MRS(Mercenary Ruling System)
日本名は傭兵統括機構。世界最大の傭兵集団でありその規模はただの組合の枠を越え、一企業として扱われる。株式企業であり筆頭株主はペイロード。その名の通り傭兵の管理を行っている。
本社は北アメリカ南西部、旧シリコンバレーのあった場所に構えている。ここは急激な砂漠化が進行したためにペイロードが見放した土地で、ここの開拓をMRSは行った。その甲斐あって現在はペイロード本社周辺サテライトに匹敵する規模の大都市となった。
世界各地に支社を持っており依頼の斡旋をはじめとした各種傭兵支援事業を行なっている。
代表者はロイマン・フライネス。底の読めない飄々とした男で、私生活は完全に謎に包まれている。だがその政治的手腕は本物で、傭兵支援機関という形を取らず傭兵を統合した軍事企業として統治を始めれば一瞬のうちに北アメリカの利権を取りきることすら可能と噂されるほど。MRSに類する傭兵支援の企業は第三次世界大戦以降無数に現れたがそのどれもが創業してすぐに同業者争いや資金不足、傭兵の離反によって消えていることからも彼の優秀さが窺えるだろう。
しかし、どれだけ代表が優秀でもこの企業は株式で運営されている。ペイロードが資金の八割を担当している以上ペイロードの傀儡なのだ。
アルバヒスサイエンスグループ(通称アルバヒスSG)
アラビア半島周辺の広範囲を統治する特殊研究機関。現在世界で最高の技術力、知識量を持つとまで言われる。だがラップランドに匹敵するほどの閉鎖体質故に市場に情報が流れることはほとんどなく、何もかもが噂話の域を出ない。
本社は旧エジプト中心域。砂嵐に隠された旧市街の中心にひっそりと聳え立つ大型研究施設。そこではギレント粒子に始まる他分野にわたる技術的探求が日夜を問わずに行われている。
統治企業、という体を取ってはいるがその構成員全てが研究にしか興味がないため実質的な支配は行われておらず、この周辺地域の治安は世界でもトップクラスに悪いと言われる。だが流石に資源がなくなるのは困るらしく他企業が侵入してきた際には武装化した都市による高火力迎撃が行われる。さらにかつての地球規模の砂漠化によってアラビア周辺は砂嵐に常に覆われており、目視は言わずもがなレーダー系統もまともに機能せず衛星も使い物にならなくなるという侵略者にとって最悪な立地にある。
代表者は不明。兵器開発は行っているようだがウトガルドに関しては全くの未知数。デザートデサントと繋がりがあると言う噂があるのでおそらく作られているだろうというのが国際世論。
隠された技術力が解き放たれれば一気に世界第四の主力企業となるだろうと噂されている。
アセナアナドール
アナトリア半島を中心とした中堅企業で勢力域は狭い。本社は城塞都市アナドール(旧アンカラ)。この地の武装勢力を土壌として成立した企業だが元の武装勢力が大規模だったために成立後も企業として他企業に潰されることなく生き残っている。現行の企業支配体制に対して疑問を抱いており、第三次世界大戦以前の国家支配による平穏の復興という崇高な目的を掲げているが企業としての規模も小さく大々的な行動には至れていない。最初の目標はペイロード。世界で最も影響力のある企業な上に多数の企業からのヘイトを買っているために色々な企業からの賛同を得やすいのだろう。それがなされるまでは真の目的は秘して他の企業に擦り寄っている。
代表者はケマル。この名前は偽名でありかつてのトルコの父の名でもある。革命のために武装勢力を立ち上げ、民草を率いた時に改名した。元の名前は今や知る人はいない。
ペイロードグループを除いたほとんど全ての企業とつながりを持っており他種企業の技術を高速で吸収し、さらに武装勢力時代からいる天才技術者の手腕によって最強クラスの機体の設計がなされているという。
肝心のペイロードは恐るるに足らず、とたかを括っている。