オールラウンダーは無気力です   作:ヤマアラシん

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どうも、お元気ですか?最近やっと、お店とかで酒飲むことが増えてきたので幸せです。あとFGOが…楽しい()
それではどうぞ


B級ランク戦編
episode12 神島天夜という男②


トリオンが切れ、生身の状態となった天夜の眼前には、

かつての古き友。ハイレイン、ミラが立ち塞がる。

 

「マジか…。こっちに来るかてめぇ。」

 

「久しいな。テンヤ。」

 

くそっ…!予想外過ぎる。

この時点で、修が死ぬ未来。千佳がさらわれる未来は消えてるはずだ。迅と繋がらんからわかんねぇが…。

 

「…天夜さん、コイツは?」

 

「親玉だ。気を付けろ。アイツが出す動物さん達に触れたら、一発でトリオンキューブにされちまうぞ。」

 

「了解…。ヤバイ奴ってことで、とりあえず第一優先は天夜さんを逃がすことであってますね?」

 

「…どうだろうな。」

 

「…?」

 

「というと?」

 

「まぁ、ダメ元で聞いてみるわ。」

 

トリオンがスッカラカンになったタイミングを見て来てんだから、ブラフは通じねぇ。

バカ正直に聞いてみるしかねぇか…。

 

「おい、動物園。お前らの目的はアホみたいなトリオンを持った人間じゃなかったのか?」

 

「それもあるが、次点でお前だ。とりあえず、現在の状況では先程見つけた金の雛鳥を狙うのは困難。故に第2プランだ。」

 

「ここのトリガー角に侵食されちゃってるヤツ、返すからそれで許してくんね?」

 

「あら、それは悪いけど叶わないわね。だって…、」

 

ドッ!!

 

ミラが放った凶刃は

 

エネドラの胸部を貫いた

 

生身ゆえに耐えれる事はない

 

「がっ…!てめぇ…ミラ!なんで…!」

 

「あら、ごめんなさい。言われたのは、泥の王の回収だけなの。…昔は良い子だったのに…。さよなら。エネドラ。」

 

「ミラ…!ハイレイン…!!」

 

ドサッ…

 

息絶えたエネドラは哀しげに、絶望の表情を浮かべ、そして、泣いていた。

 

「さて、邪魔者は後一人だ。」

 

「おい…。何仲間殺してんだテメー。確かに角に侵食されてる眼だったけどよぉ…。殺す必要はねぇだろ。」

 

「貴様には関係のないことだ。どうせ死ぬのだから。」

 

「…ああそう…。てめぇの腐った性根は伝わったわ。ボコボコにしてやるって言いてぇけど、生憎戦えねぇからな…。逃げさせて貰うわ。」

 

「逃がすとでも思ってるのかしら?」

 

「ミラちゃん~…。駄目?」

 

「…っ。…そんな顔しても無駄よ。貴方は連れ…ここで殺す。」

 

「ちょっと効いてんじゃねぇか。レイジ、とりまる。逃げるぞ。相性が悪すぎる。」

 

「…了解。」

 

「(敵に人垂らし発動させてる…。)了解。」

 

「逃さん。」

 

さぁ…。こっからだな。

 

今の状況が知りてぇ…。

 

こっち側で空いてる奴は…、

 

蒼也、東さん、三バカ、位か?

 

桐絵はトリオン兵駆除に回ってくれてるから住民に被害が及ぶ感じはねぇな…。

 

相手の戦力、残りはヘルパー(ヒュース)と動物園(ハイレイン)とミラちゃんだけだ。

 

 

 

………。

 

 

 

 

あれ、これもう勝ちじゃね?

 

 

 

ヘルパーは迅が抑えてる。このまま撤退まで持ち込むことも出来る。

 

残りの戦力はこっちにいるから行動把握は完璧に済ませられる。

 

レイジかとりまるに連絡して貰って手の空いてるA級以上は全員こっち呼べば撤退するだろ。

もしくは()()()()()が東さん側に寄りつつ逃げれば勝ちだ。

 

「レイジ。」

 

「どうしますか?」

 

 

 

そう、簡単なことだ。

 

 

 

 

 

 

 

「俺置いて逃げろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

迅side

 

 

 

「!!!…マジか、天夜さん。そりゃないっすよ…。」

 

 

迅には見えた。

 

天夜の考えから繋がる未来により、既に

 

・雨取千佳が拐われる

 

・三雲修が死ぬ

 

・神島天夜が拐われる

 

この未来は見えない。

 

 

 

 

 

 

だが、

 

・神島天夜が死ぬ

 

 

 

 

 

