それを聞いてすぐに声がした方を振り向いてみるとそこには中性的な人物がそこにいた。一見にするとそんな力があるのかと思うが兄貴から教えてもらった方法で見てみるとその力は神様に匹敵するぐらいの力があると見たのですぐにその人物に頭を土下座をしてお願いをした。
するとそうかならばその覚悟を見せるがいいと言われた瞬間に急に真っ白な光が己を包み、周りが見えなくなったと思っていたら光が弱くなり辺りが見えるようになって見ていたらそこには見たこともない美人が隣にいて何が起きたのかと思っているとその美人から声をかけられた。
「亮、これから末永くお願いします。亮も何か言ってほしいけど・・・どうしたのだ」
「いやいや、お主は何者だ。それに己はすでに詩乃と言う妻がいるのだ」
そう言うとその女性は忘れてしまったのかと言い説明をしてくれた。その女性は久遠と言い詩乃はもう数年前に亡くなってしまった。それから己は落ち込んで生きた屍みたいになっていたがそこに久遠が拾ってから付き合いだして最初は家臣、そして友人最後に恋をしてこうして結婚をしたのではないかと言ってきたが
可笑しい、これは夢なのかそれとも現実なのか。そう思い己の腕を軽く切ってみたが痛みが出て来ており少なからず夢ではないと考えた、ならばと思って話しているとほかにも仲良くなり己と一緒に付き合いたいと言う女性たちも集まって己と久遠と言う女性を祝っていたが己は必死にこの状況を整理していた。
すると久遠と名乗っている女性が何を考えておると言われて己はまだ状況が整理できていなくてと言うとまたいつもの癖かと言われて笑っていた。
これを見て少なくてもこの女性が己と付き合っていたことは嘘にも見えなかった。己の癖をしている、話も分かっていると思いならばと思っていたがここで
「すまない、久遠殿。少し席を離れる」
そう言うとすぐに外に出てここは創られた空間であるがどこか出る場所はないかと探していると何か空間に切れ目がある場所を見つけたのでそこに向かって走ろうとしたら後ろから己の手を掴んできた誰かがいたので振り返ってみると
「亮、それ以上行くな。それ以上行くと戻れなくなってしまうぞ、もう詩乃は死んだんだ。お前まで死ななくても良いだろう。頼む、我をおいて行かないでくれ」
そう言いながら久遠と言う女性は泣いていた、何が正しい、何が間違いなどわからないが己はあそこに行かなければならないと思い久遠と言う女性に対してすまないと言い走って行こうとしたらほかの女性たちも止めに来たのでどかないと無理やり通るまでと言いながら武器を取り出して構えてた。
でも相手はこちらのことを知っているがこちらは何者かわからないからどうすればと思っているとその中に知り合いがいた。それは尾張の国で助け出した中学生ぐらいの少女の成長した姿だろう人が二人に・・・桐擧さんもいた。
するとここは詩乃を助けられなかった未来かもしれないと思っていたが今は違う、詩のを救う方法があるかもしれないと思い申し訳なさそうにしながら
「すまない、久遠に名前が思い出せない彼女たちよ。でも今の己には詩乃を助ける方法があるのだ。まことに申し訳ないけど通るよ、相手が誰でも」
そう覚悟を言ってから己はこの数では勝負は一瞬だと思い次の瞬間には動き出して空間の切れ目に向かって焔の一閃を繰り出してそのまま空間の切れ目に向かって走り後ろから止まってくれと言う声をすべて無視をしてそのまま入り込んだ。
すると再び光のあまりに目を閉じていると元の場所に戻ってきて一体、何が起きたのだと思っていると先ほどの中性的な人物から
「素晴らしい、これほどに一人の女性を愛することができるとは・・・何という覚悟、愛だ。ならば朕も覚悟を決めて其方を助けることにしよう。先ほどのお主の行動に想いは千両など比べ物にならないほどだ」
