真剣で私に恋しなさい!-きみとぼくとの約束-   作:chemi

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番外編01『噂』

 

 

「そういえば、凛君は、最近この学園で流れている噂を御存じですか?」

 

 冬馬のその言葉に、凛は首をかしげた。

 場所は食堂。季節は冬ということもあり、気温は10度を下回り、今夜にかけては0度近くになるらしく、朝の天気予報でも防寒対策をしっかりするようにと伝えていた。

食堂から見える木々も葉がすっかりと落ち、寒々しい光景となっており、その枝が時折吹く風にさらされ、まるで木自身が震えているようでもある。それに拍車をかけるように、空は灰色の雲に覆われている。そのため、いつもよりうす暗い。

 それに引き換え、明りのついた食堂は暖房がついており、快適な温度を保っている。食事を終えた生徒たちが、大勢残っているのもそのせいだろう。今も数人の生徒が、冷えた廊下から食堂に入って来ては、その頬を緩め、空いている席へと向かっている。

 たまたま出くわした凛と冬馬も同様で、特にすることもないので、この場所でまったりしているのであった。

 凛はまだ温かいカフェオレに口をつける。

 

「噂? 幸運の白いマシュマロってやつのこと?」

「いえいえ、それとは別のものですよ。とはいえ、それにかける願いは同じようなものですけどね」

 

 大和ならば、その辺の事情にも詳しいかもしれないが、生憎、凛には検討もつかない。

 

「もしかして、また小雪が関係してるのか?」

 

 マシュマロの噂も、それを常に持ち歩く少女は、学園を見渡しても彼女しかいなかった。そして、冬馬の口から噂という言葉が出てきたことから、凛はそう予想した。

 それに対して、冬馬は苦笑する。

 

「いえ、この噂にユキは関係ありません。というか、私も昨日初めて聞いたものなので、詳しい事情まで知らないのですが……」

 

 幸運を運ぶ白いマシュマロ。正確には、中にイチゴのジャムが入ったマシュマロなのだが、見た目は普通の白いマシュマロなので、そう呼ばれるようになったらしい。

 文字通り、そのマシュマロをもらえた者に、幸運――特に、恋愛面でうまくいくという噂が広まり、その噂が盛り上がった当初は、どうにか小雪からそれをもらおうとする者が数多く現れた。と言っても、小雪自体、自由奔放であるため、休憩時間に探しても見つからない。2-Sの教室に突撃するには、それはそれで勇気がいる。運良くもらうことができても、そのほとんどが見た目通りの白いマシュマロだった等々、中々難しいものであった。

 しかし、火のない所に煙は立たぬ、とはよく言ったもので、ごく限られた者は実際にそれをもらい、彼氏あるいは彼女ができたらしく、その者がまた友達に嬉しそうに話す。

 

『……あのマシュマロのおかげかも』

 

 そうやって、噂が広がり、現在では下火になっているが、今も幸運にあやかろうとする者は絶えないらしい。

 凛の知っている限りであれば、岳人とヒゲ先生である。岳人はまだいいとして、先生は立場的にも、いい年した大人としてもどうなのと言いたいところであるが、それだけ切実なのだろうと納得している。

 そして、また新たな噂が誕生しているという。

 

「願いが同じってことは、また恋愛がうまくいくとかそういうこと?」

 

 凛が先を促す。

 

「ええ。噂では『ある場所で告白するとうまくいく』というものらしいですよ」

「へぇ……まぁ時期が時期だけに、噂にもすがりたくなるってことかな」

 

 冬の一大イベントが迫っている。それは、ある者にとっては甘いひと時。しかし、ある者にとっては地獄の日。

 

 クリスマスである。

 

