AF使ってダンジョンに潜るのは間違っているような…   作:aF

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日常を書くってのがそこはかとなく苦手なんでしょうね、そう思うようになったストーリーテラーです。
日常、鍛練、ことごとく難産かぁ…
戦闘のみで短編をバンバン書いてみても面白いのかもなぁ…


第六話 黄昏の館With兎

「うぅむ……いい武器ばかりだ、次から次へ目移りが止まらない、素人目にも業物ってこういうものなのかなあ?」

 

 俺は今ヘファイストス・ファミリアの販売店にある武器たちを見て回っている。ベルにゴーレムと打ち合いきったご褒美として一本見繕ってやろうという腹積もりなのは言うまでもない。自分でさえ別に使いもしないのに欲しくなってしまうほど業物が多いのだから本業がいたらきっと目を輝かせて漁るのかなと思いつつ歩んでいく。

 

「んん?『工房』がうるさい……なにぃ……?」

 

 異様なほどに脳裏に『工房』がアラートを放っている。意味合いは……それを放っておくなんてとんでもない的な感じか??

 

「こっち?違うの?下?そう……新米のフロア、か」

 

『工房』の、恐らくマキナが手作業で発しているアラートに従い下へ。ヘファイストス・ファミリアの新米鍛冶師の武器がメインとなるフロアへと降りる。

 

「あぁ間違いない、恐らくこれでしょ?あ、合ってるのね……」

 

 フロアの角に山積みされた安値のその箱を見て記憶が触発された。そういえば彼を支えうる最高の鍛冶師がヘファイストス・ファミリアにはいたのだったと思い出す。その中の、上の装備とは比較するのも烏滸がましい、されども打たれたときの情熱は上のあれらともひけをとらないと見て取れるほどに完成された短剣に手を伸ばす。

 

「ヴェルフ・クロッゾ……大当たり、かな?」

 

 シールのように貼られた値札は7500ヴァリス。間違いなく買い得、というかこれを買わない短剣持ちはなにを望むのかわからないレベルだろうなと確信し、それを手に会計へ。我らが主神たるポンコツ紐神様が例のナイフをヘファイストスと作るだろうことは容易に想像がつくのでサブとして使えるものを贈るつもりであった。

 

 

 

 

 

 

「いい買い物だった、なによりヴェルフとここで関係を作れたのがデカイねぇ……」

 

 ヴェルフ本人と話をし、修理なども先に手を回し依頼しておいたのは大きかったかと思う。AFという存在はやはり異質で、興奮するヴェルフを不思議に思い様子を見に来た団長……椿・コルブランドにも目をつけられることになったのは予想外ではあったが。

 

 いくらか気が付いたことがある。自分が転移してきたことにより、すでに変化が生じているらしい。ヴェルフは売れない鍛冶師であるはずだし嫌われ者で新人組に仲間はいないはずであったが、彼の工房内にはもう一人、親しくしているけどそういう関係ではないとごまかされた新人らしき女性がいたし、例の塔の上のヤベーやつの視線を俺も感じるようになった。

 

 まあそんなさして取るに足らないようなことではあるが、とても大きい変化を感じつつ広場に出る。

 

 広場にいながらにしてベルの様子はアナライズでばっちりであるから特段ダンジョンに潜る必要もなく、暇潰しに刃を陽光に晒して煌めかせていた時。

 

「おねーさんおねーさん、サポーターは入り用ではないですか?」

「生憎お兄さんなんですよねぇ……あととても必要です、えぇ」

 

 これは例の売り込みである。リリルカ・アーデ、愛称リリ。実は彼女をスピーディーに確保したいのでここにいたみたいなところがある。前回の深層アタックでは魔石と価値があるとわかっている素材を少量しか持ち帰れなかったので、荷物持ちがいてくれるだけでありがたいのであった。

 

 彼女の事情やら、盗人であるとかは置いておける。もしかしたら原作と変化があるやもしれないのだ、と。

 

「それでは……リリを雇っては頂けませんか?」

「いいですよ、まあ今日の午後はいろいろと用件があるので後日、ということになりますし後日の探索は私の後輩も連れ出しますが。ひとまず、私と君だけでも仲を深めましょうか」

 

 もし仮に原作通りのリリルカだったとしたら、後輩がいるという時点でプランが崩れさっているといったところだろうか?などとくだらないことを考えながらカフェで一杯。

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、明後日からはどうぞよろしく頼みますね」

「わかりました、今日は持ってもらってありがとうございました」

「いえいえ」

 