そう言われたのでこれで助かるのかと思っているとその人物がその女子はどこにいるのだと言われたのでその場所に案内をしたのである。
家の中で苦しんでいる詩乃ちゃんの場所に案内をするとすぐにその人物は儀式なのか何かを唱え始めたと思うとそこから光が出て来てなにかのお家流なのかと思いながら見ているとその光が詩乃ちゃんを包み込んでいった。
光が無くなることには苦しそうな表情が消えて元気になったようにも思えたので己はすぐに詩乃ちゃんの様子を見ていると詩乃ちゃんが目を覚まして
「亮さん、不思議です。奇跡が起きたみたいに今まで痛いところが無くなりました・・・神様が救ってくれたのでしょうか」
そう言ってきたのでそうだなとうれし涙を流して詩乃ちゃんを見ていた。すると詩乃ちゃんは少し疲れましたので眠りますねと言ってそのまま眠りについた。
それを確認して己はすぐに助けてくれた恩人に対して頭を地面につけながら感謝の言葉を言うのだった。
「まだ名前も知らない恩人殿、この度は妻を救っていただきありがとうございます。なんとお礼を申し上げたら良いかわかりません」
己は本心からそう言ったら向こうが笑顔にしながら
「良いのじゃ、こちらは千両など比べ物にならないぐらいの良いものを見せてもらった。ほかの美人たちなど気をかけずにただ妻になった女性のみを心配していたその心が奇跡を呼び寄せたのじゃ。朕はその軌跡に導かれただけだ」
そう言ってお礼はもう貰っているから要らないと言ってきたがこれではさすがに悪いと思い本当にお礼をすることなどありませんかと聞くと
「ならばもし朕が困っている時があれば助けに来てくれると言うのはどうだ。お主の力は朕も買っている。それに朕は・・・いずれはこの国の主となるのだ。お主みたいな家臣は欲しい」
待ってください、それはどんな意味でしょうかと聞くとこの人物は吉野と今は名乗っているがその前はなんと後醍醐天皇であり南朝時代の天皇ではないですかと思いで更に頭を下げながら失礼を働きましたと言い頭を下げた。
「よすがいい、今は天皇でもないただの人物だが・・・もし天皇になる時が来たらその時は味方になってほしい、お願いできるか」
「それはもちろんでございます、この恩義は命を懸けて返させていただきます。兄貴からの教えでもらった恩は命を懸けてでも返す、それが漢です」
そう決意を伝えると吉野はそうかと言いならば少しこの家で休んでも良いかと聞かれたので己はどうぞごゆっくりと伝えて休ませたのである。
それからは吉野さんがこれまで起きたことを話してくれた。北朝に負けた後、日本各地を回りながらいろんな力を身に着けて天皇にふさわしいと呼ばれるためにずっと努力をしてきたらしい。
己はそれを聞きながらなんて努力家なのだろうかと思っていた、つまりは軽く百年以上はずっと修行をしてきたらしい、ちなみに最初のころに神になる修行をして一応、下級神であるがなることに成功してから北は陸奥の国、南は薩摩の国まで歩き日ノ本を見てきた。
あれ、江戸時代よりも先に日本を一周したのではないかと思った。それで見てわかったことはいつまでもこの国は争いが無くならないと思い、行動を起こしたらしい。それでかつて京の都を恐怖のどん底に陥れていた、あの酒吞童子を討伐したらしい。
もしそれが本当ならば滅茶苦茶に強くないですか、もうそこまで行くと兄貴ぐらいではないと勝負にならないのではないかと思うぐらいだ。
そうして倒した酒吞童子から言われたらしい、ただ俺たちはここに住んでいるだけだ。それを良しとせずに殺しに来る方が鬼だとと言い残し死んだらしい。
その時は吉野さんも深い意味を知らなくて何を言っているだと思っていたがそれ以降人間か鬼に対しての虐殺が始まりそれを目の前に見た吉野さんは果たして自分がしたことは正しいことだったのか。これが望んでいた未来なのかと疑問に抱きそこから出来る限り人を襲わない鬼たちを人の目につかない場所に誘導したりしていた。