 ――――まぁ、俺も百代がいなかったら、多かれ少なかれ、色々思うところがあったと思うし……。

 なぜ、日本ではこれほどまでに、クリスマスは恋人と過ごすのが当たり前という風潮になっているのか。友達と、あるいは家族と過ごしてもいいではないか。

 ――――でも、今の俺がそんなことを口にしようものなら。

 勝者の余裕と取られ、闇打ちをうけるかもしれない。だから、何も言わない。

 凛はまたカフェオレをすする。それを見ていた冬馬が微笑んだ。

 

「凛君はさすがに彼女がいますし、落ち着いたものですね」

「いやまぁ噂自体は気になるけど……それで、そのある場所ってどこなんだ?」

「場所自体は大したことはありません。私達のいつも通っている橋の下……河川敷です」

「河川敷って、あのももy……モモ先輩が輩をのしてるあの河川敷?」

 

 凛が思い浮かべたのはそれだった。

 ――――むしろ、倒された奴らの念がマイナスに働いてそうだけどな。上を通ってる橋も名前が変態橋だし、うまくいかなそうだろ……って、よく考えたら、そんな場所で百代と約束交わしてたのか。いや、約束してから、百代が色んな奴を叩きのめしてるんだから……これ以上考えるのはよそう。思い出は綺麗なまま残しておきたい。

 

「ところで凛君」

 

 冬馬の声に、凛は意識を引き戻される。

 

「ん?」

「いえ、特に指摘する必要もないかもしれませんが。その……別に恋人なんですから、呼び捨てでいいのでは?」

「ぐっ……じゃあ、わざわざ指摘するな! せっかくそのまま流そうとしてたのに」

「ふふっ、仲が良くて羨ましいです」

 

 そこへ新たな人物が加わる。

 

「おいーっす。若、見かけないと思ったらこんなとこにいたのか。何してんだ?」

 

 準であった。

 

「凛君と偶然出会いまして、これは運命だと思って、お茶に誘って口説き落とそうとしているところです」

「そんな魂胆があったのか! というか、諦めろよ!」

 

 さも当然といった様子で答える冬馬に、凛が激しくツッコんだ。

 それに、微笑みを絶やさない冬馬が一言。

 

「私が諦めることを諦めてください」

「モモ先輩と争うと?」

「物理的に日本から追い出されそうですね。考えておきましょう」

「いやだから、諦めろよ!」

 

 その会話を遮るように、準が凛の肩に手をおく。

 

「諦めろ……」

「馬鹿野郎。普通、俺じゃなくて、冬馬に言い聞かせる場面だろ!」

「いや、ほら、若を諦めさせるとか、俺がロリコンじゃなくならせるのと同じくらい難しいことじゃん?」

 

 まるで周知の事実だろ、と言わんばかりの調子である。実際、そうなのかもしれないが。

 

「そんなにハードル高いのか!? もうどうしようもないじゃん!」

「……とまぁ、冗談はさておきだな。何の話してたんだ?」

 

 ――――絶対冗談じゃないだろ!!

 凛は心の中でそう叫ばずにはいられなかった。

 

 

 ◇

 

 

「さむっ!」

 

 校舎から一歩外に踏み出した凛は、身を刺すような寒さに思わずそう呟いた。天気予報の通り、着実に気温は下がっている。

 吐き出される息は白く、どこかぼんやりとした曇り空へと溶けて行く。

 凛は、首元に巻かれたマフラーに顔を埋める。校庭にはちらほらと帰宅する生徒の姿が見え、彼らも凛同様、その寒さに悪態をつきながら家路を急いでいるようだった。

 ――――雪でも降りそうな勢いだな。

 凛は空を見上げた。辺りの暗さも一層増している。校舎の一階――職員室のある場所からは蛍光灯の光が漏れ、外の地面を照らしている。

 そこへ足元を這うような風が通り抜けた。

 

「風呂入りたい」

 

 寮の4,5人は軽く入れる風呂に、熱めの湯を溢れる直前まで入れ、そこに肩まで浸かる。湯は勢いよく外へと溢れだし、湯気が一層立ち込める。足を伸ばし、両手で湯をすくって顔をそそぐ。その頃には、既に寒さとは無縁。「うあー」とだらけきった声を出しながら、風呂の淵に頭を預け、天井を見上げる。湯気のせいで、明りがより柔らかとなり、それも心地よい。

