戦姫絶唱シンフォギアVSルパン三世 〜奏でろ!泥棒交響曲〜   作:ケングレンオー

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下手くそだけどどうか温かい目で見守ってください。

追記 インレさん誤字報告ありがとうございます!


OTONAと警部と装者と泥棒

駅から黄土色のトレンチコートと同じ色のソフト帽を被った男が出て来た。この男、銭形幸一。ご存知、銭形平次の子孫でありルパン逮捕を生き甲斐とする。ルパンが言うには最も苦手とする男だ。実は大学に在学していた頃ルパンの先輩でもあった。妻子持ちで孫もいる。

 

「こちらです!警部!」

 

「おお!風鳴さん!いやー、お待たせして申し訳ない。」

 

この男、風鳴弦十郎。SONGの司令であり、シンフォギア奏者にも引けを取らない男。過去に公安警察官だった。

 

 

 

2人は駅から移動しある博物館へとやって来た。ちなみに銭形がなぜ一緒にいるのかというと、この博物館に聖遺物が見つかった。その事実を知ったSONGは本部へと護送する計画を立てていたのだが、どこから漏れたかわからないがそれを聞きつけたルパンが奪取するという予告状が出たのだ。そこで弦十郎はルパン逮捕のプロフェッショナルである銭形に援護を要請したのである。

 

「奴はそれを盗んだとして何に使うつもりでしょうな。」

 

「何を考えているのか全くわかりませんが、それを使って悪用するというのならこっちも黙っていられませんよ。たとえ相手が世界を股にかける大泥棒だとしても。」

 

そうこうしているうちに2人は館内の会議室に到着した。扉を開けるとそこには、

 

「あー!いつもルパンと追いかけっこしてる警部さんデース!」

 

「切ちゃん、いきなり失礼だと思うよ。」 

 

「クリスちゃん!本物、本物だよ!有名人だよ!」

 

「あー、うん。そうだな...」

 

4人の少女がいた。

 

「こ、子供でありますか?」

 

「ですが、日本を世界を守る防人ですよ。」

 

銭形の問いに弦十郎は自慢げに答えた。

「は、はぁ...(防人なんて言葉さ○ま○しの歌か日本史でしか聞いたことないぞ)」

 

弦十郎は銭形の紹介を始めた。

 

「紹介しよう!彼が今回の護送任務を共に務めてもらうルパン三世専任捜査官ICPO所属の銭形警部殿だ!」

 

銭形はビシッ!と背筋を正し敬礼をして、

 

「今さっき紹介してもらった通り私はICPOの銭形と申します。どうぞよろしく!」

 

紹介を終えたあと任務の説明を始めた。

 

「まず、護送を開始する時刻は20:00から、そして私と諸君ら4人が乗った一台で運ぶことになっている。そして出発から本部に到着するのがだいたい1時間弱だ。気を抜いてはいかんぞ!奴はいつ現れるかわからない神出鬼没の男だ!さっきも言ったとおりこの1時間弱が勝負だ!気を抜いてはいかんぞ!以上が今回の任務の説明だ。何か質問がある奴は遠慮なく手を挙げてくれ!」

 

そこで月読調が質問をする。 

 

「はい。」

 

「よし!じゃあそこのツインテールの子」

 

「護送するのは私たちと警部だけなんですか?」

 

その質問に対して銭形は、

 

「ああ、我々5人での護送となっている。なぁに心配するな。これも作戦でな一台だけと思わせておいて後ろと前に距離は空けておくが覆面パトカーを配備している。そして奴が現れたところを挟み撃ちだ!」

 

答えた銭形は時計を見て、

 

「作戦開始まで残り30分くらいか。よーし、任務に対しての質問以外でも何か聞きたいことがあればなんでも聞いていいぞ!例えばワシのご先祖さまの話とか。」

 

それに対して暁切歌が質問した。

 

「じゃあ!いつも追いかけ続けているルパンについて聞きたいデース!」

 