 こっそりとアナライズをソーマ・ファミリアに飛ばしておいて、ベルの話をしたりリリからいくらかの話を聞いたわけだが、原作と異なり彼女はソーマに捨てられているというわけでもなさそうであった。

 

 というかソーマがまともなのだ、『神酒』で金を回収するでもなく酒造ファミリアとしてブランド酒の生産を行い資金を得ているようで、その結果として酒に狂う輩もおらず平和極まるという意味がわからない状況である。

 

 団長の……ザニスだったか、あの男もなぜか敏腕商売人兼18階層の楽園への納品の運搬パーティリーダーをしている、平和だぁ……平和すぎて困る……リリルカ引き抜けない……

 

 まあ改宗には相変わらず金銭がいるようだがそこまで高額では……いやこれは俺が持ってる額がヤバイだけだ、なんやかんや50万って原作の20分の1くらいだがサポーターにはやはりきっつい額な気がする、まあ一日にレベル1が5人で稼ぐ額が25000ヴァリスな時点で無理だわ。うん。本来改宗ってほいほいさせるもんじゃないしね、妥当な額なのかも知れないね?そこら辺はあんまりわからないな……

 

 

 

 

 

「ベルくーん?今日の夕方ごろから黄昏の館に行くのを忘れてませんかねぇー?」

「ごめんなさいスピネさぁん!忘れてはなかったんです!!」

「ほら汗流して!恋する君のためにも多少服飾にもこだわりたいんですから!」

「えっなんで知って……」

 

 見てりゃわかるよ、原作なしでも。というわけで忘れかけてた可愛い弟子のためにある程度の奮発を惜しまない、レッツゴー服飾店!!

 

 

 

 

 

 以前エイナ・チュール……ベルのアドバイザーたるエルフの彼女に先もって服飾などについて聞いてみたのだが。めちゃくちゃ構えの良い店を紹介されたわけで、ベルはすくみきってしまっている。ので。

 

「お邪魔しますね」

「…………!?」

「いらっしゃいませお客様、お求めの服は如何な物でしょう?」

「大規模ファミリアのホームに招かれましてね、失礼のないような服装をこちらの彼に、と思ったのですが私も彼もとても知識などなくお任せしたくて」

「承知致しました、それではご本人様どうぞこちらへ……お連れの方もよろしければ奥の方へお越しくださいますと」

 

 やっぱ一流のOMOTENASIすごい、ロールプレイとかしたことないんだけどこういうお手本見せられるとやりたくなっちゃうのは中二病患者故だろうなぁ……

 

 それなりのヴァリスと引き換えに、ベルくん用のワイシャツにズボン、上着を。ついでに自分用のコートも購入した。中性的な自分にはあんまりかと思ったのだが、思ったより似合うものだなと思う。前世ではロングコートを愛用していたなとか思い出すと辛くなるのでここまでにしよう。

 

「完璧です、行きましょうかベルくん」

「は、はい!」

「気負わなくていいんですよ?向こうがこちらに詫びを入れたくて呼んでるわけなので。堅苦しい処理は私がやりま……」

「いいえ、それは関わらせてください。僕はヘスティア・ファミリア団長、ベル・クラネルですから」

「ふふ……そう、でしたね。過ぎたことを……ごめんなさい」

「いえ、こちらこそ不甲斐なくて……っと?」

「着いたみたいですね、門番さんや、ひとつ取り次ぎ願います」

「はい、ただいまお取り次ぎ致します」

「その必要はないぞ、ご苦労様だった」

「ん……会いたかった」

 

 おお重役出勤とか脳裏に過ったぞ、まさか【九魔姫】と【剣姫】が直々に門までとはってなんで??




難産ぱーと2。武装はひとまずオラリオのものを使ってもらうことに。
ヴェルフに仲間がいるかどうかでダイス、奇数だったのでいることにして数字が1だったので一人。
リリルカの境遇は重くするか否か、コイントスで裏だったので軽めに。
ソーマ・ファミリアはどうなっているかのダイスロール、まさかの重さが1、コメディ路線6できれいな振り切りかたしたので平和極まってしまった…

難産の時ダイスロールして設定に沿うように書いていくようにすればそれなりに書けますね、頑張ります。

感想!おまち!してます!!

オリキャラ二人目、【文明の先駆者】ルチル・クロフォード。白衣茶髪赤目眼鏡系研究になると饒舌な無口おねーさんを…

  • これからも出してええんやで(寛容)
  • オリキャラ2人はいかんやろがい!
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