オールラウンダーは無気力です   作:ヤマアラシん

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大変お久し振りでございます。
ヤマアラシんです。
かなり離れていましたが、また書いていこうと思います
それではどうぞ


episode 14 経緯

時は、B級ランク戦前に遡る。

 

 

城戸司令へのトリガー起動報告を終え、天夜はA級、「神島隊」の隊室の荷物を引き上げていた。

 

「ふぅー。ちょい休憩。」シュボッ

 

タバコは喫煙ルーム。もしくは隊室で吸える。(と思って勝手に吸ってる)

 

あのトリガーについて、今思い出せるのは、

 

・マザートリガーであること

 

・アフトクラトルからパクったものではないこと

 

・遊真と似たようなもので、傷をトリオンで治した状態

 

位のものであるから、天夜自身、正直困っている。

 

あのトリガー内に蓄積されてたトリオンは全部俺の身体に入ったが、修に渡した理由としては、あのトリガーは自らトリオンを発生させているから。

 

「ま、今は置いといて…。どーすっかなぁ…、これから。」

 

~♪

 

「ん、東さん?」ピッ

 

「はい、お疲れっす。どうしました?」

 

「ああ、天夜。身体は異常無いか?」

 

「ええ。おかげさまで。」

 

「そうか…。お前、これからどうするんだ?なにも考えてないなら、忍田さんからの提案、やってみないか?」

 

「提案って?まさかB級戦出ろとかっすか?流石にいきなり言うはずは無いっすよn「おお、よく分かったな。」…うぇ?」

 

…えぇ…。忍田さぁん…。めんどくさいっちゃめんどくさいんすけど。

 

「隊員は今のところは募集しなくて良いらしい。チーム戦の意義を守るためにも後々募集をかけるようにとは言っていたがな。」

 

「はぁ…。そっすか…。」

 

「どうした?乗り気じゃないな。」

 

「いや、ソロでのらりくらりやってっても良いかなーって思ってた矢先なんでね…。」

 

「…。後、これは俺の推測でもあり、お願いだが、」

 

「?」

 

「今、しのぎを削って戦い、高めあっている皆に、教えてやって欲しい。」

 

「俺1人で教えれることなんて…、あんまねぇっすよ?」

 

「いいや、あるさ。」

 

東さんはそれだけ言って電話を切った。

 

…今の俺には正直分からん。

 

でも、なんか意味があんだろ。

 

とりあえず、B級からやり直しだ

 

目指せA級!ってガラじゃねぇけど、

 

久々に、チャレンジャーだぜ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

B級ランク戦ROUND1終了後

 

玉狛支部

 

「…えー。とりあえず、お疲れ…。…、その、よく頑張ったな、3人共。」

 

烏丸はなんとも言えない微妙な空気を打破するため、声を掛ける

 

「「「……。」」」

 

「お疲れ~3人とも~。」

 

「なんでいんのよ天夜!!」

 

「急にでかい声出すなよ。俺がビビるだろ。」

 

なんでコイツ玉狛来てんだ?タイミング考えろや。

 

千佳ちゃん以外全員そう思っていた。

 

「わりーな。微妙なタイミングに来たのは理解してる。でもまぁ、ちょっと話したいことあるからさ、聞いてくれるか?修。」

 

「!は、はい。」

 

「ちょっと長くなるけどまぁまずは、身体はもう完全に治ってる。修が起動させてくれたトリガー内のトリオンが傷を治してくれた。遊真が親父さんの黒トリガーで復活したのと似たような原理だ。んで、なんでランク戦に出てるのかって話だが…、正直、忍田さんに出てくれって言われたから出ただけで、理由は俺にも分からん。ただ、東さんのお願い…、今を頑張ってる奴らに教えて欲しいって言われたのもある。」

 

「教えるって何を?」

 

「それが俺にも分からんのだよ、遊真くんや。そこで電話は切れて、教えてくれなかった。」

 

「ふむ…。」

 

「まぁ、追々メンバーは募集掛けろって言われてるから、いつまでも1人で出るってことはねぇ。てことで俺の話は終わり。んじゃ、反省会すんぞ。」

 

「え?その…、天夜さんも参加するんですか?」

 

「ああ。まぁ、何が駄目だったとか、反省点だけ聞く感じだ。これからコイツ相手にはこうしようとかは一切聞かねぇよ。…まぁボロを出さないようにするっていう訓練にもなるぜ。ほれ、修。始めろ。」

 

「分かりました…。」

 

「アイツのあーいう所、ホント昔から変わってないわね。」

 

「ああ、当たったチームの反省会、祝勝会に参加するってヤツっすか?」

 

