覚えていてくれたらうれしいです、喪家の狗ですぅ。
散々サボっていた挙句、文章やお話のお勉強をしていたわけでもなくアニメ鑑賞と色厳選をダラダラし続けていた作者ですが、よかったら見てやってください。
P,S アンケート応えてくれた皆様には非常に申し訳ありませんでしたあ、とお伝えください。
ブー、とスマホの通知音。だらけていた体を起こし、スマホを手に取る。
『いまどこ?』
「仕事場」
『空港来て』
「無理」
『5分だけでいいからさ』
「今日はまじ無理」
どうして5分間のためだけに空港に行かなきゃ行けないんだ。
『りょーかい、じゃオレが行くからちょっと待ってろ』
「どこに?」
と送ったは良いがなかなか既読がつかない。
今のは前世からの友人、リンドウとの
僕達が今いるこの部屋、四天王とその補佐に与えられた部屋にやってくるのであれば挑戦者用の入口とは違う関係者用の入口があるのだが......。
流石にアイツでもそんなに馬鹿ではから、何となく察して係の人に聞くなりす
ピンポーン
と、機械音の後
『シキミさん、挑戦者がいらっしゃいました。用意をお願い致します』
と、部屋内に音声が流れる。
へぇ、今日も挑戦者の人来るんだー。
......。いや。
「あ、挑戦者の方ですね。行ってきます!」
「ちょ、ちょっと待ってねシキミちゃん。それ多分僕の友達だわ」
思ったより馬鹿なのかもしれない。
ガッツポーズでやる気満々なシキミちゃんを一旦呼び止め慌ててメールする。
「態々四天王の部屋から行かなくても控え室の入口別にあるから!」
「あ、そうなん? わりぃ」
友人からの返事はやけに近く、もっと良くいえばこの部屋から四天王の間に繋がる扉から聞こえた気がした。
「まずはカントーから探すぞ。ほら、準備しろ」
「何しに来たんだよ、ほんとに」
ようやくリンドウが四天王の控え室。その部屋の玄関で僕は友人との出会って間もない別れに直面していた。
なんでもこいつ、僕が今日も今日とてお仕事に励んで............うん、励んでるよ? どんな楽な形になったとはいえ仕事は仕事だ。前世からそれは変わらん。
仕事に励んでいると知っておきながら全地方回ってくるとか言うロマン溢れる旅に出る! と無責任に言っているのだ。
まあ、それはあくまでもう1人の友人を探すという名目で各地を回るついでなのだが。
......ん? 僕も同伴していたはず? もう1人の友人ももう居た?
何を言ってるんだ。そんなことは無い。
は、話を戻そうか。
「お前、金は? あんの? 仕事ちゃんとしてんの? 無職なのに旅に出るとか計画性のないこと言ってんの?」
「何言ってんだ、オレはこの日のために各地の大会で優勝した時の賞金ちゃんと貯金して計画してたんだぞ?」
へぇー、そうなんだ、こいつがバトル強いこともバトル好きなことも知ってたけど大会出てるんだ。
てか意外。こんな馬鹿なこいつの事だから無計画に......ん?
「おい、その計画をなんの説明もなしに僕をいきなり誘うつもりだったのか?」
「ああ! お前は働いて働いてないようなもんだからいつでも行けるかなって思ってな!」
思ってなじゃないよ。お休み期間中ならまだしも僕は立派(?)な社会人になっ「ちゃった」んだぞ?
......いや僕結構仕事してるからね? 最近は他の四天王さんとも交流してるからね? よくよくアデクさんにも褒められてるからね?
「とりあえず行けないよ、リンドウだけで行ってきな」
折角楽しそうな話だったのに......。
誘うなら何ヶ月か前からちゃんと計画してからにしてよー。
「リンドウさん、お気を付けて。兄さんはアタシがいつも通りしっかり面倒を見ておきますのでゆっくり楽しんできてください」
そっかー、しょうがないな、なんて残念そうにするリンドウ。
ホントに僕が行けると思っていたのか、なんて思うとなんだが笑えてくるようだ......あれ?
「シキミちゃん、どうしてそんなに笑顔で送り出すの? どうしてそんなに嬉しそうなの?」
最近は僕と友人が一緒に居ても嫉妬することはなくなってきてはいたのだが......旅行となるとまだダメのようだ。
この際、面倒見る云々が真実であれどうであれ今はどうでも良くなる。
「お土産はかなめいしで良いよな」
そんなことは露知らず、呑気に話を進めるリンドウ。
「持ってこれるもんなら持ってこいや」
あれ地味に100キロ超えてるからね? あとそれ持ってきたら御霊の塔じゃ無くなっちゃうからあんまり持ってこないでね?
