カレンさんとイチャつきたいおはなし。   作:鹿頭

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カレンさんとイチャイチャって無理あるやろお前って思った、そこの貴方はブラウザバックしてFate/hollow ataraxiaをやりましょう。
原作カレンさんとは大分違うからね、ここは。
アンリ?いねぇよ。


一話

 ───どっぷりと、陽が暮れている。

 

 暇を持て余すままに友人様の用事に付き合っ

ていたら、こんな時間になってしまった。

 

 幾ら暇だったとは言え、こんな時間までかかるとは思わなかったし、何よりお腹が空いた。

 

 かと言って、馬鹿正直に自宅で食べる様な、そんな気分じゃなかった。となれば必然、外食か弁当か何かを食べる事になるだろう。

 

 そんな訳で、本日の夕飯を品定めするためにブラブラと商店街を歩いていたのだった。

 

「………ん」

 

 ふと視界に留まった、中華風の厳しい看板。窓がない、と言う事を除けば、至って普通の外見の中華料理店だった。

 

「中華料理、ね」

 

 この店の前は何度も通っているが、入った事は無かった。

 

 と言っても、特段、何か理由がある訳ではなく。

 単に中華の気分の時にこの辺りを歩いて居ることが無かっただけなのだが。

 

 一度気分が傾いたら、もうそれが食べたくて仕方なくなる。

 

 それに加えて、何故だか今日この瞬間だけは、この店に入らねばならぬと謎の使命感の様なモノを覚えていた。

 

「そう、だな。ここにするか」

 

 吸い込まれて行く様に店の戸に手を掛けた。

 

 

「いらっしゃいアルー!」

 

 店に入ると、いかにも、と言わんばかりの口調と、無駄に可愛らしい声で出迎えられた。

 

「イマあいせきでオネガイアル」

 

「えっ、あっ…はい」

 

 店の中はそもそもの卓数が多く無いらしく、一人客が何人か来た時点で埋まってしまう様な店。

 その上何人か机に突っ伏して寝ているのだ。

 しかしあのちんちくりんな店主は気にする様子は無かった。

 正直な所、帰ると言う選択肢もあったのだが、気分は最早中華だ。

 

 仕方なく何処が一番穏当だろうか、と辺りを見渡すと、退屈そうに机に頬杖をついている女性と目が合った。

 

「…………」

 

 吸い込まれそうな金色の瞳に、美しい銀髪を持った、寡黙そうなひと。

 

 ……自分は、この人を見た事があった。

 

 こんな特徴的なひとを、忘れる訳が無い。

 ……名前は知らないけど。

 

 

「……他人の顔をジロジロ見て。何か用?」

 

 頬杖を付くのは続けながらも、微妙に気分を害した様な仕草。

 それもその筈だろう。見ず知らずの男に見詰められているのだ、無理も無い。

 

 だが、このままだと誤解されたまま、大変な事になるだろうから、ちゃんと釈明しなければ。

 

「あぁ…えっと。学校の先生、でしたよね。家族が世話になってます」

 

 とは言え、本当に世話になっているかどうかは知らないのだが。

 

「……ああ、そう言うコトですか」

 

 得心したらしい様子の彼女。

 

「口説いてるつもりなら、失格点すら烏滸がましい程度の酷さ。赤子からやり直す事を提案する所でした」

 

「────」

 

 勢いそのままに流れる様に紡がれた言葉に、開いた口が、塞がらなかった。

 

 確かに、目の前の男は自分を口説こうとしているのだろう。

 そう勘違いしても当然と思える容姿を彼女はしてはいるにはしている。

 

 してはいるのだが、それにしたって───

 

「アイ、お冷アル」

 

 文字通り、空気に水を差す様に店主は水の入ったコップを彼女の前の席に置いた。

 

「………はぁ、どうぞ」

 

 それを見た女は溜息を一つ漏らすと、投げやりに許可を下した。

 

「……失礼します」

 

 一言入れてからゆっくりと椅子に腰を下ろして。それから、さきほど沸いた感想を、批難する様にぶつける。

 

「で、本当に学校の先生?」

 

「先程、自分が言った事を直ぐに忘れる事ができるなんて。関心しました」

 

「…………」

 

 ───やっぱりこのヒト。とんでもなく口が悪いのではないだろうか。

 

 どこかの誰かさんの中にはあかいあくま、などとあだ名されてる人が居るが、この白いジャケットを羽織ったひとはそんなもんじゃない。

 

 学校の大人にこんな人が居ると考えると、気が遠くなるけど。

 

 生徒の前では取り繕っているのかもしれないだけで、この手の輩は存外に多いのかもしれない。

 