「天夜さん自身、自分を越えてくれるのが嬉しいって言ってたからな。だからこそあの人は…。」

 

「だからよ、修。あの時点で俺のサイド・エフェクト的には危険度が同じ位になっちまってたからよ。先に地形を破壊しちまってからシールドチャージもありだったと思うんだわ。なんせ、ボーダーのトリガーで建物や地形を破壊するっていうのは出来ても、直すってのが出来ねぇんだからさ。地形破壊=千佳ちゃんの場所がばれるってのはあるけど、遊真の攻撃力が上がるって考えてたんなら、そっちを上げてから最後の作戦をやる隙は作れたはずだ。」

 

「ふむ…。でもそうなると、チカの砲撃的に、巻き添え喰らうかもしれなくない?」

 

「一発撃ってそれ以降は別に撃たなくても良いんだよ。相手に撃つぞって思わせられればな。けどまぁ、話は変わるけど、この初戦で撃っとくのは大事だったな。次当たるチームとかにも千佳ちゃんの大砲やべーぞって植えつけられる。まぁ今回は別に撃っても撃たなくても、インパクト的にはどっちでもよかったとも思う。勝ちに行くんだったら撃った方が俺は正直ヤバかった。」

 

「あの…、すいません、ひとつ良いですか?」

 

「どした?修。」

 

「…なんで、ここまで言ってくれるんですか?その…ランク戦の間は敵同士…、なのに。」

 

「なんでって…、今答え言ったじゃねぇか、修。」

 

「…えっ?」

 

「ランク戦の間は敵同士…。そりゃそうだ。A級目指して皆頑張ってるからな。でも、近界民が攻めてきたら、皆仲間だろ。じゃあ、皆強い方が有り難いし、助かるじゃねぇか。なら、皆が強くなる手助けはやっちゃいけない訳ねーだろ。」

 

「…!」

 

「あくまで持論だけどな。城戸さんには見逃してもらってる。他にも聞きたいこととかあるんなら聞いてくれ。答えられるもんは全部答える。」

 

「テンヤさんはどのトリガーを一番使うの?」

 

「基本攻撃手では弧月、スコーピオンだな。とっさに出るのはスコーピオン。一対一の時は弧月一択だな。射手ではアステロイド、メテオラ、ハウンドだな。バイパーは使えんことはないけどムズい。リアルタイムで弾道引くのは時間がかかる。小手先のヤツで言えば、グラスホッパー、エスクードとかだな。多対一の時にはエスクードがめちゃくちゃ便利だからよく使うな。」

 

「エスクード…、壁のヤツか。あれってトリオン結構喰うんじゃないの?」

 

「タイミングさえ間違えなければ俺はそこまで気にならんよ。三対一とかの時にうまく使えば一対一に持ち込める。まぁ、マップにもよるけどな。」

 

「あ、あの…!1つ、聞いて良いですか?」

 

「お、千佳ちゃん。何でも聞いてくれ。」

 

「今まで、人を撃てない狙撃手っていたんですか?」

 

「あー…。いたぞ。1人だけ。」

 

「!そ、その人は、どんな人なんですか?」

 

「名前は鳩原ちゃんだ。二宮っていう、年中スーツ着た射手の隊員だった。鳩ちゃんが今どこにいるかは分からん。勝手にアッチの世界に行っちゃったからな。」

 

「そ、そうなんですね…。」

 

「アイツは人を撃てない代わりに、相手の武器だけ狙って破壊するっていう変態ぶりが凄かったぜ。」

 

「人に当ててしまったこととかは…?」

 

「一回だけ…、あったかな。その時は吐いて寝込んでたけど。…まあ、これを聞いてくるってことは千佳ちゃんは人を撃てないってことか。」

 

「いや~。分からないよ?散々聞いといて油断させてズドンッってことも…。」

 

「ハハッ。千佳ちゃんがそんなことできるならもっとやさぐれてるって。」

 

「今物凄い悪口言ったわよアイツ。」

 

「「…。」」

 

その日、天夜は玉狛に泊まった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふぅ~。さびぃ~。」

 

「あ、テンヤさん。」

 

「おー遊真。こっち来いよ。ちょっち喋ろーぜ。」

 

「うん。いいよ。」

 

「ほい。あったかいの。」

 

「…、来るって分かってた?」

 

「急に俺のサイド・エフェクトが働いた。」

 

「ふーん。」

 

静かな夜に波打つ月光。

 

遊真は徐に口を開いた。

 

「テンヤさん。あのトリガー…、どこのマザートリガー?」

 

一切探ろうともせず、シンプルに聞いた遊真に対し、天夜は、

 

「…それが全く覚えてねぇんだ。俺が持って帰ってきたのは確かなんだが。」

 