かなめいしだけ持ってこられた所でイッシュでミカルゲになるかどうかも怪しいし。
それよりかは、
「......割と普通にやみのいしが欲しい」
「......そんなでいいのかよ」
「そんなのとか言うなよ、大事なものなんだから」
というか意外と無いんですよ。この辺。
売ってもないし、落ちてもない。ダウジングマシンなんて高価なものも持ってるはずもない。
ああ、分かった。なんて納得してくれたようだが。
「あ、そうだ。飛行機の時間までここで話しててもいいか? 何気に久しぶりだから色々話したいことが」
いつの間にかソファーで寛いでしまっているリンドウが提案してきた。
何勝手に座ってんだ。
ああ、良いよ。普段の僕とシキミちゃんなら快くそう言えただろう。
「いや、今日は無理だよ」
だが、今日はちょっとマジで無理なの。
「なんかあんのか?」
だって、
「カトレアさんとギーマさんの就任があるんだもん」
「へぇ」
という事です。
今日、四天王が2人変わるらしいです。
「初めまして、わたしはギーマ。今日から宜しく頼むよ」
チャンピオンと四天王が机に向かって座り、補佐がその後ろに控える会議室。
1人の男が立ち上がりお辞儀をしてから自己紹介を始めた。
彼はあくタイプ使いのギーマさん。鋭い瞳に尖った髪は何処かレパルダスを彷彿とさせる。執事が着るような黒の燕尾服を見に包み、黄色いマフラーを巻いている。
......長いな、マフラー。床に擦らないのかな?
でもでも生で見るとやっぱりかっこいいね。
レンブさんやアデクさんを見た時も思ったけど、ギーマさんの雰囲気はすごく好きだったから感動がデカい。
前任の四天王さん同様是非とも仲良くしたいね。
......あ、普通の意味で。
因みに以前の四天王ノーマル使いのアダチさん、はがね使いのベリアさんとは結構仲が良かった。
特にアダチさんがよく話しかけてくれていたんだが......。
「ボクはチャンピオンアデクさんよりも長くここにいるんだ。そう簡単に四天王の席を下りるつもりはないよ」
なんて、言ってたけど……うん、まあ、勝負なんてやってみなきゃわかんないもんね。
元気かなー、あの人。中央の柱の裏に自分の名前彫ってたけど、まだバレてないみたいですよ。
「初めまして、皆様。アタクシはカトレア。......もしかしたら、迷惑をかけてしまうかもしれないけど、一先ずよろしくお願いするわ」
紳士のようなお辞儀をするギーマさんとはまた違ったお辞儀、いわゆるカーテシーがとても似合っている。
彼女はカトレア。少し癖のある長い金髪を背中まで伸ばし、なめらかな白とピンクのフワフワドレスを着こなすお嬢様だ。
本人はまだ語っていないが以前はバトルフロンティアのバトルキャッスルでオーナーを勤めていたカトレアお嬢様。
フロンティアブレーンをしていたのは彼女の傍に控えて頭を下げている紳士なる執事、コクランさん。
だがカトレアお嬢様が四天王としてここに来たということは彼女の超能力云々が落ち着いたのだろうか。まだまだ気の弱いシキミちゃんのようにコクランさん彼女のがメンタルサポートをするのだろうか。
本気でポケモンというゲームに触れたのはサンムーンからなので僕自身の中で関わりの薄い2人だが、今世では違う。
特にカトレアお嬢様の補佐に着くコクランさんは同僚にも当たるし、仕事の出来そうな人だから仲良くして行きたいな。
......あ、普通の意味でね?
「2人とも、よく来てくれた。四天王として働いて貰うのは明日からだから今日はゆっくりしてくれ。夜には歓迎会もあるからな」
チャンピオン兼幹事のアデクさんが立ち上がりそう言った。......結構ノリノリですね。
シキミちゃん就任の時も歓迎会はあったのだが、諸事情によりカットさせてもらおう。
「初めまして! ギーマさん、カトレアさん。アタシはゴーストタイプを専門にしてるシキミです。補佐の兄共々よろしくお願いしますね!」
「お願いします」
シキミちゃんに合わせ頭を下げる。
「うむ、わたしはレンブだ。よろしく頼む。落ち着いたら手合わせを願いたい」
レンブさんも手を合わせ頭を下げる。
その日の夜はアデクさんの言ってた通り歓迎会が開かれた。
初めて会った4人だが話も弾んでいたようなので仲の良い4人になって欲しいと兄ながら思った。
「サフラさん、お互いお嬢様にお仕えする執事としてもよろしくお願いします」
「あ、僕執事じゃないんですよ」
という訳でね、イッシュ四天王ようやく4人揃いました。
そういえばレジェンズもうすぐですねえ。作者も有給とってやる気満々ですっよ。
ゴーストタイプが多いのがいいですよね、やっぱり。
あとはユキメノコと結婚出来たらいいなあ......。
すみませんでした。
多分また這い上がってくると思います。その時はまたどうぞよろしくっす。
それではー。