高校2年の夏の頃
これは最後の歩夢と過ごす夏の思い出
侑「歩夢!今年も花火行く?」
歩夢「うん!侑ちゃんとなら、いいよー!」
毎年夏になると海やプールに夏祭りに行くことが多い
今夜は街の花火大会
私は浴衣に着替えいつもの待ち合わせ場所へ
あれ?
歩夢?
今年はいつもと違う浴衣を着ている(ゆうぽむ浴衣検索してみて!)
かわいい
「お待たせ!歩夢!」
「侑ちゃん!早く行こ!」
「うん!」
花火大会の場所に向かう途中
「歩夢」
「ん?」
「浴衣とっても似合っててかわいいよ」
「えへへ、ありがとう、侑ちゃんも似合っててかわいいよ」
「へへっ、私より歩夢の方がかわいいよ」
「もう、侑ちゃんったら笑」
「あ、歩夢!今年も屋台たくさんやってるね!」
「本当だー、何食べる?」
「そうだなぁ、たこ焼き?それとも焼きそば?あぁ色々あり過ぎてエラベナイヨー!」
「ふふっ、全部食べたらいいじゃない?」
「それだと私のお腹入らないよ」
「そうだね、じゃあたこ焼きと焼きそばでいい?」
「うん!歩夢がそう言うならいいよ!」
「分かった!」
愛「いらっしゃいいらっしゃい!たこ焼きと焼きそばいかが~」
侑「あれ?愛ちゃん?」
「おー!ゆうゆに歩夢!」
歩夢「愛ちゃん、たこ焼き6個と焼きそば2人分ください」
「はいよー!」
「愛ちゃん、毎年この屋台やってるの?」
「うん!大変だけど結構楽しいよ!」
「そうなんだー」
「あとでりなりーと一緒に花火見に行くから頑張らなくちゃ!はい!お待たせ!」
「ありがとう!」
「まいどー!」
「どこで食べる?」
「う~ん、花火が見える場所でいいじゃない?」
「そうだね!」
「あ、歩夢!ここなら花火綺麗に見れるよ!」
私と歩夢はベンチに座り、愛ちゃんが作ってくれたたこ焼きと焼きそばを食べる
「「いただきまーす」」パク
「「うん!美味しい~!」」
「愛ちゃんの作った焼きそば美味しいね!歩夢!」
「うん!」
「あ、歩夢!たこ焼き…はい!」
「え、ゆ、侑ちゃん?」
「いいじゃない、いつもやってるし、ほら、あーんして」
「うん…」
「はい、あー」
「あーん」パク
「どう?」
「はふい!はふふ!」
「あ、歩夢?」
「はふいっへ!ひゅうひゃん!」
「ひゅうひゃん?笑」
「もう、侑ちゃん!ふーふーぐらいしてよ!熱かったじゃない!」
「ごめんごめん笑」
「むぅ…ふー…ふー」
「あ、歩夢///」
歩夢…ふーの仕方かわいい…
「はい、侑ちゃん」
「え///私はいいよ」
「えー?せっかく侑ちゃんのためにふーふーして食べやすくしたのに」
「あ、じゃあ…」
「はい、あー」
「あーん」パク
「どう?」
「うん!おいひいお!」
「えへへ」
花火が上がる数分前
「もうすぐ花火上がるんじゃない?」
「そうだね」
「侑ちゃん、幼稚園の頃覚えてる?」
「あぁ、確か歩夢が迷子になった時の話?」
「違うよ侑ちゃん!それは、遊園地に行った時の話でしょ!」
「あれ?そうだっけ?」
「でもあの時の侑ちゃん必死に私のこと探していたよね」
「うん、連れ去られたら嫌だしね」
「さすがにそれはないでしょ」
「いや、あるかもしれないじゃん!」
「侑ちゃんいつも私のためにいてくれてありがとう」
「へ?」
「今侑ちゃんが言った言葉、私のこと大事にしてくれてるって」
「あぁ、そういうことね」
ピュー…
バン!