 

 

この未来だけが

 

着々と色濃いモノへと変貌していく

 

 

 

「全隊員に告ぐ!!!」

 

迅は叫んだ

 

 

 

敵は困惑している

 

 

「…?」

 

 

かまうもんか

 

 

 

 

憧れの人間が生命を絶たれようとしている

 

 

そんな状況、そんな未来、

 

 

 

 

絶対に嫌だ。

 

 

「天夜さんを助けてくれぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

???side

 

 

「なぁ、ーー。」

 

「なんだよ、ーーー。」

 

「俺ーー。相当ーーくなったよなー。」

 

「ああ、ーーーも、やっとこさーーーーランーになれたし、もっとーーくなれると俺は思ってるぜ。」

 

「まぁ、所詮、ーーーって思ってるけど。」

 

「そりゃそうだろ!だって、あんなにーーいやつらがーーーになるんだぜ?心ーーいったらありゃしねぇ!」

 

「な~に?またー子2ーでないしょ話?デキてんの?」

 

「お、●●!いやぁ、お前がやっとこさーーーーランクになったからよ!それのー祝ーしようかってことで!」

 

 

「えー!?ーーーーー。でも、ーーーーだよ~。」

 

「まぁ、そう思っておいた方がーーにーーると思う。」

 

「ーーはそーいうとこだけーーーだよなぁ。」

 

 

この記憶は一体何だ?

 

誰の記憶だ?

 

何が起きた?

 

これは

 

 

なんだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

三雲&遊真&千佳side

 

「…トリオン兵すら、全く追ってこなくなったな…。」

 

「テンヤさんがあのじいさんを倒してくれたから、周りがかなり楽になって、色々なところにまわってくれてるんだろ。…どーした?チカ?」

 

「…分からないけど、神島さんが危ない気がする…!」

 

「…!…。オサム…。」

 

「ああ…、空閑、神島さんを頼む。」

 

「行くぞ、レプリカ。」

 

 

 

 

助けないと

 

 

 

 

 

直感で感じたこの思い

 

 

 

 

 

…間に合うことはない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ハイレインside

 

 

 

連れてきた、エネドラ、ヒュースの処理は終わった。

 

一番の脅威であった、カミジマテンヤも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…まぁ、あの傷なら、長くは持たないだろう。

 

 

しかし、玄界の民が集まり過ぎている。

 

 

…今回はここまでだな。

 

「ミラ、艇を。撤退だ。」

 

「…了解。サヨウナラ、テンヤ…。」

 

少し名残惜しそうな表情の2人は、ゆっくりと艇に戻る

 

 

 

 

 

脅威が消え去った後の空は

 

嫌に晴れていた

 

 

その日を浴びる()の灯火は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消え去る寸前なのだろう

 

 

 

 

 

「逃がすかぁ!!近界民!!」

 

 

 

 

 

ーー風刃ーー!!

 

 

 

 

 

神島天夜が危ない。

 

 

三輪秀次は放った

 

 

届くことはない

 

 

だが、その意思だけは…

 

 

 

「…安心しろ。今回はこちらの完敗だ。テンヤもまだ生きている。虫の息だがな。」

 

 

「…!!神島さん!!」

 

近界民には目もくれず、駆け出した三輪は、天夜の容態を目にし、絶句した。

 

 

全身穴だらけ…!

 

出血が多すぎる。

 

 

そこに駆け付けた

 

米屋、出水、緑川、東、空閑の5人に

 

「医療班を!早く!!」

 

「やべぇぞ…!血を出しすぎてる…。」

 

「東さん…!敵はもういません…。早く、早く神島さんを…!」

 

「落ち着け、秀次。(致命傷を避けてはいるが…。不味いな。)」

 

 

こうして第二次近界民大規模進攻は終結した。

 

 

 

 

 

被害総数

 

一般人…死者0名 軽傷者…265名 重傷者…39名

 

ボーダー関係者…死者0名(現在) 重傷者…1名(深刻)

 

近界民…死者1名 捕虜…1名

 

 

前回の2倍以上の総数で攻めてきた近界民を前に

被害を前回の1/4程に収めることが出来たが、

A級随一の実力者、神島天夜が、意識不明の重体。

 

全身に26箇所の()を確認。

奇跡的に致命傷は避けているが、出血が夥しく、未だ目を覚まさない。

…無事を祈る。

 

報告者 東 春秋 迅 悠一 風間 蒼也 太刀川 慶

 

 

 

To be contened…

 

 

 

 

 

 




はい、以上です。
次話からB級ランク戦編です。

宜しくお願いします!

それでは~。
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