注意・このお話はいじめに関する内容があります
もし苦手な方はお控えください。
それではどうぞ。
麻友「ねえ!結衣って好きな男子いる?」
結衣「え?私?」
「そうそう!」
「いないいない!好きな人なんていない!」
「へぇ?私はいるよ?」
「え⁉誰誰⁉」
「う~ん、教えなーい!」
「え~!教えてよー!麻友!」
私の名前は佐藤結衣
この子は友達の高橋麻友
実は私、
好きな人がいる。
廊下
「もう、なんで私がこんなにも資料持っていかないといけないの!しかも重いし…」
ぶつぶつ独り言を言っていると
「あ、ああぁぁああ!」
資料が散乱
「あぁ…もう」
?「大丈夫?」
「え?」
一枚一枚、資料を拾ってくれる
「よし、これで全部?」
「う、うん…ありがとう…」
「どういたしまして、でもこんなにも一人で?」
「うん、先生が教室に持って行けって言うから」
「手伝ってあげようか?」
「え?」
「だってそれ一人じゃ大変でしょ?ほら」
「あ…」
私の好きな人は青井空良くん
彼はかっこよくて、優しくて、とてもいい人。
私はあの時、青井くんに恋をした。
「よいしょっと」
「ありがとう…」
「じゃあ、僕はこれで」
「あ、待って!」
「ん?」
「LINE交換しない?」
「え?僕?」
「いや、あの…クラス全員LINE交換しているけど、あなただけ交換してなくて」
「あぁ、うんいいよ」
「本当⁉ありがとう!」
やったー!
やっと、青井くんとLINE交換できた!
「じゃあ!また明日ね!青井くん!」
「うん、また明日」
結衣の家
私はスマホを手に持ち、青井くんにトークを送る
青井空良
結衣 今日は助けてくれてありがとう!
青井空良 どういたしまして
結衣 あの、聞きたいことがあるけど…
青井空良 何?
結衣 なんで同好会には来ないの?(絵コンテ同好会、結衣は絵コンテ同好会に所属している)
青井空良 あれは僕に合わないから来ないだけ
結衣 そうなんだ
青井空良 でも明日は行くよ
結衣 本当⁉
青井空良 確か、街の風景を描くって言っていたよね?
結衣 うん
青井空良 おっけー、ありがとう
次の日
空良「おはよー!漣!」
漣「おはよう、空良」
「今日って提出物ある?」
「今日は理科のレポートだよ」
「あ!やばい!それ今日だったのか!」
「はぁ…」
「どうしよう、お願い!漣!レポート写させて!」
「嫌です!」
ちょっと、風間くんったら
でもどうしよう…
もし青井くんがレポート提出できなかったら…
よし、
「えぇ、そこをなんとか…」
結衣「青井くん!」
「ん?」
「これ、私のレポート…良かったら」
「え?いいの?」
「うん」
「ありがとう佐藤さん!助かるよ!」
「あっ…」
初めて佐藤さんって言った…
できれば下の名前で言ってほしかったなぁ…
放課後
絵コンテ同好会の部室
顧問「今日は街の風景を描いてください」
昨日言った通り、青井くんが同好会に来てくれた。
いつも彼は真剣な顔をして絵を描く。
私はその彼の姿がとても良くて見習っていた
「ん?何?」
「あっ!いや、何でもない⁉」
目が合っちゃった。
あぁ…ダメだ…
集中できない…
2時間後
結衣「あぁ…下手だぁ…」
「その絵、どこが下手なの?」
「いやぁ、ここがね、どうしても下手でね笑」
「僕はそんなことないと思うけどなぁ」
「え?」
「だって、この建物の窓、上手く描けているし、特にこの水平線いいと思うよ」
「あっ…うん…」
「佐藤さん、前より上達できているよ」
「えっ…そ、そうかな…えへへ」
「じゃあ、僕はこれで」
「あ、待って!」
「ん?」
「あの、佐藤じゃなくて下の名前で呼んで欲しいな…」
「…」
「…」
「じゃあ、またね!結衣さん!」
「あっ…」
彼は手を振って部室を後にした
あぁ…
初めて好きな人に下の名前で呼んでくれた…
それから私は青井くんと会話できるようになってどんどん私は彼のことが好きになった
彼といると楽しい
この時間がとても楽しい
いつまでも一緒にいたいなぁ…
麻友「ねえ、結衣?」
「…」ニヤニヤ
「何一人でニヤニヤしているの?」
「へ⁉あっ⁉いや!別にニヤニヤなんか」
「何かいいことあったの?」
「そ、そんなことない!いいことなんて…」
「バレバレだよ、結衣」
「あ…」
「ねえ!私だけに教えて!お願い!」
「はぁ…実は私…好きな人がいるの」
「えっ⁉まじで⁉」
「しーっ!声が大きいって麻友!」
「えへへ、ごめんごめん、んで!誰?」
「アオイ…クン…」
「え?」
「青井くん…」
「青井くんって?あの青井くん?」
「うん…意外でしょ?あはは」
「うん、意外!でもなんで好きになったの?」
「う~ん…優しいから?かな」
「あはは!男は女に優しいから当然だよ!」
「そうだね笑」
「ねえ!告ったの?」
「まだ…告白なんて…」
「すればいいじゃん!じゃないと他の女に取られちゃうよ!」
「う、うん」
そう、麻友が言った通り、他の女に取られてしまう
でも告白する勇気がない…
あぁ…どうしよう…
よし!
他の女に取られる前に!
絶対!
告白する!
と思ったが…
その願いは叶わなかった
放課後
校舎のチャイムの音が鳴り響く
空良「じゃあ、漣!また明日!」
漣「うん、また明日」
あ、青井くん行っちゃう、
急いで私は彼を追いかけた
やっと追いついたところで…
「青井く…」
歩夢「空良くーん!」
え?
