龍の血を継ぐもの   作:ZG

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テストやらが終わってようやく投稿できました!
戦闘のシーンがやっぱり難しいですね!練習をしなくては!
それでは本編をどうぞ〜


妖怪退治:若骨丸その参

「赤色真珠を盗んだのも許さぬが、我が胴体を売り捌くとは言語道断!許さぬぞこの外道!」

 

襖を押しのけ現れた檮杌はもろはを睨みつけ言い放った。

 

「やめろよ!まるでアタシが悪者みたいじゃないか」

「どう考えても悪者だよね」

「確かに」

 

ここだけ聞いていればどう考えてももろはの方が悪者だろうな。

もっとも、売った胴体の持ち主がもっと悪い奴で無ければ。

 

「赤色真珠を奪い返し、貴様ら全員我と同じように胴体と首を切り離してくれるわ!」

 

怒った檮杌から放たれるプレッシャーは確かなものだった。

 

「腐っても四凶と呼ばれるだけの事はあるみたいだな」

「へっ!頭蓋の骨だけじゃ四凶の務めは務まらないだろうよ!因果応報、往生しやがれ!」

 

もろはは檮杌に攻撃を仕掛けようとするが、とわがそれを止めた。

 

「違うだろもろは、謝るんだよ、間違いは誰にでもあるんだから」

「甘いなとわ、お前の世界は詫びれば何でも許されるのか?」

「それに詫びる必要も無いだろ、こいつだって相当人を喰うなり殺すなりしたんだろうから…さ!」

 

そう言い放った俺は檮杌に一撃を入れるのだった。

 

 

二虎流金剛火天ノ型瞬鉄・砕

暗い部屋の中に凄まじい音が響く、それは龍牙が檮杌に一撃を入れた音だった。

その次の瞬間には赤い龍が檮杌を襲った。

 

「今まで通り力で切り抜けてやらぁ!」

 

それはもろはの抜き放った刀から放たれた紅龍波だった。

 

「道を貫くか、それでこそ我が行連に相応しい!」

 

せつなが放った旋風刃が多くの骨を巻き込み砕いてゆく。

 

「私も助太刀するよ!」

 

とわが菊十文字を振るい骨を切っていく。

各々が武器を持ち戦い始めると若骨丸がもろはに飛びかかり扇子を開いた。

 

「貴様の骨抜き取ってやる!」

 

それに反応したもろはは口に含んでいた塩を吹き出す。

それを喰らった若骨丸は弾かれ、すかさず龍牙が蹴りを入れる。

奥に飛ばされた若骨丸は驚愕していた。

 

「何故妖怪の分際で霊力を持っている!」

「それは儂が説明しよう」

 

もろはの肩から冥加の声が聞こえたが龍牙は既に次から次へと二虎流と様々な武術を駆使し襲ってくる骸骨を粉砕していた。

正面から襲ってくる骸骨に鉄砕を喰らわせ背後から刀を振り下ろしてきた骸骨の腕を掴みバランスを崩し回し蹴りで頭蓋を砕く。

 

二虎流操流ノ型・柳

 

更に次々に襲いかかって来るが不規則な歩法と死角を着いて回避をし、鉄砕を打ち一体一体破壊してゆく。

 

二虎流火天ノ型・火走り&幽歩

 

龍牙は周囲を見渡しとわの方に駆ける、とわを背後から切りつけようとしていた骸骨を飛び膝蹴りで倒し奪い取った刀を投げつけとわの正面にいた骸骨を倒す。

 

「ありがとう龍牙!」

「油断するなよとわ、数だけは多いみたいだからな!」

 

そこからは二人でお互いの死角をカバーしながら襲い来る骸骨達を薙ぎ倒していく。

少しすると空気が変わった、もろはが紅を唇に塗ったのだ。

雰囲気が変わったもろはからは溢れんばかりの力を龍牙達は感じていた。

 

「とわ、せつな、龍牙これをやった後はアタシは丸一日動けなくなるからよろしくな!」

「えぇ、何それ?」

「本当に厄介な奴だな…」

「そういう事は急に言うんじゃないよ!」

 

もろはは檮杌に向かって駆ける、それを阻止する様に若骨丸が飛びかかるが簡単に攻撃を避け爪の一撃で若骨丸を倒した。

その瞬間、更に怒った檮杌の攻撃で傷を負うが、そこから出血した血を利用し飛刃血爪を放ち檮杌をも退治した。

 

「もろはすごいじゃん!」

「こんな力を持っていたんだな」

「…そんな良いものでもなさそうだぞ」

そう言ったせつなが指した先には爆睡しているもろはがいた。

 

「…力尽きたみたいだな」

「妖力の消費が激しいのか、それとも少ないのか…」

「1分ちょいしか持たないのか〜、これじゃあカップ麺も作れないや」

 

そんな会話をしていると檮杌の声が聞こえてきた。

だがもう力は殆ど残っていないようだ。

 

「この私に後始末をさせるとは百万年早い!

群れたちの燕!」

 

せつなの放つ燕達に襲われ更に弱ってゆく中、まだとわには迷いがあるようだ。

 

「本当に倒して良いの?」

「少なくともこいつらに殺された人は何人もいるし、放っておいたら更に増えるよ、とわはそれでもいいのか?」

 

とわは覚悟を決めた表情をしている、迷いが消えたようだ。

とわが刀を掲げると蒼い刀身が大きくなっていく。不意にせつながおれの隣で何かを呟き始める。

 

「悪党四凶の檮杌!成仏しな!」

 

とわの攻撃を受けた檮杌は跡形もなく消えていった、その影響か周りの屋敷も消えていった。

 

 

 

 

 

 

「せつなさっきのは?」

せつなが呟いていたのを聞いていた俺はそれが何なのかを聞いた。

 

「昔旅の僧侶から聞いたお経だ、不意に頭をよぎった…」

「へぇ、それにしても、あれだけの音をたてても起きないなんてな」

 

まだ爆睡しているもろはを背負い二人の方を向く。

 

「何にせよ、これで退治は終わりだろ?帰るか」

(妖力と霊力を持っている四半妖だっけか、面白い力を持っているんだなもろはは)

 

「何してるの龍牙!置いてくよー!」 

二人は先に進んでいたようだ。

「悪い!今行く!」

俺はもろはを背負いとわとせつなと一緒に帰るのだった。

 




半妖の夜叉姫の第2期が今年の秋にやるって聞きましたが、それまでには何とか第1期分を終わらせなければ!
若骨丸の回はこれで終わりです、オリジナルの回も混ぜながらやる予定なので投稿は遅くなるかもしれませんが、最後までお付き合いください!
感想、アドバイス待ってます!それではまた次回で!
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