「そ、そうだなぁルパンは知っての通りアルセーヌルパンの孫で、ワシが大学にいた頃の後輩でもあったんだ。そして、メディアでは大々的にルパンしか取り上げられないのだが今回はルパンを影で支えているその仲間達について説明しよう!まず最初に次元大介!こいつは早撃ち0.3秒の腕を持つクールなガンマンで義理堅い男。次に十三代目石川五ェ門

!」

 

そこに立花響が質問する。

 

「あ、あの!石川五右衛門ってあの石川五右衛門の十三代目ですか!?」

 

「そう!釜茹での刑に処されたあの石川五右衛門の13代目だ。奴は鉄をも斬るというその名のとおり斬鉄剣という刀を持っている。怒らせるとなんでも真っ二つにするから着物を着て仕込み杖のようなものを持っている奴を見かけたら警戒したほうがいいぞ!次に峰不二子!奴は女スパイか女盗賊かルパンですらわからない謎の女なのだがルパンとはガールフレンドという仲だ。ただし、こちらに情報を流すこともあったりルパンの敵になる事もある。以上がルパンの仲間達についてだ!さて、そろそろ時間もいい具合だし車に乗り込むぞ!」

 

そう言うと銭形は会議室を出て行った。

 

「師匠はどうするんですか?」

 

と響は弦十郎に聞く。

 

「俺か?俺は少しこっちに残る。さぁ、モタモタしている時間はないぞ!」

 

「わかりました!行って来ます!」

 

銭形の後に続いて次々と会議室を出ていく奏者たち。そして、車に乗り込み車は博物館を出発し護送任務が開始された。その時、弦十郎の携帯に一本の電話が入った。

 

「(警部?)もしもし...」

 

『おお!やっと繋がった!えっと、17:00の電車に乗ろうとしていたのですが人身事故が起きまして、そのー今どこにいらっしゃいますかね?』

 

「え?」

 

『え?』

 

その瞬間、奏者たちと出発した男の姿が脳裏に浮かぶ。

 

「まさか........っ!」

 

『あのー、おーい、もしもーし...聞こえてねぇのかな。もしもーし!』

 

    戦姫絶唱シンフォギアVSルパン三世

        奏でろ!泥棒交響曲

 

場所は変わり右手には海が見えて、左手には斜めにもたれかかるように作られた擁壁がある道路

 

「ルパンはいつ盗みに現れるか楽しみデスなぁ調。」

 

「うん、正直言うと私も楽しみ。」 

 

「あのなぁ、呑気にそんなこと言ってるけど盗まれて大目玉喰らうのはあたしらだからな?」

 

「まぁまぁ、クリスちゃん。相手はあのルパン三世だからワクワクするのも仕方ないよ。私たちも警戒とかしなきゃいけないけど警部さんもいるから大丈夫だと思うよ?ね、警部さん。」

 

「そうだな。だが近くにいるかもしれんぞ。例えば俺様とかな...」

 

「警部さん...?」

 

「え、屋根が開いて...」

 

「どうしたんデスか先輩?上を見上げ、て。」

 

屋根があったはずなのに星空がキラキラと輝いていた。

 

「ルパンは神出鬼没で変装の名人。変装するとなりゃ俺は本気でそいつになり切る。」

 

理解ができないのか響はポカンとしている。男は響の方を向いて、

 

「察しが悪いなぁ。んじゃ、これでどう?」

 

ベリッと男はマスクを剥いだ。男の顔を見た響は目を見開き、

 

「ルパン!?」

 

その声を聞いた後ろの3人は一斉に前を見た。

 

「「「ルパン!?」」」

 

「んふふふふ、そんなに俺様の名前呼んでくれちゃって嬉しいなぁ。それじゃ改めて紹介するよ。ン"ン"ッこんばんは可愛いいお嬢さんたち、俺ルパ〜ン三世。さて、ネタバラシも済んだしいきなりだけどお空の旅へ行ってらっしゃ〜い。ポチッとな。」 