 ――――帰ったら、風呂に浸かろう。絶対に。

 凛はそんなことを決意し、未だ遠い風呂へと思いを馳せる。

 寒さの厳しい冬における風呂。その魅力たるや、抗いがたいものがある。凛は歩きながらも、気が緩んでいたのだろう。背後から忍び寄る気配にも、そこから伸びる魔の手にも気付かなかった。油断していたとも言える。

 故に――。

 

「ふあっ!!」

 

 普段の彼からは、とても聞けない上ずった声が飛び出した。その元凶は、温もりを維持していた首元に差し込まれた冷たい手――文字通り魔の手であった。

 意識は風呂から一気に覚醒。それよりも早く体が反応し、鳥肌が立つ。と同時に、筋肉が硬直し体が強張った。

 慌てて振り返ると、いたずらの成功した犯人はくすくすと笑っている。

 

「百代……」

 

 凛は名を呼ぶとともに、はぁと吐息を漏らした。百代の羽織っている白のモッズコートが、彼女の特徴とも言えるその長い黒髪を一層際立たせている。

 

「油断しすぎだぞ、凛。それに……ふあって! ふあって、どこから声出したんだ? なぁなぁ凛――」

 

 百代は先の凛の反応が余程気に入ったらしく、真似ごとを繰り返した。

 その首元はしっかりとファーで守られており、凛の冷えてきた手の平を温めるのにはちょうど良さそうである。

 

「ひゃぅ……!」

 

 今度は百代が奇声をあげる。と同時に、その体がびくりと震えた。

 

「あー、あったかいなぁ。今日カイロとか持ってなかったからなぁ。触り心地もいいし、寮に着くまでこのままでいようかなぁ」

 

 寒い寒いと繰り返しながら、凛は百代の首へ両手を突っ込んでいた。ついでに、そのすべすべとした感触も楽しむ。

 

「冷たいっ! 凛、こらっ! 私は一瞬手を入れただけだろ! 冷気が入って来てる! 隙間から入って来てるから!」

 

 百代は凛をひっぺがそうとするも、そこは武神に勝った男――そうやすやすとは離れない。

 

「うーっ、ごめんなさいごめんなさい! 調子に乗りました。謝るからその手を離してくれ!」

「うむ、許そう」

 

 凛が離れたとこで、百代はようやく一息つくことができた。服装を整えながら、じとっとした目つきで、彼を見る。

 しかし、凛はそれを意にも介さず、言葉を続ける。

 

「本当はお腹に差しいれてもよかったけど、入れにくそうだし、お腹冷やすといけないからね」

「おまえ、鬼か! この寒さの中、その冷えた手がお腹にくるとか……考えるだけで」

 

 百代はそこまで口にすると、ブルブルと体を震わせた。そして、そのまま凛にぴったりと寄り添い、彼の腕を抱く。彼もその行動になんら反応することなく、ただ自然に歩きだした。

 寒くなり始めてからは、この態勢で帰ることが多くなっていた。

 しばらく、2人は無言で歩く。と言っても、険悪な雰囲気など微塵もなく、その静かな時間を楽しんでいるようであった。互いの温もりがじんわりと伝わり合う。

 百代が大きく息を吐いた。白い靄はまるでタバコの煙のようだ。

 

「なんか一気に寒くなったよな」

「だね。こう寒いと、早く春が来ないかなぁと思ったりするけど」

「凛は冬嫌いなのか?」

 

 百代は顔を向けた。寒さのせいだろう、鼻先に少し朱が刺している。それに比べて、頬の辺りは雪のように透き通る白さであった。

 

「んー……まぁ嫌いではないかな? 寒さは勘弁してほしいけど、この寒さも冬の醍醐味って感じもするし、それに――」

 

