虹が架かる恋物語   作:青井 空良

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今回はオリ主メインです!

それではどうぞ!


番外編その16「再会」(前編)

ピピピ ピピヒ…目覚まし時計

 

空良「ん、ん~…」

 

朝か…

 

明里「あ!おはよう!お兄ちゃん!」

 

「おはよう~」

 

もうすっかり兄妹のように暮らしている

 

毎日家事手伝いして少しは楽になったな。

 

「「いただきます」」

 

「そういえばお兄ちゃん」

 

「ん?」

 

「いつまで私のこと明里ちゃんってちゃん付けするの?」

 

「え?」

 

「なんか…子供扱いみたいで…」

 

「呼び捨てで呼んでほしかったの?」

 

「そ、そうなの!私の友達なんて呼び捨てで呼んでくれるしそれが…なんか…」

 

「あはは!なんだそういうことか笑」

 

「むぅ…」

 

「明里は可愛いな笑」

 

「えっ///」

 

「ん?」

 

「あわわわ////」

 

「おーい、明里大丈夫かー?」

 

 

 

 

あの一言でこうなるのか?

 

まあそうだよな、

 

「今日はお出かけしないの?」

 

「うん、活動もないし久しぶりに家で一日居ようかなって」

 

「へー、はいコーヒー」

 

「ありがとう」

 

 

ピンポーン

 

「ん?誰だ?」

 

「玄関からだね、私行くよ」

 

「うん、お願い」

 

ガチャ

 

「はい?」

 

?「はじめまして!昨日から隣に引っ越してきた岩田といいます!あの、これつまらないものですが」

 

「あ、わざわざありがとうございます」

 

「あの…」

 

「あ!ごめんなさい!青井といいます!今、兄と一緒に住んでいる14歳です!」

 

おいおい、明里ったら僕のこと兄ってお隣さんに言っちゃったじゃないか…

 

「青井さん?」

 

「はい?」

 

「今そのお兄さんっていらっしゃいますか?」

 

「いますよー!お兄ちゃん!お隣の岩田さんが呼んでるよー!」

 

 

え、まじか…

 

あまり顔出したくないだが…

 

 

「はぁ…はいはい」テクテク

 

「あー!やっぱり!久しぶりだね!空良くん!」

 

「ん?」

 

「あれ?私のこと忘れちゃったの?結月だよ!岩田結月!」

 

「ゆづき…」

 

あれ、全然思い出せない…

 

「ほら!中学の時の!」

 

「あ、あー!…えっ…えぇ⁉」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビング

 

結月「へー、こんなところに住んでいるとは!」

 

明里「お、お兄ちゃん…」

 

「あぁ、この子は中学の時の友達の岩田結月」

 

「よろしくね!」

 

「青井明里です、よ、よろしくお願いします」

 

「明里ちゃんね!」

 

「あの、コーヒーか紅茶かを…」

 

「あ!紅茶で!偉いね!空良くんの妹さんは!」

 

「妹じゃないけどな」

 

「え?」

 

「従兄妹」

 

「あー!なるほどね!」

 

「お兄ちゃん!そこは妹って言っていいんだよ!」

 

「あはは!じゃあ、今度からそう言うよ」

 

「むぅ」

 

「可愛い妹さんだね!」

 

「えっ…えへへ」

 

「あれ?お父さんとお母さんは?」

 

「あぁ、色々と事情があってね」

 

「まあ聞かないけどね!」

 

それは助かる、色々と説明するのが面倒だからな。

 

「はい、紅茶ですよ」

 

「ありがとう!」

 

「それで何しに東京に引っ越してきたか?」

 

「いや~、前まで行った高校がつまらな過ぎて1年で辞めて探し回っていたの!そしたら東京に人気の私立高校があってね!」

 

「それって虹ヶ咲だろ?」

 

「うん、何で知っているの?」

 

「通っているから」

 

「えぇ⁉空良くんが⁉」

 

「え?」

 

「何で⁉」

 

「え?それは…自分を変えるため」

 

「へー」

 

「そういう結月は?」

 

「空良くんと一緒!」

 

「はぁ?」

 

「別にいいじゃん!あ!翔くんは?元気にしている?」

 

「うん、翔も同じ学校で元気にしているよ」

 

「え⁉翔くんも虹ヶ咲なの⁉すっごいじゃん!」

 

「まあ、あいつ僕になんでもついて行くやつだからな」

 

