。あのブレードが滅茶苦茶めんどくせぇ癖に、じじい自身は時間稼ぎでいいと思ってる。こりゃ時間切れで遊真に任せるオチになるかもな。」
「なら、他の所に回ってよ。俺とレプリカなら、敗けはしない。」
「…そうは言うけどよ。お前も修と千佳を守ろうと思ってるだろ?」
「でも、それは俺じゃなくてもいい。」
「…まぁ、な。」
天夜は悩んでいた。
ここで遊真が他の所に行けば、多分修と千佳は大丈夫だ。
でも、俺が行くと、最悪、修が死ぬ。そんな気がする。
「…分かった。俺は他の所に回る。ここ、頼んだぜ。」
「…神島さん、ウソ、つかないでよ。」
「…!!」
「過去、神島さんに何があったかは知らない。オサムも、チカも、今この場を切り抜けるのに必死だ。みんなを守りたい。それはウソじゃないよね。でも、神島さんはどうしたいの?」
見透かされている。
俺のワガママだ。
正直このじじいより強い奴はいないと思う。
だから、万全で、気負いせず、時間稼ぎに持っていける遊真とレプリカ先生ならこの場を巧く収めれると思う。
仇だ。
香織、大翔、千奈。
お前らを失った時、死ぬほど後悔した。
当時のじじいは圧倒的な強さで、手も足も出なかった。
香織と大翔は、俺が逃げるのに時間稼ぎとして立ち向かってくれた。
結果的に惨殺され、遠征艇にも襲撃。千奈はオペレーターとして支援してくれていたが、拉致された後、殺された。
信頼してしまった。
信じてしまった。
だから、俺がやるべき。
俺は、コイツを倒す。
これが本心だ。
この二つで揺らいでいた天夜は、遊真に任せるという選択を取ろうとしていた。いや、取りたかった。
もう彼が信じた人が死ぬのは嫌だから。
でも、違う。
今こそ、今こそこの想いを託し、自らで決断する時。
「遊真。俺がやる。他は任せた。」
「…うん、任せる!
「心得た!」
「おや、貴方1人で良いのですかな?」
「あたりめぇだろ?じじい。俺はよ…。前に仲間を信じて、仲間を失った。でもよ、遊真の言葉で気づいたわ。」
「ほう…?」
「誰かに頼りたいっていう、ただの逃げだ。自分でやりたい時はやっていいんだよ。ワガママなんかじゃねぇ。これは…、俺の意思だ!」
「先程より強い気迫ですね。…良いでしょう。全霊をもって貴方を打ち砕く。」
「ああ、ぶっ潰す。」
旋空弧月
キィンッ!!
「浅い。」
旋空弧月
「っ!」
旋空弧月
「おお…!」
旋空弧月
「っ…!!」
旋空弧月
旋空弧月
旋空弧月
旋空弧月
旋空弧月
旋空弧月
距離、威力、無制限の旋空弧月はヴィザの前で無数に舞った。
一太刀目
ヴィザは冷静に剣撃をいなし、次点に構える
間髪入れずに
二太刀目
三太刀目
四太刀目
ヴィザの対応が少し遅れる
剣撃をいなせず、防御一度、回避一度に移ってしまう
五太刀目
六太刀目
七太刀目
八太刀目
九太刀目
十太刀目
ヴィザが目に見えて追い付けずにいる
…ふと疑問に思ったこと
なぜ剣撃ばかり放ってくる?
弾幕をはる余裕がない?
分からないが、今この時を対応しなければ殺られる
即座に持ち直したヴィザは冷静に自身の廻りのブレードを
自身に最も近い位置に移動させ、五太刀目から九太刀目を相殺させる
残りの一太刀を跳ね返す
その腹積もりでヴィザは残す
その狙いは結果的に成功する
キィンッ!
ズバッ!!