 百代とこうしていられる。凛はそう付け加えて、穏やかに笑った。

 それにつられるようにして、百代も微笑んだ。

 

「ん? なんかおもしろかった?」

 

 今度は凛が聞き返した。

 

「いや……ただ同じこと考えてたから、なんか嬉しかっただけだ。私も凛とこうしてるの好きだ。一人じゃないって思えるし、なんか……その、幸せって感じ?」

 

 2人は顔を見合わせると、また自然に笑みがこぼれた。

 

「そういえば、今日冬馬と話をしてたんだけど、百代は『河川敷で告白するとうまくいく』っていう噂知ってる?」

「ああ……ユーミンから聞いたことあるな。あとは他の後輩の子とか……まぁその噂は本当だがな」

 

 その先を続けようとした百代より先に、凛が言葉を発する。

 

「俺と百代が恋人になれた場所だから?」

「なんだ、覚えたのか? 忘れてたなら『酷い! 凛が私に告白してくれた場所なのに!』とか言ってやろうと思ったのに……」

「あれ? 告白は先に百代がしたような……」

 

 その言葉に、百代の頬が赤くなる。

 

「お、お前があんな馬鹿なことをするからだろ! うーっ……考えるだけで、恥ずかしい。あのときの私はどうかしてたんだ」

「大丈夫! あの百代も凄い可愛かったから!」

 

 凛はサムズアップに加えて、キリッとした顔で答えた。

 百代の視線は冷たい。

 

「その親指、そのままへし折ってやろうか?」

 

 凛はすぐさま親指を掌へと戻した。ただのガッツポーズである。しかし、顔は未だにキリッとしている。

 百代は反撃の意味も込めて、凛の脇腹を服ごとぎゅっとつねった。

 

「痛い痛い。ごめんなさい、悪ふざけが過ぎました。許して下さい!」

「さっきまで良い雰囲気だったのに……」

「百代の反応が可愛いから、ついね。ごめん」

「可愛いと言っておけば、いつでも機嫌が直ると思ったら大間違いだぞ。大体、私はSなんだ。苛められて喜ぶMとは違うんだ」

「こらこら、人前でSやらMやら言わない」

 

 そんな2人の視界に、前を歩く2人組の男女を捉えた。

 凛の体に教え込まないといけないな、などと呟いていた百代が声を出す。

 

「おっ……あれは1年の梓ちゃんだな」

「知り合い?」

「学園の女の子のほとんどは私の知り合いだ!」

 

 ドヤ顔で答える百代。しかし、凛はあまり興味がない。

 百代が抱いている腕をぐいぐいと引っ張る。

 

「なんだよー……もっと興味もてよー」

「いや、知り合いだ! って言われても、そうなのかってしか答えようないだろ?」

「……確かにそうだな。というか、あの隣にいる男は誰だ?」

「百代も知らないとなると、同じ1年か……あの微妙な距離間、恋人同士かな?」

 

 2人は自然に気配を殺していた。喋るときには、お互いの耳元で囁き合っている。それが一体どれだけの効果をもっているのかは、分からない。

 百代が凛の耳元へと顔を近づける。

 

「なんかこうしてると、ちょっといけないことをしてる気分になるな。ワクワク」

「分かる。でも、帰る方向が一緒だから仕方ないよね。お! 男子が手を繋ごうとしてる!」

 

 先ほどから、梓の隣を歩く男の左手が、彼女の手の近くを不自然に行き来している。

 

「頑張れ! 梓ちゃんもお前のそれを待ってるぞ!」

「えっ? 百代わかるの?」

「まぁ……勘だけどな。しかし、あの2人……何も会話してないぞ」

「そりゃ、手を繋ぐのであの状態なんだから、男の方も会話どころじゃないでしょ」

「え、でも……私達は告白からすぐにキスしたぞ」

「いやいや、俺達がそうだからといって、他の人もそうとは限らないから」

「つまり、私達の初めてキスしたときのドキドキを、あの2人は手を繋ぐ今で感じているのか!?」

「改めて口に出されると、それはそれで恥ずかしいものがあるけど、そういうことなんじゃない?」

 