 とは言え、家族身内の類が通っているとわかっているのにこの口振りはいささかイカれている、としか思えないのだが。

 

 そんな感想を抱きつつ、壁に貼り付けられているメニューを流す様に見てから、恐る恐る口を開いた。

 

「あの先生、この店、良く来るならオススメとか聞きたいんだけど」

 

 初めて来たから、と付け足すと、彼女は「へぇ」と漏らす様に呟いてから、柔らかく微笑んだ。

 

「でしたら、麻婆豆腐を勧めます。私も頼んでいるモノですが…」

 

「じゃあ、お言葉に甘えまして」

 

 すみません、と声を上げて店主を呼ぶ。

 当然、勧められた通り麻婆豆腐を頼んだ。

 注文を聞き終えた店主は、「アイ、すこしまつアル 」と言って、再び厨房へ消えていった。

 

「所で……貴方。何の用かしら?」

 

 静かに一連の流れを眺めていたであろう女性は口を開いた。

 

「何のって……ご飯食べに来ただけ、ですけど」

 

「────そう」

 

 一瞬目を見開くと、興味を失ったかの様に頬杖をついた。

 すると───

 

「アイ、マーボードーフおまたせアルー!」

 

 ごとんごとん、とちっこい店主が机の上に並べた麻婆豆腐は、ラー油と唐辛子を地獄の窯で百年煮込んだ様な紅、赤、朱。

 むせかえるを通り越してダイレクトに脳に突き刺す様な刺激臭は、最早吐き気すら催すモノだった。

 

「………ナニ、コレ」

 

「貴方が頼んだ麻婆豆腐です」

 

「え、いや。それはそうなんですけど」

 

 戸惑う此方を尻目に、彼女は何処からともなく取り出した瓶の蓋を外し、血の池地獄に中身をぶち撒けた。

 

「なに、それ……?」

 

「花山椒です」

 

 さも当然の様に答えた彼女は、かしゃん、と側にあったレンゲを取るとゆっくりと食べ始めた。

 

「─────」

 

 意外と、辛くないの…だろうか。

 そんな事ないよと嗅覚と悲鳴を叫んでいるが、彼女の様子を見る限り、辛くない様な気がしてくる。

 事実、あの地獄に追い花山椒。

 それをゆっくりと咀嚼、嚥下しているのだから。

 

「冷めますよ」

 

 黙々と食べる手を動かしながら促され、意を決してレンゲを手に取る。

 

「いただきます────」

 

 瞬間、口内が核爆発した。

 

「〜〜〜〜〜!!!?」

 

 辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛いッッッッッッッ───!!!!!!!

 全身から血が噴き出す様な辛味は、脳を焼き切るんじゃ無いかと錯覚させ、胃腸は焼け爛れたかの様に悲鳴をあげる。

 

 汗は噴き出し、目は血走る。

 レンゲを持つ手は震えが止まらない。

 

「かっ……つっ…!!!」

 

「美味しいですか?」

 

 悶絶している間にいつの間にか食べ終えていた彼女は、静かに微笑みながら──否。

ニマニマと実に愉しそうに嗤っていた。

 

 やっぱりこの女、碌でも無いヤツだった。

 

 

 とは言え───美味いか、と言われれば、美味い……様、な…気が、気が…?

 

 尋常じゃない辛さに埋没した先に何かがある様な気がする。

 いや、舌を剣山で串刺しにされた様な今、何が何だか全くこれっぽっちも判らないけど。

 

「ふむ。手が止まっていますよ」

 

 しゃっ、と素早く新しいレンゲを手に取り、麻婆豆腐をこちらの口の中に無理矢理捩じ込む───!

 

「ングっ───!?!!!??」

 

「あーん」

 

 順序が逆だッ!!

 いや、そこじゃない。

 

 一見、側から見るとうら若き女性に手づから食べさせて貰っている状況は、一度は憧れる状況だろう。

 

 肝心のブツが地獄の窯をぶち撒けたヤツじゃなければ────!

 

 それにもう、頭がクラクラして───

 

「はい、あーん」

 

 イヤ、待って。

 

 もう、むり────

 

 

 

 

 

「────はッ」

 

 ────意識が浮上する。

 先ず視界に映ったのは、欠けた月と、瞬く星々だった。

 確か、さっきまで…何か、食べていた様な────?

 

「目、覚めました?」

 

「!」

 

 頭上から声が降りて来る。

 身体を起こし、その方を向くとそこに居たのは───ああ、思い出した。

 

 さっきまで、あの麻婆豆腐の地獄をコイツに食わされ続けていたんだ──!

