はい、番外編です。
A級三バカ+αで天夜くんを尾行します。(ストーカー行為)
息抜きなので短めです。
どうぞー。
※大規模侵攻編が終わって、天夜が回復した後の、B級ランク戦初戦の手前位です。
なので天夜は復帰して少し休みを貰ったという設定になります。
「天夜さんって普段何してるんすか?」
ランク戦ブースの閲覧席で、モン●ンをしている天夜に出水は声を掛けた。いくら、退院した直後で休みを貰ってるとはいえ、見学に来てゲームをやりまくる姿をいつまでも曝け出すのは、何とも言えない。というか、こんな所でゲームするな。それを飲み込んだ出水の発言に天夜は、
「んー。特に何も。…偶に何か。」
毛ほども答えに行き着かない返答を頂戴した出水は、大げさに溜息を吐く。
「つまり暇なんすね。」
「誰が暇だ。毎日充実しすぎてヤベーわ。」
「具体的には?」
「…教えん。」
そう残して天夜は怪異克服バル●ァルクの襲撃で三乙目を迎え、その場を去った。
負けたんかい。んであんたそれ買ったの、退院して次の日でしょ確か。今3日目で何でMR160超えてんだよ。2日でやり過ぎだろ。
出水は脳内で3つほど突っ込んだあと、米屋、緑川、木虎、綾辻、三上にLI●Eを送信した。
LI●Eには、こう入れた。
天夜さん尾行。明日朝9時に天夜さんの家の近くの喫茶店。
全員即既読がついた。
米屋 「りょーかい。」
緑川 「分かったよ ️」
木虎 「承知しました。」
綾辻 「香取ちゃんも行くって!」
三上 「何着て行ったら良いと思う!?やっぱり清楚な感じかな!?」
天夜さんにお熱な二人は、もはや行く行かないの次元を韋駄天の速度で超越していた。てか尾行だって言ってるんだけど、一名全く気にしてない人がいるのはそっとしておこう。
出水の脳内は既に、言わなきゃ良かったの文字を表示することにリソースを割いていた。
翌日
集合時間の10分前に到着した出水は、香取、綾辻、三上にどちゃくそ詰められていた。
「イヤ、なんで?」
「30分前に来るのが常識で、定石ですが。」
「誰に対して定石なんだよ。2徹目の人間でも、もう少しまともに話すぞ綾辻。」
「そんなんだから、アンタの貞操は磐石なのよ。」
「おいコラ香取。言って良いことと悪いことと、言って良い時間と悪い時間を考えろテメー。あと三上。あ、なるほど~みたいな顔すんな。んで韻を踏もうと頑張んな綾辻。」
「出水くん。うるさい。」
「しばくぞ三上。」
天夜さんが絡むと頭がおかしくなるのかこの3人は?朝8時半の眼じゃねぇんだが。
この後着いた米屋もどちゃくそ詰められていたが、コピペになるので割愛。緑川は言われなかった。
「で?結局、なんで尾行なんか考えたわけ?趣味?変態。きっしょ。死ねば?」
「●水エンジン決める●ュリかテメーは。画面端まで俺を持ってくな。ちげーよ。天夜さんのプライベート、マジでなんも知らんわって思ってよ。純粋に気になったから尾行すんだよ。」
「出水センパイ。まるで常識人の様な振る舞いだけど、充分おかしいの分かる?」
「緑川、まぁ聞け、そして後でしばく。普段何してるか、それこそがあの人の強さの秘訣を知るチャンスと俺は思っている。」
「なるほど、一理ある。」
「てゆーかアイツの家、こんなとこにあるのね。ここって結構、高級住宅街よ。」
そうなのである。実は天夜、実家が金持ちである。
彼の記憶は五歳頃からのものしかないが、父親が良く大きな買い物をしていた記憶がある。が、天夜自身、そこまで裕福な暮らしは望んでいない。父親と妹が共に住んでいるので、そこに給料の8割を振り込んでいる。
