切島「敵ンン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホ過ぎるぞ!」
竜八「先生侵入者用のセンサーは!」
13号「もちろんありますが…」
轟「ここだけなのか学校全体か…どっちにしろセンサーが反応しないなら、敵にそういうことが出来る”個性“がいるってこと。校舎の離れた隔離空間。そこに少人数クラスが入る時間割…奴ら、バカだけどアホじゃない…これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲。」
竜八「いや、おそらく敵はここにしかいない。あの霧男と手の男が言ってる。オールマイトはここには居ないのかって。おそらく狙いはオールマイトだよ。」
相澤「13号避難開始!学校にも連絡試せ!センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の“個性”が妨害している可能性もある。上鳴お前も”個性“で連絡試せ」
上鳴「っス!」
出久「先生は!?1人で戦うんですか!?あの数じゃいくら“個性”を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは個性を消してからの捕縛です!正面戦闘は…」
相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん」
竜八「先生!」
相澤「夜桜」
竜八「これは僕の直感ですが、1番ヤバいのはあの脳みそ剥き出しのあの敵です。あれはおそらく他とは別格です。もしアイツが攻撃して来たら…」
相澤「分かってる、お前らも早く逃げろ!」バッ!
竜八「はい!ご武運を!!」
そう言って相澤はひとり、敵に向かっていった。そしてそれと入れ替わるように黒い煙のような敵が来た。
モヤ男「初めまして。我々は敵連合。僭越ながら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは、平和の象徴オールマイトに、息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
皆(((は!?)))
竜八「まぁオールマイトは居ないのかとか言ってたしね。」
モヤ男「まぁ、それとは関係なく、私の役目は」ズッ…
竜八(まずいっ…!?)
ドッゴォォン!
だが爆豪と切島がモヤ男に攻撃をしてしまう。
「ダメだ2人ともっ!!下がれ!!」
モヤ男「いやはや危ない、では改めて。私の役目は、生徒を散らして、なぶり殺す」ブワアアッ!
竜八「っ!皆!」
幸いにもA組全員がワープホールに吸い込まれた訳ではなかった。
しかし、クラスの半数が吸い込まれた。
竜八は運がいいのか吸い込まれる事は無かったが。
竜八(くっそ…、やばいな。)
竜八は考える。このままでは散り散りに飛ばされた皆もこちらに吸い込まれずに残された方も全員やられる。
この状況を打破するには…
竜八(仕方ない、使いたくは無かったが…)
竜八はスマホを取り出す。
モヤ男「おやおや、電波はこちらのにいる仲間によって妨害されていますよ?」
竜八「悪いね。これさ、普通のスマホじゃないんだよね。」
モヤ男「?」
竜八(えーっと、夜桜家総員に継ぐ。雄英1-AがUSJにて敵の手により監禁状態。手の空いている者、応援頼む。)
竜八「はい送信。」
ピロン!
皆「「「っ!?」」」
モヤ男「なっ!?何故使える!?」
竜八「言ったでしょ?ただのスマホじゃないって。まぁ、安心しな?ヒーローに送った訳ではないし。家の兄弟に送っただけだから。」
モヤ男「ふふ、驚かさないで下さいよ。遺書でも送ったのですか?」
竜八「まぁそんな感じだね。」
皆(((いや嘘だろ!)))
竜八(さて、次やる事といえば、このモヤ男をどうにかしてさらにその後に相澤先生の加勢に行って敵の殲滅ってとこかな。)
さぁ、こっちも黙ってるだけじゃないぞ?心理戦しようか。
竜八「にしても可哀想だよね、貴方も。」
モヤ男「何?」
竜八「だってさ、生徒の足止めだけでまともな仕事は生徒を散らしただけでしょ?」
モヤ男「挑発ですか?乗りませんよ?」
竜八「はははは、皆が散らしただけで倒せる訳ないでしょ?」
モヤ男「ほぉ?何故そんな事が言えるのですか?現に貴方も私に囚われているじゃないですか。」
竜八「こんなの直ぐに抜け出せるんだけどさ、皆もいるし何があるか分からんしな。」
モヤ男「抜け出す?そんな事が出来るなら是非やってもらいたいものですね」
竜八「じゃあ遠慮なく。」ズッ…
皆(+モヤ男)「「「「っ!?!?」」」」
竜八は殺気をフルで出した。それはスパイの仕事で育てた、生と死の一線を駆け抜けた竜八だから出来る本物の、殺気。
その殺気に皆とモヤ男は動きを止める。
竜八「おいがら空きだぞ?」
竜八は瞬時に八重桜を取り出しモヤ男に向けて放つ。
モヤ男「ぐぉぉぉぉ!?」
モヤ男に電撃が当たり、皆を覆っていたモヤは消えた。
竜八「飯田君!校舎に行ってヒーローに伝えて!」
飯田「あ、あぁ、分かった!」
飯田は走っていく。
竜八「よし、クリア。」
竜八は呟く。全部、計画通りらしい。
ドッゴォォン!
皆「「「!」」」
竜八「この音、広場から…!?」
広場を見てみると、相澤に警戒するように言っていたあの脳みそ剥き出しの敵が相澤先生の上に乗り、両腕を折っている所だった。
その時、竜八の何かが切れた。
皆「「「先生!」」」
麗日「あ、あれ?夜桜君は?」
〜〜〜
相澤「~~~っ!!!!!」バキベキ…
死柄木「“個性”を消せる。素敵だけどなんてことはないね。圧倒的な力の前ではつまりただの“無個性”だもの」
相澤「ぐぁ…!!(小枝でも折るかのように…!身体の一部でも見れば消せる…!つまり素の力がコレか!オールマイト並みじゃねぇか…、確かに夜桜が警戒しろと言ってただけの力だな!)っ!」グシャッ!
相澤は脳無に組伏せられていた。そしてそんな相澤に死柄木はゆっくりと歩く。が…
竜八「はいちょっと止まろうね〜」ドグシャッ
そんな死柄木の前に何処から現れたのか、竜八が死柄木の目の前に現れ、死柄木の顔を殴り飛ばした。
死柄木「……何だよ、いいとこだったのに…」ガリ…
相澤「!(まさか…)」
そして土煙が晴れると……
「ちょっと家の先生に何してくれてんの?なぁ?」
夜桜竜八がそこにいた。顔は笑っているが、目が笑ってない。
死柄木「…なんだ生徒かよ……脳無、やれ」
脳無「クルルルアィァァ!!」ダッ!
「邪魔だ。」ヒィィィ
「!?キギャアアアッ!?」ギギギギ
竜八が出したもの、それは兄であり夜桜家の長男、夜桜凶一郎の武器、『鋼蜘蛛』であった。それを竜八は巧みに扱い脳無に巻き付け縛。、脳無は動けなくなる。
死柄木「!?オイオイ…対オールマイト用の脳無だぞ……!?とっととちぎれ!」
しかし、脳無がいくら動こうと鋼の糸はちぎれない。
竜八「オイ死柄木………」
死柄木「あぁ?」
すると竜八は八重桜を斜め下に構える。すると八重桜の銃口が2つに割れ、中から刃が出てくる。刀だ。
竜八「お前は、『俺』の逆鱗に触れた。」
それは1つの刃になっていた。
竜八「八重の二、『雨』」