仮想世界で気づいたら最強生物になっていました。   作:BLOODRAIN

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仕事が忙しくて中々時間が取れませんでした。


最強生物と弟子

 

 

 

 

NWO内

 

カイドウとサリーは広い草原に向かい合って立っていた。装備を持っていないサリーはともかく今回はカイドウも初期装備のままだ。少しでもサリーに合わせるにはこの装備が良いと考えたからだ

 

「それでは【覇気】の修行を初めようか」

 

「よろしくお願いします!」

 

カイドウの言葉にサリーは笑みを浮かべながら返事を返した。

 

「まずは【覇気】のスキル自体を手に入れなければならないね。このスキルは自分よりレベルが10以上高い相手に単独で勝利しなければならない。俺もメイプルさんもダンジョンのボスをソロで倒してスキルを手に入れたんだ」

 

「なるほど。そんな取得条件だったんだ」

 

「サリーは今レベルはいくつ?」

 

「この前10になったところだね」

 

「なら、大丈夫そうだ。これから俺が倒した酒呑童子のダンジョンに行って酒呑童子を倒してもらう」

 

「なるほどね。確かにそれなら確実に手に入りそうね」

 

「ボスの部屋までは俺が援護するから」

 

「分かった」

 

こうして俺たちは【酒呑童子の洞穴】に向かった

 

 

【酒呑童子の洞穴】内部

 

「スラッシュ‼︎」

 

『ヴギィィィィィ‼︎』

 

サリーはダンジョンを駆け回り酒に酔った猿のモンスターを切り刻んでいく

 

「ウィンドカッター‼︎」

 

『ギシャォォォォォォ!』

 

更にはスピードのある魔法で離れたモンスターを一掃する。ダンジョンの詳細を伝えた後、このダンジョンで俺が手に入れたスキルのことも話したのだが

 

『私にはカイドウほどの武術の腕はないからね。やっぱり私にはこっちの方が合ってるよ』

 

と言われた。悪魔でもサリーは自分のプレイスタイルを貫く様だ。そうして進む内に小鬼たちが現れるポイントに差し掛かった。初めて来た時の様に様々な武器を持った小鬼たちが15匹ほど現れる。サリーは短剣を構え直す。

 

「サリー、援護は必要かい?」

 

「いいえ。あまり集団戦の経験は無いけどどこまで出来るかやらせて」

 

「了解だ。本当に危なかったら加勢する」

 

「了解‼︎」

 

サリーは高いAGIを活かしてモンスターを撹乱。さらには壁や天井を足場にして縦横無尽に跳び回る。その様はまるで忍者の様にも見えた。

 

「はぁ!」

 

『グオォ‼︎』

 

「てやぁ!」

 

『グワァ!』

 

そのまま危なげなく次々と小鬼たちを切り刻んでいく。

 

そしてついに

 

「チェストォー‼︎」

 

『ギャオォォォ‼︎』

 

最後の一匹を倒し、小鬼たちを殲滅した。

 

「いっよっしゃぁぁぁぁ‼︎」

 

サリーは殲滅出来たことに大喜びだ

 

『レベルが15に上がりました。』

 

『スキル【壁走り】を取得しました。』

 

『スキル【疾風(はやて)】を取得しました。』

 

『スキル【空歩(エアウォーク)】を取得しました。』

 

通知音が鳴り響きスキルを3つ手に入れた様だ

 

「新しいスキルだ!しかも3つも⁉︎」

 

       【壁走りI】

 

壁や天井を地面と同じ様に移動することができる。(制限時間30秒)制限時間は壁や天井から離れて10秒でリセットされる。10回リセットされる度にレベルが1上がり、制限時間が5秒増える。

       −取得条件−

5分間に20回以上、壁や天井を蹴って移動する。

 

 

        【疾風】

 

風の如く走る。発動時間は10分。発動中は【AGI】が10倍になる。効果終了後、10分で使用可能。

        −取得条件−

30体以上の対戦相手と同時に闘い。全ての対戦相手との戦闘に10分以内にHPを8割以上残して勝利する。

 

 

        【空歩】

空中を足場にして移動できる。(制限回数30回)制限回数は地面に足をついて10秒でリセットされる。

 

        −取得条件−

5分間の間。地面に足を付かず、止まらずに移動する。

 

 

 

「何か知らない間に私、すごいことやってたみたいね」

 

「流石、メイプルさんの親友なだけはあるな」

 

「いやいや、私はメイプルほどぶっ飛んでないから⁉︎」

 

「そうかな?」

 

「そうだよ‼︎」

 

サリーさんは懸命に弁明するがあの闘いぶりからして普通では無かった。あれは僕の様な現実の武術の動きでは無い。彼女が長年ゲームで培った来た経験値があってこそ出来る動きだ。僕と方向性は違うが僕が長年武術で培ってきた勘がこう言っている

 

『彼女はいずれ僕自身を超える可能性を秘めている』

 

と。そう考えただけで自然と口角が上がり笑みが溢れる

 

「な、笑うことないでしょ!」

 

「あ、ごめんごめん」

 

「もう、早く先に行くよ‼︎」

 

サリーは頬を膨らませながらズンズンと奥に進んで行く。あれだけの大立ち回りを見せてもやはり彼女も年相応な普通の女の子だな。そんな強くとも可愛らしいサリーの後を追った

 

−攻略中−

 

スキルを手に入れてからの彼女は本当に凄まじかった【疾風】のスキルで元々高かった【AGI】がさらに強化され、目で追えないほどだった。しかし、あまりの速さに本人も慣れるにはかなりの時間を要した様だが【酒呑童子】の部屋に着く頃にはほぼ使いこなせていた。そして、今はボス部屋の扉の前にいる。

 

「ここが酒呑童子のいる部屋だ」

 

「いよいよね。カイドウが言うには相当強いんでしょ?」

 

「確かに強かった。もう少しで食べられるとこだったな。アハハ」

 

「いや、笑い事じゃないよ⁉︎何、食べられそうになったって‼︎」

 

サリーは慌てているが僕は呑気に笑って返す

 

「まぁ、そんなことはさておき」

 

「そんなことって⁉︎」

 

サリーはまだ納得がいかない様だがそろそろ本題に入ろう

 

「サリー」「えっ、は、はい!」

 

「確かに君は強い。その強さは確かに誇るべきことだ。しかし」

 

僕はサリーに真剣な眼差しを向けて言い聞かせる

 

「誇りも行き過ぎれば慢心となり。隙が生じ、枷となってしまう。1番の敵は自分自身だ。自分自身に勝って初めて人は強くなれる。どんな相手だろうと絶対に油断はしないでくれ。そこに付け込まれればその瞬間に負けだ」

 

「分かってる。あの時、カイドウは私に本当の強さを教えてくれたんだから。絶対に無駄になんかしない‼︎」

 

そう言い切るサリーの目には一点の曇りも無い。必ず勝つと言う意思が漲っていた。

 

「なら大丈夫だ。行ってこい‼︎」

 

僕なりの激励にサリーは

 

「行ってきます‼︎」

 

名一杯の声で答え、扉を潜った。

 

『バタン‼︎』

 

ボス部屋の扉は閉まり、闘いが始まった




さぁ、サリーは酒呑童子に勝つことが出来るのか。次回は出来るだけはやくあげらる様に頑張ります。

投稿する予定が確定したら。活動報告でも上げて行きます。
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