「がっ…!」
天夜は左肩から右の腰部分までを袈裟斬りされた
大量のトリオンが漏れだし、緊急脱出する
「(何っ!?何故斬れていない!内部に防御を固めた?)」
「ちげぇよ。」
「っ!」
「気合いと根性…って言いてぇけど、緊急脱出機能が付いてない状態でガイスト起動すると、何でか知んねぇけど、
「…なるほど、先程の剣撃ばかりもそういうことですか。」
「それもあるけど、もう1つ。」
「…?」
「じじい。あんたが俺の仲間ぶっ殺した時、全部
「素晴らしいエゴ…ですな。」
「いいや、」
ただのワガママだ
旋空弧月!!
キィンッ!!
打ち砕いた強敵を前に、
天夜は一瞬、
空を見上げる
トリオン全放出まで、残り58秒
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ランバネインは思考を巡らせる
先程の兵隊…。恐らくレベル的に言えば低いものだろう。
何人潜伏しているかは把握できてないが、先程のレベルから2つ3つあがった所で、
故に、警戒すべきは駆けつけてきた、もしくはこちらに向かってくる者だな。
…早めに処理したほうが良さそうだ。
「悪いが…、すぐに片付けよう。」
「…!空を飛んだ。上空から撃たれるとキツいな。」
「ご名答。まずは、貴様からだ。」
ランバネインの放つ砲撃を、東は回避しながら逃げる。
「…正確に撃っている…というわけではなさそうだな。」
彼は非常に冷静だった
逃げながら、悟られないよう、誘導していく
誘導先には、狙撃手3人組、荒船隊が待ち構えている
ドンドンドンッ!
「いい釣りだ。東さん。」
3つの狙撃はランバネインの頭部へと向かう
だが、
シュウウッ…
「やはり隠れていたか。あぶないあぶない。」
「(イーグレットを跳ね返すか…!)」
「そこだな。」キィィィンッ…
ランバネインはすぐさま3人へと反撃する
その反撃により、穂刈、半崎の2人は緊急脱出してしまう
荒船は何とか凶弾から逃れる
「強いな…。…!太一!!」
速い
ランバネインは一気に距離を詰め、別役へと砲撃
なす術無く、緊急脱出してしまう別役
一挙に3人落ちてしまう
「(誤算だったな…。シールドが固すぎる。それに、射撃が雑だと思った矢先のあの正確な砲撃。…機動力もかなりあるな…。これは骨が折れる。)」
「(東さん、加勢に来ました。どんな感じですか?)」
「出水か!助かる。穂刈、半崎、太一の3人がやられた。そっちにアタッカーはいるか?」
「槍バカと迅さんバカがいます。最悪弾よけにもなります。」
「「おい。」」
「ハハ。こっちの残りは、荒船と来馬だ。何か案はあるか?」
「建物内に誘導したいっすね。機動力あって上からアホみたいにバカバカ撃たれたら手を出せないんで。」
「そうだな。このあたりで大きな建物は…、旧三門大学だな。」
「その建物のMAP送っとくね~。」
「由宇さんナイス~。」
「とりあえず突撃しかないと思うけど?どーする?」
「どう突撃するかだな。」
「天夜さんだったらどーすっかな~。」
「俺たち3人くっつけたらあの人になれるって考えたら…、まず1発ぶっぱなすな。」
「間違いねぇ。方針はそれでいいな。」
「槍バカ。旋空弧月出せねぇの?」
「トリガーに入ってねぇよ!」
「アハハ!じゃあ、俺が行くよ。スコーピオン使ってんのこの中なら俺だけだし。建物内に誘導出来たら片足位は削れると思うよ。天夜さんなら倒しちゃうかもだけど。」
穏やかな感じだが…、A級3人組は強い。
本当に…、成長したよ。天夜。
お前のお陰だ。
「さぁ…、まずは誘導からだな。3人と、荒船、来馬。行くぞ。勝ったら焼き肉だ。天夜の金で。」
「「「「「了解!!」」」」」
To be contened
はい、以上です。
ちょっと歯切れが悪い終わり方になりました、すいません。
またちょっと空くかもですが、宜しくお願いします。
それではまた次回。