戦姫絶唱シンフォギアVSルパン三世 〜奏でろ!泥棒交響曲〜 作:ケングレンオー
翌日
昨日視察に行った寺院にお供として調と切歌を連れて行くことにしたルパンと次元。
「さぁ!お前たち準備はできたか?」
「あ、危ないからやめたほうがいいんじゃないの?それに怪我なんてしたら...」
「本人たちが喜んでるなら別にいいんじゃねぇのか?」
「そうデスよマリア!ちょこっともう一回観て来るだけデス!」
「ま、何事も楽しむのが1番なのさ。行ってきまーす!」
「「行ってきまーす!」」
「...ほ、本当に大丈夫かしら。」
「何、俺たちがついてるんだ。怪我なんてさせねぇよ。」
第十一話 激走!
アジアハイウェイ47号線
「あの門の前から先が通して貰えなくて...」
フィアットから寺院を眺める4人。ルパンはジャケットの中から何かを取り出した。
「何デスかそれ?」
「これか?ちょっと2人ともよーく見てろ?」
そう言われて近づく調と切歌。ルパンの手に握られていたものは
「うわ!ご、ゴキブリ!」
「ハハハ!ビックリしたろ?コイツはなゴキブリ型の偵察用ドローンさ。目の部分がカメラで触覚は音を拾うことができる。もちろん飛ぶこともできるぞ。」
「じー...」
「さ、最低デース...」
「...早くそれ使って探れよ。」
「わかってるわかってる。そら、行ってこい!」
車の窓からドローンは飛んで行く。
「門を潜ったぞ。それでどこが1番厳重そうだったんだ?」
「えっと...ここ!ここデス!」
「(この扉は)...コイツだな?」
その扉には竜の絵が描かれていた。
「これは竜か...」
「なんというか開けちゃいけない感じがする...」
「調ちゃん正解。あの扉は物理的に開かれたりしたら世界に災いが降りかかるとか言われている扉でな、そこに財宝や保護する予定のヴィマナが眠っているらしい。」
次の瞬間ドローンからの映像が途切れた。
「何があった?」
「バレたな。銃口がこっちに完全に向いていた...このまま帰るとつけられてたりしたら面倒だから色々とまわり道してからホテルに帰るぞ。」
そうしてフィアットは走り出した。
3時間後
「ま、まだ帰らないんですか?」
「お腹すいたデス...」
「もうちょっとだけ我慢してくれ。あ!ヤバい!ガソリンが...尽きちゃった。」
「調、私たちどうなちゃうんデスかねぇ...」
「たぶん干からびて死んじゃうのかな...嫌だなぁそんな最期。」
「お、おい次元近くにガソスタある?」
「500メートル先だ。まず水でも飲ませようぜ。」
2人に水を飲ませた後急いでフィアットを押していった。幸いこの日は人の通りが少なかった。
「着いたぞ2人とも。先に車に入ってな。」
給油をしているとルパンの頭に拳銃が突きつけられた。
「ッ!...」
「黙って手を挙げろ。」
「..."手を上げ”たらいいんだな!」
男に裏拳を叩き込みすぐさま車に乗り込んでその場を離れた。
「あの野郎の手先か?」
「ああ...参ったなぁこれからどんどん帰るのが遅くなりそう...うん?」
「...ヘリか?」
「いやーな予感...」
その予感は的中しロケット弾が放たれた。
「飛ばすぞ2人とも!」
「と、飛ばすって...!」
突然さっきまでのスピードと比較にならないレベルで走り出した。途中跳ねたりするフィアットの後部座席で2人は頭を屋根にぶつけることもあった。ガトリングの弾が後ろの窓やサイドミラーなど他の外装も傷つけていく。
「ヒェ!」
「あ、当たった!当たったデスよ!」
「面白くなって来やがった!」
「「面白くなーい!!うわぁ!!」」
ロケット弾が付近に直撃しコロコロと横に転がった。
一方その頃ホテルでは
「大丈夫かしら大丈夫かしら大丈夫かしら......3時間以上は経ってるし2人に何かあったんじゃ...」
マリアは出口とロビーを行ったり来たりしていた。
「マリアさん何回往復してるんだろう。」
「10回から数えてない。まぁ親代わりみたいなモンだから心配なんだろうよ。それであの侍コンビはなに話してるだ?」
机を挟んで向かい合って座っている五ェ門と翼。
「何だっけあのカッコン!って鳴るあれ。あの音が聞こえてくるんだけどここインドなのに...」
「ししおどしか?まぁわかるちゃあわかる。」
「五ェ門さんは悟りを得ようとしているのですか?」
「拙者はそのために何度も旅に出たことがある。と言ってもまだまだ拙者は未熟者。未だに悟りを得ることが出来てはおらんのだ。」
場所は戻って4人たち。なんとか立て直し再び猛スピードで逃げる。途中民家を突っ切ることもあった。エンジン部分を狙って側面から発砲したがビクともしない。
「やっぱり駄目か俺のコンバットマグナムも効かねぇ...おいなんかあるんだろ?」
「あるにはある。」
「なら早くよこせ。」
「2人とも足元にケースがあるから中に入ってるのを組み立てて次元に渡してやってくれ。組み立て方はケースの蓋の裏側に書いてる簡単だから安心しな。」
ケースには簡単に分解された対物ライフルが入っていた。
「組み立てることとかやったことないけど...えっと、これをくっつけて...」
「調!これもそこにくっつけるデスよ!」
「...できた!」
「ありがとよ。...物づくりが苦手な人でも簡単に短時間で組み立てられる対物ライフルなんてよく作ったな。大丈夫なのかこれ。」
「大丈夫大丈夫。さぁ!かっこいいとこ見せちゃって!」
「へへ、任しとけ。」
屋根からヘリのエンジン部分に狙いを定める。
「(喰らいやがれ!)ッ!」
直撃し爆発するヘリ。
「ハハハ!やったー!!」
「ザマァみやがれ!よくやったなー次元さすが俺の相棒!」
帰ってきた時にはもう景色は真っ暗だった。1時間おきに確認していた駐車場でマリアはボロボロのフィアットを見つけた。
「調!切歌!よかった...ちゃんと帰ってきた...」
「く、苦しいデスよマリア!」
「感動の再会...だな。」
「ああ、でも後が怖いからさっさと中入ろうぜ。」
視線がこっちに向いてないことを確認して静かにホテルに向かおうとした2人だったがマリアに呼び止められてしまう。
「ちょっと...」
「「はい、なんでしょうマリア様...」」
「後で聞きたいことがあるから私の部屋に来て?」
「うわぁニコニコしてる。あれ怒ってない?」
「完全に怒ってるな。怖いから俺寝————「貴方もよ。」はい...」
「俺たちを抹殺するために送られてきた刺客たちが現れた!それを迎え撃つもアルカノイズも出てきてさぁ大変!一方不二子は未来ちゃんとの交流を深めていた。そんでもってアティクシュ...アイザック...うーんどっちで呼べばいいかややこしいなぁ。めんどくせぇ設定つけやがって...アイツは竜の絵が描かれた開かずの扉を開けようとしていた。次回!『動き出した巨悪』また会おうぜ!」