AF使ってダンジョンに潜るのは間違っているような…   作:aF

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はじめての感想を頂戴致しました、本当にありがとうございました!感想によりモチベが回復したのでAI三回行動させていただきます()


第三話 この素晴らしく邪魔なミノタンに鉄槌を!(作品が違います)

【猛者】と並べることを知った俺だが、一夜立った今改めて考察した結果、そんなに上等なものではないことに気づいた。単体戦闘力という面においては俺は【猛者】には勝てないだろう。集団戦闘力という面においては俺はロキ・ファミリアに勝てな……いやそっちはマインドフル活用したらいけるかも……うーん?

 

 そんなことは置いておこう。ところで、一個非常に欲しい魔法があるのだが恐らくもうほとんど手に入らない代物なんだよなぁこれが。

 

 その魔法というのは、【マーキュリーイージス・シオン】のアクセラレート能力である。すべてのアーティファクトを強化するという効果なのだが、如何せん魔法スロットがない以上は習得は無理なのだろう。

 

 多少のアーティファクト強化自体は【機構の解放】に内蔵されているがぶっちゃけカドモス戦を見る感じ誤差だ、重ねられるバフがあれば火力は跳ね上がるんだが……まあ今は忘れよう。

 

 

 

 

 そんなことより今は日常だ!が。一歩目からして問題だらけなようで困ったモノだ。

 

「スピネくんも冒険者登録してたくさん稼いでくれよ!」

 

 そんな感じにギルドで冒険者登録をするようにと言われたがそれをするなんてとんでもないと本能が囁いている。二人目のレベル7がぽっと出の新興ファミリアだと?勧誘兼脅迫【戦争遊戯】ふっかけられんぞマジで……!

 

 というわけで一般人だけど恩恵持ってるしダンジョン潜りますという意味不明な状態でベル君とダンジョンに潜ることになったのが現状である。

 

「スピネさんってレベル7なんですよね、もしよかったら戦いかたを教えてくれませんか……?」

「私は戦闘要員ではないんですよ……残念ですがね」

「でも非戦闘要員でレベル7って……」

「私にはアーティファクトが居ますからね……」

「アーティファクト……?」

 

 結局のところ彼が戦闘についての力についてまあいいや、で済ませたのは【猛者】や【ロキ・ファミリア】と俺とを比べたところで特段なにがあるわけでもないというシンプルな脳筋理論があったからだ。

 

 あいつらはアーティファクトが使えなくて俺は使えるんだからその面では勝ってるし……という極まった暴論であった。

 

「せっかくですし少し見せてあげますね、【ゲートオープン】!」

 

 この【ゲートオープン】はかのクソ神からの贈り物たる『工房』に付属するスキルなので一切ステータスには出ないというタイプの特殊な代物だ。一番近いイメージは魔道具の起動ワードだが魔道具とは規模も技術も文字通り格が違う。

 

【ゲートオープン】は『工房』で生産され【アーティファクトコール】により整備された状態のアーティファクトを場に即時展開する門を出すための起動ワードだ。

 

「うわっ!?」

「ふふっ、かわいいでしょう?」

「えぇ……?」

 

 今日呼んだのはアナライズアーティファクトとエンシェントアーティファクト、エンシェントは軽量ですぐ準備が整うが非常に打たれ弱い、まさしく攻撃用といった感じのアーティファクトだ。イメージとしては手軽に打てるホーミングミサイル。

 

「行け、愛しのアーティファクトたちぃ!」

「そういう戦闘スタイルなんですね……人はそれを非戦闘要員とは言わないと思いますけど……」

「本人には一ミリも技術とかありませんからねぇこれ、戦況を見渡す脳と適切な相棒を呼び出すタイミングとリソース切れにだけ気を付ければいくらでも戦えますかねたぶん」

 

 ベル・クラネルに自分から伝えるべきことはいくらかあるだろうと思っているが、戦況を見極めるための視界の持ち方や被害が出たときの心持ちくらいしか教えられないなとはなんとなく感じているスピネであった。

 

「PTメンバーが増えてあなたがリーダーになるようならその時にでも話してくださいな」

「はい!ありがとうございます!」

 

 実に素直な少年の光に黒い社畜が焼かれていたのはまあともかくとする。

 

 

 

 

 

 

「そろそろ私は地上に戻ります、なにか起こったならそのアナライズに声をかけてくださいね?可能な限り速やかに向かいますから」

「わかりました、今日はありがとうございました!」

「いいですか、必ず無事に戻るように、無理はいけませんよ?」

「わかりました、エイナさんも言っていたとおりまだいけるで引くことにします」

「えぇそうしてくださいな……」

 

 そんな和やかな会話で別れた2人。

 

 だが、地上へ向かう一人と二機のアナライズの前にそれは現れた。

 

「GuoAAAAAAA!!!!」

「ミノタウロスじゃないですか、しかも黒い……なぜこのタイミングでこの階層に居るんですか!?」

 

 黒いミノタウロス、強化個体というやつであった。

 

「【ゲートオープン】!ミスティック!レディアント!頼みます!」

 

 次の瞬間。ズンッと。もう1つの轟音が響く。

 

「ははっ……冗談でしょう?2体目ですか?」

 

 そしてミスティックの砲撃を受けて健在の1体目。

 その判断は迅速に。

 

「【オートメーション】、堅牢と天翔!【アーティファクトコール】、【機構の解放】、【ゲートオープン】!!」

 

 即座に作れるだけの兵力を生成、作った兵力とそれ以外の兵力を解放しつつ【機構の解放】により周辺のリソースをかき集めて新たなアーティファクトを生成する。

 

