仮想世界で気づいたら最強生物になっていました。   作:BLOODRAIN

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ようやく書けました。


最強生物と強敵

sideカイドウ

 

第一回イベントが始まり。初戦でいきなり三十人を倒してから、もう直ぐで2時間が経とうとしていた。

あの後、僕はフィールド内を移動しながら遭遇したプレイヤーを倒していった。

 

「ぐわぁ!」

 

そして今も遭遇した集団、20人程の最後の一人を踵落としで光に変えた。

ここまでで僕はすでに150人以上を倒している。

 

更になんと、イベント中に新たなスキルを得ていた。

皆は覚えているだろうか?

酒呑童子と闘った時に【覇気】と言うスキルを手に入れていたことを

 

それは100人程を倒した時のこと

 

『スキル【武装色の覇気Ⅰ】を取得しました。』

 

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         【武装色の覇気Ⅰ】

自分のSTRとVITを自分のステータスで1番高い数値の2倍にする。戦闘相手の物理攻撃無効スキルを無視して攻撃出来る。覇気ゲージが0になってから10分で再使用可能。自分よりレベルが高い相手に100回勝利する度にスキルレベルが1上がる(上限無し)。スキルレベルが1上がる度に数値の倍数が1上がる。(上限無し)

 

          ―取得条件―

【覇気】を取得した上で戦闘で100回勝利する。

 

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更に余計なダメージを避けるために相手の攻撃を躱していると再び

 

『スキル【見聞色の覇気Ⅰ】を取得しました。』

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         【見聞色の覇気Ⅰ】

自分のDEXとINTを自分のステータスで1番高い数値の2倍にする。戦闘相手の攻撃を100回、回避。または防御する度にスキルレベルが1上がる。100回、回避または防御する度にレベルが1つ上がる。(上限無し)スキルレベルが1上がる度に数値の倍数が1上がる。(上限無し)

 

          ー取得条件ー

 

覇気を取得した上で戦闘で戦闘相手の攻撃を100回、回避または防御する。

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「武装色に見聞色、自分のステータスを高めるか。更に物理攻撃無効スキルを無視して攻撃が出来る。と言うことはそういったスキルがあるってことだよな。先に対策が出来たから良しとしよう。それにこれで攻撃力を補えるな」

 

このスキルを手に入れてから一撃が重くなったが使いこなすにはまだまだ練習が必要な様だ。

 

「イベントも後1時間だし、やれることはやらないとな」

 

改めて気合を入れたところでドラぞうが現れた

 

『さぁ、残りは1時間。現在1位はペインさん。2位はドレッドさん。3位は同列でメイプルさんとカイドウさんドラ〜』

 

なんと、メイプルさんと僕が3位。これはすごい

 

「これからは上位4名を倒した人に得点の3割が譲り渡されるよ。4名の位置はマップに表示されるドラ〜」

 

「マップに位置が表示。つまり、他のプレイヤーが僕達を狙って来るってことか」

 

でも僕は追う側に回りたいと思う。早速マップで他の三人の位置を確認すると

 

「1番近いのはドレッドさん、次にメイプルさん。そして1番遠いのはペインさんか、なら狙うのはもちろん」

 

標的を決め、僕は走り出す。途中で何人かプレイヤーが向かって来た

 

「居たぞ、カイドウだ!覚ごぉぇ!」

 

「俺が倒ぐはぁ!」

 

「いや、私よ!えっ、きゃあ!?」

 

正面から向かって来る敵を走りながら攻撃を反らしつつ、後方に投げ飛ばす。これからの闘いを考え、余計な戦闘を避ける為だ。そうこうしている内に目的地に辿り着いた。そこは周りを岩山で囲まれている山岳地帯だ。周りを見渡すが目的の人物は見当たらず、数人のプレイヤーが居るだけだ

 

「え⁉あれってカイドウじゃ!」

 

「本当だ⁉3位のカイドウだ⁉」

 

「なんでこんな所に⁉って、確かここって⁉」

 

プレイヤーは状況を把握し始めたのか、あたふたし始めた

 

「へー。まさかそっちから来てくれるとはな。手間が省けたぜ」

 

そんな声と共にプレイヤーが空から降ってきた。そのプレイヤーは男でグレーの戦闘服に緑のマント、頭には迷彩柄のバンダナを巻いている。そう、この男こそが僕が探していたターゲット

 

「やっぱり、ドレッドだ。いつの間にかあいつのテリトリーに入っちまったんだ⁉」

 

「やべえよ、3位と2位を同時になんて。勝てる訳ねえ⁉」

 

周りのプレイヤーは今にも逃げ出しそうだ

 

「じゃあ、始める前に他の奴は始末しちまうか」

 

「よし、やるか。ついでにこいつも試してやる」

 

僕は腰に下げた【酒呑ノ瓢箪】を右手で持ち、栓を抜く。ドレッドさんも2本のククリナイフを逆手に構える

 

「【超加速】」 「【十拳剣(とつかのつるぎ)】」

 

