親友がある日突然病気でTSしたけど、性格が男の時から変わらなさすぎる上に、見た目が結構長身で巨乳美少女なせいで、貧乳派な俺には全然好みじゃないからひたすらにそそらないのでムカつかれている件について   作:味音ショユ

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そういえば主人公の名前、設定しているのに出してなかったことに気付いたのでもう一話投稿します。


男子高校生なんて下ネタとバカ話しかしないって話

 結局木村には今日の放課後、近所で評判のラーメン屋にて一品奢ることで決着をつけた。

 あそこの半チャーハン、本当に美味いんだよな。肝心のラーメンは今一つだけど。

 そうこうしている間に昼休みになったので、俺と凪が昼飯の用意をしていると――

 

「うわっ、本当に凪が女になってる」

「今日は一緒に食べようよ。なおくん、なぎくん……なぎちゃん?」

 

 隣のクラスにいる俺の友達二人が教室に入ってきた。

 凪が女になってるのにちょっと驚いている方は蛎瀬通(かきせとおる)

 身長は今の凪より少し低めで、顔はそんなに格好よくはない。眼鏡をかけているが、取ったら実はイケメンなんてオチもない。

 だがモテる。中学時代のある時期から一念発起して努力し、勉強も運動も高水準を保っている。振る舞いも気さくで男女ともに人気が高く、女遊びも結構激しい奴だ。

 昔、通とロクに面識もなかったのに凪の奴がモテるコツを聞いた時の返答は今も覚えている。

 

『どうやったらお前みたいにモテるようになれるんだ!? 教えてくれ!!』

『頑張るんだよ! 勉強も運動も努力で高レベルにして、ガンガン女口説きに行くんだよ!! ラブコメ主人公みたいに受け身でも迫られるイベントは現実にない! 欲せよ! さすらば与えられん!!』

『オレは欲しているけど!?』

『甘えるな!! もっと頑張れ!!』

 

 そう言いながら通が凪をぶん殴っていたのをよく覚えている。俺も横で見てたけどクソ面白かった。

 それと同時にモテる為にそこまで努力しなきゃいけないなら、俺はそこまでしなくていいかな、みたいな気分にもなった。

 

「なおくん。凪のことをボクはどう呼べばいいと思う?」

「ちゃん付けでいいんじゃねえの? 今は女だし」

 

 もう一人、凪が女になったことで呼び方をどうするか悩んでいるこいつは伊吹祝(いぶきはふり)

 結構小柄で、前聞いた時は身長が160無かった。大抵の奴が祝に初対面で抱く印象は、小動物みたいで可愛らしいで、それは俺も凪も例外ではなかった。

 こいつも可愛いものが好きで、持っている小物も結構おしゃれだ。更に食も細く、昼飯はサンドイッチ二つとかで済ませることも多い。そして親しい相手を、名前の上二文字にくん付けかちゃん付けで呼ぶ癖がある。あだ名のセンスまで可愛いな。

 総じて言うなら、男子に人気の高い可愛い系である。別に女子に人気がないわけではない。

 

「しかし思うけどさ」

「どしたの、とおくん?」

「何で凪じゃなくてお前が女にならなかったんだろうな」

「それボクに言われてもねえ……」

 

 だが祝は男だ。しかも初見だと、男子の制服を着てても思わず女と勘違いしそうになるレベルの男の娘だった。ちなみに凪は一週間くらい勘違いしてた。

 

「でもボクも女になるのは興味あるね。お尻に突っ込まれるんじゃなくて、女の子にしかない穴って気になるし」

 

 そして俺ら四人の中で、祝が一番性に奔放である。この学校の中だけで、どれだけの男子が穴兄弟なのだろうか。俺はとんでも腐れビッチと称してる。

 ちなみに俺も凪も関係は持っていない。祝も流石に友達とヤったら気まずくなりそうだから、という理由で俺と凪を誘うことはしていない。

 

「なぎちゃんはさ、もう処女卒業した? 感じどうだった?」

「オレも処女卒業しようと思って直人誘ったけどさ、にべもなく振られたとこなんだよ」

「なおくんペドだもんね~。何、セックス怖いの?」

「中身が(こいつ)だと勃つ気しねえだけだっての」

 

 ちなみになおくんだの直人だの呼ばれているのは俺のことだ。

 神崎直人。それが俺の名前である。無駄に引っ張った割には普通だよな。

 

「てか逆に聞くけどさ。メスイキってどういう感じなの? 男の射精と違う?」

「する相手によるけどボクは射精より気持ちいいと思うよ。どうしても、っていうなら女もイケるセフレ紹介するけど」

「そのセフレイケメンいる?」

「いや、なおくんレベルのイケメンはいないかな」

「こいつらは何で昼ご飯前にこんな汚い話してるの?」

 