「アナライズ、ミスティック、レディアント一機ずつ!ベルの元へ駆け、もし追われていれば逃がしきりなさい!」

 

 ベルへの心遣いも忘れない。その間もえげつない量の砲撃が降り注ぐ。二頭ともなにもできないが倒れもしない現状に頬をひきつらせる。カドモスさえも約0.0003時間、およそ三秒で消し飛ばしたコンボで消し飛ばない中層のモンスターなどありえはしない。

 

「あーもう面倒ですし使います!!三種とも一機ずつ来なさい!!」

 

 それは新生の奥義、ネメシスに与えられた新たなアーティファクト召喚スペル【パラダイムシフト】。

 

「『我は過去を識るもの、過去を織るもの、未来へ至るもの』」

 

 それぞれのアーティファクトからコアと呼ばれる部分が取り除かれ、赤青黄の三色を作る。

 

「『新たな身体に新たな意味を、古きは新たに生まれ落ちる』」

 

 新たに生成されたコアが新たな身体を周辺リソースと『工房』からのリソースを使い生成していく。より先鋭的に、より目的のために洗練されたそれは戦いに赴く者が持つべき武具のようで。

 

「『目覚めよ新たな遺物、矛盾するモノよ』【パラダイムシフト】!」

 

 エンシェントが変じて見せた赤のコアはそのコアをもって鎌を象る。攻撃に際してより洗練すべきという意思をもってなされた遺物の生成。名を【エッジアーティファクト】。

 

 アナライズが変じた青のコアは偵察の意味を変えた。隠密偵察から威力偵察へと意思を変え、貫くがごとく走る空駆ける槍へ。名を【ブリッツアーティファクト】という。

 

 ミスティックから生まれた黄のコアは普段から果たしてきた防壁の役目により特化する。目的への洗練の必要も理由もなく、ただそのためにあるものを。その結果として至った理想形状は盾。その名は【プロテクトアーティファクト】という。

 

 新たに生まれ落ちたそれらにただ一言。

 

「生まれた理由を果たしなさい!」

 

 プロテクトが防壁を築く。黄金の障壁は二頭を相手に揺るがぬ無敵の防壁、相手に反射のダメージすら与える極限の防御。

 

 ブリッツが一点突破を以て厚すぎるミノタウロスの装甲に傷をつける。自分に火力など不要、なぜならば本命のための威力偵察故に。

 

 堂々とエッジがその刃を晒す。首元、腕、肩口、足、あらゆるところの傷を始点にバサリと切り裂く様はまさしく暴虐。

 

 二頭が【パラダイムシフト】の前に倒れ伏し、男はうなずく。

 

「これでこそです、解放まで使ったんです、アーティファクトは敵を圧倒せねばならない。なにせTier1なのですから」

 

 しかしなぜ強化種よりも強い、いわば超強化種とでも呼ぶべき怪物がいたのかという理由に首を傾げる。

 

「現象的にはアルカナムを感知したダンジョンのお仕置きモンスターと一緒な感じなんですかねぇ……?でも特段また出てくることはないんですよねぇ……」

 

 ちなみにこの時のミノタウロスの出現の理由は世界線の揺らぎによるアルカナムの誤検知とでも言うべき現象であり、結局のところ彼が原因ではあったがそんなことが彼にわかるはずもなかった。

 

 

 

 

 

 

 首を傾げつつレディアントミスティック式移動でアナライズの信号まで高速移動するとそこにはベルとロキ・ファミリアの【剣姫】がいた。いたんだけど……

 

「ベル!大丈夫ですか!?というか私のアーティファクトはいったい」

「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!?」

「えぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!?」

「……?……!?」

 

 なんで斬られてるんですか貴方たちは……敵と誤認されたんですか?そうですか、そういう欠点を考えてなかったなぁ……そしてアイズさんや、逃げられるのは原作通りだから諦めてくれ……!

 

「ひとまず逃げ出してしまった彼の代わりにお礼を、ベルを救ってくださったようで本当にありがとうございました」

「ん……ごめんなさい、貴方の技壊しちゃった」

 

 アイズ語はわかんねぇよ!!こぇえよ!!でも言いたいことはわかる、AF壊してごめんねなのは!

 

「気にはしてないです。彼らはそういうものですからね、ただどうやってレディアントを斬ったんですかねぇ……?」

「飛んできたから、合わせた」

 

 うっそだぁ……うっそだぁ……わあ、アーティファクトの破壊ログに飛行に正面から合わせられてるログがある……こわ……低速飛行とはいえどもレベル7のダッシュと同速なんですが!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




それぞれのアーティファクトにはだいたいレベルがあります。
アナライズエンシェントはレベル2相当、ミスティックは攻撃性能はレベル3、防御性能はレベル4くらい。
レディアントは総合的にレベル4と5の中間。
解放で評価がレベル0.5から1くらい上がります。

ちなみに【パラダイムシフト】で生成されたアーティファクトは注がれたリソースにより変動しますが最低値で単体でレベル5です、今回はリソースチャージ率50%で呼ばれてます。評価的にはレベル7以上。

レディアントがカドモスをぶち抜けたのはレディアントにリソースが1/4ずつ振られている状況であったために魔力ブーストが効いていたんですよという裏話。
レディアントでも魔力リソースの四分の一も食えばlv6くらいなら越えられる!!素敵!!

オリキャラ二人目、【文明の先駆者】ルチル・クロフォード。白衣茶髪赤目眼鏡系研究になると饒舌な無口おねーさんを…

  • これからも出してええんやで(寛容)
  • オリキャラ2人はいかんやろがい!
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