 

ルパンはハンドル付近にあったボタンを押した。すると座席ごと奏者が空へと打ち上げられる。屋根を収納しながら車をUターンさせて全速力で走らせる。突然空から銃弾の雨が降って来るがそれを難なく避けるルパン。横の窓から空を見上げる。

 

「久しぶりに会えたけど覚えてなさそうだなぁクリスのやつ。それにあんな物騒なもん持っちゃって...天国のあいつらが知ったらひっくり返るんじゃねぇかなぁ。」

 

そんなことを言っているルパンの元に通信が入った

 

『ルパン、うまくいったか?』

 

「バッチリ!正直余裕だったな。銃弾の雨が降ろうが何が来ようがなんだって避けてや——ッ!」

 

ルパンの頭上を何か鋭いものが通り少し毛が散った。目の前を緑色の刃が飛んでいく。次の瞬間、屋根が飛んでいった。ルパンはあったはずの屋根を見上げる。

 

「うわー...」

 

『ど、どうした?』

 

「いやね、やっぱりあいつらとんでもない奴らなんだな。俺の頭上を緑色の刃が通って行ってさその結果、屋根がすっ飛んでいきやがった...」

 

『...厄介な奴等を敵に回しちまったなルパン。』

 

「いや、どの道こうなることも考えてたさ。盗んだこいつを使って作りたいものもあったし、俺たちは泥棒でたまたま盗んだのが聖遺物だったらこんなことにもなってたと思うし。それにあんなかわい子ちゃん達が身体のラインが綺麗に見える姿で追っかけて来てくれるのなら俺もうなんだって盗んじゃうもんね!んふふふ———『ルパンおしゃべりは後だ。とっつぁんのお出ましだぜ。』———おおう、やっぱり来たか。眩しいなぁピカピカとパトランプ光らせてるのがよ〜く見えるぜ。」

 

銭形はスピーカーを使い、

 

『ルパーン!観念しろ!絶対に逃がさんぞ!』

 

バリケードのように横に並べられたパトカーを見ても関係ないと言わんばかりに突き進んで行き、擁壁を走り出しバリケードを突破した。

 

「お、おのれぇルパンめぇ...追いかけるぞ!ワシに続け!」 

 

警官達はパトカーを走らせるのだが、ルパンのドライビングテクニックでどんどん引き離して行く。ただ一台だけを除いて。

 

「とっつぁんもしつこいなぁ、ずーっと追いかけて来るんだもん。追いかけっこにも飽きて来たしそろそろとっつぁんには退場してもらおうかな...」

 

そう言ってルパンはワルサーを取り出す。そしてパトカーのタイヤに向けて発砲した。

 

「うわ!うわわわ!ち、チクショー!覚えてろー!」

 

「あばよ〜とっつぁん!」

 

警官隊と装者達を切り抜けたルパン。だが安心するのも束の間だった。ヘリのプロペラ音が聞こえる。

 

「な、なんだ!?」

 

ヘリはルパンに向けて機銃を掃射した。

 

「ちょ!ちょちょ!たった1人に対して過剰戦力すぎるでしょうが!おーい次元ちゃん!ちょっと船で迎えに来てちょうだい!」

 

『飛び込むのか?風邪引いてもしらねぇぞ。』

 

ルパンはガードレールを突き破り聖遺物を片手に抱え車から脱出し海へと飛び降りた。

 

第一話   OTONAと警部と 

         装者と泥棒




「へーっくしゅ!あ”あ”...海なんかに飛び込まなきゃよかったなぁおかげで風邪引いちまったよ。さて、学校帰りでくたくた気味な調ちゃんと切歌ちゃん。そこにチャラチャラした狼がやってきた。ナンパしようとしたんだろうなぁ、だってこの2人美少女だもんね。その2人を助けたのはあの男だった。次回!『パパは凄腕ガンマン』また会おうぜ!」
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