 

「全く、あの程度で気を失うなんて。お陰で、ええ。苦労しました」

 

「は……?」

 

 何を言っているのか分からず、訝しんでいると。

 

「あの後、追い出されまして。それはそれは苦労をしてこの公園まで運んで───」

 

「別に、そこら辺に放ってくれても……」  

 

 良かった。別に困ることは無い。

 ああ、イヤ。警察に見つかると厄介ではあるが。

 

「そうしても良かったんですが。……最近は何かと物騒なので、仕方なく」

 

 ──それは、知らなかった。

 バツが悪くなったが。

 心の襟を正して改めて向き合う。

 

「……すみません。迷惑をかけました」

 

「ええ。この恩は必ず取り立てます」

 

「取り立て、ってまるで借金──あっ」

 

 そうだ、麻婆豆腐代を忘れている。

 

 いや、正直アレはもうゴメンだしぶっちゃけお金払いたく無いんだが───

 

「勝手ながら財布を漁らせて貰いましたので、私への恩はあっても借金は有りません。誠に遺憾ですが」

 

「アンタ本当の本当に先生なんだろうな……」

 

「今はプライベートです。そんな事も一々言わないと判らないのかしら」

 

 一々、棘のある言い方をしなければ気が済まない病気か何かなのだろうか、と頬が引き攣る。

 

「では、この辺で。……今日はもう決して寄り道はしない事。その道を真っ直ぐ進みなさい。大路に出られるから」

 

 彼女は指で方向を差し示してそう言うと、そことは反対方向に歩きはじめた。

 

「あ、あのっ」

 

 今まさに遠ざかろうとする、その背中に声をかけて引き留める。

 振り向きざま、金色の視線がこちらを睨め付ける様に向けられる。

 

「ああ、送らなくて結構です。送り狼になられても困りますので」

 

「そうですか。ああ、いや。それもそう、いやそうじゃなくて……」

 

「まだ、何か?」

 

「名前! ……教えて、貰えませんかね」

 

「……もしかして。私を口説いてるつもりですか?」

 

「違いますって…!」

 

 そういうつもりじゃ、無い、と思う。

 なんだかどうしても、訊かなきゃいけない様な気がして。

 思わず声をかけてしまった、と言った感じだ。

 自分でも、うまく言葉に出来ていない。

 

「あー…ただ、一応、世話になった人の名前位は、と思って」

 

 お粗末な言い訳に、手酷い感触を覚えていたが────

 

「───カレン。これで満足ですか?」

 

 告げられた名前を、きっとこの先忘れることは無いだろう。

 どうしてか、そんな確信めいたモノを抱いた。

 

「はい、カレン先生。今日はありがとうございました」

 

「プライベートだから、先生は余計。ま、別にどうとでも構いませんが」

 

 そういながら微笑む彼女は、まさに可憐で。

 

「さて、今度こそ。さようなら」

 

「さようなら」

 

 そして、遠ざかる彼女を見送ってから呟いた。

 

「さて、家に帰った時の言い訳でも考えるかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




Q時空は?

A世界と友人どっちも救うワガママな魔法少女がいるかもしれない。
魔術師達が第三魔法求めて聖杯戦争してるのかもしれない。
セイギノミカタを目指している奴が居るのかもしれない。
人理を救う事になる一般人がいるかもしれない。

ヤベー奴が理想のおうじさま探しているかもしれない。

そこまでふかく考えていないけど(関わらないのでオリ主くんは)平和。
でもカレンさんがカレン先生してるので、プリヤ寄りかもしれない。多分。正直まだ決まってない。

Qいやお前よ、イチャイチャったってシスターだしそもそも───

Aここのカレンさんには未来があるのでちゅ。
(客観的に見て)重い過去?悪魔祓い?
健康度に比例して迷惑度が上がる?
どの様な道を辿ろうと結末は一緒っぽい?
なんですかそれ。知らない設定でちゅね。

境界に紫陽花は咲かないし、ガラスも砕けないのでちゅ。

シスターにしても、カレーと結婚した先輩がいるのでセーフ。
今はクソみてぇな田舎で先生やってるかもしれないけど。

後はホロウでもやると良い。名作だから。

Q母親はどうなってん?あと育児放棄したクソみてぇな父親は?

Aあの言峰綺礼が聖女って形容する様な人が娘置いて自殺しないと思うんでけど(名推理)
そりゃあ、病弱だから先に逝ってしまう事はあるでしょうけど。
いろいろ後付けした菌糸類がわるいよー菌糸類がー

言峰はしそう(小並感)

Q一般人?
A はいなのです。別に一人暮らしもしてないのです。

Q冬木?
Aたぶん。めいびー。

Qアンリは?
Aホロウでもやってろでちゅ───
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