しかし、父親も自分の息子が心配だったので、色々送り付けたが、最終的にこの住居を父親が買うから住んでねお願い♥️という形で、天夜は折れた。
「しかし出水先輩。天夜さんが外に出るという保証はあるんですか?」
「ようやく喋ったな木虎。多分出るはずだ。あの人は普段ボーダーの本部にフル出勤してるからな。休日に用事とかを固めてるはずだ。」
そんな話をしていると、天夜が出てきた。お熱な二人と香取、木虎は即座に首を降り、彼の動向を見守る。
「うわっ。」
「緑川、気持ちは分かるが次言うと緊急脱出することになるぞ。」
呑気な顔であくびをしながら出てきた天夜は、着信がかかってきたのか、携帯を取り出し耳に当てる。
「聞こえねぇな。」
「ちっ。めんどくさいわね。」
「三上ちゃん。菊地原くんは?」
「すぐに連絡するね。」
「早急にお願いします。」
「なんで聞こうとしてるの?」
人のプライベートガン無視な奴らの集まりに緑川はタメ息を吐いた。ていうかもう帰ろうかな。帰って宿題しようかな。
脳内はそれらに支配された。
米屋はモーニングを頼んで食べていた。
「何やってんだ。アイツら‥。」
電話してる最中に米屋ヘッドが見えていた天夜はタメ息ひとつ。
考えるのが めんどくさくなった天夜は、日課のランニングを始める。
「おっと、おばちゃん、ご馳走さまー。」
「目標、動きます。」
「これから対象を点Pとします。」
「点Pとするな。なんで?動くから?」
「米屋先輩、ゲーセン行かない?」
「まだちょっと時間がはやいなー。」
「何逃げようとしてんだ。」
朝9時半である。
天夜の後方40m程で追跡している天夜バカたちは、ヒソヒソ喋りながら後を追う。その道中、彼等が目にしたのは、人々を助ける天夜であった。
「おっす、おばちゃん。そんな重いもん、無理すんなって。どこまで持っていけば良いんだ?」
「おー。どした、嬢ちゃん。お金足りねぇのか。おっちゃん、俺がこの子の分払うから、そのアイス三段であげて。」
「どーしたガキ共。ポ●カ買えねぇ?おい、おっさん。転●ヤーに売るくらいだったら俺に売れ。ほら、どのパックにする?2つやるよ。おおっ!No.151じゃねぇか!すげぇな、ガキんちょ!」
「ヤバイくらい優しいわね。」
「私、デコスケとしか呼ばれたことないのに。」
「ふーん‥。」
「へぇー‥。」
「綾辻センパイ、三上センパイ、木虎ちゃん。目が死んでるよ?」
「言ってやるな、緑川。」
「お前はポ●カ開封すんな。米屋。」
「んで?あの人はどこに向かってんだ?」
「ここは‥、体育館ですね。」
「あー、あの人今日はバスケするって言ってたもんな。」
「は?」
「ん?」
「へ?」
「あ?」
「え?」
「‥‥。」
お前知ってんのかい米屋ボケこら。
全員思いは同じだった。
バスケすんの久々だわ。ツレ集めて試合もありだったけど、
たまには一人も面白い。ストレッチはしっかりとやる。トリオン体になったときに影響は無いけど、捻挫とか突き指とかしたくねぇ。いてぇし。
ポジションはG、SGだった。部活には入らなかったが、昔から好きだったので、今でもちょくちょくやっている。
もちろん、プロレベルなんかには足元から数十キロ離れてる程の実力なので楽しくやってる感じだ。
でも、せっかくなら‥。
ポチポチ‥。
天夜 弾バカ、バスケすんぞ。そこにいる全員連れてこい。
弾バカ はい了解です。
呼び出されたストーカー御一行は、バスケをした。緑川は上手かった。そして、香取は疲れてた。
はい、オチもくそ弱いですが息抜きにはなりましたので、これで終わります。
本編の構想練れ次第、すぐに書きますので気長に待っていて貰えると嬉しいです。
それではまた。