 百代がハッとした顔になる。

 

「今でその状態だと、これからキスしたり[ピーッ]したりするとき、心臓がもたないんじゃないか!?」

「興奮してるのは分かるけど、過激な発言を控えなさい。でもまぁ、そういう時も心臓がバクバクするんじゃない? 今はドキドキで……」

「なるほど。一段階、上の鼓動になるわけか」

「いや知らんけども」

 

 そんな馬鹿な話で盛り上がる2人を差し置いて、遂に男が梓の手をとることに成功する。

 百代が目をキラキラさせる。

 

「おお! 名もなき男が梓ちゃんの手をとったぞ!」

「名もなきじゃなく、俺らが名を知らないだけだから、あの男子生徒にも梓ちゃんにも失礼でしょ」

「ここから見てても、顔が赤いのが分かった」

 

 手を繋いだ瞬間、2人が顔を見合わせたので、その横顔が確認できたのだ。

 凛が一度息を大きく吐いた。

 

「にしても、見てるこっちまでドキドキしてくるな」

「それになんかニヤニヤしてしまうな。私に、凛との進展を聞いてくるおばちゃんたちの気持ちがわかってしまうのが、悔しい」

「そんなことあったんだ」

「事あるごとに聞いてくるんだ。まぁ華麗にかわしてみせたがな」

 

 実際はその場にいた者にしかわからない。ただ、おばちゃんたちは百代の様子を見て、ニヤニヤしていたことだけは、ここに記しておく。

 

「私達も他人から見れば、あんな風に映ってるのかな?」

 

 百代がポツリと呟いた。

 

「どうだろう? 他人に聞かないとわからないな」

「だよな。……初々しいって言葉がピッタリだ。梓ちゃんを泣かせたら、私が許さん」

「百代は梓ちゃんの父親か。いやお姉さんかな? 実際、学園じゃお姉様みたいな扱いだし」

「それじゃあ、凛は私の彼氏だから、お兄様だな!」

 

 百代がにっこりと笑った。凛は「勘弁して」と苦笑を返す。

 

 

 □

 

 

 凛と百代はそのあとも、たわいない会話を続けながら歩いていく。前を歩いていた2人の姿は、もう見えなくなっていた。

 そして、ちょうど河川敷に差しかかったところで、聞き覚えのある声が響いた。

 

「くっそーーっ!! 噂を信じて告白したのに、失敗したじゃねえかああああっ!! 俺様の何がいけなかったんだっ!!」

 

 2人はその声に一旦足を止めたが、再び歩き出した。

 

「毎年さ、ファミリーの女子から男子にバレンタインでチョコ送ってるんだ。それで――」

「うん。百代の言いたいことはわかった。岳人にはあげてやって。俺からもお願いするよ」

 

 河川敷を離れるまで、岳人の叫び声は2人の耳に届いていた。

 

 ――――そういえば、結局この噂の元って一体なにが原因だったんだ?

 

 凛は隣でご機嫌な百代を見ながら、ふとそんな考えが頭の片隅をよぎった。しかし、特に害のあるものでもないため、彼はすぐにその考えを頭から消す。

 

 

 ◇

 

 

 それよりも遡ること数日、告白の決心がつかない梓に、友人が言った。

 

「そういえば、他の子から聞いたんだけど、モモ先輩が夏目先輩に告白されたのって、あの橋の下の河川敷なんだって、それでね……その子もそれにあやかって、そこで告白したら成功したんだって――」

 

『あの河川敷で告白したら、きっとうまくいくって』

 

 

 

 




 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
 久々に書いたので、変な所があるかもしれません。
 2月28日にはA-3の発売、とても楽しみです。別の物語で、燕とのイチャイチャも書きたかったり……未だ想像の中です。
 これからもちょこちょこ書いていくので、暇つぶしになれば幸いです。

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