皆さんは犬はお好きだろうか。
とても無邪気で天真爛漫、可愛くてモフモフでそんな犬。
犬の歴史は意外に古く一万五千年前に狼から分化し、古代では彫刻や壺に飼い犬を描いたりしていたらしい。古代エジプトでは死を司る神様とも言われたりと言った犬の歴史
今は主に愛玩動物として、飼われている。
よく『犬と猫どっちが好き?』と言う質問があると思うが俺は専ら犬派だ。
猫派の方が頭が良い人は多いだとか、犬派はアウトドア系のコミュニケーション能力が高い人で猫派はインドア派の気品やプライドが高いだとか色々言われるが、血液型診断の様なバーナム効果*1の一種だと思いたい。
そんな三度の飯より犬の事が大好きな俺、悠が特に一番好きな犬を紹介しよう。
それは……!
我が幼馴染、高海千歌の飼い犬であるしいたけちゃんだ!
あのなんとも愛くるしいつぶらな瞳、そしてモフモフでつやつやな毛並み、呼べば近づいてきてくれる賢さ。
あの全てが可愛い。とても可愛い。世界一可愛い。
「やっぱりしいたけ、お前は世界から賞賛されるべき可愛さだ!」
「わう?」
こてんと首を傾げるしいたけ。
かわいい……かわいいしか言ってないけど、人間本当にかわいいものに出会うと可愛いしか言えなくなるものだ。そんな自明の理であるようなことしか言えなくてごめんよ……もっと可愛さを称賛出来る語彙力を身に着けるね。
よしよしと首の周りをなでる。うん、毛並みが堪らないね。
「千歌、着替え終わったしそろそろ学校行くよ!ゆー君!」
「あぁ……しいたけちゃん……」
朝から愛でていたら千歌から俺としいたけちゃんを引き裂く声がかかる。
仕方なく家の中に入り、千歌の部屋に置いていた荷物を取りに行く。
すると、美渡さんから声をかけられた。いやだ、ナンパ?
「お前は相変わらず、(千歌の事)好きだなぁ…毎日家に来てさ」
「はい、俺は昔から(しいたけちゃんの事)大好きですから」
「惚れた弱みって事か?」
「まぁ、そういう事ですね。とても温かくて呼べば、とことこ来るのが可愛くてしかも優しいんですよ!」
昔、千歌と喧嘩した時に泣きながら庭の端っこに居たらしいたけが来てずっと隣にいてくれた。
なんと賢き犬だろうか。千歌も見習ってほしい。
かわいいは正義、しいたけ=かわいい よって、しいたけ=正義。これは宇宙の理である。
「その辺にしときな。千歌が顔真っ赤になってるぞ」
「え?」
なんでお前が恥ずかしがってるんだよ。関係ないでしょ。
あれか、飼い犬が褒められてご主人様として嬉しいのか。
「まだまだ褒め足りないくらいなんですけど」
あと1000個は言えるね。
「な、何を馬鹿な事を言ってるの! ほら、行くよ!」
「ほぉ……これは将来は安泰だな」
美渡さんの声は、千歌に引きずられていた為聞こえなかった。
~~~
「で、なんで千歌ちゃんが顔真っ赤なの?ゆーちゃん」
なんとかバスに乗り込み席に座った途端、もう一人幼馴染、渡辺曜がこちらをじっと目を細めて睨む。
しいたけちゃんがヒロインの物語でヒロインの出番少ないってマ?
「俺に聞かれても困るんだけど。あ、梨子今日も特訓しような。今嫌な顔しただろ!」
「話逸らさないの!」
「ふみまへん、ほくの顔はそんなにのひまへん」
「で?どういう事?」
仕方なく今日の朝の出来事を俺が起きて高海家にいった所から話した。
話が進むにつれて段々黒いオーラの様な物を纏い出す曜がとても怖かった。
「本当にゆーちゃん(千歌ちゃんの事)好きだね。ずるい!」
「いや、なんでだよ。」
「なら、ゆーちゃん毎朝私の家まで来てよ!私の手作り朝ごはん食べさせてあげるよ!」
「な、なら千歌は……えっと、私がみかんを食べさせてあげるよ!」
「なんで千歌は張り合う。みかんなんて志満さんから貰って家に沢山あるわ」
「む~」
「曜は膨れるな。だってめんどくさいじゃん、内浦から遠いし」
何て下らない事を話していたら、いつの間にか学校についていた。
曜と千歌は何故か張り合うし、梨子はあんな素晴らしい事が待ってるのに、震えてるしなんだこいつら。
あぁ……早くしいたけちゃんに会いたい……
私、Aqoursよりしいたけちゃんの方が好きな説あるかもしれない