空良「あ!歩夢ちゃん!」
歩夢「えへへ!空良くん!今日この後時間ある?」
え?
その時、私は絶望した
あんなに楽しそうな顔をして…
青井くん彼女いたの?
そんな…
私…
彼のこと好きなのに…
好きで好きで胸が苦しい…
あの女さえいなければ…
それから彼は私といる時間が少なくなった
毎日、彼は上原歩夢という女と一緒にいる
あぁ、
せっかく青井くんと話せる機会が増えたのに
あの女…
毎日私たちのクラスに来て彼を迎いに…
なんかムカついてきた…
放課後
私は麻友と一緒に校舎の路地を歩いている時だった。
ん?
あれは…
ピンクの髪色に右サイドをお団子にまとめている女…
あ!
あの女だ、
一人で歩いているってことは…
よし
「ねえ?」
歩夢「はい?」
麻友「結衣?」
「あんたさぁ、青井くんとどんな関係なの?」
「えっ?」
「ねえ?教えてよ?」
「えっ…あっ…」
麻友「結衣?この人は?」
「あ?こいつ?私の大切な時間を奪った女よ」
「あぁ…なるほど」
歩夢「え?…」
「教えろよ!」
結衣は歩夢の胸ぐらを掴む
「きゃっ⁉」
「教えないなら…麻友あれを」
麻友「分かった」
「えっ…ちょっと…やめて…いやっ!」
結衣は歩夢の制服を脱がす、
「大人しくしろ!」
「んん~ん…」
「よし、撮れ」
パシャ
麻友「撮ったよ」
「もう着ていいよ」
「…そ、それは…」
「安心して、別に上げるわけではないけど…どうなるか分かるよね?」
「…」
「じゃ、私は帰るね」
ふん、
これぐらいしないと、
次の日からいつも通りに戻ったけど放課後だけは彼は忙しかったみたい
「ねえ!青井くん!この後暇?」
「あぁ、ごめん、別の同好会に行かないといけないから」
「あ、うん…」
私は青井くんの後を追う。
「ん?スクールアイドル同好会?」
スクールアイドルって青井くんってアイドル?
いやいや、そんなことない…
あ、やばい!見つかっちゃう!
「じゃあ次のライブに向けて今日は全力でサポートするよ!」
歩夢「うん!ありがとう!」
は?
またあの女…
ふざけるな…
青井空良は私の物だ!
あんな女に取られてたまるか!
ならば、あの女に痛い目を与えよう
次の日
校舎の路地
ゴンッ!ガッシャン!
歩夢「痛たた…」
麻友「あはは!」
結衣「ねえ?この前のこと覚えている?」
「…」
「じゃなんで…一緒にいるんだっつーの!」
結衣は歩夢の身体を蹴る
「ぐはっ⁉げほっ…」
「ねえ、言ったよね私、言うこと聞かないならこれ、バラすよ?」
「や、やめて…」
「じゃあ、言うこと聞くよね?」
「う、うん…」
私の頭はイかれていた、
いや、私はただ…
彼との大切な時間を奪われたことにムカついている。
その時だった、
空良「おい…」
歩夢「え?」
結衣「あ?」
彼がやって来た。
「なに俺の彼女を傷つけてやがって…」
「あ…」
「大丈夫か?歩夢ちゃん」
「うん…大丈夫」
「あ、青井くん」
「なんでこんな事したんだ?」
「…私はただ…その…あなたが別の女と一緒にいることにムカついて…」
「ムカついても流石にこれはないだろ!」
「あ…」
「これは単なるいじめだ…俺、お前がこんなことをすると思わなかったよ…」
「…」
「謝れ…」
「…」
「謝れって!」
結衣・麻友「…ごめんなさい…」
歩夢「…うん…」
「だめだよ、歩夢ちゃん、こんなやつ許したら」
「う、うん」
「もう二度と、俺と彼女に関わらないでくれ、行こっか、歩夢ちゃん」
「うん」
「あっ…」
私は最低だ…
好きな人に悪い所を見せてしまった…
あぁ…
恋なんかしなければ良かった…
一週間後
空良視点
あれから結衣さんと麻友さんは学校に来なかった
どうやら結衣さんは僕のこと好きだったみたいだ
好きなら告白すればいいのに
でもそんなある日
担任「はーい、皆さん静かにしてください!」
ん?なんだ?
「皆さんに大事なお話があります」
大事な話?
「実は…一週間不登校だった佐藤結衣さんと高橋麻友さんが…」
「家庭の事情で転校することになりました」
クラス「えー⁉」
まあ、そりゃそうだ
あの後、僕は先生に報告した
傷だらけの歩夢ちゃんの身体を見て結衣さんと麻友さんを出席停止させたが本人から退学処分を提出したみたいだ。
結衣視点
はぁ…
青井くん…
私…
後悔している…
なんで私…あんなことしたのだろう…
青井くんの彼女を傷つけてしまった…
やだ…
私…
もっと早く青井くんに告白すればよかった…
そしたら彼と一緒にいる時間が増えただろう…
胸が苦しい…
もう…この感じ嫌だ…
死にたい…
でも…死んじゃったら今までのことがパーになるけど…
次通う学校ではしっかりとした高校生にならないと…
ごめんね…私…
…青井空良くん…
あなたと一緒にいる時間はとても楽しかった。
私の人生の中で一番楽しかった
ありがとう…
さようなら…
もう二度と会うことはないだろう。
登場人物追加
虹ヶ咲学園普通科2年 佐藤結衣(イメージCV 上坂すみれ)
高橋麻友(イメージCV 佐倉綾音)
感想お待ちしております!
春休みがあと3日...
執筆作業頑張るぞ!
それではまた!