「で、何で僕だってわかったの?」
ゴビットさんを探してる途中、気になってたから小声で聞いてみた。
何でコイツは初見で僕を僕だとわかったのか。
ま、まさかコイツもフキヨセの噂を聞いて...!?
「? だってお前、前世と全然顔変わってないぞ?」
あ、そいやそうだった。
でもコイツは顔変わってる気がする。前世の顔はぼんやりとしか覚えてないけど...。
「それより、どうだ? こっちでの俺の顔は。かっこいいだろ?」
「自分で言うなよ」
とは言ったものの実際かなり美形だと思う。
美形って言っても爽やかイケメンじゃなくてオラオラ系っての?
漢っぽくて頼りになりそうな感じ。
...何気にシキミちゃんが惚れないか心配する程度にはかっこいい。
前世のコイツを知ってるからこそ、こんな奴にシキミちゃんは任せられない。
そう決意したところで、
「それはそうとお前、名前は?」
肝心なことを忘れてた。
あ、まだ名乗ってなかったか...。
改めての自己紹介を済まして今置かれてる状況を軽く話した。
「...て訳だから、僕はシキミちゃんを四天王に育て上げるんだ。もしも邪魔するなら容赦はしない」
コイツのことだから、万が一を考えて釘を刺しておく。
むしろ手伝え。
「大丈夫だ、安心しろ。お前の野望の邪魔はしないさ。...俺を何だと思ってんだよ」
野望て...。
そういえばコイツはどんな状況なんだろ。
気になったので聞こうとしてたら、
「いてっ」
壁にぶつかっちった。
良くないね、考え事しながら歩くのは。気をつけよ。
「だ、大丈夫ですか!? 兄さん!」
そんな大きな声出さなくてもちょっと当たっただけだから...。
なんか最近シキミちゃん過保護ってか、なんてか、
「痛くないですか? ケガしてませんか? またいたいのいたいのとんでけ~ってしましょうか?」
だから子供かって。
やっぱりなんか年下に見られてない? 僕は君のお兄さんですぞ?
...あと今はリンドウがいるからやめて?
僕にだって羞恥心はあるんだよ?
「...お前、いつもこんな感じなのか?」
おっと、友達にそんなこと言われると傷つくな。
なので、
「そんなわけないだろ?」
見栄を張った。
「ええ、いつもこうですよ」
言わんで?
せっかく張った見栄が...。
「ああ、だろうな」
ばれてら~。
「...お、おい。そんなことよりも」
そんなことってなんだよ。
「この壁、なんか動いてないか...?」
は? 何言ってんだコイツ。
「そんなベタな展開あるわけないだろ?」
「だ、だよな...。わりぃ。そんな訳ないy...」
「これはゴルーグだ」
「はぁ!?」
あれ、気付いてなかったの? さっきから微妙に動いて、今もこうして腕を大きく振り上げて勢いよく振り下ろす...
「え、ちょっ。サフラ!?」
「兄さん!?」
と見せかけてその手に持ったお花をくれた。
「わあ、ありがとね」
見てー、お花くれたよ。天空の城ラ〇ュタみたいですね。
「紳士だ...」
かっこいい。
「女の子だそうです」
「淑女だ...」
かっこいい。
「怪我はないか? フキヨセシティのサフラ」
お前まだいたの?
評価を頂けました。
ありがとうございます。
今回は2点です。
あらまあ、赤点回避出来てませんね。
テストで20点とかよく取ってましたから大丈夫です。
因みに作者の最低点は9点でした。
マジで泣きそうになりましたよ。
でもそんな作者も今や250人がお気に入りだと言ってくれる様となれました(自意識過剰)
250人か...。
?
すんません、250人って何人ですか?