仮想世界で気づいたら最強生物になっていました。   作:BLOODRAIN

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早速月曜投稿破ってしまいました。申し訳ございません。
最近引っ越して昨日も片付けで忙しかったです。

今回はリアルの会話のみです。


幕間 勝つと言う覚悟

「お願いします!私に修行をつけてください!」

 

いきなり屋上に呼び出され。修行をつけてくれと言われてすぐに返答出来る人がこの世に何人いるだろうか。少なくとも、僕は出来る自信は無い。そんな考えが頭をよぎるが意識を切り替えて言葉を発する。

 

「修行?あぁもしかして前言ってた勉強をみてほしいってこと?」

 

「違うわよ!私が言ってるのはゲームのこと!」

 

白峯さんは真剣な眼差しで僕を見つめてくる

 

「楓から聞いたけど。浅倉は【覇気】のスキルを持ってるんでしょ?しかも【武装色の覇気】と【見聞色の覇気】までもってるんだよね⁉︎」

 

確かに以前、【覇気】のスキルについてメイプルもとい本条さんに聞かれたことがあるので教えた。このスキルは本条さんも持っているが、【武装色の覇気】と【見聞色の覇気】は持っていないそうだ。このスキルの存在は第1回イベント終了後に公式から発表されたのだが何故か効果は公開されたのに獲得方法は第2回イベント終了後に発表されるそうで今は伏せられている。これも運営の戦略かもしれないが真意は分からない。

 

「確かに持ってるけど、それがどうかした?」

 

「私は回避盾を目指してるってのは知ってるよね?」

 

「それはもちろん」

 

「でも、それだとどうしても攻撃力が手薄になっちゃう」

 

まあ、それは確かに

 

「でも【覇気】のスキル。何より【武装色の覇気】と【見聞色の覇気】があれば攻撃力を補えるし、回避盾にさらに磨きがかかる。私にとっては絶対に欲しいスキルなの!まだ公式からは取得条件が公開されていないから、浅倉にしか頼れないの!」

 

なるほどな確かに彼女の様に近接戦を得意とするプレイヤーには魅力的な力だろう。別に教えるのは簡単だ。しかし

 

「ひとつ聞かせてくれる?」

 

「何?あ、もしかしてスリーサイズ聞いちゃうとか?浅倉も男なんだね〜」

 

白峯さんはニヤニヤしながら笑っている。からかっているのは分かる。しかし、これはどうしても聞かなきゃいけないことだ

 

「【武装色の覇気】【見聞色の覇気】を取得したとして。それからは何をするの?」

 

「え?そりゃ強いモンスターやプレイヤーと戦ったり」

 

「確かにゲームだもの。それもひとつの道だ。その後は?」

 

「え?その後は・・・」

 

「何もないの?ただ目の前の敵と戦って勝ちたい。それぐらいのことしか思いつかない?」

 

「そ、それは」

 

白峯さんは黙ってしまった

 

「悪いけどそんなことまでしか考えていないなら【覇気】は教えられない」

 

「待ってよ!たかがゲームでしょ!」

 

今たかが、たかがって言ったか?

 

「その程度のことなら辞めちまえ!」

 

「ウッ!?」

 

僕は語尾を強めて白峯さんに言い聞かせる様に語り出す

 

「今たかがって言ったか?たかがゲームだと。その程度の物なら続けるだけ無駄だよ。本条さんから聞いたよ?白峯さん、今までゲームの大会で何度も優勝したことがあるって。そこまで強いのになんで自分の強さに誇りを持てない?」

 

「!」

 

白峯さんは目を見開く

 

「確かに君は強いかもしれない。でも、君がいくら強くてもそれ以上に強い奴は世界のどこかにはいるんだよ?君以上にゲームが好きで、寝る間も惜しんで自分の全てをゲームに捧げている様なそんな本物の猛者がいるんだよ?戦いもそうさ、誰よりも強くなりたい。その一心で全てを捧げる様なやつもいるんだ。そう言ったやつらはもし自分より強いやつに会った時、こう言うんだ」

 

僕は白峯さんの目を離さずに言った。それはまるで自分に言い聞かせている様に

 

「お前を超える!」

 

「っ‼︎」

 

side理沙

 

その言葉に私は雷の様な衝撃を受けた

 

「自分より上の存在を越えようとするのは生物の本能。貪欲に勝利を得ようとする気迫。そう言った覚悟がなければ君は絶対に敵わない存在に会った時、君は潰れてしまう。何度負けても地べたを這いずってでも勝つと言う覚悟が無ければ人は強くなんてなれない。たとえそれがゲームだとしても」

 

「・・・」

 

浅倉の言葉に私は完全に黙りこんでしまった。先程の言葉が何度も頭の中に響き。今までやって来たゲームのフラッシュバックが頭の中を駆け巡る。何度も負けて練習を重ね、勝利した時の高揚感。ゲームの大会で優勝した時の感動。強くなっていつの間にか忘れかけていた物だ。すると私は自然にニヤリと笑みを浮かべた。

 

そうだ、スキルのことで頭がいっぱいだったが今目の前にいるのは今の私では絶対に超えられないほどの"強者"だ。楓とは別の強者だ。もしコイツに勝つことが出来たなら。そう考えると自然と口角が上がって笑顔が浮かび、胸の奥から熱い何が混み上げてくる。次の瞬間には私は言葉を紡いでいた。

 

side快斗

白峯さんは笑みを浮かべる。その目の奥には最初にはなかった炎が燃え盛っていた。そう、貪欲に強さを追い求める覚悟の炎が

 

「そうよね、確かにそうだわ。たかがゲームなんて私どうかしてたわ。そうよ、私にとってはゲームは生きがいなのよ。そして鍛えたゲームの腕前も私の誇りよ!それに教わるなら教わる相手を越えなきゃ、相手に失礼ってものよ!」

 

理沙は快斗に指差しいった

 

「浅倉!いや、快斗!私は強くなる!そして、あなたを超えて。全プレイヤーの頂点に立ってやる!」

 

その言葉を聞いて僕は口角をあげて歯を剥き出しにして笑う

 

「よく言った!そうでなくては面白くない。だけど、頂点に立つのは僕だ!これは誰が相手だろうと譲れない。」

 

「望むところよ‼︎」

 

「じゃあ白峯さん。早速、今日の放課後から修行をはじめよう。」

 

「お願いします!それと、これから私の師匠になるんだから理沙って呼んでよ」

 

「そう?じゃあ理沙?」

 

「はい!よろしく快斗!」

 

こうして白峯さん改め理沙は僕に弟子入りをした。その後は授業を受けたが理沙は終始楽しそうにニヤついていた。修行をつけてもらうのが楽しみなのかも。そんなこんなで放課後

宿題を終わらせてからNWOにログインした

 

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