傭兵の戦場   作:舌百

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企業解説 Europe cartel-cyndicate(Ecc)

ブリリアンス

 

 

新興のウトガルド専門企業。代表の手腕により開業からわずか一年足らずで世界の主力ウトガルド企業まで名をあげた異例と言わざるを得ない企業。

流線型が多い機体はEN関連に対して高い耐性を持つ。量産性だけならばペイロードに劣るが、ワンオフ機の製造に関してはより先進的。

ウトガルドの登場により没落したハイテク系企業のヴァイスデヴォールを母体としたことや、ラップランドによる手厚い技術、資金援助を受けたことによりレーザー兵器やFCS、その他ソフトウェア関連に対して専門性を発揮している。

代表者はキャロル・アーティア。かつてマンハッタンにあった老舗アパレルブランドのデザインリーダー兼CEOだった人物。しかし、ペイロードの経営戦略により会社が接収されたことで路頭に迷うことになった。

そこから数週間後にかつての同僚や同業者を持ち前のカリスマを以ってまとめ上げ、旧フランス、パリへと移り、そこでブリリアンスを立ち上げた。

立ち上げ当初は大した規模ではなかったがキャロル・アーティアが当時フランスの統一企業であったものの最早支配力を失ったヴァイスデヴォールに目をつけ、その弁舌をもってブリリアンスに統合することに成功した。

そこからというものの企業は加速度的に巨大化していき現在に至るようになった。

本社はエッフェル塔を囲うように建てられている連立式高層ビル。デザイン性や景観を重視したために要塞機能は一切ついていない。

現在は実質的なヨーロッパの支配者、代表としての地位を得たが三大企業のほか2つと比べるといまいち発言力にかける印象を受ける。

その代わりに全くの新しいウトガルドの形を提唱したことによって新規流入してきた顧客の大半を抱えているという明確なアドバンテージを得ることに成功している。

さらに専属的な傭兵や私兵の数(ウトガルドのみ)だけならば世界で最も多い企業になった。

と、このようにウトガルド技術全般ではほか企業よりも一歩先を進んでいる印象を受けるが、企業としての政治力が著しく弱いという欠点を抱えている。

後継者が決まっていないこと、軍事企業という名の統治企業のステージでは経験という面ではるかに離されていること、新興ゆえのパイプの少なさなどいつ瓦解するかわからない不安定な状態に置かれている。

急成長した代償は大きい。

 

 

 

ローゼンヴェルナー

 

 

旧ドイツの軍事企業であるクルップメタルの後釜として作られた新興企業。職人的な精巧さで作られる重厚な機体は値段こそ高いもののどんな戦局にでも適応可能。

ブリリアンスとは対等な関係を築いており、ブリリアンスからはEN技術やFCS関連技術を、ローゼンヴェルナーからは新装甲技術やブースター関連技術をお互いに共有しあっている。

一応はEccのメンバーであるものの世界各地の独立企業や美國とも技術的な協力関係にある。この手広さこそローゼンヴェルナーの強みとも言えるかもしれない。

また、新興といえどもクルップメタルと内部機構がほぼ変わらないために世界中の資産家たちからの信頼も厚く、企業規模以上の投資を受けている。

このことから世界の主力企業の四企業目の候補とも言われる。

 

 

 

 

ラップランド

 

 

北欧を拠点とする老舗電算機器メーカー。2300年代の初頭から創業しており、かれこれ100年近く生き残っている。

史上最初のギレント粒子の発見者、そしてウトガルドの創始者でもある。

閉鎖的な企業体制によって本社の所在地から製造ライン、どの程度の戦力を保持しているのかまですべてが不明。

この企業製の市場に出回っている機体一式は最初に作った『スルト』のみで、そこからしか企業内部は伺えない。

この企業はFCS系のソフトウェアやエンジン系に高い専門性を発揮し、小型、高性能なものが多い。

さらにギレント粒子系の特殊兵装の開発も行なっており、MRSの上位ランカーに試験兵装としてよく貸与されている。

Eccの一員ではあるがその立ち居振る舞いは独立企業的な感が強い。

 

 

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