「「わぁー!」」
「綺麗だね」
「うん」
「侑ちゃん」
「ん?」
「これからもずっと一緒にいられるかな…」
「…」
「侑ちゃん?」
「うん、歩夢とならきっと…」
その願いは叶わなかった
今年も夏がやってくる
去年の秋、
歩夢に好きな人ができた
もう歩夢と一緒にいられる時間はないんだ。
あの時の夏の頃思い出すと…
胸が苦しい…
なんで…
歩夢…
どうして…
私のこと好きって言ってたじゃない…
でもそれって…
幼なじみとして好きだったのかな…
私は…
幼なじみでもなんでもない…
ただ…
歩夢のことが好き…
侑「はぁ…」
翔「どうした?侑?」
「あ、いや」
「なんだ?俺と夏祭り行くの楽しくないのか?」
「え⁉あ、た、楽しいよ⁉」
「ふ~ん?」ジー
「か、翔?///」
「本当は歩夢と一緒に行きたかっただろ?」
「えっ?」
「ほら」
翔が指をさす方向に目を向けると
そこには
歩夢と空良くんが楽しそうに歩いている姿が見えた
「あ…歩夢…」
「きっとあいつもそう思っているだろうな」
「え?」
「歩夢も侑と一緒に行きたかったって」
「そんなことは…ないな」
「なぜ?」
「歩夢は空良くんのこと好きだから私なんかどうでもいいかなって」
「どうでもよくないだろ?」
「え?」
「そんな考えやめたらええぞ」
「う、うん」
「まあ俺も上手く言えないけどな」
「翔」
「ん?」
「この夏終わってほしくないなぁ…私…もっと翔と一緒にいたい…」
「そうだな」ナデナデ
「か、翔⁉///」
「へへっ、こうしないと」ナデナデ
「や、やめてよ翔!///」
「いいじゃん、お前のその顔好きだから」
「あっ///」
「あ、侑!あそこにピアノがあるじゃん!」
「え?」
公園の広場にステージがあってその上にピアノが置かれていた
そこには有名な男女5人組アーティストがいた。
アーティスト「すみませーん!ピアノ弾ける方!もしよければ私たちと一緒に歌いませんか?」
「おい、侑!」
「え?」
「この機会、滅多にないから!」
「か、翔?」
「いいから!」
「…うん、分かった」
アーティスト「誰かー!いませんかー?」
「はい!」
「じゃあ、君!この曲、弾いてくれるかな?」五線紙を侑に渡す
「これって…あ!一度弾いたことあります!」
「それじゃあできるね!では!お待たせしました!観客の皆さん!今日私たちが歌う曲は夏ソング!それでは聴いてください!」
風に薫る夏の記憶
想い出は遠きSummer Days
永久を誓う淡い気持ち
はじまりはそんなSummer Night
恋は偶然と必然との狭間で
まるで突然に芽生えるもので
瞳を奪って僕を夢中にさせた
髪を束ねた浴衣の君に
夕闇の空に踊る夏祭りの灯火の群
また次の夏も君と二人で来たいな
十年後の夏の記憶
刻みたい君とSummer Days
一夜一夜 一つ一つ
永遠はそんなSummer Night
もう二度とこの夏はめぐることはないから
ただ君の手を強く握るしかできなくて
風に揺れ頼り無く
懐かしい香りが…
(You know I…)
あの日から ひとひらの祈りが
優しく心を満たす
(Now and Forever…)
君といる今
愛は漠然と抱くものではなくて
まるで運命が導くように
海が見たいって淋しげな君の声
守りたくなってハンドルを切った
砂浜に寄り添いながら細く伸びた足跡のように
また次の夏も君の隣にいたいな
風に薫る夏の記憶
想い出は遠きSummer Days
永久を誓う淡い気持ち
はじまりはそんなSummer Night
もうどんな未来にも迷うことはないから
ただ僕の手を強く握るだけでいいから
手の平を伝う様に紡ぐストーリー
この夏がもうすぐ終わりでも
何度目かの初めてを始めよう
君がくれた過去を彩って
明日へ渡そう
十年後の夏の記憶
刻みたい君とSummer Days
一夜一夜 一つ一つ
永遠はそんなSummer Night
風に薫る夏の記憶
想い出は遠きSummer Days
永久を誓う淡い気持ち
はじまりはそんなSummer Night
もう一度あの夏にめぐり逢えたとしても
また君の手を強く握りしめていいよね
もう一度...もう一度だけあの夏にめぐり逢えたら...
AAA「風に薫る夏の記憶」2014年
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上原歩夢(CV 大西亜玖璃)
高咲侑(CV 矢野妃菜喜)
未来翔(イメージCV 梶裕貴)