 本当にな、と俺は内心で通に同意した。

 ちなみに俺と通は既に昼飯を食べ始めている。

 

「食べるならオレらにも言えよ。置いていくとかひでえぞ」

「お前らの話よりはマシだ」

 

 俺が凪の言葉を切り捨てている中、祝はコンビニのサンドイッチセットを二つ取り出し食べ始めた。

 そして凪も昼飯を机の上に置くが、食べる前にスマホを取り出し一枚写真をパシャリと撮る。

 

「へへっ、オレも女になったんだ。インスタに飯の写真をあげて女子力アップだぜ」

「いや、女子力って……」

 

 凪は得意げな顔で俺に向かって言うが、机の上にあるお前の昼飯って

 

「コンビニのとんかつ弁当じゃねえか」

「どこに女子力あるんだ」

「ボクのサンドイッチと替える?」

 

 俺ら三人の総スカンに凪はちょっと泣きそうだったが、俺達は全力で無視した。

 

「けっ、いいさインスタなんて。真の女子力はそんなもんじゃねえ。バシっと処女捨ててモテ女になってやらぁ」

「コンビニ弁当食ってる奴に女子力云々言われたくねえ……」

「喋り方も女子力ないよね」

 

 凪の発言に俺と祝がツッコミを入れまくるが、通は黙って昼飯を食べている。ちなみにこいつの昼飯は手作り弁当だ。いつも母親が用意しているらしい。普通だ。

 そして俺も弁当である。これ俺の自作なんだぜ? 凄くない?

 とか思っていると、通はいきなりこんなことを言い出した。

 

「凪、僕で処女捨てないか?」

「どうしたお前」

 

 何いきなりとち狂ってんだこいつ。俺がそう言うと通は必死に反論し始める。

 

「直人お前。いくら中身が凪でも見た目が滅茶苦茶いいぞ。そんな奴が男を求めて彷徨ってるんだ。僕が応えないでどうするよ」

「いやオレまだ彷徨ってねえけど」

「彷徨う予定があるの?」

 

 彷徨う予定ってなんだよ。

 

「僕は見た目が美人なら、身長が120mでも抱くつもりだぞ」

「シン・ゴジラよりでけえ……」

「流石のボクもそんな大きさの種付けおじさんはちょっと無理かな」

「そのおじさんの名前デビルリバースじゃね?」

 

 というか、最早種の保存が不可能なレベルだろその巨女。

 

「いや巨女の話はもういい。それより今は凪の話だよ。僕はこれでも、そこそこモテててヤリチンだ」

「知ってる」

 

 この中で性行為未経験なのは俺と凪だ。

 半分が経験者とか爛れてんな現代日本の高校生は! もっと清らかに生きようぜ!!

 

「そして処女は、挿入る方も挿入れられる方もそんなに気持ちよくない」

「あれそうだっけ? ボク、初めてセックスした時は凄く気持ちよかった記憶あるけど」

「お前は初めての前からアナニーとか浣腸で自己開発してたからだろ!!」

「話が汚え」

 

 ちなみに通と祝。どういう理由かは知らないが、二人はセックスした過去がある。しかもお互い童貞と尻穴処女で。

 昔その話を聞こうとしたことはあるが、通が物凄い殺気を発しながら拒絶したため聞けずにいる。

 祝的には話してもいいらしいが、通が言いたくないなら言わない、というスタンスだ。割とそういう所律義。

 

「だけど僕なら、処女でも気持ちよくできる。凪を『んほおおおおおおおお!!』って言わせてみせる自信がある」

「えぇ……オレ、直人ならともかく通にアヘ顔ダブルピース見せんの嫌だな……」

「俺はてめえのアヘ顔なんざ見たかねえよ」

 

 何で俺なら良いんだよ。何の判断基準だよ。と俺が内心でツッコんでいると、いつの間にか昼休みは終わりチャイムが鳴り響く。

 その音に慌てるのは俺以外の三人だ。

 

「えぇ!? オレまだ食い終わってないのに!?」

「僕も!!」

「はむっ!! ゴホゴホッ!!」

 

 未だ食べ終えてない凪と通に、無理矢理食べようとしてむせる祝を見ながら俺は、とりあえず通と凪が席を取っていたクラスメイトに謝ってから、五時間目の授業の準備を始めるのだった。




下ネタがひどすぎる。
TS要素はどこ……? 南アメリカ……?
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