シキミちゃんの兄として   作:喪家の狗

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御足労いただきありがとうございます。
喪家の狗です。

お仕事でこんな時間になってしまったよ。

学生諸君の皆様働くってこんな感じなのかもー。

はい、本編どうぞ。


第13話 VS 廃人ロード

 

 

 

突然だけど皆怖いものってあるかな?

 

 

初めから嫌いだったものもあるし何かが切っ掛けで嫌いになることも...。

 

 

僕の場合後者なんだけど旅の続行が疑われる程の事態になってしまった...。

 

 

それは何か。

 

 

え、タイトルでバレバレ?

 

あそっか。

 

 

じゃあもう言っちゃうけど、それは今作(?)の廃人ロードこと、スカイアローブリッジ____

 

 

 

 

 

____から走ってるのが見えるトラックだ。

 

 

ブロロロロロロロー!(トラックのエンジン音)

 

 

そんなエンジン音が(あれはエンジン音だよ)がなる度に、

 

 

 

「ひぃ!?」

 

 

 

女の子みたいにビビっておる。

 

なっさけねー。

 

 

 

 

 

これが判明したのはつい先程。

 

 

ジムバッジを貰えたからヒウンシティ向かおっか、って事でシッポウシティを出てこれまた何も無かったヤグルマの森を抜けて...

 

 

〜以下回想〜

 

「おい! そこのお前! 俺と勝負しろ!」

 

フシデを連れた虫取り少年が勝負をしかけてきた。

 

「え、あはい。テラー」

 

「ラプー!」

 

「『かえんほうしゃ』だ」

 

「ラプー!」

 

「ああ!? フシデ!?」

 

フシデは倒れた。

 

が、「かえんほうしゃ」の威力が高すぎた。

 

メラメラメラ...(1本の木に当たってしまった)

 

「いや〜! 負けた! 兄ちゃんつえーな!」

 

「え、あども」

 

メラメラメラメラメラメラ...(隣の木にも燃え移った)

 

「ほら、賞金だ! 俺もっと頑張るぜ!」

 

「お? おう、頑張れ?」

 

メラメラメラメラメラメラメラメラメラ...(なんかその一帯燃えてる)

 

「おう! それじゃあ俺はもう行く...ってなんか燃えてる!?」

 

「え? あーホントだ。なんでー?」(犯人)

 

「兄さん...」

 

「と、とりあえず消すぞ!」

 

「お、おう。手伝うわ」(当然)

 

「兄さん...」

 

さすがに気づいたのか周りのトレーナーさん達も騒ぎ出した。

 

「はいだらー」 「はいだらー」

 

「らりるれ火事だー!」

 

おいおい、あんまふざけてる時じゃないだろ?(おまいう)

 

周りのトレーナーさんたちの協力やシャンデラさんの「もらいび」もあり何とか消火することが出来た。

 

全く出火元はどこなんだ。危ないったらこの上ないな。

 

皆様も燃えやすいものがある近くでの火の取り扱いには十分注意しましょうね?

 

「兄さん...」

 

〜回想終了〜

 

 

うん、特に何も無かった。

 

無かったから心配すること無く歩いていき橋にかかった時。

 

 

 

「...!」

 

 

 

脚がすくんだ。

 

 

 

「...!?」

 

 

 

動かなくなった。

 

 

 

「うん? 兄さん?」

 

 

やばい、どうしよう。

 

 

少し震えてきた。

 

 

 

「兄さん!? ど、どうしたんですか!? 大丈夫ですか!?」

 

 

「ラプ!? ラプラ!?」

 

 

「...シャーラ?」

 

 

 

体温が下がっていくのを感じる。

 

 

 

「か、顔が真っ青ですよ!?」

 

 

 

あ、やっぱり? そんな気したわ。

 

 

後なんか息が苦し...

 

 

 

「過呼吸になってますよ!? お、落ち着いて下さい!」

 

 

 

う、うん。え〜っと、あとは...。

 

あ、後ね。喉がかわ...

 

 

 

「喉が乾いたんですか!? はい、どうぞ! 水です! あ、アタシの飲みかけ...ですけど。き、ききき緊急事態なので! さ、さささあ! どうぞ!」

 

 

 

うん、ありがと。そんな慌ててどした?

 

 

あとさっきから微妙に僕の感情先読みしてない?

 

 

 

 

...ふう。水飲んだら落ち着いたよ。

 

 

 

「ありがと、シキミちゃん。あ、水筒ありがとね」

 

 

 

シキミちゃんにお礼を言い水筒を返す。

 

 

 

「いえいえ! 兄さんが無事なら良かったです。...あ、アタシも喉が乾いたので飲みますね!」

 

 

 

めっちゃ顔を赤くして水を飲むシキミちゃん。

 

どした? 顔赤いよ? 熱でもある?

 

 

熱は無いらしく話は僕のことに戻った。

 

 

 

「それで兄さんはもしかしてトラックが怖いんですか?」

 

 

「...うん、そうみたい」

 

 

 

正しく言えばあの事故でも保険は適用されているのか、保険金はちゃんと遺族に残せたのだろうか。

 

もし適用されなかった時のことを考えただけで震えて震えて...。

 

 

 

 

え? いや別にトラック自体が怖い訳じゃないよ?

 

 

でも流石にこの話をシキミちゃんにする訳には...。

 

 

 

 

まだこの歳だし保険のこととかわからなそうじゃん?

 

 

あ、違うか。前世の話か。

 

うん、それはまだ隠しておこうかな?

 

 

...時期が来たらその時は話すよ。

 

 

 

 

あ、保険の勉強じゃなくてね? 前世の話ね。

 

 

それはそうといくら(保険が)怖くてもこの橋は渡らなくてはいけない。

 

 

て事なのでシキミちゃんとテラーちゃんとシャンデラさんに手伝ってもらった。

 

 

ブロロロロロロロー!(トラックのエンジン音)

 

 

 

「ひ!?」

 

 

「あ、大丈夫ですよ。兄さん。(怯えてる兄さん、ちょっと可愛い...)」

 

 

「ラプラプ」

 

 

「...シャラ」

 

 

 

1台通る度にこんな感じで向こう側に着くのにめっちゃ時間かかったぜ。

 

 

妹達に手を繋いで支えられながら橋を渡った情けない兄がいるってまじですか?

 

 

 

 

 

 

 

...そういえばあの時の暴走トラック、誰も乗っていないように見えたけど...。

 

気のせいだよね。

 

 





前略いつもありがとうございます。

中略作者は頑張ります。

後略それではまた明日。
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