傭兵の戦場   作:舌百

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企業解説 美國重工 その他東アジア経済圏企業

美國重工

 

 

第三次世界大戦以前より存在する大企業。元は国営の軍事企業であったが代表が国家へ反旗を翻したことで独立した企業となった。またそれによって日本の国家解体は完了した。

本社は紀伊山脈を覆うようにして作られた要塞の中心部にある。要塞はとてつもない強度に加え、20m口径の防衛砲をはじめとした無数の大口径防衛火器に守られている。それゆえに、どんな兵器であろうとも破壊するに足り得ない、とまで言われる。

ウトガルド開発に関しては他の大企業からは二歩ほど遅れをとっているが特殊な装甲技術からなる重装機は世界でも類を見ないため、そこの一点で三大企業の地位を守っている。

一般兵器の生産も盛んに行なっており、攻撃性能や耐久性だけ見ればウトガルドに匹敵するものも少なくなく安価高性能を心情とした通常兵器は武装組織の戦力や独立都市の防衛要員としてウトガルドが主流になった今でもニーズが高い。本社にはウトガルドを撃破しうる特殊な通常兵器部隊も存在する。

東アジアの支配権はこの企業が全て掌握しており、経済圏としての規模だけならば世界最大になる。

代表は美國隆久。天才的な手腕を持って前代で一気に低迷した美國を復興させた人物。典型的な大艦巨砲主義信者であり、その思想は今代の美國の製品に如実に表れている。

 

 

 

 

龍景

 

第三次世界大戦で敗れた中国の主力軍事企業でもあった中国本土南東部を中心とする企業。

各地の国家解体が起こり始めた直後に国家解体を終了させ、一時期は中国周辺から東南アジアにかけて覇権を握っていた。しかし、美國重工が大規模な侵略作戦を敢行した際に一瞬のうちに飲み込まれた。

今では美國重工のための資材発掘や各種パーツ生産を主軸に行なっている。

ウトガルド技術などはかなり貧弱で、総合的な技術力で見ても第三次世界大戦直後ほどしかない斜陽企業と化している。

独自生産のウトガルドパーツは量産型ウトガルド最初期に試験的に製造した「海燕一号」のみ。

性能的にはPigeonの劣化版と言ったところで、量産性だけはそこそこではあったがそれ以上に各種パーツの雑さが目立ったために量産に漕ぎ着けることはできなかった。

 

 

 

 

ブルネイ独立統治政府

 

東南アジア一帯を占領する美國の完全下請け企業。政府という名であるのは国家解体足り得る企業がこの地になかったために国家解体ができなかったためである。

無主の地となったことで内紛や混迷が絶えず、迂闊に侵略できなかった美國が活動のための楔としてすでに支配力を失ったブルネイの政府へと接近し、各種援助を行なって独立を支援した。名義上独立してはいるが、その実態は美國の完全なる傀儡であり各種資源の採掘基地にしかなっていない。

また、統治のための政府として出来上がったはいいものの、上層部の腐敗や諸々の理由によって統治力が消滅し、美國の管轄下以外では内戦が絶えない。

ウトガルドはおろか各種兵器の製造技術が貧弱でまともな製造工場は存在しない。

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