「本当仲良いね!明日手続きがあるから一緒に来てくれる?」

 

「え?」

 

「だって面接や試験はネットでやっていたから、東京分からなくて笑」

 

「あぁ、いいよ」

 

「ありがとう!」

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

「おはよ!」

 

「おはよう、あれ私服か?」

 

「だって前行ってた学校の制服捨てちゃって」

 

「捨てるなよ…」

 

「とりあえず、どうやって行くの?」

 

「ここから新橋まで乗ってそこからゆりかもめに乗り換えて約30分かな」

 

「ほう、ん?」

 

「あ、ここでいつも待ち合わせして行ってるから、もうそろそろ来るよ」

 

「ふ~ん」

 

「ほら、来たよ」

 

「ん?…え⁉」

 

翔「よ!空良!」

 

「おはよう、翔」

 

「き、金髪⁉」

 

「ん?もしかして結月?」

 

「久しぶり!翔くん!」

 

「おー!久しぶりだな!元気か?」

 

「うん!とっても!今日学校の手続きに来たの!」

 

「そうか!じゃあ行くか!」

 

 

 

 

 

学校

 

応接室

 

僕は結月の手続きが終わるまで廊下で待つことに

 

「お待たせ!明日から私!虹ヶ咲学園の生徒に!」

 

「早いな」

 

「だよね!あ!制服買わないとだね!」

 

 

 

 

制服販売店

 

「へー!可愛いじゃん!この制服!でも着方自由ってさすが虹ヶ咲!でも空良くんは意外と真面目に着ているね!」

 

「ジャケットのボタンは閉めてないけどな、結月、一回着てみたら?」

 

「うん!ちょっと待っててね!」

 

結月は僕が言われた通り制服を着ると

 

「どうかな?」

 

「うん、似合っているよ」ニコ

 

「あ///」

 

「ん?」

 

「あ、ありがとう///」

 

なんか少し照れている、

 

まあ昔からそういうやつだったな、

 

食堂

 

「いただきまーす!」パク

 

「どう?」

 

「うん!美味しい!こんなオムライス初めて!」

 

「あはは!そうか笑」

 

「翔くんは学校で何やっているの?」

 

翔「クラスの委員長だぜ」

 

「え⁉委員長⁉」

 

「お、おう」こっちがびっくりするだろ

 

「へー!すごいね!」

 

「でも空良のほうがすごいぜ!こいつスクールアイドル同好会のサポーター役になっているぜ!」

 

「スクールアイドル?」

 

「学校の生徒がアイドル活動するって言えばいいかな?」

 

「え⁉じゃあ空良くんはその女の子の中に一人⁉」

 

「うん」

 

「やっば!」

 

「あはは」

 

空良のスマホの画面が突然点いた、結月はその空良のスマホのロック画面を見た

 

「空良くん?その女の子は?」

 

「あぁ、この子?」

 

「うん」

 

「僕の彼女」

 

「えっ…空良くんの彼女…」

 

「ん?」

 

「あ、さっき手続きの時に紹介してくれた子」

 

「え?」いつの間に歩夢ちゃん応接室にいたのか

 

「うん、ま、まさか空良くんの彼女なんて」

 

「結月?」

 

「…あ、ごめんね!気にしなくていいから!」

 

「?」

 

何だっただろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結月視点

 

応接室、学校の手続きをしている時

 

 

 

 

担任「初めまして岩田さん」

 

「はじめまして!あの、その子は」

 

「あぁ、明日からあなたのクラスメイトの一人紹介しようと思ってね」

 

歩夢「上原歩夢です、よろしくね!結月ちゃん」

 

「よ、よろしく」

 

 

 

 

 

 

 

ピンク色の髪で右サイドにお団子でまとめてとっても可愛かった。

 

 

 

 

 

最初は可愛くてちょっとびっくりしたけど歩夢ちゃん優しくてとってもいい子だった

 

 

 

 

 

でも空良くんの彼女なんて…

 

 

 

 

私あの時言わなかったのかな…

 

 

 

空良くんに私の気持ちを…

 

 

 

彼は私のことどう思っているのかな…

 

 

 

昔と今も…

 

 

 

 

 

私は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




青井空良モテモテじゃないか?

後編につづく...




登場人物追加

岩田結月(イメージCV 花澤香菜)

ちょっと愛さんに似せたキャラです。

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