それは、ある日の夕方の事だった
「グハッ!」
ドン!と体を校舎の壁に打ち付けて、倒れる様に座り込む頭から血を流した蒼髪の少年──俺がいた。
「うっわ、弱ぇ~。雑ッ魚、マジで雑魚じゃん」
「本当にな。この前はよくもやってくれたな」
と見上げると俺より少し体格のいい子供達が少し大きめの石を持って嗤ってた。そういじめだ。
俺は出血で意識を朦朧とする中で口を動かす。
「最初に突っ掛かってきたのはお宅らだろう………」
「ウルセー!親もいなくてビンボーな癖に俺らに逆らうからだろ!」
そう。この餓鬼が言う通り俺は不慮の事故により、両親を無くし、祖母と4つ下の妹の三人で貧しく暮らしていた。
「回りと違う」たったそれだけの事でイジメは簡単に起きる。全く、くだらないことだ。
「抗って………何が悪い」
俺は頭から垂れてきた血で真っ赤に染まった鋭い瞳で餓鬼共を睥睨する。
それが癪に触ったのか、餓鬼は大きく振りかぶって石を叩きつけようとしたその時
俺の真上にあった窓が勢い良く開く。
「もう止めて下さい!」
と黒髪の少年が飛び降り、着地の勢いで土下座する。
「もう止めてあげて下さい!彼のライフはもう0なんで!」
と少年は土下座のまま叫ぶ。餓鬼は若干ドン引く様に一歩下がり、苦虫を噛み潰したよう様な表情をしていた。
「おい!お前達なにやってる!?」
「ゲェ!先生!」
「にげろぉ!」
と少年が開けたドアから青いジャージに出席簿とテンプレみたいな教師が現れ、餓鬼は蜘蛛の子を散らす様に逃げた
─助かった………?あ、やべぇ…………─
生死のかかった場面を切り抜け、緊張が解けたのか俺は意識を深い闇へと落としてしまった
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「アレ………ここは…………?」
目を覚ますと、先ず知らない天井が写っていた。
俺はゆっくりと体を起こすとソコには養護教諭のおばちゃんとテンプレ先生。そして、黒髪の少年がいた。
「あ、寝てていいよ!傷は塞がってるけと結構血が出てたから」
と黒髪の少年が声をかける。頭に触れると包帯らしき物が巻かれている事が分かる。
「その…………助かった。恩に着る…………」
俺はその場にいた三人に感謝の言葉をのべ、頭を深く下げる。
その後、今回の件は学校で大事となり餓鬼共は転校。そして、黒髪の少年いや、「南雲ハジメ」と俺は友となり、ハジメから(オタク知識や仕事のやり方等)色々な事を教わった。
数年後中学に上がった頃にはハジメの所でバイトを始め、即戦力として内定が決まった。
親がいない俺をここまで育ててくれたハジメには感謝しかない。この恩は絶対に返したい。
だから俺はハジメに付いていく。ハジメの邪魔をするなら………敵と言うなら俺は───
神だろうと滅ぼしてやる