本作では動画形式では中々詳しく書けなかったロッテンアイアン以外のフォースの活動を二人(四人)旅という形式の中で書いていくつもりです。
二人の経歴等は世紀末ダイバーズを読んでご確認いただけると幸いです(他力本願)
ベースエリアでフォース戦の中継を見ていたデンは思った…さっきから出てくるガンプラ達がやたらと版権モノばかりだなぁ…と。
今なんか仮〇ライ〇ー〇55のジェットス〇イガーのような景気よくミサイルを吐き散らしているし、先ほどはその〇ェットスライガーに乗っていた〇面ラ〇ダーデル〇
のようなガンプラがひたすらにブラスターの引き金を引いていた。
そしてたった今画面が切り替わったが…やはりガンダムらしい光景があるのかと言われるとそうでも無く、今度は〇イタンフォールのモ〇ークのような機体が2機…どちらもチェーンガンで
相手は確か…デンらが以前もお世話になった【ブラックオプス】という強豪フォースだったハズだが、何故か一人しか残っていないように見える。あの時の自分たちのように新人研修でもしていたのだろうか?と考えている内に中継映像は岩陰から飛び出す何かを映していた。
〇リサリスはその“何か”を素早く撃ちぬいたが…それはブラックオプスの誰かではなく只の(MS大の)岩だった。そして岩が飛び出した反対側から本体岩陰に隠れていたガンプラ…名前は定かではないが、その少しジオン系パーツの混じった連邦系の機体が飛び出すや否やランチャーからミサイルを放つとそれは空中で分裂しクリサリ〇を追いかけた…!
やがてク〇サリスは逃げ切る事が出来ずに撃墜され、それに気を取られていた〇ナーク2機のうち片方の背後に連邦系ガンプラが回り込んで拘束。そのまま盾として扱い自前のマシンガンを構えて正面にいるもう一機のモナー〇をハチの巣にした後、盾にした方もビームダガーを深く深く突き立ててトドメを刺した。
『お前らに俺は殺せねぇ…!』
Gライン系を駆ける男…確か【フランキー
そして時を同じくしてブラックオプスの【銘損】という男がアレックスの改造機を駆けり、相手の防衛目標を破壊しつくした事で勝負はブラックオプスの勝利として幕を閉じた。ベストプレーのリプレイを見たところ、最後の瞬間はまるで特殊部隊の突入の様に一気に飛び出しては護衛についていたグフイグナイテッド3機のコックピットを撃ちぬき、そのコンマ数秒に防衛目標の中核を撃ちぬくというものだった。
射撃精度に難のある彼女にとっては高嶺の花なんてものじゃない…遠い遠い空のように遥か上にある技術だった。だからこそ、より輝いて見えただろう。
―■――■■―――■■■――――■■■■■―――ここから彼女の物語が始まる。
ELダイバーたる
…おっと、どうやら彼女の友人が来た様だ。
「――――――――――――――――え?“
…あ!カル!こっちこっち!」
「!…デン、待たせたな。
退屈だったろ」
「ううん、アレ見てたからそんな退屈じゃなかった」
「何………ああ、ブラックオプスとスパム!スパム!スパム!(以下:スパム3)のフォースバトルか。
…見たところスパム3はほとんど傭兵で構成していたようだな」
「え?どうしてわかるの?」
「あそこはガンプラをそのまんまの外見と武器で使う事を信条としているからな…あんな他作品キャラのガンプラ使いがいる訳がない」
「へぇ…。
それにしても他のキャラクターの密度がすごいよね…オリジナリティのあるブラックオプスの人達が圧迫されてる感じがあったし…」
「オリジナリティ?、何言ってるんだ?