それでも人の欲望は尽きるところを知らない、鬼たちの住処をどんどん奪いに来る人間を見てついに決心をしたらしい鬼それに物の怪たちが共に人間と暮らせる国を共に手に取り助け合うことができる国を建国するために再び天皇につくことを決めたと説明した。
すみません、漢として素直に言いますけどかっこよすぎではないですか。マジでどこの主人公なのですか。もしそんな国があったら面白い、それに恩人であるこの人の夢を叶えさせたいと思いで
「よろしければその夢の手伝いをさせてもらっても良いでしょうか。僅かな力かもしれませんがいないよりはましです。どうか己もその夢の手伝いをさせてください」
それを聞いた吉野は是非ともお願いをすると言って喜んで受け入れてくれた。でも吉野はこちらに味方するということは多くの敵がいる、下手にすればほかの神々も参戦してくるかもしれないが覚悟は良いかと聞かれたがそんなことは承知、けれど恩義を返さないのは漢の恥、兄貴の舎弟としての恥、たとえ相手が最高神と呼ばれている八咫烏だろうとも戦ってやりますよ。
そう伝えるとそうかと言って真面目な話はここまでにしてまた気軽な話をしようではないかと言われたので己は詩乃ちゃんの様子を見ながらそうして話してそれが詩乃ちゃんが目を覚ますまで続いた。
詩乃ちゃんが目を覚ます時には間もなく夜が明けそうになっていた。吉野がそれを見て元気そうで何よりだと言って喜んでくれた。詩乃ちゃんもすぐに吉野にお礼をしたが
「詩乃殿、お礼を言うのであれば夫に言うが良い。夫はお主のことを心から愛していた、その想いに寄せられて朕が来ただけだ。でも・・・そうだな、どうしてもお礼をしたいと言うのであれば夫と末永く幸せになってほしい」
それを聞いた詩乃ちゃんは真っ赤にしながらわかりましたと言って頭を下げてた、そして吉野はまた旅に出ようと言って歩き出した。別れる前に聞きたいことがあったので聞いてみた。
「どうして己を助けたのですが理由がありましたら教えてください」
「簡単なことじゃ、朕も昔は最愛な女性が二人ほどいてな、それに負けないぐらいの熱意を感じたからと言うべきかな。それにお主は朕と同じで多くの女性と付き合うことが嫌いな人物だったから、もし多くの女性に好かれて関係を持っているならば助けるどころかむしろ陥れていることだ」
それは怖いな、でもその考えは嫌いではありませんよと伝えるとやはりお主とは気が合うなと言ってから笑顔にしてまた旅に出た。またいつか会おうと言ってその場から立ち去ったのだった。
ならば己はあの人を天皇にするために行動をしないといけないなと思いながら詩乃ちゃんとこうしてまた元の生活に戻れたことをうれしく思いながら朝を迎えた。
その後、詩乃ちゃんに事情を説明をした、あの人が南北朝時代の後醍醐天皇であり、天皇にまたなりたい動機とその人生を伝えるとそれは本当に信じられませんねと言いながらもでもこうして私が生きているのが何よりの証拠ですからと言って信じてくれた。
すると詩乃ちゃんは難しい顔をしながら己に話をしたのである。
「そうなりますと吉野さんの現状における最大の敵は足利政権になりますね、この足利家が後醍醐天皇を敗北に追い込んだと言っても過言ではありませんから・・・ならば亮さんならばどうしますか」
もちろん俺の答えは決まっている、近いうちに道三のおじさんに足利政権を倒すように進言をする。もうほとんどの畿内は掌握している以上足利政権を味方にしておく価値はないと言い勢力図から・・・いや、最悪の時には消えてもらうことも考えておかないとなと思いながら詩乃ちゃんと朝食を取りながら話し合いをするのだった。