ドレッドさんは目にも止まらないスピードで動き出し、僕は【酒呑ノ瓢箪】の口から炎の様に揺らめく刃を出し、まずは近くに居たメイス使いに斬りかかる

 

「おっと、危ない危ない。そう簡単に、は?うわぁぁぁぁ!」

 

メイス使いは手に持っていた盾で【十拳剣】の刃を防いだが刃は炎の様に形を変え、メイス使いを包み込むように飲み込んだ

 

これはまだ言っていなかったが実はこの【酒呑ノ瓢箪】には武器のスキルが入っていたのであるスキルの名前は【十拳剣】最初は使えなかったのだがどうやら【魔攻吸収】で一定値のMPを蓄え、一定の人数を倒して初めて解禁されるスキルの様だ

 

 

 

 

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            【十拳剣(とつかのつるぎ)

別名:酒刈ノ太刀。MPを消費して刃を出現させる。刃に触れた戦闘相手は吸収され、MPに変換され蓄えられる。刃を伸ばすとMPの消費量が増える。

           ー取得条件ー

【魔攻吸収】で一定値のMPを蓄え。戦闘で一定の数の戦闘相手を倒す。

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「やべぇ、あの剣に触れたら瓢箪に飲み込まれるぞ!」

 

「あんな武器、見たことも聞いたこともねえぞ⁉」

 

「と言うより、2位と3位を同時に相手なんて出来るわけないだろ⁉」

 

プレイヤー達は先程の光景に戦意を喪失したようで、背を向けて逃げ出した

 

「逃さねえぜ」「逃さねえよ」

 

ドレッドさんは凄まじいスピードで背中から斬りつけ、僕は【十拳剣】の刃を伸ばしてプレイヤーを数人まとめて刺し貫いた。その後も順調に数を減らしていく。

 

数分後

 

ドレッドさんと協力し、他のプレイヤーを全て一掃した。周囲には他に気配は感じられない。

確認を終えたところで、後ろに振り向いた。そこにはドレッドさんが好戦的な笑みを浮かべて立っていた。

 

「なかなかやるなお前、噂はよく耳にしてたよ。珍しい手甲使いで格闘技と相手の武器を使って戦うプレイヤーが居るって。まさかあんな武器を持ってるとは予想外だったが」

 

「あなたの様なトッププレイヤーにまで知っていただけているとは光栄ですね」

 

「止せよ、俺もまだまだ上を目指してるんだ。こんなとこで満足出来るわけ無い。それより、ここに来たってことは1vs1をご所望か?」

 

「もちろん、その為に来たんですから」

 

僕は【酒呑ノ瓢箪】を腰に戻し。両手を握り、空手の形で構える。

 

「さっきの瓢箪の剣は使わないのか?」

 

「あれは緊急時にしか使わない様にしてるんで。何より、貴方とは直に闘いたいんです。」

 

「ふーん、根っからの武闘派って訳か。それも面白い!」

 

互いに睨み合い、攻め込むタイミングを互いに伺う

 

『ジャリッ』

 

「【超加速】!」

 

ドレッドさんが一気に距離を詰め、上段から右手でククリナイフを振り下ろす。

 

「フッ!!」

 

その攻撃をドレッドさんの右腕を左手で掴んで攻撃を止め、更に左の上段からの振り下ろしを右手で止めるが。ドレッドさんはすぐさま僕の胸に蹴りを入れ、その反動で宙返りで後退。着地と同時に僕の周りをすごいスピードで周回する。速度が早すぎて目視ではほぼ確認できない。

 

そこで僕は目を瞑り、感覚を研ぎ澄ませ周囲に耳をすます。どうやらドレッドさんは絶えず動いており、足音と砂利を踏む音が絶えず聞こえてくる。更にここであるスキルを発動する。

発動すると同時に周囲の音や気配がより鮮明に伝わってくる。

 

ここで背後から殺気を感じ、体を少し左に傾けて躱す。そこから更に左足を軸にして左回転に勢いを乗せた右ストレートを打ち込む直前にスキルを発動する

 

「【蹂躙】【闘神】【武装色】‼」

 

スキルで高められたSTRが乗った渾身の右ストレートはドレッドの胴体を捉えた

 

「グフォォォォ!!!」

 

ドレッドの体は五回ほど地面を跳ね、ようやく止まった。僕はドレッドさんに歩み寄る。

 

「へへへ、よく俺の攻撃を躱したな。しかも、とんでもなく重い一撃だったぜ」

 

「あなたとの闘いは長引けばこっちが不利になると思ったので。カウンターを狙いました。」

 

「なるほどな。俺もまだまだってことか、またレベルアップしないとな。そして、お前にリベンジしないとな」

 

「望むところです。その時も俺が勝たせてもらいますよ。」

 

その言葉を聞き、ドレッドさんは笑みを浮かべて光となって消えていった。

 

「イベント終了まで後30分か。次はメイプルさんだな」

 

マップでメイプルさんの位置を確認。どうやら位置は変わっていない様だ。僕はメイプルさんの元へ走り出した。

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