ブラックオプスもその手の他作品ネタフォースだろ」
「そうなの?」
初耳の情報に対し、デンはキョトンとした顔をする。
「ああ…確かCall of Duty: Black Opsシリーズのネタを取り扱うフォースだったハズだ」
「こーる…?って、エクハザールさんがやってるバンバンするやつ?」
「そう、バンバンするやつ」
「っ、成程。
ブラックオプスって、そういう事なんだね…」
勉強になった、という顔で彼女は何度か深く頷きながらカルと共に歩みを始めた。
……今日彼女らが二人で出歩く目的は、たまにはオーストラリアサーバーではない…また違う場所でまた違った事をしてみたい。という話が非常に大きくなった結果最終的に「現在GBN内にある全てのサーバーやディメンションの隅から隅までをぼちぼち回りつつ、ぼちぼちと全てのミッションをクリアする」と言った長旅の話になってしまったのだ。
という訳で2人は旅の開始地点としてこのベースエリアを選んだ訳である。
…スケールこそ古いファンタジー小説に勝るとも劣らないようなものだが、雰囲気自体はボチボチとあるように非常にゆったりと…あまり緊張感が感じられないものである。
「…そういえばさ、カル?」
「何だ?」
「あの、そのぉ…ちょっと言いづらいんだけど…その髪型で、いいのかなーって…カルは」
「その話か…。
前にも言ったろ?好きでやってるって」
「そうだけども…。
抵抗、とか無いの?女の子がモヒカンって…」
「寧ろ私は女がモヒカンなのはおかしいっていう常識に抵抗したいね」
「えっと、それは…。
――――ううん、カルの言う通りだね。僕が悪かった…忘れて、今の話」
「あぁ。
それでいい」
なんだか奥の深そうな話をしつつ彼女らは変わらず足を進めて旅の記録を随時更新し続けていた。
どうやらまずはこのベースエリアをくまなく回る算段のようだ…とは言っても基本的な場所なので特にこれと言った場所も見つけるような事も少ないだろう…しかし長い旅だ、途中で何か運命的な出会いをしないという事は先ずないとも言えよう。何せ既に二人はGBN内ではちょっとした有名人である、きっと運命は自分から寄り添い唐突に賽を投げてくるハズだ。
いや……もしかしたら何処か遠くでスタートピストルの銃声が響いていて、いつの日か彼女らの耳に囁くために空気から空気へと伝わっているのだろうか?
「――――――――――――――――MtoE?
変なの…難しいこと言ってる…」
「というかこっちからもいいか?
その…お前の中の“ヤツ”、別に存在は疑わない。が…やっぱりソイツ頭おかしい奴なんじゃないか?話を聞く限りそうとしか思えんぞ」
「うん…僕も否定できない…」
「可哀そうなヤツ、でいいのか…?」
「それは流石に酷いよ…」
「まあ兎も角…デンの中の奴もいるからこの旅は実質3人旅なのか」
「ううん、4人旅だよ。
二人いるからね…」
「もう一人いるのか…それは災難だなお前」
「そんなことないよ、もう一人は優しい…いや、MtoEも基本的に優しいけど……まともな人だから」
「成程…もう一人が抑えてくれるわけか」
…何やら失礼な会話をしながら、二人は町の片隅へと消えて行った。
ではここで一旦記録を停止することにしよう。
暫く歩くだけだろうから特に書き記すことは無い、何か先ほども言及したような出会いがあるまで逐一状況報告することもあるまい……流石に二人の一挙手一投足を細かく丁寧に書いていては、必要の無くなったハズの骨も折れそうだ。
とは言え、長く手を休める事も無いとは思われる。何せ彼女らの後をつける人物が居る…とは言え害がありそうと言えば正直そうでも無い程なよなよとした様子なので態々デンに伝えることも無いだろう。
さて、長話で休憩時間を失う前に――――――――――――――――。
このような調子で当分連載を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【軽いキャラクター解説】
・デン
本作の主人公その1。
当初はずっと聞こえる謎の声に怯えていたが、現在は声の主(ともう一人)とは共生関係を続けている。
字面だと分かり辛いがGBN内アバターだとかなり短いスカートを履いているため脚の露出が多い。(モビルドール時は長いズボンを履かされている)
・カル
本作の主人公その2。
寄せ集めの素材で作った鎧風のコスチュームにモヒカンと非常に世紀末な感じのELダイバー。
口は悪いが非常にドライな印象のある子。やたらとガンダム以外のサブカルチャーに詳しい。
・MtoE(読み方は「ミィ」、toは読まない)
本作の狂言回し。
デンの中に住み着く謎の人格…嘗て誰も知らない所でGBNを崩壊の危機に陥れたが誰も知らない所で解決された。
どうやら結構我の強く独特な性格らしい。
MtoEという名前はどうやら本名から来ているようだが…。
・BorV(読み方は「ビヴィ」、orは読まない)
同じくデンの中に住み着く人格。
何かと暴走しがちなMtoEのストッパー。