この世界は世界人口の約8割が超常でおきた特殊能力、『個性』をもち、それ以外の2割が『無個性』と呼ばれる人種にある。
この物語は、主人公は無個性、それでいて最強のスパイ一家の夜桜家としてスパイ活動をしているヤベーイ!奴だったら、そんな感じの話です。
『夜桜家』
それはスパイ関連の活動をしている人で知らない人はいないほど有名なスパイ一家。夜桜家には《8人》の兄弟がいる。夜桜凶一郎、夜桜二刃、夜桜辛三、夜桜四怨、夜桜嫌五、夜桜六美、夜桜七悪、そして夜桜竜八(よざくらたつや)。
夜桜竜八は、雄英高校ヒーロー科の推薦入学者である。彼は今、雄英へと足を運んでいる。
竜八「〜♪」
鼻歌を歌いながら歩いてると、雄英についた。
竜八「1ーAはここかな?」
彼はドアを開けてクラス全体を見渡す。
誰もいない。それもそのはず、彼はHRが行われる1時間前に来ていた。
竜八「やることないし寝よ。」
彼は寝た。(もう何も言うまい)
〜竜八サイド
相澤「友達ごっこがしたいなら他所にいけ。」
そんな声が聴こえてきて目が覚めた。
辺りを見渡してみると教室の入り口にクラスメイトが3人、先生と思われる人物が立っていた。え?イモムシやん。
相澤「担任の相澤消太だ。よろしくね。」
この人が先生か…。大丈夫か?
そんな事を考えていると先生が言う。
相澤「早速これ着てグラウンドに集合しろ。」
先生は寝袋の中から体育着を取り出した。え?どっから出してんだよ。
〜そんなこんなで着替えてグラウンド〜
皆「「「こ、個性把握テストォ!?」」」
先生からの説明があったので簡潔に説明すると個性ありの体力テストみたいなもんだ。そしてレクリエーション?で爆豪君がボールを個性の爆発を使い、700mも飛ばす。すご。
「何これ面白そう!」
あ、誰か地雷踏んだ。
相澤「よし、最下位の奴には除籍処分を下す。」
皆「「「えぇ〜〜〜〜!?」」」
あーあー…、これはヤバいて。まぁどうにでもなるけどな。
丸い顔をした女子が抗議したが相澤先生は考えを変えずに最下位の除籍処分が決定してしまった。
竜八(まぁ、本気出さずとも1位取れるかやってみるか。)
〜50m走〜
僕は50音順で最後、A組は21人いるので余りだ。
竜八(わー皆見てるなー(棒))
こんな会話が聞こえてくる。
「あいつどんな個性だろうな?」「気になるね!」「あいつ、確か推薦入学の試験に居た…」
うん、確実に知ってるやついるな。まぁ頑張ろ。
ロボット『イチニツイテ』
僕はクラウチングスタートの体勢になる。
ロボット『ヨーイ』
身体を上げ、脚に力を込める。
ロボット『ドン!』
聴こえた瞬間に一気に地面を踏み、駆け抜ける。そしてゴールの線へと一直線。そして、超える。
ロボット『3.84』
竜八「ん〜、まぁこんなもんか。」
なんか皆がザワついてる。
「おい、3秒台って…」「マジであいつの個性何だ?」「ケッ!」
おい1人めっちゃ不満そうな奴いる。あ、爆豪君だ。
そんなに記録抜かれたことが悔しいのかよ。
〜握力〜
なんか腕いっぱいの人とポニーテールの女子が500とか600kg出してんだけど…、すごいな(語彙力)。
竜八(頑張ろ。)
測定器を持つ。自分の手にあった形にする。それを左手に持ち、全力で力を入れる。
ギリギリギリ…
「なんかギリギリなってね?」「え?嘘」
記録128kg
竜八「(・д・)チッ、あんまりいい記録じゃないな。」
皆(((いや十分大記録だよ。)))
なんか突っ込まれた気がする。
三人称サイド
〜反復横跳び〜
皆「「「…」」」
竜八「ふっ!ふっ!」
竜八は、音を置き去りにした!
記録140回
竜八「ふぃー、結構いい記録だ。」
もう皆も慣れた。
〜上体起こし〜
竜八「それじゃあよろしくね。切島君。」
切島「おう!しっかり抑えるぜ!」
相澤「始め!」
竜八「おらおらおらおらおらおらおら!(某ジョジョ風)」
ガンガンガンガンガンガンガンガン!
