虹が架かる恋物語   作:青井 空良

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第3話「虹色祭」

虹色祭本番まで一週間、虹色祭は体育祭の今年のテーマみたいなものだ。

 

3年生最後の体育祭をいい思い出にしようと日々練習している。

 

一生懸命、本気で物事に打ち込む。

 

それが今年の虹色祭でやり遂げることだ。

 

気が付けば本番までの前日のことだった。

 

 

空良・歩夢「いち、に、いち、に、」

 

二人三脚、本番まで残り1日しかないのに、なかなか上手くいっていない。

 

一つでもリズムを崩すと…

 

「とっ…わぁ⁉」

 

彼女と同時にこけてしまう。

 

「痛てて…」

 

「大丈夫?空良くん?」

 

「だ、大丈夫、もう一回スタートからやり直そう」

 

スタートからゴールまで100m、いや長い…

 

コース1周分はとても長い。

 

半周すら行ってないものの、20mでこけてしまう。

 

あれ、二人三脚ってこんなに難しかった?それとも彼女と合ってない?それはない、リズム合わせば絶対いける…

 

「せー、のっ!」

 

息を合わせ再スタート。

 

「いち、に、いち、に、」

 

同じところで転ぶなと…いや自分勝手にしたらまたこけてしまう、彼女と合わせてリズム良く走る。

 

するとコース半周に行った。

 

「あと半周だよ、歩夢ちゃん」

 

「うん」

 

ここまで走れば大丈夫だ、安心感を持った瞬間、

 

「あっ…」

 

自分の足なのか、彼女の足なのか、勢いで地面を踏ん張ったせいでまたこけてしまった。

 

「もぉ、空良くん」

 

やっぱり僕だった。

 

「ごめん、でもここまで走ってすごくない!」

 

「そうだけど、空良くん、半周走ったところで焦らないでね」

 

「う、うん」

 

半周走ったからってゴールは目の前だと焦ってしまったらリズムを崩しこけてしまう。

 

すると、遠目から僕たちの練習を見ていた先生が声をかけてきた。

 

先生「おーい、いつまでやっているのか?もうすぐ最終下校の時間だぞ」

 

「あ、分かりました。」

 

「ん?その声はまだやりたいってか?」

 

そう、まだ成功していないのに、これで本番走れとはだめだ。

 

「え?」

 

「最後に君たちにチャンスを与える、ただし一回だけだ。成功しなくてもそれで終わりだ、いいか?」

 

「はい!歩夢ちゃん、最後の一回」

 

「うん、空良くんとならきっと走れるよ!」

 

本番前日、最後の二人三脚の練習。

 

息を合わせ、スタートする。

 

いつも20mでこけた場所はクリア、そして半周走って焦らず彼女とリズムを合わせ走る。

 

もうすぐゴールだ、

 

70m、80m、90m…

 

最後の一歩。

 

「やったー!」

 

成功した。

 

「やったね!空良くん!」

 

「うん!これで明日は行ける!」

 

これで練習を終え着替えて帰宅をする。

 

僕の右足首には結んだ痕が残っている、彼女の左足首にも結んだ痕が残る。

 

「えへへ、たくさん走ってたくさん転んだから足首に痕が残っちゃったね」

 

「あはは、まあこれは二人で頑張った証拠だよ」

 

「そうだね」

 

「明日は転ばずに走れるといいね」

 

「うん、それじゃあ明日ね、空良くん」

 

「うん、また明日」

 

正門で別れ真っ直ぐ帰る、

 

今日は早く寝よう。

 

一日中着ていた体操服は汗と運動場の砂で汚れている

 

もう一枚あるからそれを鞄に入れる。

 

明日応援に行くねと従姉妹、いや妹の明里が声をかけた後、僕はベッドに寝転んだ。

 

「いよいよ明日か」

 

っと呟き、眠った。

 

 

 

 

翌日

 

学校に行くとたくさんの人で溢れている。

 

毎年恒例のことだ、特に虹学は全国から人気の高校だから地方から来る親や親戚関係の人たちまで来るのだ。

 

あれ、中学生も来ているのか。

 

この学校に入学したいと考えている中学生が何人か来ているようだ。

 

そして卒業生まで来ている

 

?「空良」

 

誰かが僕を呼んでいる、振り向くとそこには

 

「あ、果林さん!エマさんに彼方さんまで!」

 

エマ「久しぶりだね、空良くん!」

 

彼方「彼方ちゃん今日は空良くんやみんなのために応援しに来たよ~」

 

「わざわざありがとうございます」

 

果林「それで、歩夢とはうまくやっているの?」

 

「やっているって…あー!二人三脚のことですか?」

 

いや、何考えているんだ僕は、

 

「昨日たくさん練習をしたおかげで一周成功したので今日は行けると!」

 

エマ「それは楽しみだね!」

 

彼方「応援するよ~」

 

「ありがとうございます、それでは僕はこれで」

 

果林さん達と離れ運動場のクラスの応援席に行った。

 

「あ、おはよう、空良くん」

 

「おはよう」

 

「遅いから来ないと思ったよ」

 

「ごめん、あそこに果林さん達来ているよ」

 

「あ、本当だ」

 

観客席から果林さん達が見ている、

 

その近くに妹も来ている。

 

応援席からの遠く離れてもなんとなく見えるものだ。

 

たくさんの人で居る中

 

栞子「ただ今から令和3年5月22日、虹ヶ咲学園、体育祭、虹色祭を開催いたします。」

 

虹色祭開催だ!

