翔「今日の小テストどうだった?」
祐介「意外と解けたよ」
「まっ⁉まじ⁉」
「え?簡単だったけど?」
「くぅ~!」
「勉強しない翔が悪いだろ?」
「勉強したけどさ!いざ始めると頭飛んでしまう」
「あはは!飛んでしまうって」
「そういえば」
「ん?」
「空良と漣ってなんかあった?」
「知らない」
「俺等には言えない事情?」
「かもしれないね」
「ふーん」
一件のメッセージ
青井空良 ごめん、せっかく学校来たのにまた明日休むかも
「はぁ?」
「どうしたの?」
「空良の奴、また休むって」
「そんな…」
「ほんとどうしたのやら…」
「空良の家に行く?」
「行ってどうするんだ?」
「そりゃ、休んだ理由や漣とのことを」
「うーん、行くか」
空良視点
ちっ…
ふざけんな…
漣があんなことするわけがない。
漣は頭良くて優しくて、いい奴だったのに、
信頼していた僕がバカだった…
はぁ…
歩夢ちゃんもなんでそんなことするんだ…
「くっ…」
ピンポーン
インターフォンが鳴った。
誰だ…
「翔?祐介?」
翔「開けてくれるか?」
言われた通りエントラストのドアを開けた。
「よ!お邪魔するぜ!」
祐介「お邪魔しまーす」
「え、ちょっ…勝手に入るなって」
「いいだろ?別に空良は怒らないだろ?」
「あぁ…でも祐介は初めてだね」
「そうだねー、空良のマンション意外と綺麗だね」
「まあ…そりゃ品川だからかな?お茶入れるからそこ座っていいよ」
翔「さんきゅー」
祐介「空良、これ食べる?」
「大福?」
「うん、君の大好きな大福」
「あー!わざわざありがとう!」
「いただきまーす!」
「うん!この大福ほんと美味しい!」
「良かった!喜んでもらって」
「これめっちゃ好きだもん!」
「えへへ」
「空良」
「ん?」
「何で今まで学校来なかった?それと漣と何かあった?」
「はぁ…」
祐介「空良…」
「実はさ、歩夢ちゃんが別の男と一緒にいたところ見ちゃってさ」
「「えっ?」」
「最初はクラスの子が浮気写真のようなものを見してもらって絶対嘘だろと思ってたけどたまたまその日見ちゃって、僕…歩夢ちゃん誰一人も渡したくないって決めていたけど…取られたのかなって一週間ちょっと距離置こうと思っていたけど歩夢ちゃん平然と僕に話しかけてくるから、それに僕はなんか怒ってしまった、そこからまた一週間休んでみて謝りに来るかなって思っていたけどまたクラスの子が歩夢ちゃんと一緒にいた男は漣だって、写真をよく見たら…漣だった、話だけ聞こうと思って今日学校行ったんだ、漣は最初怒っている?って聞いたらもうそこから頭が来てしまって、何で歩夢ちゃんと一緒にいたと聞いたら黙っちゃって、胸ぐらまで掴んでしまっていたら、侑ちゃんとせつ菜ちゃんが止めに来たんだ、少し落ち着こうと侑ちゃんが歩夢ちゃんと漣が一緒にいた理由聞いたら、漣はせつ菜ちゃんと初デートするため歩夢ちゃんに練習相手なってくれと無理なお願いをしたらOK貰ってやってくれたんだってさ、はぁ…相談もせずしかもなんでそんな無理なお願いとかするなんて…というより僕に相談なしてするのが許せなくて漣との関係壊してしまった…今頃何しているだろうな」
翔「なるほどね」
祐介「空良…」
翔「空良ってほんと感情的になると怒るよな」
「そりゃ、翔も祐介もそうだろ?」
祐介「そうだね」
翔「まあ、一番悪いのは漣が空良に相談なしに歩夢に無理なお願いをしたのが空良にとっては許せなかっただな?」
「うん」
祐介「あと歩夢も空良がいるのに内緒で漣と一緒にいたことも」
「うん」
祐介「きっと謝りに来るよ」
「…」
翔「そうだぜ!祐介の言う通りあの二人は絶対謝りに来るって!」
祐介「だから今回のことは許してあげたら?」
「…うん」
翔「よし、ちょっと気分転換にお台場行こうぜ!」
「えっ?」
祐介「ストレス溜まってそうだから」
「あぁ、悪いなそこまでしてくれて」
翔「いいって!ほら!行くぞ!」
スクールアイドル同好会の部室
歩夢は一人で同好会の活動書類を書いている
この書類は空良が書かないといけないが、休んでいるため代わりに歩夢が書いてあげている。
書類を書いてる途中、
なぜかスマホの画面が光る。
待ち受け画面は空良とツーショット。
歩夢視点
空良(歩夢ちゃん!)
(いいよ!歩夢ちゃん!)
(すごくかわいいよ!歩夢ちゃん!)
(歩夢ちゃん!今日は何しようか?)
(大好きだよ!歩夢ちゃん!)
「空良くん…」
空良くんが来ないと同好会の活動が…
謝らなきゃ…
侑「歩夢…」
「侑…ちゃん?」
「…空良くんのことだけど」
「私…謝りに行くよ」
「歩夢…」
「うん…漣くんと一緒に仲直りと和解しないと…」
「そうだね…」
「この書類出したら行くから」
「分かった…頑張ってね」
「うん、ありがとう」
漣視点
生徒会室
まさか…
本当に歩夢さんと一緒にいる所を見つかってしまったんだ、
俺、なんで歩夢さんに無理なことを言ってしまったんだろう…
空良に相談もせず…
はぁ…
空良との関係…
壊したくない…
コンコン
ん?
「普通科2年上原歩夢です」
歩夢さん?
「どうぞ…」
「失礼します…」
「歩夢さん?」
「あ、これを」
「ありがとうございます…」
「漣くん?」
「実は今日...空良が来ました」
「えっ?空良くんが?」
「はい、空良はあまりにも俺たちがやったこと許していないですね…」
「そうだね…」
「許せなくて怒ってしまって…」
「俺、空良との友達関係壊したくないんです…」
「どうしたら…」
「一緒に謝りに行こ?」
「えっ?…」
「私も空良くんとの関係を壊したくない…」
「漣くんも空良との友達関係壊したくないなら一緒に謝りに行こうよ」
「これは私たちがやった事を空良くんに見られてしまったから」
「だから…」
「歩夢さん…」
自分がやった事はすぐに謝らないと、
信頼関係が悪くなる
今、空良は俺たちのこと信頼できないと思っている。
空良との友達の縁を切りたくない。
なら謝りに行かないと、
信頼関係を良くするため、
そしてもう二度とこのようなことが起こらないように。
きっと許してくれるよ
次回は第4章最終話です。