USJの騒動の数日後…
麗日「あ!夜桜くん!身体大丈夫?」
竜八「うん、そんな大した傷でもなかったからね。」
皆「「「いや十分大した傷だよ!」」」
竜八(そうかな…?七悪兄さんの薬で治す前はアバラ数本、右腕ヒビ、後内蔵も損傷してて出血多量だったからそんなでも…、ないのか?)
相澤「おはよう」
皆「「「相澤先生復帰はえぇぇぇぇ!」」」
相澤先生、そんな包帯グルグル巻きで大丈夫かよ…。
相澤「俺の心配は必要ない。それよりもまだ戦いは終わってないぞ。」
緑谷・爆豪(戦いが終わってない…?)
竜八(まさかまた敵が来たとかじゃないか…?)
相澤「雄英体育祭が迫っている。」
皆「「「学校っぽいイベント来たァァァァ!」」」
切島「いやいやいやいや!あんな事があったのに大丈夫なのかよ!」
相澤「たしかに本当は開催するべきでないとの声もあった。ウチも夜桜がケガしたしな。けれど、だからこそ開催し雄英の管理体制が盤石であることを示す必要があるとの結論に達した」
竜八「ちなみに昨年と違う点とかは?」
相澤「警備を数倍に増やし、さらにヒーローを巡回に回す事が決定している。」
竜八「なるほどそれは安心します。」
相澤「て事で、お前らしっかり体育祭に向けて準備しとけよ。」
皆「「「はい!」」」
〜〜〜
夜桜「よしお昼だ!」
上鳴「あ〜、腹がペコペコだー!」
竜八「ようし、食堂にいきま『ピリリリリ!』…ん?」
電話が鳴る。
そこに映し出された文字を見て竜八はすぐに要件を察した。
教室を出て人気のない廊下の隅で電話に出る。
竜八「もしもし?」
太陽「あ、竜八。俺だけど今大丈夫か?」
竜八「うん、どうしたの?太陽兄さん」
〜
とある廊下の別の隅にて
竜八「もしもし?」
轟(…?あれは、夜桜。)
『〜〜〜』
竜八「うん、どうしたの?太陽兄さん」
轟(太陽兄さん?夜桜の兄弟…。)
(…緑谷といい夜桜といい、いったい何の話をしているの?)
〜
太陽「ほら、お前ってもうすぐ体育祭があるだろ?」
竜八「うん。今日先生からも言われたよ。」
太陽「そこで、兄弟皆でお前が優勝する為に特訓しようって事になってな。」
竜八「え?ドユコト?」
太陽「残り2週間の期間、兄弟全員がそれぞれ得意な分野でお前に特訓をつけて体育祭優勝を目標にやろうって事だな。」
竜八「ずいぶんと壮大だね。僕の為に。」
太陽「そりゃあ、お前に優勝して欲しいからだよ。」
竜八「仕事は?」
太陽「2週間休むって。」
竜八「いや休むなよ。」
太陽「それだけ大切にされてるって思えばいいさ。」
竜八「う〜ん…」
太陽「あ、そうそう。その2週間の間は『万さん』と『京子さん』もこっちに来るらしいよ。」
竜八「え!?じいちゃんばあちゃんも!?」
太陽「ついでで俺もしごかれるらしい。」
竜八「おつかれ。」
〜
放課後。
切島「うおー、何事だー?」
たくさんの生徒が、僕らの教室を見渡していた。
峰田「出れねーじゃん何しに来たんだよ」
爆豪「敵情視察だろタコ」
峰田「緑谷ー! お前の幼馴染どういう教育受けてんの?!」
峰田君が緑谷君に向かって叫ぶ。
緑谷「あはは…」
爆豪「ヴィランの襲撃を勝ち抜いたクラスだもんなあ。本番前に見ときてえんだろ。意味ねーからどけモブども。」
心操「こういうの見ちゃうと、幻滅するなあ。普通科にはヒーロー科落ちた人間も結構在籍してるんだ」
ずいっと男子生徒が近づいてくる。
心操「知ってるかい? 体育祭のリザルトによっちゃあヒーロー科編入も検討してくれるんだって。俺は偵察じゃない。調子のってると足元ゴッソリ掬っちゃおうっていう宣戦布告に来たつもりだ」
お、皆の前で言うとは勇気があるなー。
鉄哲「おい! 隣のB組のもんだけどよ! 敵と戦ったっつうから話聞きにきたんだがよう偉く調子づいてるなあ!本番で恥ずかしいことになるぞ」
爆豪君はそんなB組の生徒の言葉も無視して帰ろうとする。
切島「爆豪!お前がまいた種だぞ!少しは…」
爆豪「関係ねえんだよ」
爆豪くんは言う。
爆豪「上に上がりゃあ関係ねえ」
そう言って爆豪くんは去っていく。
〜竜八視点〜
帰り道
竜八「上に上がれば関係ない、か…。」
僕は爆豪くんの言葉を思い出す。
竜八「上に上がる事、1番になる事しか考えていないなら…」
君は君の言う『No.1』にはなれないよ。
竜八「でも僕もまだまだ未熟だ。」
だからこそこの2週間で体育祭に向けて仕上げる。
竜八「さ〜て、これから忙しくなるぞ〜!」
轟さんは緑谷くんがオールマイトにご飯お呼ばれした後に竜八くんの事を見て盗み聞きしています。
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