少し、気まずい雰囲気が流れ、

 

「…。どういう事情か分からないけど、その国のマザートリガーを持って帰ってきたってことは、その国はもう消滅してる。それは知ってるよね?」

 

「ああ、もちろん。…でも、何で持って帰ってきたのかも覚えてねぇ。」

 

「1つだけ、知ってることを教えるよ。」

 

「っ!知ってること…?」

 

「うん。マザートリガーは基本、近界民や、人間…。その人の命から創られてる。チカを拐おうとした奴らも、チカを捕まえてマザートリガーにしようと思っていた。それで、マザートリガーに成り立てのトリガーっていうのは基本、制御できない。」

 

「うん。」

 

「でも…マザートリガーにその感情が現れることもあるらしい。」

 

「…?どうゆうことだ?」

 

「例えば、マザートリガーになっちゃった人の意思が、『嬉しい』って場合だと、国は基本晴れが多い。逆だと、雨が多い、雪が降る、とかね。」

 

「それで…?」

 

「テンヤさんの持ってたマザートリガー…。相当天夜さんの事が好きだったんだと思うよ。普通、マザートリガーの中に、膨大なトリオンを残そうと思わない。多分、テンヤさんのために、残したんだろうね。」

 

「…そうか。俺は、あのマザートリガーに…。」

 

「うん…。多分、凄い強い人だったんじゃないかな。」

 

誰か分からない。

なのに、天夜は、

このマザートリガーが誰だったのかを直感で感じ取った。

 

それが本当なのかどうか、それは分からないけど、

そう思っている方がいい気がした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「たまにはソロでもやるかぁ~。」

 

そう思い天夜は個人戦ブースに足を運ぶ。

土曜の昼間なので三バカはいないと踏んで来た()

 

「んーと…。おっ…、タチウオいるなぁ…。」

 

「ふーっ。誰かいねぇかなぁ…っと、お、マジか!」

 

「入った瞬間にアイツ申し込んできやがった。変態だな。よータチウオ。」

 

「どーも天夜さん。後全部聞こえてますんで~。」

 

「おー悪い。わざとだ。」

 

「なおさらタチ悪いっすね。」

 

「んじゃまぁやるかぁ。5本先取な。」

 

「お、りょーっかいす…ってあれ?二宮?風間さん?迅?弓場?」

 

「えっ…ちょっまって。めんどくせぇ事になるぞ。俺抜けるわ…。」

 

「判断が遅い。」

 

「なんだテメーニノおい。鱗●さん?」

 

集まったのはランキング上位勢とタイマン最強勢。

 

やることは1つであって…。

 

「おい!今からランキング上位5人と弓場さんでエキシビションやるらしいぞ!」

 

「マジか!行くぞおい!」

 

 

 

「さぁさぁさぁさぁ!なんとなんと!たった今から始まりますは!ランキングトップクラスの5人とタイマン最強とも謳われる弓場隊長を交えた、エキシビションマッチ!!実況は私、海老名隊オペレーター、武富桜子です!解説にはこの方!嵐山隊隊長!嵐山さんと、加古隊隊長!加古さん!そしてたまたまそこで出会った、東隊隊長!東さんです!!」

 

始まった。いや勝手に始まってしまった。

 

東は皆を一瞥し、

 

「宜しく。」

 

加古は微笑みながら

 

「宜しくね。」

 

嵐山は真面目な表情で

 

「宜しくお願いします。」

 

天夜はやっぱり

 

「マジかだりぃぃぃ!」

 

「神島隊長が何か叫んでいますが…?」

 

「まぁ天夜のことですからだりぃとでも言っているのでしょう。構いません。始めましょう。」

 

「結構容赦ないわね、東さん。」

 

「まぁ、戦闘民族5人が集結してしまったのが彼の運のツキです。」

 

東も巻き込まれた天夜を見て、若干憐れんでいた。5秒後には切り替えたが。

 

「今回のルールは至ってシンプル!!バトル・ロイヤル方式で戦い、ランク戦と同じ、撃破点、生存点の合計が一番大きい隊員の勝利となります!ステージ選択権は『巻き込まれたんだからせめてMAPは選ばせろ』と駄々をこねた神島隊長に!MAPが決まった時点で転送が開始され、スタートします!」

 

「天夜さんが駄々をこねるって…。」

 

「それで良いのかしら最年長。」

 

「おっと!それではMAPも決まりましたので、間もなくスタートです!!」

 

こうして、天夜にとっては不本意…、いやめんどくさい

戦いが始まる。

 

 

To be continued…




はい、以上です。、

めっちゃ失踪してましたが何とか生きてます。

時間あるときにゆっくりマイペースに進めていきます。

それではまた次回。
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