シキミちゃんの兄として   作:喪家の狗

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第23話 VS ゴーレムポケモン

 

 

「で、何で僕だってわかったの?」

 

 

 

ゴビットさんを探してる途中、気になってたから小声で聞いてみた。

 

 

何でコイツは初見で僕を僕だとわかったのか。

 

 

ま、まさかコイツもフキヨセの噂を聞いて...!?

 

 

 

「? だってお前、前世と全然顔変わってないぞ?」

 

 

 

あ、そいやそうだった。

 

 

でもコイツは顔変わってる気がする。前世の顔はぼんやりとしか覚えてないけど...。

 

 

 

「それより、どうだ? こっちでの俺の顔は。かっこいいだろ?」

 

 

「自分で言うなよ」

 

 

 

とは言ったものの実際かなり美形だと思う。

 

 

美形って言っても爽やかイケメンじゃなくてオラオラ系っての?

 

漢っぽくて頼りになりそうな感じ。

 

 

...何気にシキミちゃんが惚れないか心配する程度にはかっこいい。

 

 

前世のコイツを知ってるからこそ、こんな奴にシキミちゃんは任せられない。

 

 

そう決意したところで、

 

 

 

「それはそうとお前、名前は?」

 

 

 

肝心なことを忘れてた。

 

 

あ、まだ名乗ってなかったか...。

 

 

 

 

 

改めての自己紹介を済まして今置かれてる状況を軽く話した。

 

 

 

「...て訳だから、僕はシキミちゃんを四天王に育て上げるんだ。もしも邪魔するなら容赦はしない」

 

 

 

コイツのことだから、万が一を考えて釘を刺しておく。

 

 

むしろ手伝え。

 

 

 

「大丈夫だ、安心しろ。お前の野望の邪魔はしないさ。...俺を何だと思ってんだよ」

 

 

 

野望て...。

 

 

そういえばコイツはどんな状況なんだろ。

 

 

気になったので聞こうとしてたら、

 

 

 

「いてっ」

 

 

 

壁にぶつかっちった。

 

 

良くないね、考え事しながら歩くのは。気をつけよ。

 

 

 

「だ、大丈夫ですか!? 兄さん!」

 

 

 

そんな大きな声出さなくてもちょっと当たっただけだから...。

 

 

なんか最近シキミちゃん過保護ってか、なんてか、

 

 

 

「痛くないですか? ケガしてませんか? またいたいのいたいのとんでけ~ってしましょうか?」

 

 

 

だから子供かって。

 

 

やっぱりなんか年下に見られてない? 僕は君のお兄さんですぞ?

 

 

...あと今はリンドウがいるからやめて?

 

 

僕にだって羞恥心はあるんだよ?

 

 

 

「...お前、いつもこんな感じなのか?」

 

 

 

おっと、友達にそんなこと言われると傷つくな。

 

 

なので、

 

 

 

「そんなわけないだろ?」

 

 

 

見栄を張った。

 

 

 

「ええ、いつもこうですよ」

 

 

 

言わんで?

 

 

せっかく張った見栄が...。

 

 

 

「ああ、だろうな」

 

 

 

ばれてら~。

 

 

 

「...お、おい。そんなことよりも」

 

 

 

そんなことってなんだよ。

 

 

 

「この壁、なんか動いてないか...?」

 

 

 

は? 何言ってんだコイツ。

 

 

 

「そんなベタな展開あるわけないだろ?」

 

 

「だ、だよな...。わりぃ。そんな訳ないy...」

 

 

「これはゴルーグだ」

 

 

「はぁ!?」

 

 

 

あれ、気付いてなかったの? さっきから微妙に動いて、今もこうして腕を大きく振り上げて勢いよく振り下ろす...

 

 

 

「え、ちょっ。サフラ!?」

 

 

「兄さん!?」

 

 

 

 

と見せかけてその手に持ったお花をくれた。

 

 

 

「わあ、ありがとね」

 

 

 

見てー、お花くれたよ。天空の城ラ〇ュタみたいですね。

 

 

 

「紳士だ...」

 

 

 

かっこいい。

 

 

 

「女の子だそうです」

 

 

「淑女だ...」

 

 

 

かっこいい。

 

 

 

 

 

「怪我はないか? フキヨセシティのサフラ」

 

 

 

お前まだいたの?

 






評価を頂けました。

ありがとうございます。

今回は2点です。

あらまあ、赤点回避出来てませんね。

テストで20点とかよく取ってましたから大丈夫です。

因みに作者の最低点は9点でした。

マジで泣きそうになりましたよ。

でもそんな作者も今や250人がお気に入りだと言ってくれる様となれました(自意識過剰)

250人か...。



すんません、250人って何人ですか?
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