 

リレー、二人三脚、綱引き、玉入れ、大縄跳び、デカパン競争、借り物競争、パン食い競争、ムカデ競争、

 

騎馬戦では、あの3人と共に、クラスは違うけどここまで3年間共に過ごしてきた仲間と一緒にやろうじゃないかと翔からの提案であった。

 

タスキを多くとった組から各クラスへポイントが付く。

 

翔「空良!お前が上乗れ!」

 

「えっ、僕が?」

 

漣「いいからいいから」

 

祐介「足は任せて!」

 

「…分かった!」

 

 

審判「それでは騎馬戦対決…よーい始め!」

 

審判の合図とともにタスキの奪い合いが始まった。

 

翔「弱い組からどんどん行くぞ空良!」

 

「分かった!」

 

タスキ奪い合い、一つ、二つ、三つっと

 

祐介「いいよ!空良!」

 

漣「その調子で行ければ」

 

「よし!あそこの組、タスキたくさん持っているな」

 

翔「あの組から奪い取るぞ!」

 

全速力でタスキを持っている組に駆け寄る空良組

 

「とりゃああ!」

 

勢い良く体が前の方にいく、

 

「あっ」

 

そのせいで僕は降りてしまった。

 

「「「空良!」」」

 

あっけなく空良組は失格。

 

「あーやっちまった」

 

漣「でも良かったよ」

 

祐介「そうそう!」

 

翔「あの勢いで良くやったな空良」

 

「ちょっと無理にやり過ぎだよ翔」

 

「そうか?俺にはいつも通りのあれだけど」

 

翔は僕の手加減を無しにあの勢いにしてはちょっとやり過ぎ。

 

まあそれがないと騎馬戦ではない。

 

さて、待ちに待った二人三脚。

 

スタート地点に並び彼女と足を合わせタスキを結ぶ。

 

「よし、歩夢ちゃん」

 

「空良くん、昨日のこと思い出していけばきっと大丈夫」

 

「うん、そうだね」

 

審判「それでは二人三脚、位置について、よーい…」

 

パンっ!スタートピストルの音が鳴った瞬間

 

息を合わせ…

 

「いち、に、いち、に、」

 

10m、20m、30m…

 

順位は10位中3位、順調に進んでいる。

 

コース半周に周った。

 

あと半周、焦るな焦るな、

 

60m、70m、80m、

 

よし、

 

最後の一歩を踏み出し、次の組にバトンパス

 

「やったー!」

 

無事に1周走って成功した。

 

「やったね!空良くん!」

 

「良かったよー、無事に成功して」

 

「うん!」

 

ここまで二人で練習を積み重ねやってきた甲斐があってよかった。

 

全ての競技種目が終わり閉会式に。

 

栞子「これを持ちまして、令和3年5月22日、虹ヶ咲学園、体育祭、虹色祭を閉会いたします。」

 

3年生最後の体育祭が終わった。

 

 

 

 

制服に着替えて帰宅の準備をする。

 

「おっす、お疲れ空良」

 

「お疲れ、翔」

 

「よかったぜ、二人三脚、昨日まであんなに練習をして今日無事に最後まで走れてな」

 

「へへっ、ありがとう」

 

なにやら翔はスマホを出し僕に見せる。

 

「それといい写真撮れたぜ!」

 

「えっ?ちょ、ちょっと⁉」

 

「なんだ?いらないのか?」

 

「い、いや、いるよ!」

 

「そりゃあ要らないとは言わんもんな、てかお前、まだ自分のことあいつに伝えてないのか?」

 

まだ僕は彼女に伝えてないことがあった。

 

「あ、まだ…」

 

「はぁ、いつまで溜め込むんだ」

 

「…」

 

「夏休みまでには伝えた方がいいぞ、卒業式時に彼女に伝えたら手遅れやぞ」

 

「うん…」

 

 

そう、今のうちに彼女に伝えないといけないと彼女をがっかりさせてしまう。

卒業式まで残り10か月も切っている中、彼女にどう伝えればいいのか、分からない、

 

 

 

 

 

信じない、絶対に信じないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

「あとで言ってくるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




一日でも早く伝えなければ。





こんばんは!お久しぶりです。学校の課題や就活で忙しいですけど、今は落ち着いている所ですけど、また投稿頻度が下がって行ってしまいますがご理解の程よろしくお願いします。

あ、今思えばもうラブライブ!スーパースター!!もう近いですね、それをもって二次創作しようと思っています。あと虹ヶ咲二期ですね、2022年、1月末ごろだと予想しています。それもアニメ基準でこの物語の第1章を改めて執筆して行こうと思っています。てか待ちきれないな笑

次回はいつ投稿になるのか...頑張ります。
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