記録81回
竜八「イテテ…、少し勢い付けすぎた…。」
竜八の頭からは煙が出ていた。
上鳴「切島、どうだった?」
切島「あいつを抑えるの大変だったぜ、多分俺か障子じゃなきゃ無理だ。」
上鳴「まじかよ…。」
〜長座体前屈〜
竜八「よっ…」
ペタン
記録78cm
皆「「「普通だ…でも身体柔らかっ」」」
竜八サイド
〜ボール投げ〜
なんか麗日さんが無限だしてビビった。これが無重力か。
ん?緑谷君どうしたんだろ。ものすごく焦ってる…
竜八「ねぇねぇ緑谷君」
緑谷「ふぇっ!?よ、夜桜君、どうしたの?」
竜八「いや〜、なんかすごい焦ってるように見えたから大丈夫かなって」
緑谷「うん…、実は大丈夫じゃない。僕の個性は…」
なんか深い理由ありそ。聞かないであげよう。
竜八「まぁ深くは詮索しないよ。」
緑谷「うん…」
竜八「ん〜…、よし。」
とりあえずは緑谷くんに元気をつけさせないと。
竜八「緑谷くん!」
緑谷「な、何?」
竜八「自分を信じて!自分は出来るって思えば大体出来るから!」
緑谷「そ、そうなの?」
竜八「うん!なせば大抵なんとかなるって先輩が言ってた。」
緑谷「すごい先輩だね…。」
相澤「次、緑谷。」
竜八「大丈夫だよ。頑張れ!」
緑谷「うん、ありがとう!」
〜
その後、1度は個性を使おうとして相澤先生に止められた緑谷くん。でも、一部分だけ個性を発動させ、爆豪君がレクリエーションで出した記録とほぼ同じ記録をたたき出した。
緑谷「先生…、まだ、動けます…!」
竜八(彼は、いいヒーローになるな。)
そんな事を考えていると爆豪君が緑谷くんに向けて突っ込んでいく。
爆豪「てめぇどういうことだデクゥー!」
〜
こうして飛び込んで行った爆豪君ですが、相澤先生に個性を消され、拘束されたのでした。
それからも皆どんどんボールを投げ記録を出す。
相澤「次、夜桜。」
竜八「はい。」
ボールを持つ。ふむ、通常のボールと同じだ。
竜八(まぁやることは分かりきってるよな…)
僕は思いっきり振りかぶり、ボールを空へと投げる。
竜八「せいやぁ!」
ボールは一直線に高度を上げていき、目視出来なくなった。
記録308m
皆「「「おぉー」」」
皆の反応が薄い。慣れてるな。
〜持久走〜
なんか八百万さんが原付なのか?バイクだしてる。てかこの種目飯田くん圧倒的に有利じゃないか?
竜八(せめて一桁の順位はとりたい。)
相澤「スタート!」
竜八「はっ!」
一斉に走り出す。だが、バイクとエンジンには勝てんよ…。後爆発。あの三人速すぎw
笑うしかない。
結局4位でフィニッシュした。
相澤「それじゃあ最終結果を発表するぞ。」
モニターに映し出される。
1位八百万 百
2位轟 焦凍
3位夜桜 竜八
4位爆豪 勝己
・
・
・
・
最下位緑谷 出久
竜八(出久くん…)
相澤「あ、ちなみに最下位除籍は嘘ね」
皆「「「えっ」」」
相澤「君達の力を引き出す為の合理的虚偽」
皆「「「「えぇーーーー!?」」」」
竜八(やってくれるね、先生)
八百万「こんなもの、少し考えれば分かりますわ。」
八百万さんがそう言う。相澤先生の方を向いてみる。
竜八(あの目…、本気の目だ。)
相澤先生はもし見込みが無ければ本気で除籍処分をしていた。ということは…
竜八(良かったね、緑谷くん。)
緑谷くんにも見込みがあると認められたということだ。
〜
〜放課後、教室〜
切島「夜桜ー!お前の個性はなんだー!?」
竜八「急にどうしたの?」
上鳴「お前の個性が未だに分からないんだよ!」
竜八「あらそうなん。」
八百万「気になりますわね。」
お、なんか皆集まってきた。
爆豪君以外の皆が集まってくる。爆豪君は帰った。轟さんは遠くから聴いてる。
竜八「えっと、じゃあ話すね。」
皆「「「ゴクリ…」」」
竜八「僕は、個性がない無個性なんだ。」
皆「「「…………え?」」」
竜八「うん、だから無個性。」
皆「「「えぇぇぇぇぇ〜〜〜〜!?」」」
めっさうるさい。遠くから見てる轟さんも目を見開いて驚いている。
切島「それって本当なのか!?」
竜八「だからそう言ってるじゃん。」
上鳴「じ、じゃあ証拠は?」
竜八「検査の記録あるからそれ持ってこようか?」
八百万「じゃあ本当に…」
竜八「うん、無個性」
芦戸「でもあんなデタラメな力どうやって」
竜八「…まぁ日々の積み重ねかな。」
皆「「「すげぇ…」」」
こうして皆それぞれ帰路についた。
竜八(まぁ、あぁ言ったけど、本当の事だしなぁ…)
だからこそ、僕が『スパイ一家の夜桜家の末っ子』とバレてはいけない。
竜八(苗字で教師陣にバレてないかな?)
仮にバレたら一貫の終わりだ。
竜八(守ってみせる、皆を。)